今まで国に尽くしてきた魔法士団長の俺が追放された。
それがあたおかな王のせいだったのか、王女の策略だったのかなんてもはやどうでもいい。
俺はこの腐った国を出て、ウキウキな新生活をはじめるんだからな。
追放されてやってきた『マグ・メル』は魔
物の楽園と呼ばれていた。
手始めに島の魔物はすべて駆除しようと思ったが、よくよくみたらみんな可愛いじゃないか。
なに、こいつらは魔物じゃなくて魔族だって!?
言葉も通じるし、ちょっと……いや、かなり強いところ以外は人と変わらないじゃないか。
それなら推せる!箱推し……いや、島推しだ!!
こうして出来た俺だけの楽園を誰かに踏みにじられないように。
俺は今日も島を武装する。
やがて『マグ・メル』は国となり、世界を牛耳る……のは面倒だからみんなとイチャイチャしてるほうがいいわ。
やっぱ血なまぐさいのとか無理だし。
完全無血の魔法士なんて呼ばれてたくらいだしな。
スローライフ、ノーライフを目標にのんびりといこう。
※頭を空っぽにして読める作品にしたいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-09 20:48:29
27396文字
会話率:46%