タバコを吸い終えベランダから部屋に戻ろうとしたところ、親友と俺が好意を抱いていた女の子がお互いの舌を絡ませていた。いつぞや俺が彼女としたキスなんて鼻で笑われてしまいそうな、濃厚なキスだった
最終更新:2022-08-16 20:02:13
3020文字
会話率:15%
自分はもう二人じゃない。
別れの挨拶は既に終わっている。
そうでなければこんな詩を詠うものか。
この感情に、この感傷に、この感動に、フレンチキスを。
―――あなたへのキスは、もう済ませたから。
愛は残っている。
哀もここにある。
逢い
はもうない。
恋を失っている。
多分、故意に恋していた。
本当は、自然としないといけないのに。
好きって、どこに置いてきたんだっけ。
どこかの隙間に落としたのかもね。
月は綺麗だった。
手は届かないけどね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 06:00:00
538文字
会話率:0%
主人公の美幸には数年前からひとりでラーメンを食べる習慣があった。そんな26歳の美幸に半年前、久しぶりに恋人が出来る。しかし彼との距離に違和感を抱きあれこれと考え込んでしまう美幸。
恋人との距離に抱く理想と現実。それは人によっても多種多様であ
る。自分の求める他人との距離とはいったい...
平凡なところと少し非凡なところがある、ある意味平凡な美幸の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-01 14:26:41
5791文字
会話率:47%
結城友樹は修学旅行から帰って来る時に乗っていた飛行機が墜落しかけているのを他人事の様に見ていた。
同級生たちの狂乱を、友人たちの絶望を、まるでスクリーン越しに映画でも見ているかの様に見ていたのだが、偶々隣に座っていた美少女がまるで世界を世間
をあげつらうかの様な言葉を発したかと思うと、結城の知らない存在について話し始める。
そして、それもリアリティを感じられなかった結城にその美少女は結城が自分たちの天敵だと気付き、どうしようか悩む前にそれを伝えて、いよいよ飛行機が衝突するという瞬間に結城に口付ける。
結城が瞬きをした瞬間に狂乱の渦に引き込まれていた飛行機の中からファンシーで平和的な屋敷の前の庭に結城と美少女は移動した。
そして、無情にも自分は今後どうなるのかと結城が不安に思う前に、自分のファーストキス(しかもフレンチキス)の相手が男の娘であると知ったのだった。
これはpixivで試作の段階で載せた設定を幾つか含んでおります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-10 21:08:19
31015文字
会話率:29%