――今年も宇宙船「地球号」で9億キロの宇宙旅行に出かけましょう。
星新一先生の年賀状に、そう書かれていたというエピソードを読んだ。地球の公転距離は9億キロ、宇宙船「地球号」は一年をかけて太陽の周りを回る。
素晴らしい。たった一文で、しっか
りSFしているし、オチも秀逸だ。こういうのを自分でも書いてみたい。そう思った。
もう一度、星先生のショートショートを読んでみたい。そういう方の為に、一編入魂、精一杯、頑張って書いたショートショート集。
どん底だったあの日、親父と花火を見に行った。あれから三十年、親父が危篤だという知らせが届く(花火)
そのカリスマ美容師の手にかかれば、黒々とした髪の毛を取り戻すことが出来ると言う(カリスマ美容師)
磯浜村の太郎は山賊の手先として捕まった亀を助け、城塞に連れて行かれ、音宮の姫と恋に落ちた(磯浜村の周郎)
僕は一日に一回、一秒だけ、時間を止めることができる(一秒でできること)
僕は鏡の中の自分と会話する方法を思いついた(鏡)
幼い頃、私には私だけにしか見えないお姉ちゃんがいた(お姉ちゃん)
終電間際の地下鉄の車内、目が覚めると時間が止まっていた(地下鉄)
亡き妻が神社で見守ってくれている(神社)
僕には”なかよしノート”がある(なかよしノート)
目が覚めると部屋には男が三人、テーブルに四つのボタンがあった(ボタン)
山歩きの途中、けもの道を歩んでしまったら・・・一人だけ違う時空に暮らす男の話(けもの道)
お祭りの日、屋台で射的をやって不細工な人形を手に入れた(射的)
アロイカの大宇宙船団が地球を侵略するためにやって来る(アロイカ・インベージョン)
「月光石を持って来た人と結婚する」と美姫は言う(狼の血族)
人の言葉を話す鳩ジョンのお話(伝書鳩ジョン)
深夜、タクシーがお客を拾った~幽霊話をショートショートに(幽霊はタクシーに乗って)
【注】これらの作品は「カクヨム」でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 07:26:48
242168文字
会話率:22%
ここはどこにでもある喫茶店。
あなたの心に一杯のコーヒーブレイクを。
【出演】
マスター
*とある喫茶店を経営。見てくれはダンディーな男。
実は恋人いない歴イコール年齢。
女性客
*とある喫茶店の常連。マスターの気を惹こうとするが
相手にされない。実はマスターが超シャイなだけ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-23 14:00:01
55558文字
会話率:75%
その名は鬼哭アルカロイド——中学校の入学式の帰り道、生まれたときから見ていた"あれ"に襲われたぼくを助けてくれたのは陰陽連合を名乗る謎の組織の一員レッドさんだった。彼は特異な力を持っているらしいぼくを新入隊員だと言って歓
迎するが見るからに怪しいアラサーのおっさんにほいほいついていくほどぼくは世間知らずな子どもではないのさ。とはいえ、とりあえず助けてくれたし不思議現象を目の当たりにさせられたし、それに小さい頃からずっと一人きりで秘密を抱え続けていたのも苦しかったし……というわけでとにかく興味が湧いたのでぼくは陰陽連合とやらに入ることに。さあこれで妖怪的悪霊的なものたちと戦う霊能力者的日々が始まるのかな? と思ったらどうやら各メンバーによって考えていることはバラバラのようで。進学希望の高校に通っている大金持ちの光里さんは鬼哭アルカロイドを自分たちの力の源と言うし、フランスからの帰国子女イリスは倒すべき邪悪な敵だと言うし、子役として芸能界で活動している殊祢は科学的な解析の対象として扱っているらしいし、で、結局鬼哭アルカロイドってなんなんですかレッドさん? 隊員仲間でクラスメイトの相沢さんは相沢さんで思うところがあるようだし、みんなそれぞれの見方でそれぞれの考え方でそれぞれに世界を変えようとしているっぽいけどそんなことよりバナナケーキでコーヒーブレイクだ。これはぼく、葛居時生(ふじいときお)の割と長いお話のプロローグである。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-27 06:21:27
139643文字
会話率:60%
「わたし、魔法の使えない魔女なんだ」
バイト先に来る、少し変わった格好の常連客は────そんなことを言った。
非現実的なことは信じていない男子高校生・笹倉一輝は、少し古めの喫茶店でアルバイトをしていた。
従業員の数が少なく、
シフトは先輩である藤川有栖と二人きりのことがほとんど。
一輝は、そんな有栖に密かな想いを寄せる。
だけども、有栖の興味はとある常連客に向いていた。
ハロウィンでもないのに、いつも魔女の格好をしている女の人。
ファンタジー世界を夢見ている有栖は、その人が本物の魔女かもしれないと言い出して。カフェデートをしてあげるという有栖の提案と引き換えに、一輝は彼女の正体を確かめることに。
ただ、その常連客と関わる中で思わぬことを知る。
彼女が口にしたのは──有栖に迫る危機だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 20:00:10
30354文字
会話率:53%
『女子高生がもたらす、珈琲文化による…魔術小国の振興物語』
学級委員長も図書委員としての仕事も押し付けられている女子高生【霧島なつき】は、その日の放課後も図書室で一人、仕事を任されていた…
返却された本を元の場所へと戻す最中、あるはずの
ない床下への入口に気付き…なつきは、好奇心の赴くままに、その床下へと入る。
その扉の先には、魔術が当たり前の世界が広がっており…なつきは、魔術を習う学生の一人となっていたのだが…魔術師としての素質は大して無く、落ちこぼれの烙印を押されていた。
そして、魔術学校の授業の一つとして登山を行うが遭難してしまい…命の危機に瀕した状況で、瞳に映り込んだ木に成る赤い実が…霧島なつきの…転移先の小国『ウリ・バルデン』の運命を変える。
※アルファポリスとカクヨムにて、一部先行更新しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-17 18:38:15
38805文字
会話率:41%
名門・帝都大学主席の天才である家谷朔禄は苦悩していた。自らが立ち上げた探偵サークルにまともな依頼が来ないことに。しかし助手は知っている。この男はどんな依頼もフルスロットルで解決することを。現状を嘆く家谷と彼のことが知りたい助手の束の間のコ
ーヒーブレイクがここに。波触雪帆が第三作として送る、プロローグストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 08:13:50
964文字
会話率:56%
30歳を迎えるOL達へ。
最終更新:2023-06-01 16:42:00
1866文字
会話率:0%
とある会社で働くOLの佐々木。
終業後の飲み会の誘いを断り、コーヒーブレイクを楽しみたいという。
会社近くの小さな公園で、同期の七瀬とコーヒーブレイクタイム。
そして告げられる、七瀬からの言葉が、コーヒーの苦味を増していく。
最終更新:2022-12-09 19:47:26
918文字
会話率:56%
[なろう作品の読者を妄想してみた短編第二弾。] 春の午後、サラリーマンがテラス席でなろう作品を読みながらコーヒーを飲んでいます。安全性に考慮し、アイスコーヒーにしました。 *こちらの作品は、間咲正樹様作品の短編『婚約破棄されたけど、
それよりも池の水ぜんぶ抜きが気になってしょうがない』の二次創作になりますが、ネタバレなし、単独でも読める短編になっております。*この作品は「N3428FW」の二次創作です。作者より許可を頂いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-27 11:00:00
2500文字
会話率:10%
仲良しの熊さん(くまたん)とウサギさん(うさたん)が午後の紅茶を楽しみながら、雑談する話です。
最終更新:2020-12-09 22:17:40
974文字
会話率:85%
自ら好んで便所飯をしていたごく一般的な男子高校生、笹川悠介は、とある思考に耽っていたとき騒がしい足音を聞く。それは次第に大きくなり、耳を澄ましていると足音の主はトイレの中に入ってきたようでーー何故か上から女子高生が降ってきた!?
彼女を
追いかけている謎の男から逃げるために、二人は授業をサボって校舎外への逃避行を決行!笹と獺虎が巻き起こす非日常青春白書。
10/10から毎日投稿。
よかったらブックマーク等お願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-18 16:29:44
14244文字
会話率:25%
コーヒーを飲んでいると、どこからともなく、あいつがやってくる。
あいつはいつも私のそばに腰を下ろし、じっとコーヒーを飲む私を見つめてくる。
それでも私にとってあいつは、虫けら程度の存在にすぎない。
追っ払っても、あいつはめげずにやってく
る。
いったい、私に何があるというの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-21 21:18:57
2603文字
会話率:5%
ある国の高級ホテルの一室で、
女性たちがコーヒーブレイク
最終更新:2020-02-09 15:53:19
612文字
会話率:86%
世界に君臨する超存在、人と竜の間を調停する抑止力、遥か悠久の刻を越えて存在する偉大なる者、法則の外より来たる者――それが竜王様と呼ばれる、少女の姿を持った怪物である――
が、割と暇を持て余しまくっているのでちょっとブームに乗って異世界
とか行ってみたくなったお話。
たまにコーヒーブレイク感覚で世界を滅ぼす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-24 00:00:00
33902文字
会話率:40%
都会の田舎のある町に、大きな樹の家がありました。高校一年生になった女の子・一ノ瀬恋詠(いちのせ・こよみ)とシェアハウスの仲間たちが織りなす、穏やかな日常の一幕。本作は「まんがタイムきらら」系4コマ漫画の雰囲気を会話劇小説として紡ぐ、日常系シ
ョートエピソード集です。
隔月刊行の身内小説誌に掲載したものを再録しています。一シーンが短いので、コーヒーブレイクのお供にどうぞ。現在暫定完結。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-06 21:00:00
23030文字
会話率:89%
深夜の仕事を終えた浅井は、仕事仲間の金田から呼び出しを喰らった。
ちっとも乗り気ではなかったが、その声色に嫌なものを感じた彼は、渋々待ち合わせ場所に向かう。
そこで金田から語られた強盗事件の顛末によって、一転、彼の人生は窮地に追い込まれてし
まう。
もはや、彼にできる事はない。ただ金田が語る物語に一喜一憂するのみ。
果たして、知らぬうちに追い込まれた浅井の明日はどっちだ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-23 23:39:29
5006文字
会話率:60%
外資系IT企業で働く男の陰には、いつも苦労が付きまとっている。課長ともなると、いつもいつも雑多な事で忙しく、ふとした瞬間に色々な事を考えてしまう。
上司への対応、部下への気遣い、お客様への対応……
課長は、いつもいつも色々と考えている
、だから色々と考えてしまう。そんな課長の通勤前のコーヒーブレイク。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-29 16:18:15
6059文字
会話率:10%
どうも、コーヒーブレイクです。この作品が初めての投稿になります。
あらすじ:主人公のアルアの住む町が襲撃され、友だちのサムが拐われ、助け出すため冒険に出るお話。
ぜひ読んでください。感想をお待ちしてます。
最終更新:2016-09-07 23:02:46
11402文字
会話率:49%
ーーーあぁ、疲れた。
やっぱりこんなときは、コーヒー牛乳、かな?
最終更新:2016-08-04 05:28:25
2999文字
会話率:31%
毎月満月の夜に、喫茶店を訪れる謎の女性。憂いを帯びた表情が気になり、つい声をかけてしまうマスター。一体彼女は、何を悩んでいるのだろうか。
「ぼくがすてられるまで」に出演した、アネモネによる番外編。
※pixivに同作品を掲載していま
す。http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=2968367折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-23 21:23:53
7001文字
会話率:46%