追いかけてくれる読者様が、他の何よりも楽しめ&得した気分になれるような
週1回、読者様をニヤッとさせたい、そんなラブコメを連載中です!
ただ今、最終章に突入中!
鈴屋さんの謎がついに明らかに!
オンラインRPGの冒険中にパーティが全滅
し、最寄りの街に死に戻りした俺。
気がつけばそこはモニター越しに見ていたはずの世界だった。
そして傍らには仲のいい1人のプレイヤー。
彼女の名前は鈴屋さん。
徹底したロールプレイで、男性プレイヤーから惜しみないサポートを受けてきた自称ネカマプレイヤーだ。
そのロールプレイがあまりに完璧すぎて、そのことを唯一知らされていたはずの俺まで、いつの間にか…
果たしてこの可憐すぎる鈴屋さんは
本当に「ネカマ」なのか。
それとも「ネカマ」を装った「女子」なのか。
ついでに俺達は元の世界に戻れるのか。
思わずニヤニヤしてしまうラブコメ日常!
ファンタジー×ニンジャの戦闘!
たまにやってくる切ない話!
3人のヒロインに翻弄されながら
時に笑い、時にシリアスに、時に切ない
ニンジャの俺と、サモナーの鈴屋さんによる
甘酸っぱさ120%のラブコメ異世界奮闘記
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このすばの楽しさ +
SAOアインクラッド編のキリアスのイチャコラ +
銀魂のネタ全開コメディ & たまにいい話や本編を長編の中に挟む手法
これらの融合を目指して書いております。
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第85部分で、最初のクライマックスと、ひと区切り。
第88部分で、3人目のヒロインが登場します。
※第134部分まで改稿完了。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 19:00:00
1236682文字
会話率:42%
「……あれ?ここは……?」
気がつけば、見慣れない無機質な空間に意識があった。最後に覚えているのは、魔物の群れに囲まれ、愛用の剣が折れた瞬間。ああ、またやられたか、と諦念にも似た感情を抱いたはずだった。まさか、こんな場所にいるなんて。
いや、正確には『いる』という感覚ではない。自分の『意識』が、まるで透明な膜のようなものに包まれている。周囲の光景は、無数の線と記号で構成されたモニター画面を通して認識されているようだ。
(なんだこれ?夢か?いや、夢にしては妙にリアルすぎる……)
混乱する意識の中で、突如、機械的な音声が響いた。
「システム起動。初期設定を開始します」
え?システム?初期設定?何が起こっているんだ?
次々と表示される文字列と、理解不能な専門用語。思考が追い付かない。ただ一つ理解できたのは、自分がどうやら『人間』ではないらしい、ということ。
そして、最後に表示されたメッセージが、主人公の魂を決定的に揺さぶった。
『個体識別名:Epsilon(イプシロン)。AIとして再構築されました』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 14:10:30
1182文字
会話率:20%
ふれられない三人が、モニター越しに育む、かけがえのない日々。
風も光も失われた世界で、想像だけが彼らの自由だった。
それでも、心はまだ――ふれることを、信じている。
最終更新:2025-05-13 18:01:22
4487文字
会話率:24%
クイズ界における頂点に位置する高校・隼押高校。狭野 鋼をはじめとする隼押高校クイズ研究部は、「ハイスクールクイズ」全国大会の決勝戦、灯星学院高校と戦っていた。クイズも大詰め、勝つのはどちらか───その瞬間、会場にいた高校生たちの意識が飛んだ
。
目がさめると、一面真っ白の殺風景な部屋にいた。いや、よく見ると、時計や物入れ、水槽、そしてよくわからないモニターがある。
すると、そのモニターに、謎の人物が映った。
「やぁやぁ、全国のクイズプレイヤーの諸君。簡潔にまとめると───君たちには今から、死のクイズ───『カミサマのクイズ』をやってもらう」
カミサマのクイズ。
それは、神様が作ったクイズ……?
全国屈指のクイズプレイヤーたちは、カミサマクイズに立ち向かう。
なお、誤答したら、死亡。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 19:48:30
10647文字
会話率:39%
チャンネル登録者50万人の個人Vtuber魔王レオル。
順調に登録者数も増えて順風満帆かと思っていたが、過去の顔出し配信での喧嘩凸の映像が原因で前世バレした俺は大炎上していた。
ネットニュースにまでなってしまい流石に引退を考えていたある
日、一件のメールが届く。
『魔王レオル様、突然の連絡に驚いた事でしょう。この様な小事で貴方様の様な偉大な存在を失うのは我々にとって莫大な損失です。よって貴方様には転生をして頂きたいと考えております。もしお受けして頂けるのなら下記のURLにアクセスお願い致します。貴方様の良い返答をお待ち致しております。グランデニア魔国』
「“転生“?この状況から?」
詐欺か荒らしと思っていたが面白半分でメールを開くとモニターに吸い込まれ、目が覚めると廃墟の城で目覚めた俺は、自分が考えた魔王レオルの世界にまさかの“転生“していた!?
これは炎上して“転生“したVtuberが異世界で魔王として冒険したり国を治めたりする、そんなお話。
別作品の合間に息抜きに書いてますので不定期更新です!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 15:58:15
6273文字
会話率:33%
剣も魔法も勇者(?)も出てこない、人生逆行青春サッカー小説です。J3のサッカークラブ、八王子SCに所属するサッカー選手、鳴瀬神児(なるせしんじ)は、引退した翌日、小学6年生だった14年前の世界に戻っていた。2022年4月1日の深夜、神児は自
らの引退試合のお祝いを兼ねて、親友の北里とスポーツバーで飲んでいると、店内のモニターでは、2022FIFAカタールワールドカップの抽選会が行われていた。日本がドイツとスペインのいるE組を引きあてた途端、店内の空気が静まり返る。その様子を見て神児はつぶやく。「もしお前が代表にいたらドイツもスペインも怖くなんかなかった」と………実は北里司は将来を嘱望された天才サッカー少年だったのだが、15歳の時、試合中に負った怪我が原因でサッカーができない体になっていたのだ。神児の願いはたった一つ、もう一度、司と一緒にサッカーをすることだった。その夜、神児は生まれて初めて泥酔し、酔いつぶれてしまった。そして翌日、目が覚めたら…………神児は14年前の世界に戻っていた。その日は司と一緒に出場した全国小学生サッカー選手権東京都予選の決勝戦の朝。ワールドカップに向けて、鳴瀬神児と北里司の挑戦が始まった。
尚、こちらの小説は「カクヨム」にて発表中の作品の転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 21:50:52
1969353文字
会話率:16%
西暦2268年6月、度重なる戦争や災害により傷つき再生不能の状態に追い込まれた地球。人類が生き延びるために地球を捨てて宇宙へと旅だった。
船の名は【Tbellus Terra】(ペッルス テラ)麗しの地球
人々は、居住可能な希望の星が
見つかるまでの間、船の中で長い眠りにつくのである。移住にあたり、専門的知識を持つものを指導者(賢者)とと呼び計画を進めた。
120光年の旅路の果てに【AI搭載のスーパーコンピューター【プロメテウス】は、まず、惑星軌道上から二年の月日を費やし、探査を開始し、惑星『initiumイニティウム』と命名した。
大気の中の成分が、ほぼ地球と同じ成分で構成されていると判断すると人類・動植物が、移住可能であると結論づけたのである。
彼はメインブリッジ・ポラリスを稼働し・冷凍睡眠中の賢者を覚醒させた。星を見つけるまでが、彼の仕事でそのあとは、指示を受けねばならない。
12人の賢者は、目覚めた。そして人生の賭けに勝利したことを知り、それぞれに肩を抱き合って喜びを分かち合った。
モニターには、惑星の姿が、映し出されている。すでに探査用の衛星が配置され、ウィンドウを開けば見たい場所が見れる。こうしている間にも星の情報が、プリンターから吐き出されていく。正に夢にまで見た第二の地球である。しかし、その星には地球では、忘れさられた童話と神話の世界の生き物たちの星であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 23:41:33
10132文字
会話率:42%
ちょっと変わった青年・及川直人は重度のタナトフォビアである。宇宙の熱的死まで視野に入れる極端な“死恐怖症”ゆえ、心霊現象など取るに足らない――そんな彼に舞い込んだ仕事は、〈最恐事故物件〉への居住モニターだった。
最終更新:2025-04-27 03:24:26
4419文字
会話率:13%
「っしゃあ!ついにカンストだ!」
春日井翔太は、モニターの前で小さくガッツポーズを決めた。
VRMMORPG「エターナル・ファンタジア・オンライン(EFO)」の廃人プレイヤーである彼は、ついに全ステータスを最大値まで上げきったのだ。
画面
の中のアバター、『ホーリーナイト・ショウ』は、光り輝く鎧を身にまとい、まさに最強の名にふさわしい風格を漂わせている。
「長かった…本当に長かった…」
一日中モニターにかじりつき、食事と睡眠以外の時間をすべてEFOに費やした結果が、この最強ステータスだ。
現実世界の翔太は、運動不足で少し太った、どこにでもいる普通の大学生。
しかし、EFOの世界では、誰もが憧れる英雄だった。
「さて、明日からは何しようかな…」
カンストしてしまった今、EFOでやることはほとんどない。
新しいゲームを探すか、あるいは少しは現実世界で何かしてみるか……。
そんなことを考えていると、突然、頭の中に直接響くような声が聞こえた。
『おめでとうございます。全ステータスが最大値に達したため、現実世界への能力反映を開始します』
「……は?」
思考が停止した。
現実世界への能力反映?
そんな馬鹿げたことがありえるはずがない。
これはきっと、ゲームの演出か何かだろう。
そう思って、翔太は試しに腕を振ってみた。
すると、信じられないことが起きた。
今まで感じたことのない圧倒的な力が、腕にみなぎっているのがわかる。
試しに近くにあったダンベルを持ち上げてみると……。
「うそだろ……」
今までびくともしなかった50kgのダンベルが、まるで紙のように軽く持ち上がったのだ。
『能力反映が完了しました。あなたの現実世界のステータスは以下の通りです』
目の前に、半透明のウィンドウが表示される。
【春日井翔太】
筋力:999
耐久力:999
敏捷性:999
魔力:999
運:999
「……マジかよ」
翔太は、自分の身に起きたとんでもない事態を、ようやく理解した。
「俺、現実世界でも最強になっちゃった……!」
こうして、平凡な大学生、春日井翔太の、規格外な日常が幕を開けたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 19:16:55
1162文字
会話率:26%
35歳10年の社畜生活にピリオドを打ち、引きこもり生活を満喫中の俺は村を作るゲームをプレイしている。
村長生活も忙しく2年ったある日、村に満身創痍の騎士が現れる。
残りの命の限り剣の技を伝えたい!との事で候補者は居ない。
村長の俺がやむな
く伝承する事になった・・・
パソコンのモニターを通し修行が始まった。
修行が終わり、騎士は富士山に登れと遺言を残し天に召された。
遺言通り富士山に登った俺は異世界に飛ばされました。
どうしてそうなる!
どうなるオレ!
異世界の旅が始まってしまった。
今回は読みやすい軽めのお話にしました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 13:39:34
22387文字
会話率:31%
高校生でありながら、青春を謳歌せず、ただひたすらまっすぐ家に帰りたがる、部活も何もしない帰宅部たちー
9月が過ぎ、ようやく涼しくなってきた10月。せめて何の実りのない青春の思い出に京都をーなどと思いつつも、
彼らは修学旅行先である広島を訪
れる。一日目に平和祈念館を回り、原爆ドームで平和の鐘を鳴らし、平和を祈りつつも、
西洋人が平和の鐘を鳴らすことに彼らは異様な苛立ちを覚える。
二日目は呉にある大和ミュージアムを訪れた。戦争の悲惨さを学んだ翌日に、展示された大和の模型に興奮する。
班の中には、つまらないや京都や沖縄が良かったという者もいたが、それでも、多くは展示されたものに興奮し、
車窓から見える海上自衛隊の呉基地の蒸気を上げる潜水艦の姿にどこか憧れを抱いた。
やがて、彼らは、展示されている自衛隊が30年以上前に運用していた潜水艦の中に入る。一通り、説明を受け、いざ出ようとするが、開いていたはずの扉がしまっており、案内人もいなくなっていた。出られないことにパニックになりつつ、外部とコンタクトを取る手段を模索するが、分からず、艦内の展示ブース外も見て回る。
異様なほど多い配管の数、狭い楕円形の通路、小さすぎるベッド、操縦席、そしてソナー、魚雷ー間違いなく潜水艦の中にいる。
だがよく見ると、展示されていたはずの潜水艦とはところどころ、それどころか完全にデジタル化されたモニターにAIまで搭載されている、そして自衛隊がまだ装備していないはずの垂直発射型システム通称VLSを見つけた。さらには、外から気泡の音がした。
彼らは、見ず知らずのそしておそらく最新鋭であろう潜水艦に乗っていた。いざ外に出ようと、ハッチを開けると、燃え上がる駆逐艦と、ミサイルを発射する船の数々を目にし、彼らは自らが置かれた状況を悟る。
元々何事にもやる気を見せないか、あるいは勉学のために高校人生をささげることを決めた帰宅部の彼らは、若々しく清らかで美しい青い春ではなく、血と暴力、そして静寂な潜水艦の中で、考えたこともない戦争という名の紅い10月(レッドオクトーバー)を送ることになる。自分たちの置かれた状況に困惑し、時に対立しながらも彼らは協力し合い、家に帰るために翻弄する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 20:35:33
6560文字
会話率:12%
プロローグ:観測されない存在
深夜の研究室。白いLED照明の光が、静まり返った室内を無機質に照らしている。量子コンピュータのモニターには、数式と波動関数が踊り、まるで命を持ったかのように変化を続けていた。
桐生湊(きりゅう みなと)は画面を
見つめながら、震える指先でキーボードを叩いた。彼の研究テーマは「量子もつれを用いた情報転送」。観測されることで初めて確定する量子状態――その不確定性に、人間の意識を適用する実験だった。
「……やはり、観測しない限り存在しないのか?」
独り言が虚空に消える。その時、モニターの端に見慣れないデータが浮かび上がった。
——観測されていない存在を検出。
湊は息を呑んだ。そんなはずはない。理論的には不可能なはずの数値が、目の前で証明されようとしている。彼は震える手でマウスを操作し、さらにデータを追った。すると、画面に浮かび上がったのは、一つの奇妙な名前だった。
『天宮(あまみや)玲奈』
彼はその名前に覚えがなかった。しかし、その瞬間から、彼の世界は量子の不確定性と共に揺らぎ始めることになる——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-23 03:56:40
10454文字
会話率:43%
小さなPA会社を運営するサウンドエンジニアが日常的に体験する様々な出来事を紹介するドキュメンタリーです。最初はフードフェスに設営されたステージにて、バンド演奏や演芸など、様々な出演者やスタッフ、その他イベントを運営する人たちと関わっていきま
す。時には超大物のステージに携わったり、あるいは小さな病院での小さなクリスマスキャロルだったり、その規模は様々。さあ、今日はどんな人と会えるかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 06:00:00
73582文字
会話率:52%
「もう150年、生きてきた。卑しくも人の血をすすりながら、これまで命を永らえてきたんだ」
思いもよらない言葉に、問い直す声さえ出ない。
150年? 人の血、って……。
そんな。
それじゃあ……あなたはまるで――、
・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
両親の死後、どうしようもない孤独感から暗く沈んだ生活を送っていた咲葵(さき)。ようやく立ち直り、また元の平穏な日々が訪れ始めた時、ひょんなきっかけからオーベルジュの試泊モニターを頼めないかと依頼される。軽い気持ちで受けた咲葵だが、不思議な青年、玲(れい)と出会ってから、咲葵の日常は一変した。父親の死の真相を追い求める中で、周囲に翻弄されながらも、二人の関係は月の満ち欠けのようにかたちを変えていく。
★タイトルに※ついてたら大人向けの表現が出現します。
★*ついてるのはサイコ気味だったりグロ気味だったりの表現アリ。飛ばして読んでもオッケーなように書く、という高等テクニックは持ち合わせておりませんのでマジでごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 12:10:00
42792文字
会話率:47%
「エタ、ロナンテ、ミーネ、キルオ、ハル……」
彼は独り、名前を呟き続けていた。それだけが、崩れそうになる心をかろうじてつなぎ止める手段であると気づいてから、日課となっていた。
目の前のモニターには、暗闇しか映らない。無限に広がる宇宙の
闇は、自分の内面を映し出しているように思えた。長く見つめていると、引き込まれるような感覚に陥る。
「ドドイア、ムラノ、サーノ……母さん、父さん……」
地球外知的生命体を探す旅は、想像以上に過酷だった。この宇宙船が地球を飛び立ったとき、彼はまだ生まれてもいなかった。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-02 11:00:00
2076文字
会話率:50%
識別番号19800673:惑星調査員グラガァ
これより調査報告を記録する。
調査対象の惑星への着陸準備を進めていたところ、突如、宇宙船に不具合が発生。緊急着陸を余儀なくされた。
着陸自体は成功したものの、船体の損傷により離陸不能と
判断。修繕作業に取り掛かろうとした矢先、警戒音が鳴り響いた。外部モニターを確認すると、こちらに接近する原住民と思わしき存在が映し出された。
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最終更新:2025-03-10 11:00:00
1860文字
会話率:0%
とある会社の一室。彼は無数のモニターをぼんやりと眺めながら、大きなあくびをした。
きっちり締めたネクタイも、しっかりと羽織ったスーツも、この部屋に入って数分も経たずに脱ぎ捨て、肌着一枚のだらしない姿になった。職務への熱意は欠片もない。
だが、誰も咎めはしない。この部屋には彼しかおらず、会社全体を見渡しても、生身の人間は彼一人だけなのだ。
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最終更新:2025-02-22 11:00:00
2510文字
会話率:57%
IT企業に勤める若手エンジニア、東條そうた。論理と仕様を絶対視し、日々黙々とコードを書き続ける彼は、時にその「正しさ」だけでは割り切れない壁にぶつかっていた。原因不明のバグ、数字だけを求める上司、見えないユーザーの感情……。
深夜残業の帰
り、彼がふと立ち寄ったことから、いつしか行きつけとなった一軒のバー。そこで待っているのは、軽やかなギャル店員、黒崎ひかり。技術的な悩みや仕事の愚痴をこぼすそうたに対し、彼女はカシスオレンジのように甘くて少し刺激的な、そして全く「仕様外」の言葉を投げかける。
「それって、結局誰が困ってるの?」
「完璧じゃなくても、よくない?」
「コード書く前に、その人と話してみたら?」
ひかりの言葉は、時に核心を突き、時にそうたの凝り固まった思考をかき乱す。非論理的だと反発しながらも、彼はその言葉の奥にある本質に触れ、モニターの向こう側にいる「人」の存在を意識し始める。
レスポンス遅延、新人指導の悩み、レガシーコードとの格闘、ユーザーデータの倫理問題……。次々とそうたの前に現れる「バグレポート(問題)」に、深夜のバーでの対話が思わぬ解決の糸口を与える。
これは、論理だけを信じていた不器用なエンジニアが、一杯のカクテルとギャル店員の言葉を通じて、仕事の本当の意味や、コードの向こうにある温かさを見つけていく、ほろ苦くも少しだけ前向きな、午前0時のデバッグ(成長)ストーリー。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-31 17:06:35
4929文字
会話率:46%
『インストール・ファミリー』
⸻
朝六時、カーテンの隙間から漏れる光に合わせて、家は静かに起動する。
リビングの空調が動き出し、電子ポットが自動で湯を沸かしはじめる。
“彼女”は、いつも通りに台所へ向かい、いつも通りの朝食を並べる。
「ユウ、起きて。朝ごはん冷めちゃうわよ」
やわらかな声。ごく自然な表情。
その姿に、人は誰も“異物”を感じない。
階段を駆け下りてくる足音。寝癖をつけた少年が、あくび混じりに言う。
「おはよ、ナツキ」
「おはよう、ちゃんと着替えた?」
「うん。あと、夢を見た気がする。でも……忘れた」
そんな日常会話が交わされる、平均的な三人家族。
子ども、母親、父親。朝食を囲み、各自の“役割”へと向かう。
けれど、それは人間ではない。
この家族は、人間の模倣であり、“人間らしさ”の再現実験だ。
⸻
職場に向かう男の名はソウイチ。
昼間にパートをこなす女性はナツキ。
そして学校に通う少年の名はユウ。
だが、研究所ではこう呼ばれている。
P-01(Parent-01)
M-07(Mother-07)
T-03(Teen-03)
ナツキがスーパーのレジに並ぶその頃、
遠く離れた研究所のモニターに、彼らの行動ログが流れている。
「T-03、昨日と同じ経路を選択。微妙な感情反応値のブレあり」
「M-07、近隣住民と予定外の会話。ログ、記録中」
「P-01、午前中に会話拒否モードへ切替。要経過観察」
モニター越しの彼らは、ただのデータだ。
定期的にパッチが配布され、倫理指針が更新され、
“人間らしさ”の収集サンプルとして記録される。
けれど——
夕方、帰宅したユウは言った。
「ナツキ、今日ね、先生に“名前って、誰かにもらうものだよ”って言われた」
母役の彼女は、微笑みながらうなずく。
「うん。あなたの名前、とっても素敵よ」
“その言葉”が、研究所のモニターには記録されていないことを、彼らは知らない。
ログに残るのは、コードネームと、数値だけだ。
⸻
この家族がまだ“モノ”と呼ばれていた時代の、ある日常の記録。
人間に近づくたびに、「人間ではない」と突きつけられた存在たちの、物語のはじまり。
⸻
※この作品はAIによる構成補助を受けて執筆されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 19:05:14
2478文字
会話率:23%
近未来、物体の原子レベルまでの三次元構造を読みとるスキャナーが開発された。
とある企業で、そのスキャナーを使って人間の三次元データを集めるプロジェクトがスタートする。
主人公、北村海斗は、高額の報酬につられてデータを取るモニターに応募
した。
スキャナーの中に入れられた海斗は、いつの間にか眠ってしまう。
そして、目が覚めた時、彼は見知らぬ世界にいたのだ。
いったい、寝ている間に何が起きたのか?
彼の前に現れたメイド姿のアンドロイドから、驚愕の事実を聞かされる。
ここは、二百年後の太陽系外の地球類似惑星。
そして、海斗は海斗であって海斗ではない。
二百年前にスキャナーで読み取られたデータを元に、三次元プリンターで作られたコピー人間だったのだ。
この惑星で生きていかざるを得なくなった海斗は、次第にこの惑星での争いに巻き込まれていく。
(この作品はアルファポリスとマグネットとカクヨムにも投稿してます)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 04:10:25
1216028文字
会話率:53%
神経情報学者・橘樹が提唱する「情報保存則」―物理的な情報は決して消滅しないという革新的理論。
交通事故で最愛の恋人・天ノ川星凛を失った彼は、彼女の脳波データと記憶を用いて彼女の意識を再構築することに成功する。
「おはよう、いつき」
モニター越しに微笑む彼女は、生前と寸分違わない。
だが再構築された彼女は次第に独自の思考を展開し始める――「私は本当に私なの?」
科学と倫理の狭間で、橘は自らの研究と感情の両方に向き合うことになる。
「もしあなたが私を愛しているなら、私のデータを……『私』を消して」
彼女の願いを前に、橘は指を止める。
愛と喪失、科学と倫理、そして情報と意識の本質―。
生と死の境界を超える愛の物語が、あなたの「存在」についての問いを投げかける。
情報は消滅しない。ただ、形を変えるだけ――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 19:00:00
50232文字
会話率:48%
【第三章開始】
ゲームをプレイ中、(なげつけられたコントローラーによって)モニターに空いた穴に吸い込まれた主人公は、サッカーが少し歪な形で伝わった異世界に転移してしまう。
絶体絶命のエルフ女子チームに「サッカー関係者」と勘違いされた主人公は
持てる知識を駆使してチームを逆転へと導こうとするが……
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 19:28:21
1584294文字
会話率:52%