冬のある日、乾燥機のフィルター掃除で格闘していた私は遠い夏の日を思い出した。
最終更新:2025-03-04 12:08:52
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会話率:4%
冬の冷え込みが肌を刺す早朝、私は不可思議な“消失事件”に挑むことになった。行方不明になったのは、ほんの一片の布――右足用の靴下だった。洗濯機から乾燥機まで徹底的に捜索しても、跡形もない。かすかな手がかりは、ハンカチに残った小さな焦げ跡と、乾
燥機に漂う微かな焦げ臭。燃え尽きたのか、それとも何かが靴下を連れ去ったのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 13:27:09
1534文字
会話率:0%
10分100円。
それは、ちょっとした物思いにふける時間を手に入れる方法だった。
アパートの近くにある、古くも新しくもない、まあまあなコインランドリー。
そのコインランドリーの一角、左から三つ目にある乾燥機に自分の持ってきたカゴの中
身を放りこみ、100円を投下することで得られる時間。
ようするに、洗濯物が乾くまでの時間。
そこで考えることは、とても「深い」とは言えず、およそ「哲学」ともほど遠い、どうでもいいことの羅列でしかなかった。
コインランドリー。
そこで過ごす俺の時間と、そこで出会った彼女の日常とが交差する。
特筆するような出来事もない、ドラマにするには物足りない、平凡すぎる俺と彼女の出会いの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
12669文字
会話率:18%
あることをしでかした男は、道を歩いていた。
そこへ、洗濯機に声を掛けられる。
実際には、洗濯機の中に入っていた老人だった。
老人は、自称“仙人”だった。
老人によると、現代の仙人は、捨てられた家電製品に“取り憑く”システムになっているらし
い。
そして、道行く悩める人に声を掛けて、悩みを落とす〈示唆〉という言葉を与えていた。
男は仙人から〈示唆〉をもらうものの、イマイチしっくり来なかった。
その為、他の仙人からも〈示唆〉をもらうことにした。
男の住んでいる地域では、洗濯機に仙人は憑いていた。
最初の仙人は、全自動洗濯機だったので、乾燥機能付やドラム式、二槽式の洗濯機に憑いている仙人に〈示唆〉をもらうことにした。
乾燥機能付全自動洗濯機憑き仙人、ドラム式洗濯機憑き仙人、最後には二槽式洗濯機憑き仙人、各々の〈示唆〉をもらったが、男はイマイチしっくり来なかった。
男は、思考を重ねに重ね、やっと『自分がとことんまで考えてこそ、〈示唆〉はしっくり来る。説得力を持つ』ことに気付く。
そして、最初に会った仙人の元に戻り、態度で感謝と進むべき道を示す。
男は、仙人と別れ、自首をする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 10:15:10
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会話率:20%
異世界転生したら、洗濯乾燥機になっていた(ドラム式)。
ダンジョンに設置されている洗濯乾燥機の俺は、冒険者の装備品を毎日洗濯乾燥している。
特に女騎士マーゴットは俺をよく利用している。
時にはもっと洗いごたえのあるものを洗いたい。
最終更新:2023-11-18 22:17:36
3867文字
会話率:14%
結婚直前の婚約破棄。失意の中、追い打ちをかけるように洗濯機が壊れた! やむなくコインランドリーに行ったら、乾燥機の中からアフロの悪魔が現れて、どんな願いも叶えてくれるというが……。
日本ラブストーリー大賞最終候補。
キーワード:
最終更新:2023-04-30 12:00:00
108677文字
会話率:52%
わたしがだいすきな、のんびり、まったり、ぼんやりタイム。
最終更新:2022-05-28 20:00:00
704文字
会話率:2%
タイアップ企画の賞金が手に入ったらどうしますか。
最終更新:2020-01-05 22:47:20
2060文字
会話率:0%
ゲラゲラコンテスト:乾燥機の修理を頼む話
最終更新:2019-09-21 09:52:44
1736文字
会話率:100%
ここは大阪の下町にあるコインランドリー。
いわゆるスラム街で日雇い労働者が多く暮らす街にポツンと建つ。
出身は新潟の離島で育った青年が、流れに流れて行き着いたのがこの街。
不思議なもので、どんな街よりも人情と温かみがある。
青年はいつも、
溜まった洗濯物を持ち、洗濯機と乾燥機が音を立てる中、
日々、異なる友達と酒をひっかけながら語り合う。
今も昔も関係なく受け入れてくれるこの街に急いで溶け込むように語らうその様子を、
あなたも覗いて、よかったら混ざってみてはどうだろうか。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-15 15:20:51
2148文字
会話率:0%