鐘が鳴り終わると同時に、当主が書斎で息絶えた。
扉も窓も内側から鍵がかかっていたため、現場は明らかな密室だった。
けれど、犯人は実の甥であり、あらかじめ仕掛けておいた針金と滑車を使って遠隔操作で書斎の扉に内鍵をかけたのだ。
さらに、温度計を
応用した遅延装置が銃の引き金を引くことで、当主を正確に狙撃する。
甥はちょうど晩餐会の席に座ってアリバイを作っていた折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 12:36:52
1299文字
会話率:14%
新作のアイデアに苦しむ作家の「私」は、ついにAIへ執筆を依頼し、メタミステリーを連発させる。
しかし「作者が犯人」「読者が犯人」「被害者が病死」「呪いによる死」など、奇想天外な展開に挑むたび「私」はダメ出しを繰り返す。
ついにはAIが激怒し
、辛辣な口調で罵倒を浴びせる事態に。
焦った「私」は平謝りするが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 09:47:19
4016文字
会話率:51%
新進気鋭の作家Aが書いたミステリー『終焉の館』は、事件の真相を明かす前に突如途切れ、作家A自身も失踪する。書評家・篠原涼はその未完の物語を追い求めるうちに、現実と虚構の境目が歪む不気味な館へ足を踏み入れてしまう。そこでは密室殺人の謎が再現さ
れ、登場人物たちはまるで生者のように苦悩を訴える。物語は終わりを拒み、読んだ者を“犯人”へ仕立て上げるかのように呪縛し続けるのだ。篠原は館の奥で隠された手稿を見つけるが、それを読み進めるほどに作中世界へ取り込まれていく恐怖を覚える。やがて、物語を終わらせる行為そのものが最大の罪だと示唆され、読者の存在までも危うくなる。『終焉の館』は、読了した瞬間から現実を蝕む狂気と、書く者・読む者が共に背負う宿命を描く“終わらない”物語である。そして読み手は、いつしか自分自身が犯人であり当事者であると気づくのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 19:55:01
10508文字
会話率:13%
敷島浩二は天才名探偵である。
――――
この作品はPixivにも掲載されていますが、タイトルが異なります。
中身は ほぼ 同じです。二度も敷島の被害に遭われた方はごめんなさい。
最終更新:2019-01-15 18:49:13
3452文字
会話率:12%
最低ランクの鑑定士ディーンは、ある日勤め先でボロをまとった美しいシスターから
「伝説の聖人が使用したと伝えられる封印箱」
の買い取り依頼を受けた。
偽物として返品されるが不思議な声が聞こえ、シスターを訪ねると奴隷商に売り飛ばされる寸前だっ
た。
思わず借金を肩代わりして無一文となるが、一緒にボロ教会で暮らすこととなり……
それ以来シスターに言い寄られたり、自称伝説の古龍を名乗る美少女にからまれたり、伯爵令嬢から猛烈なアタックを受けたり。
数々の事件に巻き込まれたりする。
これはそんなおっさんの苦悩を描いた、ハードボイルド? ミステリー?
【注意】
いわゆる犯人捜し推理(フーダニット)ではありません。物語、事件そのものが推理(メタミステリー)となっています。
そのため主人公は「犯人はおまえだ!」と叫びません。
カクヨム同時掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 18:13:58
495321文字
会話率:26%
一組の男女が、とある推理小説について話している。
最終更新:2016-11-08 06:00:00
1569文字
会話率:89%
「『(「)『「これ」は』、架空の(」)物語文です』。」
最終更新:2015-09-02 03:31:38
6864文字
会話率:49%
逃げてばかりいる魔法少女『叉鏡ありす』と、逃げる事が嫌いな創作好きの少女『種倉ありす』。彼女たちの日常が交差する学園青春ミステリー。
だが、やがて彼女たちの日常は一本の糸として繋がっていく。
そして真実が暴かれた時、世界は一転する。
※この作品は個人サイトの「箱の中の猫と少女と優しくて残酷な世界」を設定から見直してリライトしたものです。厳密に言えば重複投稿でもあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-22 19:41:13
90008文字
会話率:43%
究極のメタミステリー!?
最終更新:2013-11-16 17:19:07
325文字
会話率:50%
私、沖津洸平は、名曲喫茶「Calm」へと足を運んでいた。そこで私が出会ったのは――。
なーこさま主催「ミステリア」参加作品。ちょっと異色なミステリーです。
最終更新:2012-06-17 00:00:00
11706文字
会話率:47%