拙著「前田慶次郎異聞」(文芸社刊。絶版なので図書館でお読み下さい)の後編です。前編の概略は「小説家になろう」サイトの「りんと小吉の物語一」でご覧下さい。前田慶次郎とその家臣角南小吉は秀吉の起こした文禄の役で上杉家と朝鮮に渡ります。そこには小
吉を慕う茜丸も共にいます。また、前編で柳生の庄で自らの出自を知ったりんは、父である柳生石舟斎と別れ、上泉主水と奈良に行きます。主水はりんを興福寺に連れて行きます。そして阿修羅像と対面します・・・その夜、阿修羅像を盗もうとする僧兵達が現れる。2009年に東京で阿修羅像展が開かれ、それを記念して公開しました。天から降りてきた阿修羅とそれを地に留めた古武士、小吉の契りの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-10-20 23:55:43
13072文字
会話率:27%
友人の作家の登場人物を拝借しました。現代に残る古武道の素晴らしさを描きたいと考えてます。林太郎はサッカー選手ですが新陰流の一派の師範を祖父に持ってます。片や競合大学の上泉もサッカー選手ながら会津一刀流という剣術の名手です。(上泉の祖先は上泉
主水という新陰流を興した上泉伊勢守の息子と言われています。)ある日、二人は大学の剣道部の試合に引っぱりこまれ、戦う羽目になりました。現代に伝わる2流の因縁の対決。古武道の剣理と技を駆使して現代剣道とは全く異なった試合が行われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-09-29 01:02:45
8893文字
会話率:26%