武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。
二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。
帝国は武力を求めていたのだ。
フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前
逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。
帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。
「ここから逃げて、田舎に籠るか」
給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。
帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。
鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。
「私も連れて行ってください、お兄様」
「いやだ」
止めるフェアに、強引なマトビア。
なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 21:00:00
144374文字
会話率:44%
八百万の神々に踊りを奉納する、水と緑と花々の豊かな南国、ダイキリア。
踊り部の里で「水の巫女姫」を目指して修業する少女リーリエは、偶然出会った第一皇子の気まぐれで、里から攫われてしまう。
王都で出会ったのは、見目麗しい銀髪の第二皇子。一目で
皇子にひかれるリーリエ。
しかし水の神殿の主である第二皇子には、国の存亡にかかわる大きな秘密があった。
リーリエは「水の巫女姫」の称号をえて「龍王の舞踏」を踊ることが出来るのか。
バリ島のような、華やかで異国情緒溢れる舞台を書きたくて始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 11:00:00
6820文字
会話率:18%
まだ若き皇帝のエスレスには二人の皇子がいた。亡き先帝の皇子たちは気弱とオレ様の二人。皇子たちがある日5歳のころから婚約を交わしていた二人の公爵家令嬢に婚約破棄した。さてこのバカ皇子たちに現皇帝エスレスは?
最終更新:2022-03-17 22:00:00
7197文字
会話率:33%
同じ日に生まれた三人が数奇な運命により複雑に絡み合う、時代劇ファンタジー。
主人公の女の子は四百年の歴史を持つ大帝国〔武賢〕の国の皇女として生まれた。家族に愛され民達に尊敬されながら何不自由なく育った。しかしある時に二人の皇子に出会ったこ
とにより皇女の運命は動き始める。
ある日皇女は市場にお忍びで出かけたときに、浜辺で倒れている男の子を見つける。隠れ家に連れていき必死に看病をするとやがて男の子は目覚める。男の子はお礼に自分の国を案内すると言うが、なんと男の子の正体は領地を広げ続ける〔豪〕の国の皇太子殿下だった。
そうとは知らず次第に惹かれあっていく二人
だが、三年たったある時〔豪〕の国で行われていた宴の席で幼馴染の{焔〕の国の第九王子と久しぶりの再会を果たす。喜びもつかの間。再会した第九王子は以前とはまるで違い、人を寄せ付けない冷酷非道になっていたのだ。あまりの変わりように驚く皇女。
さらには第九王子は〔豪〕の国と〔武賢〕の国に戦を仕掛けると発言した上に皇女をいただくと宣言したのだった。
宴に参加していた〔武賢〕の皇帝は大事な娘を戦を仕掛ける所には嫁がせないと言う。それにより皇女の正体が〔豪〕の皇太子にバレたが二人の仲を公認していた両皇帝により晴れて婚姻を結ぶこととなる。
それを見ていた第九王子は去り際に「必ず奪うから待っていろ。私は”光の巫女”も手に入れる」と残した。
そして月日は流れ、〔豪〕の国に嫁ぐのが明日となったときに突然届いた知らせ。
それは全ての国を巻き込んだ長い戦の始まりだった。国を守るため戦場に赴く愛する人
そこからの皇女の運命は大きく動いた
第九王子は嫉妬に狂い悪魔の契約を交わす。
そして陰謀により皇女の家族を惨殺、国を滅ぼし領地を奪った。
次の標的は〔豪〕の国
これ以上大切な人を、罪のない人々を悲しませぬようにと皇女は愛刀を手に戦場へと駆けるのだった。”光”と”闇”が刃を交わす
そして皇女の本当の正体とは…?
後に皇女は、稀代の賢后としてその名を後世に残す折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 22:26:53
2884文字
会話率:76%
母の敵討ちの為宮中入りを試みる美桜。母を亡くした後に目覚めたある能力を備え、男装し武官として潜入するも、なんだか騒がしい事態が次々に起こり。刺客のもとで育てられた美桜は武術を極めるのか、後宮に入れられるのか。そこで出会う二人の皇子も振り回さ
れるかもしれない。墨黒の美しい髪を一つに結った師匠の下、美桜の運命が動き出す。
和風のファンタジーです。歴史には全く忠実な内容ではございませんのです。
異世界転移転生なし。現地の人々オンリーです。
美桜(みおう)・・・母を皇帝に殺され敵を討つことだけを考え宮中に潜入を試みる。
夕貴(ゆうき)・・・武官 宮廷付の小さな道場を任されている。
紫葉(しよう)・・・皇太子
松前皇太子妃・・・紫葉の正室
扇(おうぎ)・・・道場の先輩
麗麗(れいれい)・・・側室をめざしている踊子
木根師範(きねしはん)・・・麗麗の舞の師
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-02 17:04:31
57806文字
会話率:59%
皇帝の末っ子であり一番皇位継承権が低いヴィヴァーチェ・ヴィデハは兄であり第二皇子であるラスボ・ヴィデハによって起こされた皇位継承を巡る争いに巻き込まれヴィヴァーチェはラスボによる宮殿襲撃により消息が断ち、ラスボや第一皇子の喧伝によりヴィヴ
ァーチェは死んだことにされ両者の皇位継承の正当化を図るためにヴィヴァーチェの名が使われることになった。
しかし二人の皇子や世間がヴィヴァーチェの死を確信しているとき、13歳の少年ヴィヴァーチェは雌伏の時を過ごし絶好の機会を待っていた・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-30 22:12:47
254文字
会話率:0%
雷の夜、気づけば中華風世界に転移していた私。顔が伝説の軍神とやらにソックリだった為に、なぜか現地で「軍神様の化身の少年」と勘違いされ、崇められることに。でも私、女なんですけど。皇帝の命令で皇宮から私を迎えに来たのは、美形だけど食えない将軍だ
った。戦争に行け? 私、弓矢どころか馬すら乗れませんが。二人の皇子の皇位争いに決着をつけろ? あっちの皇子とは仲良くするな? 無茶振りが過ぎる。エセ軍神な私を利用しようとした将軍と、私の攻防。〜〜〜〜世界史講師の知識を活かして、男装の伝説の軍神(偽)が周囲を騙し騙し、なんとか生き延びようと頑張ります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 08:30:51
120141文字
会話率:26%
大国アライア皇国には、第一皇太子アルフィンと第二皇太子アルバーンがいました。
この二人の皇子を中心に、いろんな人物のお話が展開していきます。
・・という感じになってきた!
追記>> 予想していた展開がかなり変わったので、タイトルとあらすじ
を変えちゃいました。
申し訳ない。予定ではあいつとあいつをくっつけて・・だったのに。
変更だぁー!!タイトル何にしよう・・・
追記2>>こんなタイトルにしてみたが、変えるかもしれない。
エンドまでには決まると思う。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-18 17:27:32
93011文字
会話率:33%
互いを慈しみ合いながら、互いを愛しながらも、目的のために、その感情をなかったことにして、そして、共に歩むことを決めたある夫婦。
だが、二人の間に、子供は作らないと決めた夫婦に、子供が必要な事態が起きた。
そして、その結果、正室と側
室。
同時期に孕んでしまった二人の女。
生まれたのは、二人の皇子。
これは、二人の皇子が巻き起こす愛と家族の物語。
前に書いていた作品のリメイクであり「ナイトオブティアーズ」という個人サイトでも、修正前の物が掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 12:00:00
19801文字
会話率:13%
龍王族の男子一人だけに魂の片割れである番いが現れ次の龍王になる。これは龍王の治める煌国(こうこく)の長きにわたる摂理であった。だが、ある日先読みの神官は「番い一人に龍が二頭あらわれる」と神託をうけてしまう。
隊商に拾われた孤児の少女ククリは
、呪われた皇子と呼ばれ恐れられている第二皇子ハクトに命を救われる。ハクトはククリに惹かれるがククリは突然消えてしまう。第一皇子のシオンは自分の幼いころの師であった美貌の神官が最近弟子にした少年を溺愛しているとの噂に真相を確かめにいくが・・・
ククリに惹かれる皇子二人。ククリを溺愛する美貌の神官。神官ソハヤは自分が視た未来を変えようと決心する。 最初の5話は二人の皇子の親世代の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-29 23:59:01
31704文字
会話率:20%