ある日、幼馴染で同級生の深剣悠斗からとあるゲームを貰った月白美幸。そのゲームの名前は『Memorial Story Online』といい、今巷で大人気のフルダイブ型VRMMORPGだ。
このゲームはレベルをなくした完全スキル制のゲームとな
っており、ステータスも見れず、スキルのみが己の力となる世界。
そこではあらゆるスキルを行動で獲得でき、育て、進化させることが可能だという。
これは、そんなゲームの中で後に時空姫と呼ばれるようになった彼女による気ままな物語ーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 12:30:00
443202文字
会話率:49%
「おかしいな。戦場ではこれが『普通』だったんだが……」
魔法学院の落ちこぼれ生徒ルーネス。
貴族を優遇する魔法学院において、平民の彼はいじめられる日々に苛まれていた。
そんなある日、森で出会ったフェンリルの力で、前世の記憶を思い出す
。
「ーーそうだ、俺は1000年前の英雄だった」
最強の魔導士と呼ばれ、力も富も名誉も手に入れていた前世。
しかし、それは戦場で戦い続けるだけの灰色の人生だった。
だからこそ、ルーネスは決意する。
ーー今度の人生では、『青春』を謳歌してみせると。
こうして、『普通の学園生活』を送ることにしたルーネスではあったが、彼の『普通』は魔法が衰退した現代では規格外のものでーー。
「ハーメルン」「カクヨム」にも掲載してますので、良ければそちらにも高評価・ブックマーク等して頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:40:00
77270文字
会話率:54%
「おかしいな。戦場ではこれが『普通』だったんだが……」
魔法をほとんど使うことができない落ちこぼれ生徒ルーネス。
貴族を優遇する魔法学院において、平民の彼はいじめられる日々に苛まれていた。
そんなある日、森で出会ったフェンリルの力で
、前世の記憶を思い出す。
「ーーそうだ、俺は1000年前の英雄だった」
最強の英雄と呼ばれ、力も富も名誉も手に入れていた前世。
しかし、それは戦場で戦い続けるだけの灰色の人生だった。
だからこそ、ルーネスは決意する。
ーー今度の人生では、『青春』を謳歌してみせると。
こうして、『普通の学園生活』を送ることにしたルーネスではあったが、彼の『普通』は魔法が衰退した現代では規格外のものでーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-08 06:00:00
117726文字
会話率:53%
「フハハハ! 我、復活!!」
かつて、勇者との戦いに敗れた最強の魔王グレイ・サタルキス。
封印状態から復活した彼の目の前に現れたのは――
「ボクと一緒に来ますか?」
かつて自分を封印した勇者の末裔の少女、クリスであった。
こ
れは『最強の魔王』と『最強の勇者』が手を組み、『剣と魔法』の力で、現代のチート能力者たちを相手に学園で無双する物語である折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 21:55:14
45588文字
会話率:56%
白い部屋にいた私「セリア・セツナ」が超常現象対策課に入り、そしてサイバースペースと言われる謎の空間にサイバーダイブをしていろいろな事案を解決していきます!がんばります!
作者のX↓(旧ツイッター)
@nekoconsta
作者のlit
.link
https://lit.link/nekoconsta
感想・レビュー・誤字報告をくれたら喜びます、よろしくお願いします。
(厳しい言葉OK)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 20:49:51
55039文字
会話率:65%
友人に誘われVRMMOを始めたセツナ。
開始早々女神と遭遇!
NPCとわかってはいるが、彼女に会うために貸し本屋に通う日々。
そんなプレイスタイルあってもいいじゃないか。だって俺はここに癒しを求めに来ているのだから……。
最終更新:2025-07-16 20:00:00
541364文字
会話率:45%
「ふんっ! あんたみたいなザコが決勝に残るなんてね!!」
相手チームのキャプテンがこちらを睨みつける。
彼女こそ、春の大会を制した『スターライト学園』のキャプテンであるハルカだ。
「今日こそはお前を倒す。信頼できる仲間たちと共にな」
俺はそう言って、スコアボードに表示された名前を見た。
そこにはこう書かれている。
先攻・桃色青春高校
1番左・セツナ
2番二・マ キ
3番投・龍之介
4番一・ミ オ
5番三・チハル
6番右・サ ユ
7番遊・アイリ
8番捕・ユ イ
9番中・ノゾミ
俺以外は全員が女性だ。
ここ数十年で、スポーツ医学も随分と発達した。
男女の差は小さい。
何より、俺たち野球にかける想いは誰にも負けないはずだ!!
「ふーん……、面白いじゃん」
俺の言葉を聞いたハルカは不敵な笑みを浮かべる。
確かに、彼女は強い。
だが、だからといって諦めるほど、俺たちの高校野球生活は甘くはない。
「いくぞ! みんな!!」
「「「おぉ~!」」」
こうして、桃色青春高校の最後の試合が始まった。
思い返してみると、このチームに入ってからいろんなことがあった。
まず――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-16 10:10:00
220590文字
会話率:35%
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
そ
れに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 08:00:00
444354文字
会話率:79%
異能力が人々に宿る世界で創世神と吸血鬼の血を引く特別な四つ子──ライン、アレス、セツナ、レンゲ。自らの正体を隠しながら魔法学園での普通の生活を送っていた。しかしこの平穏な日常は徐々に崩れてしまう
最終更新:2025-07-14 07:30:00
124515文字
会話率:50%
魔術師クリフは、ある日唐突にパーティを解雇される。実力不足と指差されながら、クリフは冒険者を続けることを選択した。そんな彼の前に、仮面の双剣士が降ってくる。
双剣士を助けたクリフは、そのまま双剣士とともにダンジョンに挑むことになった。ロアル
と名乗った双剣士は、おとぎ話に語られる天空都市を目指しているらしい。自らの実力を卑下するクリフを鼓舞しながら、ロアルは高難易度ダンジョンへと足を踏み入れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 22:44:59
446541文字
会話率:52%
売れない小説家の『私』は、公園で首吊り数秒前の青年と出会う。青年は役者で、首吊りは役作りのためだと言い張った。青年の勧めで観劇した『私』を、青年は戯作家として勧誘する。
最終更新:2025-06-21 02:26:12
6458文字
会話率:43%
とある国、とある時代。
突如現れた魔族が人々を脅かし、未だ現れぬ勇者を待ちながら、懸命に人々が生きていた時代。
王都から離れた田舎町で、縫製職人は日々頭を悩ませていた。魔族から人々を守るべく武器を取った魔狩人《ワイルダー》たち。志こそ立派だ
が、彼らはロクな装備も持たずに魔族に挑んでいた。その命を預かるのが、衣服を仕立てる縫製職人である。
やがて、その腕前を見込んだ国王は、勇者が魔王に挑むための衣服を仕立てろとの勅令を出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 19:00:00
15679文字
会話率:40%
日常にある、ん?なネタの総集編?
意外な笑える事があるかと思うものをまとめてみました。
最終更新:2025-07-13 20:20:00
5634文字
会話率:0%
ピンクの狐耳の暗殺八重。
賢く、お金持ちで美しいが、実は歳は500を越えている。
彼女に妹として可愛がられている凪だが……
AIシリーズ第6段
*台本形式の短編小説です。
最終更新:2025-07-07 20:20:00
15874文字
会話率:0%
ある車達の話。
交通マナーとかの面白話。
ギャグ多数ありなはず。
ショートストーリーです。
最終更新:2025-06-10 20:20:00
2661文字
会話率:0%
転生者を親に持つカエデ・マツナガは、親の代から続く専属の取引先から突如契約の破棄を言い渡される。
権力者には逆らえず、泣く泣く宮殿を後にするカエデは、子供頃にあった獣人 エレナと出会う。
エレナと会話し、別れた後に家に帰ると、親が生前造っ
ていた親の墓が輝き出す。
奇妙に思いつつも墓に近づいてみれば、カエデの親である クレナイ・マツナガが霊となり姿を現す。
すると、クレナイは言う「職を失ったなら旅に出ろ!身軽になった今、お前は最強無敵だ!」
クレナイの真意はわからないが、取引先もなく農業をするよりは良いか!とカエデは旅立つのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 18:59:15
34072文字
会話率:50%
最近のVRゲームは規制やルールなどが厳しく、昔の様な血湧き肉躍る戦闘は出来ないと、若干の諦めを持っていたセツナだったが、ある日ゲーム仲間からある1つのゲームを勧められた。
それは、[違う世界に行ってみよう!]がキャッチフレーズの、VRMMO
のゲームだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 18:00:00
20672文字
会話率:21%
荒禍(あらまが)と呼ばれる怪物に襲われるスメラギ・ヤマトとシイナ・セツナ。
彼らは炎を自在に操る女性に助けられる。
これは、力に宿る誇りを胸に戦う戦士の物語である。
【この作品は私、白黒明夢が過去に書いた作品の設定や展開等を一部流用して
おります。】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 21:15:55
21516文字
会話率:52%
桜谷学園1年B組に属する渡部 白輝(ワタベ シキ)。
感情が『色』で分かる彼女だが、高等部に入学して、松永 颯風(マツナガ ハヤテ)という人間に出会って……?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
連載している『夜明けとマンドリン』のスピン
オフ的なお話です。
連載中の作品には登場しない『渡部さん視点』でのお話ですので、この作品だけ読んで頂いても内容はご理解頂けます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 00:12:53
10321文字
会話率:26%
およそ16年前、国王軍と魔王軍による歴史上最大の世界戦は、勇者と魔王による相討ちで終わりを告げたと思われていたが……。
2人は出会った瞬間愛し合ってしまった。
本能の赴くままに、3日3晩交わり続けた結果、魔王は枯れ果てるよう
に死に、女勇者も男児を産み落としてこの世を去った。
魔王としての禍々しい力と勇者としての選ばれた力を併せ持つ少年、ツナギ。彼の夢はカードゲームのモデルとなった冒険者達のサインをコンプすること!
魔王と勇者の力を使って2つの国を繋ぎます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
53282文字
会話率:39%
吉祥寺某所のアニメスタジオで働く僕。
今回担当することになったのは絶賛制作中のタイトル『ツナグ・プリンセス』の最終回。
初演出で参加する天才アニメーター高床式草子との契約により話数の奴隷という称号を得た僕に待ち受ける災難とは?
キーワード:
最終更新:2025-06-26 15:05:28
39063文字
会話率:49%
ここは魔法世界、、支持率に迷う新自民は魔法世界のシステムを開発改良した。リアクト、リアライズシステム
これにより魔法世界は、シミュレーションだったものが
現実化した。
最終更新:2025-06-25 20:31:45
4258文字
会話率:62%
世界は2回目のレコードを進んでいる。
古文書のある一節。セツナエクセレント、2回目のレコードプロローグ
主人公リカと、ユウキ、藤崎、ユイ、そして、セリナを中心とする
魔法世界のストーリーが、今はじまります。
最終更新:2025-03-15 06:19:10
746文字
会話率:42%
かつて、世界は『物語』によって動いていた。
物語は決して空想ではなく、世界を書き換える『力』そのもの。
太古より選ばれし者――『作家魔術師』たちは、『言葉の魔法』を操り、歴史の裏側で密かに戦い続けてきた。
そして現代。
文学は衰退し、言
葉の力が「忘れられたもの」となった時代に――
とある高校に通う平凡な青年、津島綾人は、文豪・太宰治(津島修治)の直系の子孫だった。
そして彼に与えられたのは、
「書いた物語が現実になる」という、あまりにも強すぎる力。
だが、その力は祝福ではなかった。
その一文の結末が誰かの運命を変える。
誰かを救えば、別の誰かが死ぬ。
選ばなかった未来を、綾人自身が背負わなければならない――。
“書く”ことは“裁く”ことと同義であり、
“語る”ことは“奪う”ことでもあった。
「そんな力、いらない」
「誰かの代わりなんてできない」
「俺に何かを創る資格なんてない」
過去の栄光に縛られた“偉大な血脈”。
逃げたくなるようなプレッシャー。
自分の言葉を書けない自分への劣等感。
だがしかし、彼は出会う。
同じく文豪の血を引き、それぞれ異なる“物語魔術”を操る継承者たちに。
芥川龍之介の曾孫であり、人の心を操る言葉を紡ぐ少女・芥川美緒。
夏目漱石の系譜に生まれ、論理と構造で言葉を武器にする天才少年・夏目春樹。
詩で精霊を呼び出す、宮沢賢治の後継者・宮沢ルナ。
それぞれが過去と現在の狭間でもがきながら、
“禁書”と呼ばれる、書いてはいけない物語にまつわる戦いへと巻き込まれていく。
“焚書派”――文学の魔力を否定し、すべての物語を焼き払おうとする異端組織の影が忍び寄る中、
綾人は、選ばなかった結末たちの“痛み”を通して、物語の本質と向き合っていく。
継ぐべきは、才能か、責任か、魂か。
そしてその先にあるのは、自らの手で綴る「ただ一つの物語」。
「書きたいと思った。僕は、僕の言葉で“誰か”を救いたいって、初めて――そう、思ったんだ。」
運命に書かれたレールをなぞるのではなく、
その先の“白紙”を恐れずに、筆を取る。
これは、ただの血筋の物語じゃない。
これは、“物語の力”を受け継いだ少年が、
過去も未来も超えて、“今”を言葉にするまでの成長譚。
――その一文が、君の現実を変える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 11:10:00
7666文字
会話率:39%
誰が何と言おうと、ツナサラダは正しい。
そこにトマトがあれば、より嬉しいのです。
最終更新:2025-06-20 23:25:09
200文字
会話率:0%
シンプルなコロッケもいいけど。
ツナコロッケというのが急に食べたくなって。
へたくそながらに、作ってみました。
最終更新:2025-04-07 22:41:15
200文字
会話率:0%
朝食は、たいてい食パンなんですよ。
ツナマヨチーズというのを、食パンにのせていました。
最終更新:2025-02-15 22:45:57
200文字
会話率:0%
小学六年生の春風こころは、保健室の先生、八雲曜子に憧れている。
優しくて、怪我の手当てをしたり、子どもたちの相談に親身になって聞いてくれる美人な曜子に、王馬小学校の子どもたちだけでなく先生たちまでメロメロ。
そんなある日、王馬小学校で『笑う
猫』というオバケのウワサが広まった。
放課後、一人で家に帰ろうとしたこころは、その『笑う猫』に遭遇し大ピンチに陥る。
そんなこころの前に現れたのは、キツネの耳と尻尾を生やした曜子。
実は曜子の正体は、王馬小学校に住んでいるキツネのオバケ、『妖狐・八雲』だったのだ。
『笑う猫』を退けた曜子は、あの猫が『チェシャ猫』と呼ばれる妖怪だと話す。
チェシャ猫の狙いは、王馬小学校に隠された『オバケの鍵』を探し出して、小学校のオバケたちを街じゅうにばらまき、街を混乱に陥れて支配すること。
チェシャ猫のたくらみを阻止するため、こころと曜子は『オバケの鍵』を巡る争いに身を投じることになる……。
小学生と妖怪の、ちょっと怖くてあたたかいジュブナイルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:20:00
44183文字
会話率:40%
『シスター・ベルの怪異撲殺チャンネル』の続編。
僕とシスターの出会いから4年、僕たちは相変わらず怪異を撲殺する動画を配信していた。
隙間女、海からくるもの、怪異愛護団体……。
次々と襲い来る脅威に、シスター・ベルが立ち上がる。
最終更新:2025-06-06 21:30:00
12574文字
会話率:37%
男子中学生の僕、盾島誠太は、肝試しにやってきた墓場の奥で巨大な怪物を金属バットで撲殺する修道女と出会う。
『シスター・ベル』と名乗るその女は、「アタシが怪異を撲殺してるとこを動画に撮って動画サイトにアップロードしろ」と迫ってきて……?
カネ
と血と暴力にまみれたシスターと僕の怪異撲殺記録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:30:00
8571文字
会話率:50%
ごく普通の高校二年生、相川美咲の平和な日常は、ある日突然、音を立てて崩壊した。親友の陽菜との下校中、街は「黄昏境界」と呼ばれる異界に変貌。地面は裂け、「影」と呼ばれるおぞましい怪物が人々を襲い始めた。絶体絶命の窮地で、深手を負った謎の戦士に
助けられた美咲は、彼から「生き延びて未来を」という言葉と共に、力の源であるオーブを託される。訳も分からぬまま、陽菜を守りたい一心で、美咲は未知の力「アーツ」を覚醒させた。
荒廃した世界を逃げ惑う中、美咲はオーブとの交信により、自分が「灯火」と呼ばれる存在となり、仲間を探し生き延びる宿命を負ったことを断片的に知る。生存者の情報を求め、二人は街で一番大きな「白鷺神社」を目指すことを決意する。その道中、巨大な影に襲われるが、二本の短剣を舞うように操る孤高のアーツ使い、セツナに救われる。彼女もまた「灯火」であり、美咲にこの世界の過酷さと、神社に潜む危険性を警告して姿を消した。
警告を胸に辿り着いた白鷺神社は、生存者の避難所ではなく、神社の守り神が黄昏に汚染され変貌した、強大な影「ガーディアン」の巣窟だった。ガーディアンの絶望的な精神攻撃に意識を奪われかける美咲。しかし、陽菜の悲痛な叫びが彼女を現実に引き戻す。「守りたい」という純粋で強大な意志が引き金となり、美咲は光り輝く槍を創造する新たな力を発現させ、辛くもガーディアンを退け拝殿へと逃げ込んだ。
そこには、息を潜める十数名の生存者と、もう一人のアーツ使いである少年、怜がいた。彼は神社の霊力を宿すお守りを使い、結界を張って拝殿を守っていたが、美咲がガーディアンを刺激したと冷たく非難する。だが、ガーディアンの猛攻で結界が限界に達した時、美咲と怜の力が互いに「共鳴」し、増幅し合うことに気づく。これを唯一の勝機と見た美咲は、怜の結界で時間を稼ぎ、自分がガーディアンの本体を討つという決死の作戦を提案。怜もまた、美咲の覚悟に未来を賭けることを決意する。
仲間との連携、そして敵であるガーディアンの悲しい過去を知った美咲は、全ての想いを込めた光の一撃を放つ。平凡な少女が絶望の世界で戦う意味を見出していく物語が、今、幕を開けた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 20:00:00
9602文字
会話率:36%