失ったものがあった。一つはすぐに戻ってきた。ただ、今まで持っていたものとは少し違った形で……。
もう一つ失ったものがあった。それは失う直前まで確かに見ていた。
ルーチェは、取り戻したことで新たな力を得て失ったもの――姉のリナシッタを
捜した。しかし、すぐに見つかることはなく、時間だけが過ぎていく。
今日もまた、ルーチェのもとに昔からの知り合いが依頼を持ってくる。なんてことはないはずの依頼。だが、その依頼を追う中で、ルーチェは見つけてしまう。リナシッタの姿を――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 23:00:00
39679文字
会話率:47%
かつて無名の大英雄が救った大地にて、御伽噺上の存在だったものが復活の息吹を吹かそうとしていた。
その最中、”痕なし”の少女ヴィルタは、大陸の権威”ドミナンス帝国”に対する反乱軍により故郷を追われ、救難隊によりルーチェという国に行き着く。そこ
でアンビスという少女に出会い、ヴィルタは生き方を改めようとしていた。
ヴィルタがルーチェに来て数週間が経った時、ついに御伽噺上の存在の断片が頭角を表していく。それと同時に、ヴィルタの内に眠るものが朝鐘を鳴らしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 19:40:36
7720文字
会話率:38%
内海に面した街エストゥアーリョ。この地を治める伯爵家の娘アマーリアは、女料理人ルーチェと密かに愛し合っていた。
だがアマーリアは政略結婚のために、山深い地モンターニュへと嫁ぐことが決まった。
相手は、父親ほどに歳の離れた辺境伯。
嘆くアマー
リアを慰めるため、ルーチェは一つの小箱を旅立ちのはなむけとして贈る。
山での暮らしが耐えられなくなった時、開けるようにと言い添えて。
なにもできないルーチェに、たったひとつだけ残された愛の形。
嫁ぎ先での孤独な一ヶ月の後、アマーリアはついに箱を開けてしまう。
そこに入っていたのは――
ノベルアッププラス「百合短編小説コンテスト2022」中間選考通過&カクヨム公式自主企画「百合小説」最終選考候補作。
※ノベルアッププラス・カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 17:21:15
9999文字
会話率:36%
ある日、お使い帰りのメイブは、”癒しの魔女”が住む『癒しの森』の奥で運命の出会いを果たす。倒れていたのは、平和を象徴する東の大国メルボーン王国の近衛騎士、レオンだった。彼が抱える使命とは、”曲解の魔女”によって突如もたらされたチェルシー王女
を苦しめる『魔女の呪い』を解くこと――ただそれのみ。
“癒しの魔女”ロッティと、その使い魔であるヒヨコのメイブは、彼の願いに共感し、勇敢なる冒険へと旅立つ。
魔女の使う禁忌『魔女の呪い』は、生命力を吸い取り苦しみを与え死に至らしめる強力なもの。唯一解呪することができるロッティの魔法効力を底上げ出来る『フェニックスの羽根』を求め、使い魔メイブ、”癒しの魔女”ロッティ、”霊剣の魔女”モンクリーフ、近衛騎士団長レオン、騎士フィンリーは旅に出る。
世界の南ルーチェ地方に位置する『癒しの森』を拠点に、数々の困難な試練と不思議な出会い、魔女や人々、そして仲間たちとの織りなす絆を描くこの物語は、信じる心と愛情の物語でもある。
怒り心頭の”曲解の魔女”が語った愛するペットが被った悪戯の真相、人語が話せないことで苦悩するメイブ、心に秘めた思いと使命の板挟みに葛藤するロッティ、自分の行動に対し無責任だったモンクリーフの心の成長、人間でありながらメイブの言葉が判ってしまうフィンリーの秘密とメイブへの恋、忠誠心故に焦るレオンの誠実な想い。ロッティとレオン、メイブとフィンリーの異種族間の恋愛模様や、みんなの心の成長を経て王女の解呪に挑むとき、ロッティとメイブに立ち塞がる最後の試練は!? きらめく冒険と温もりに満ちたファンタジーが、今ここに始まる。
中世欧州風の、人間と魔女が共存する世界アルスキールスキンを舞台に、小さなヒヨコの使い魔メイブと、魔女や人間たちとのほのぼの王道ハートウォーミング冒険ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:10:00
232239文字
会話率:49%
《常闇の魔王》オスクロルドと、その配下である魔物の驚威に曝された世界。
女神サンルーチェは異世界の人間達を勇者として招き、拠点である神殿と戦力となる勇士を与え対抗していた。
少年・猪狩大吾もまた、病に倒れた勇者の代理として活動していた。
しかし彼の仲間となるはずの勇士たちは彼を受け入れてはくれず、仕方なく単身で魔物蔓延る戦場に挑む。
やがて《孤独の勇者》と呼ばれるようになった大吾は、ある日一人の少女と出会う。
襲い来る過酷な運命を乗り越えて、大吾は立派な勇者になれるだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 22:45:43
401565文字
会話率:22%
その日、私は天使様を見た。
幼少期の頃、兄であるリヒトと共に孤児院に預けられた主人公ルーチェ・フリージアは献身的な性格故にこき使われていた。そんなある日、孤児院に聖女様が訪れて__
最終更新:2025-07-01 10:44:08
4536文字
会話率:42%
カリスは闇の国「シャッテン王国」の王女ながら王城から離れた塔に臣下達とともに過ごしていた。
ある日、父王であるセドリックに呼ばれ臣下であるピットとアトゥとともに王城に向かう。そして、「盗賊を討伐するように」と命令を下され、ともに出陣した。
無事に討伐が終わり、父にも認められたのだがそんなさなか、何者かに誘拐されてしまう。
目を開くと、そこは光の国「ルーチェ王国」だった。誘拐した男性はトニーと言い、カリスがピットと双子であることと本当はルーチェ王国の王女であることを知らされる。
本当の母親であるリーナと再会すると、ルーチェ王国で過ごした日々を思い出した。戸惑ったままルーチェ王国で過ごしていると何者かによってリーナが殺されてしまう。
それがきっかけになり、両国の戦争が勃発してしまった。彼女はどちらにつくべきなのか悩んでいるとピットが手を差し出す。
中立を貫く覚悟を決めたカリスはピットとともに両国の説得をするために奔放する。
この戦争の黒幕は?両国とカリス達の運命はどうなるのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 18:00:00
15402文字
会話率:50%
――もう二度と、あなたに奪われはしない。
神官のルーチェは幼馴染みである王甥エドアルドに恋をしていたが、衛生兵として彼を助けられたらそれでいいと思っていた。
だがある日現れた聖女マリネッタが、ルーチェの大切なものを全て奪っていった。
友だ
ちも、仕事も――愛する人も。
非業の死を遂げたルーチェだったが、なぜか聖女が現れるよりも前に戻っていた。そして彼女のある発言により、エドアルドと結婚することになり――
※都度の警告はしませんがお話は全体的にR15です
※主人公からの積極的な復讐はありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:00:00
136279文字
会話率:35%
名門・星羅学園に通う高校生たちの青春と恋愛を描いた切なく淡い物語
。
生徒会、副部活動、ダンス――それぞれの夢と期待、葛藤と思いが交錯するなかで、少女たちはすれ違いながらも、何かを信じて前へ進もうとする。
友情と恋愛のあいだで揺れる繊細
な感情が、静かに、けれど確かに心を照らしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 16:15:28
68964文字
会話率:27%
とある王国の消滅は、これから起こる世界の崩壊の予兆だった。
難を逃れたルーチェ・ステラマリスはアガスティア大陸を支配する大国
ハルモニア連邦にて生活している。
王国消滅の真相を探る中、迫りくる世界滅亡に人も魔族も手を取り合い
立ち向かう!
最終更新:2025-06-01 12:45:42
5916文字
会話率:28%
フルーチェがすきです。
実はフルーチェって日本でしか食べられないんですよしってました?
美味しいデザートでいくらでも食べたくなりますが、でもフルーチェのベスト量って1.5人前だと思うんですよ。その理由は…!
最終更新:2025-05-10 12:25:42
1630文字
会話率:0%
「さぁ、早く選んで。”君の死”か、”君の姉の死”か」
自らの死を選んだ『ひかり』は、異世界の侯爵家令嬢『ルーチェ』として転生していた。
そのことを彼女が思い出したのは、”神子の儀式”の最中。現れた神具がこの世界では見慣れない”なぎなた
”だった時だった。
前世の記憶を思い出したルーチェは、そのことを隠しながら仲間の神子たちとともに各地域に設置された”浄化の像”をめぐる旅に出る。
しかし、仲間たちにもそれぞれが抱える秘密があった。
_______
・毎週火曜更新予定
・「アルファポリス」様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-22 18:32:38
19804文字
会話率:58%
フルーチェって、知っていますか?
アレンジしがいのある粉もんなんですけど。
最終更新:2025-04-17 00:20:11
200文字
会話率:0%
貴族社会の秩序を乱しかねない「異端の執事」として目をつけられた僕の名前はルーチェ。
その理由は──僕が 「失言とセクハラを除けば完璧すぎる執事」 だからだ。
……いや、セクハラしなければいいだけじゃん、って? ん〜?無理です、欲求が強すぎて
抑えられませんので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-29 20:15:12
14831文字
会話率:45%
買ったばかりでストーリーも分からない乙女ゲームの世界に入ってしまったルーチェ。
ヒロインのエリーを庇い特殊な呪いにかかってしまうが、なんとそれを解く唯一の方法は攻略対象からの口づけ。
攻略対象は、
・このバロア国の王太子であるミカエル
・義兄である王国騎士団団長のシリル
・女性と見紛うほどの美青年で最強の魔術師ロジェ。
の3人。
しかし、攻略対象から嫌われてすでに詰んだ……!
呪いを解く術もなく、ゲームのストーリーすら分からないルーチェは無事断罪ルートを逃れることができるのか……?!
┈┈┈┈
壮大な冒険などはありません^^;
只々、ヒロインが愛されるだけの単純明快なお話ですಇ ̖́
※逆ハーです。それぞれの攻略対象とのエンドを用意しております。ヒロインは都合よくモテモテ、ルート分岐前にも攻略対象たちそれぞれとのいちゃいちゃシーンがあります。
(なので、苦手な方はお気をつけください。お好きな方はワクワクお読みいただければ……ಇ ̖́)
12話くらいからあまあま度が加速していきますಇ ̖́
お好みに合いましたらお読みいただけると嬉しいです。
(既に執筆完了済みで、一週間くらいで完結します)
◇R15は甘めに仕上げているので念のため(戦闘シーンや怖いシーンなどはありませんのでご安心ください^^)
◇アルファポリス、カクヨムでも公開中です。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 17:19:26
72563文字
会話率:33%
ゼス「皆様、初めまして。当物語主人公のゼスです。」
クヴィェチナ「ヒロインのクヴィェチナよっ。」
ルーチェ「あ、あの、ルーチェと申します。」
クヴィェチナ「ああもう、ルーチェったら相変わらず固いんだから。
で、この物語なんだけ
ど、基本的に転生とか転移とかはないわよ?」
ゼス「作者によると、昔ながらのファンタジーを目指しているそうです。」
ゲヘゲラーデン「そもそもの問題として、転移はまだしも転生は普通異世界には飛ぶものではないからの。」
ゼス「あ、師匠。」
ゲヘゲラーデン「ああ、紹介が遅れたの。ゲヘゲラーデンじゃ。」
クヴィェチナ「とまあ、こんな感じで平和なビダーヤ村だったんだけど、ちょっとしたことから事件が起きるわ。」
ゼス「で、話の内容なんですが……」
1/26
今日から、ゲヘゲラーデン師匠に精霊魔法を教わることになった。
父ちゃんの紹介とはいえ、そもそも僕はあまり魔法は得意ではない。
もちろん、今の世の中魔法が使えなければ目指す先が限られてくるんだけど、
別の師匠から認定ももらったし、そもそも戦力にすらならないということは
あまり考えたくない。それに、読み書きはこんな感じで順調だし、
魔法もいずれできるようになると思うんだけど。
「えぇと、確か"ところで"の綴りは……」
……しばらくして。
「よし、本日の日記終わり!
さて、明日の師匠の訓練内容は……」
ゼス「と、第一章第一節より前まではこんな感じで平和な村になっています。」
クヴィェチナ「ね、平和でしょ?」
ルーチェ「そうですね。ゼスさんもクヴィェチナさんも、そもそも何で旅立つことになったんですか?」
クヴィェチナ「あんたもでしょーが。……ま、それは見てのお楽しみね。」
ゼス「それでは、第一章第一節はこちらになります。」
NEXT POINT⇒ゼス、ゲヘゲラーデンに魔法を習い、自身の欠点を指摘されるのこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 17:30:00
37753文字
会話率:64%
「理想の恋なんて、私には未来永劫、訪れないんだから……」
古い洋館を改装したカフェ「ルーチェ」で働く佐藤真奈は、自他共に認める"腐女子"。現実の恋愛に傷つき、二次元の世界に安住の地を見出していた。
そんな彼女の前
に、突然現れたのは完璧すぎる外国人男性。ITベンチャーの代表、アレックス・ブライトン。彼は真奈の趣味を理解するどころか、むしろ興味を持って接してくれる。
理想と現実の境界線が溶けていく中で、真奈の心は少しずつ揺れ動き始める――。
等身大の現代女性の悩みと成長を描きながら、甘くて優しい大人のラブストーリー。あなたの心に、そっと寄り添う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 12:00:00
22672文字
会話率:41%
かつての神殿騎士団の陰謀をくじいてから早三年、彼らが手にしようとしていた重力水を公的に自分の研究に使えるようになったルーチェは大陸への帰還航路を探索するための巨艦を建造した。
艦長として任命されたレオンハルトはルーチェと、船員たちとともに大
海原に繰り出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-26 09:54:09
144773文字
会話率:68%
「もしもリーネア様が私だったら、どうしましたか?」
前世の記憶を思い出した侯爵令嬢リーネア。転生したのは双子殿下のどちらかを選ぶ(※推定)乙女ゲーム。老衰転生だったのか、記憶がどこか曖昧。年下の男性相手に気乗りせず、ヒロインの男爵令嬢ルー
チェとばかり接していた結果、彼女の双子殿下の同時攻略ルートが無事成功。そんな勝者の彼女の顔色はと言うと、すっかり血の気が引いていた。何故?◆主人公は傍観者よりで「ヒロインが何をやらかすか」を眺める話です。やらかしとその顛末的なお話。主人公は捻くれ者で性格は良くないです。若い頃に荒れてた年寄りみたいな感じです。性にまつわる描写があるのでR15です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 20:32:55
37378文字
会話率:32%
長きにわたる内戦が終わった。内戦が齎したのは数多の死者と哀惜。
『殺戮人形』として改造された元人間ルーチェはかつて拾った少年リヒトに会いに行こうと決意する。しかしリヒトは『殺戮人形』を殺す騎士になっており且つ、記憶喪失だった。
ルーチ
ェは大人になったリヒトを秘かに見守ろうとメイドとなり、働く。
メイドになったは良いものの主であるルナフィリアは自由人のようでーーーーーーー?
ルーチェの余命は残り1年。彼女は思い通りの生活を送ることはできるのだろうか?
誰かにとってはハッピーエンドが、そして誰かにとってはバッドエンドが。これは愛と記憶を巡る物語。はたまた、復讐と執着を巡る物語。
狭間図書館は全ての場所に存在する。そしてそこには数多の世界からやってきた本が流れ着く。ベストセラーとなった本、禁書となり焼けてしまった本、誰にも読まれなかった本。本には物語が込められている。
この本はそれらの中の1冊。狭間図書館に流れてきた遠い世界の本。この本を見るか見ないかは貴方次第。この一冊を貴方に送ろう、貴方の心に響くことを願って。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 06:30:00
144942文字
会話率:45%