今まで国に尽くしてきた魔法士団長の俺が追放された。
それがあたおかな王のせいだったのか、王女の策略だったのかなんてもはやどうでもいい。
俺はこの腐った国を出て、ウキウキな新生活をはじめるんだからな。
追放されてやってきた『マグ・メル』は魔
物の楽園と呼ばれていた。
手始めに島の魔物はすべて駆除しようと思ったが、よくよくみたらみんな可愛いじゃないか。
なに、こいつらは魔物じゃなくて魔族だって!?
言葉も通じるし、ちょっと……いや、かなり強いところ以外は人と変わらないじゃないか。
それなら推せる!箱推し……いや、島推しだ!!
こうして出来た俺だけの楽園を誰かに踏みにじられないように。
俺は今日も島を武装する。
やがて『マグ・メル』は国となり、世界を牛耳る……のは面倒だからみんなとイチャイチャしてるほうがいいわ。
やっぱ血なまぐさいのとか無理だし。
完全無血の魔法士なんて呼ばれてたくらいだしな。
スローライフ、ノーライフを目標にのんびりといこう。
※頭を空っぽにして読める作品にしたいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-09 20:48:29
27396文字
会話率:46%
小説か文学か――――――――否、哲学である。
〝貴方〟は訪れた世界で女の子に出逢う。女の子は世界のルールと過去を語る。その中でリボンちゃんという少女が登場する。リボンちゃんは世界にたった一人で存在していたが、ある時一人の訪問者と出逢
い、世界は徐々に変化を始める。何でも幸せの世界になるのだとリボンちゃんは聞く。ただその変化にリボンちゃんはついていけなくて。世界の変化につれて世界には人々が増えていく。人々はみんな幸せを享受した者達でこの世界で幸せでない者はただ一人リボンちゃんだけある。幸せの世界であるはずなのに元々世界に居たリボンちゃんだけが幸せを享受できていない。なんとおかしなことであろうか。一番初めにこの世界に訪れた訪問者――――先生――――は言う。リボンちゃんは幸せになる権利がある、と。ではリボンちゃん自身の幸せとは一体何だろうか? それはリボンちゃん自身にも分からないものであった。何故、リボンちゃん自身が己の幸せが分からないのか、それはリボンちゃんと世界の関係にある事をまだ知らなかった――――――――。果たして女の子から話を聞き終えた時〝貴方〟は何を思うのか――――。
この作品はOuter World(https://outerworld.x.fc2.com/)でも掲載しているものの小説家になろうに投稿に当たって一部変更しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 17:00:05
106955文字
会話率:32%
かつて"魔法"が使われていた世界 "ハーツ"。
この世界ではクリスタルの使用によって魔法が使われていたが、大きな戦争によってクリスタルが失われたため、魔法が使えなくなってしまった。
そのため人々の
文明は衰退し、現在は一昔前のような生活を送っている。
ーーーそんな世界において、巨大な文明を築く"マグ・メル"は、同等の規模を誇る"グリトニル"戦争勃発してしまう。
"マグ・メル"で普段は鍛冶屋を営むシルフ・ゴーニュはこの世界では数少ない「銃を扱える」人材である。彼も、軍の一員として飛空艇に乗り込むことになり、さらには、大型の銃の設計を任されることになるが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-24 19:00:00
46493文字
会話率:32%
カモメが高く飛んでいた。
嵐の前触れだった。
ケルト、アイルランドの神話をベースにした海の男たちの物語です。
最終更新:2012-02-20 12:00:00
3621文字
会話率:45%
廃人ゲーマー悠璃が念願叶って新規で始めた体感型MMORPG「マグ・メル」
人気はそこそこ。プレイヤー人数も少なくはないが、決して多くはない。しかしある一点において昨今ありふれたMMORPGの中でも名の知れたタイトル。
世界設定はよくある王道
ファンタジー。作りは丁寧で自由度は高いものの、非常にプレイヤーを選ぶ性質であるため、今ひとつ大手に食い込めずにいるタイトル。
マグ・メルはリアルを追求しすぎたが故に、当時唯一「18歳未満はプレイ不可」と指定された、体感型MMORPGだった。
最弱の主人公が織り成すドM向けオンライン冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-20 22:28:47
11914文字
会話率:33%
内乱で疲弊したダーナ国は確実に傾いていた。大陸の端の半島で育ったミランは、伝説の水の賢者の再来としてある日王都へ召集される。何も分からないまま村を出るミラン。しかし王城に赴いた彼に示されたものは、過酷な選択肢だった。「ウシュク・ベーハー」「
不敗の剣」「約束の国」交錯する全ての謎の鍵を握るのは、水の賢者。まだ知らぬ自分自身を捜し求め、苦難の末に彼が選ぶ道は果たして――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-12 21:21:30
67862文字
会話率:42%