「動くな。 お前、やはり間者か?」
シーナの首元に、何か冷たいものが当たる感触があった。次の瞬間、パッと熱くなる
ーーーーーーー
劇団員になって二年
役者の椎奈は、公演の前日、トラックに跳ね飛ばされた
目が覚めると、そこは舞台の中の
ような世界だった
「……わかりません」
記憶喪失。 そう偽って、東都聖教会で働き始めるシーナ
「奉納舞台?」
九年ぶりに東都で行われる春祭り、そして奉納される宗教劇
「シーナさん、代役をしてただけませんか?」
「いいいいい無理です! 劇なんて出られません。背丈だけで決めるなんておかしいです! だいたい、明日やらなければいけないのに、今からでは何一つ満足に覚えられません!!」
「あらいやだ。 あなたもう全部、覚えているじゃない」
怪我をした巫女の代わりに、急遽、舞台に立つことになったシーナ
しかし、何かがおかしい
とんでもない横槍が入り
奇怪なアクシデントも
もしかして、誰かに狙われている?
うっかりカッコいいと思ってしまった友人の婚約者には首を切られ、おまけに……
「君は、おとめか?」
「っっっ……なっ…………っへん! たいっ!!!!」
ーーーーーーー
夢を失い新しい人生を生きる女の子と、カタブツな青年。違う世界で生きていたはずの二人が、この国で、出逢った。勘違い、すれ違い、それでも時間をかけて少しずつ、互いを知っていく。自分の気持ちに、気付いていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 11:13:54
301296文字
会話率:43%
日本の伝統文化の紹介です。
本日紹介するのは、埼玉県の一部地域に伝わる『骨抜の舞』という奉納舞です。
最終更新:2024-05-19 21:20:17
937文字
会話率:0%
ベテラン俳優の俺は、いい歳になったが、ありがたいことに仕事はもらえている。しかし、たまにはチンピラ役がやりたいと思っているのだ。
最終更新:2023-12-15 19:15:58
5555文字
会話率:46%
咲守美桜は異能の一族の娘だった。その中でも咲守家は卑弥呼が存在した、とされている時代から『令和』と呼ばれる現代に続く花守の家系だ。『咲守』という苗字の通り、国内における花と言う花が滞りなく咲き誇れるよう花々の憂いを晴らし、守護する役割を担っ
ていた。
他には国内の植物全体を守護する役目を担う『常盤守』一族、風全体を守護する『風守』一族、水全般を守護する『護泉水』一族、大地全般を守護する『地護院』一族、火全般を守護する『火護』一族と、合わせて六つに分かれていた。その六つの一族全てを総称して「六守族」と呼ばれ、それら全てを束ねているのが日本国内の四季を司る星宮一族だった。
これら一連の事は、六守族と星宮一族の絶対的な秘密として代々受け継がれ、隠密に日本の四季を守り抜いて現在に至る。表向きでは格式高い名門一族、世界を股にかけて活躍する財閥グループとしてその名を知られている。
咲守家の長女として生まれた美桜は、生まれながらにして邪気を始めとした悪しき物を浄化する力と、自然霊……即ち精霊や妖怪、付喪神等と呼ばれる類……に、好かれる体質を持っていた。その為、幼い頃より奉納舞の修行を積み重ね、十歳の誕生日を迎えた頃より「春季皇霊祭」の舞姫を任されるようになった。
美桜には婚約者が居た。火を守護する一族の嫡男、火護凌だ。だが彼は美桜の実妹、牡丹と恋仲だった。妹はコノハナサクヤ姫の再来と呼ばれ容姿端麗、美桜はイワナガ姫と呼ばれ可愛らしい妹を虐げる悪女だと噂されていた。それは凌と牡丹が仕組んだ冤罪だった。学園の卒業パーティーで、凌が美桜を断罪した上で婚約破棄、牡丹と新たに婚約を結ぶ事を企んでいる事を知る。両親は美桜の実力を認めて尊重はしてくれるが、愛情は全て妹へと向いていた。
その一方で、美桜には唯一の味方がいた。星宮一族の次期当主と名高い壮真だ。
美桜が新たに自分を知り、視点を変える事で愛を知る成長物語。
※エブリスタ、アルファポリスにも公開しています。
※何でも許せて楽しめる方向け。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 23:00:00
8000文字
会話率:35%
神社で奉納舞の稽古中に気づいたら異世界にいた。いや、待て待て。なんでいきなり極貧の農村で、他国からの侵略攻撃受けとんのですか!は?侵略者様が宴の余興をご所望?なんですかそれ、飲み会の一発芸をお望みですか?こちとら華も恥じらう女子高生ですけれ
ども!
男勝りななんちゃって巫女さんと、侵略軍の皆さんが織りなすラブコメディー?の予定です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 23:08:14
14302文字
会話率:34%
八百万の神々に踊りを奉納する、水と緑と花々の豊かな南国、ダイキリア。
踊り部の里で「水の巫女姫」を目指して修業する少女リーリエは、偶然出会った第一皇子の気まぐれで、里から攫われてしまう。
王都で出会ったのは、見目麗しい銀髪の第二皇子。一目で
皇子にひかれるリーリエ。
しかし水の神殿の主である第二皇子には、国の存亡にかかわる大きな秘密があった。
リーリエは「水の巫女姫」の称号をえて「龍王の舞踏」を踊ることが出来るのか。
バリ島のような、華やかで異国情緒溢れる舞台を書きたくて始めました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 11:00:00
6820文字
会話率:18%
実際の舞いではなく、心象風景の舞いになります。神宮の巫女らの舞いと薪能のイメージから。
キーワード:
最終更新:2021-04-20 04:00:00
311文字
会話率:0%
古来の祭と舞をメインにした作品です。
というとおカタいですが、要は那由他と快晴の凸凹コンビ結成時の話。二人のやりとりにご注目下さい(BLでは決してないです…)――――本作は「星の箱庭」と「失われた緑の庭」の中間の物語。といえ、あまり気にせず
単品としてお楽しみ下さいませ。
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那由他(なゆた)が風の間に間に見たのは、ひときわ澄んだ眼(まなこ)の少年。
咲き開いた花の香りと共に、不思議な予感を感じた那由他は、帰郷したばかりの彼をいきなり舞のパートナーに指名する。
古よりの隠れ里、千久楽での春の祭事、風花祭。
ちぐはぐな二人は果たして奉納舞を成功させることができるのか――那由他と快晴の出逢いの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-09 07:36:53
14829文字
会話率:40%
お休みをいただいてます。。。申しわけないですが、今連載中の『うろな町~以下略』の方と平行にはどうやっても書けないのです。うろな町の方が終わりは早いはずと完結に向けて平日更新してます。そちらを完結、もう一作書き上げ後に必ず戻って参りますので、
お待ちください。この作品はいい加減に書けないのです。申し訳ない。14、11,28.
主人公となるレイルが住むのは『天使界』。
彼が天使の中でも際立ってかわっていたのは、紫水晶と呼ばれる瞳の持ち主だった事。
……………………ただそれだけの事に命が狙われる?そんなワケはない。
そう思い、実際、何不自由なく、静かに学生生活を送っていた彼が、乞われて奉納舞に参加した所から、少しずつ歯車が狂っていく。そして自分が狙われる理由を知る。
運命に逆らう為、レイルは出来る事を探すが、ことごとく裏目に出たり、友人の家庭の問題に巻き込まれたりする事に。
……………………足掻けば足掻くほど、深みにはまっていくことも知らずに。
……………………知らないことは罪か、知って与えられるのは罰か。
※現在、ご指摘頂きました所を部分修正中ですが、各話によって進みにバラつきがあります。話には影響ない範囲です。二月半ばより他企画発動中の為、更新が二週に一度です。申し訳ありません。終わり次第週一更新に戻します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-12 21:49:37
507729文字
会話率:36%