時は2027年7月。かつて絶大な人気を博した世界初のフルダイブ型VRMMORPG――【Under Brain Online】は、オワコンと化していた。
不正なパワーアップツール《ディスオーダー》を使用した"Dプレイヤー“たちがPv
Pバトルに蔓延り、フィールドには《ディスオーダー》によるクラッキングの弊害で生まれた変異体“ノーブレイン”が蔓延っている。運営側も対策の追いつかない一連の事態に、呆れたプレイヤーたちは次々と離れていく一方だった。
片や、現実。【Under Brain Online】の基礎システム発案者かつチーフエンジニアだった兄、彼方秋夜(おちかたしゅうや)をもつ高校生プレイヤー、彼方憂雨(ゆう)。彼の正体は、亡き兄の遺した世界を守るため、純正プレイヤーにして未だ世界ランキング19位を保つ生粋の天才プレイヤー、【Executer】こと『カナタ』だった。
【第1章】
世界ランク7位という実績を保持し続ける傍ら、ソロで《ディスオーダー》を使用するプレイヤーを片っ端から処理していた憂雨。兄の創った世界だからという理由で【Under Brain】に執着していた彼はある日、“ノーブレイン”との闘いで窮地に陥っていたところを、一匹の龍とその主である巫女服姿の少女に救われる。
「こいつと組めば……本当に、この世界を変えられるかもしれない」
「朔夜」と名付けたその少女の正体は、〈ディスオーダー〉の影響で生まれた、自我を持った”バグの塊”。現実にまで侵食してくるバグった彼女に翻弄されながらも、その力に可能性を感じた憂雨は、《ディスオーダー》へと対抗するために彼女とタッグを結成することに。
少々わがままな相棒との、二人だけの反撃が幕を開ける。
*現実パートあり。(だいたいゲーム:現実=6:4)
*カクヨムにも投稿中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 22:40:00
182005文字
会話率:41%
『第5回「下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ」大賞』に参加するために書いた短編小説です。
悪魔の言葉に耳を傾けてはいけません……。
※SNSにおける炎上や、自殺に関する描写が含まれます。
最終更新:2023-12-03 17:35:27
845文字
会話率:0%
バーチャル技術が発達した現代、全世界で利用ユーザー数が2000万人を突破したメタバース空間、「Galaxias」。そこで絶大な人気を誇り、バーチャルシンガーとして活動している女子高生、藤原咲良(ふじはらさくら)——「残像の歌姫」と呼ばれるc
herryだったが、ライブ中に発生したアバターの誤作動から、Galaxiasの中だけでなく現実でもおかしくなってしまった。自分の行動に制御が効かなくなってしまい、それを親友であり彼女の通う高校の生徒会長である宇多田宙子(うただそらこ)に相談することで、物語は動き出す。
これは、10人の少年少女による『現実クラッキング現象』を解決する話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 17:25:50
4168文字
会話率:62%
春になると聞こえてくるあの「音」
皆さまはどう感じていますか?
最終更新:2022-04-21 12:20:41
1404文字
会話率:0%
二十七歳の双海天助はクレカ情報などを盗んで生計を立てるクラッカーだった。幼少の頃に父からクラッキングを習い、高専時代にはハッキングコンテストで優勝した経験もあった。まさしく天性のクラッカーだったが、母が交通事故に遭ったことを契機に人生を考
え直し始めた。父は二年前に亡くなっており、家族は母しかいなかった。その母に嘘をつき犯罪者となったことが急に許せなくなったのだ。天助は犯罪から足を洗うことを決め、転職活動を始めた。職探しは難航したものの、一つだけ天助に内定を出す組織があった。
防衛省自衛軍サイバーシステム保全隊、情報セキュリティ研究所。それは日本を襲うサイバー攻撃に対抗すべく設立された軍の組織だった。天助はそこで新たな人生を歩もうと決意を固めるが、研究員である高森観月から衝撃の事実を伝えられる。
「ここはセキュリティの研究を行う機関ではない。他国を攻撃するための組織だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 20:14:14
115399文字
会話率:48%
『オペラ座の双子』。二千七十七年に、世界を股にかける泥棒『ベルカント』と『アリア』は、情報屋から、大天使ミカエルが与える、世界を手にできる宝の存在を知る。
ベルカントは己の持ちうる変装技術と射撃の腕を使い、アリアはハッキングとクラッキン
グを使い、宝を求める。
スリルを何よりも求めるベルカントとネット上での戦いを楽しむアリアには、世界を手にできる宝の盗みがとても魅力的に見えた。
裏の世界で生きながら、殺しを行わず盗みを働く二人は、世界を手にできる宝を得るために動いているうちに、世界の命運をかけた計画へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 00:00:00
87560文字
会話率:44%
時は20XX年。VR技術はかつてないほどの隆盛を迎えていた。巷に流通する仮想現実型のゲーム、ゲーム、ゲーム!
そんな中ネットワーク上で作成者不明のVRゲームプログラムがリリースされた。その名も胡蝶(Dream)の(Of)夢(Butte
rfly)、略称DOB。DOBはフルダイブVRにしてマインクラフトのようなゲーム世界を作れるゲームだった。たちまち世間はDOBに熱狂。全世界で3000万人の熱狂的ユーザーを獲得した。
しかし、このブームの陰では一つの社会問題が生じることとなる。引きこもり。従来の自室に引きこもる物理的な引きこもりではなく、DOBにて自身で作り出した世界に引きこもる電脳的な引きこもりが爆発的に増加していた。しかも外部から強制的にシャットダウンした場合、ユーザーはそのまま昏睡状態に陥る。まるで最初から引きこもり状態を想定していたDOBの仕様。
引きこもったユーザーを助け出す手立てはただ一つ。ユーザー自身が作り出したゲーム世界にクラッキングし、ゲーム完全攻略。そしてゲームエリアの最奥にいるユーザーの意識をサルベージすることだけだ。
厚生労働省はこの電脳的引きこもりに対処するための専用クラッキングメディカルチーム・SCMを立ち上げた。この物語は、SCMの先鋒であるプロゲーマーと彼らをバックアップするメディカル・ITスタッフ、そして引きこもったキャストプレーヤーの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-12 16:00:00
10735文字
会話率:40%
西暦2010年代半ば前後のこと、フィアンセ・ディック・キョウコンは、ある3人以上の男女によってクラッキングされ、その内容は、インターネット、ウォークマンなどをいじってくる、などであり、彼らはオレを、麻薬中毒者である、だから、警察沙汰にすらも
できないであろう、という魂胆でクラッキングしてきたんだ、でもだ、残念ながらオレは麻薬なんてものはやっていない、ただある特殊経験からずっと脳内麻薬は出ているけどな、これは合法だ。
麻薬があれば、異世界転生だってできるんだ、幻覚でだけどな、これは違法だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-06 23:59:50
6334文字
会話率:6%
――ヒロインってのが、アニメや漫画の中で一番ウザくないか?
主人公の足を引っ張り、結局ヒステリックだの不運だのに人を巻き込み、最後にはのうのうと結ばれる。
愛だの、勇気だの、友情だの、信じるだの。
どこぞの宗教じゃあるまいし、そんなんでロボ
ットが本来のスペック発揮するわけねぇだろうが。
圧倒的な火力、圧倒的な機動力、圧倒的な防御力。
ロボットで戦争に勝つには、それしかないだろ。つーか、それ以外を夢想する奴は大概死ぬか、自分の無能さに後に気付くかだけだ。
――そんなわけで、リアルなロボットを自分で設計してみたいと思ったのが三年前。
今日がその完成日で、急いで帰ってみれば設計図は無くなっているわクラッキングに遭ってるわで、散々だっつの。
それに、何だか訳の分からん光まで……何なんだっつーの。
北欧神話? 日本神話? 挙句にクトゥルフ?
名前だけって紛らわしいんだよ!
ったく。俺の人生-―どこで狂ったよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-21 19:22:16
198800文字
会話率:45%
目覚めるとそこは、『メタファイズ』という者を収容する監獄スタンフォートレスだった。
ツギハギだらけの捜査官ラウ・トロンは執拗に迫ってくる。
「目元の痣が”牢獄”に見えるメタファイズはお前か?」
失った記憶を辿っての記憶が無い。
身に覚えが
ない。
そしてティエラは、『プリズン』追うことになる。
そいつを捜すために……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-07 08:17:39
14304文字
会話率:52%
二十二世紀。サイバー犯罪によってめちゃくちゃにされた近未来には、一つ風変わりな職業がある。名前はスレットハンター。街中に発生する複数の犯罪を検知、本命を見極めて刈り取るのが主な仕事だ。
優秀なスレットハンターであるエリックは、パートナーであ
り保護対象である天才ハッカー少女カリナと共に街中に蔓延る脅威を狩っていた。
しかし不審なピエロと、それに関連する事件によって二人は過去と対峙する事態に陥ってしまう。
消えない過去と向き合う二人の結末は――。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-02 18:00:00
144221文字
会話率:50%
今をときめく超人気アイドル宝ノ木 姫華の元へ殺害予告が届く。
ライブのリハーサルを中止にされ、さらには自身が主役を務めるドラマにまで暗雲が立ち込める。
事態の収拾を命じられたのは、うさん臭さ満載のエセ関西人ハクと先行き不安な新人ドロップ。
二人の情報屋が奔走する裏で、ボスであるナイトへと魔の手が伸びる――。
全三十話。一日一話ずつ投稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-18 19:05:42
159073文字
会話率:53%
偉大なる魔術師ディラギウスの教えを受けた弱小貴族の三男坊、ミリアン。精霊の言語を暗号化した魔術式を覚える内に、とある考えに至る。それは、他者の魔術の乗っ取りと破壊。現代の地球で言う、クラッキング。
遠く及ばない兄弟子さえも超える才能と力を
発揮したミリアンは、ただ1つの目的の為に偉大な師であるディラギウスを殺した。それにより始まる、復讐という名の売名行為。当たり前に与えられるべき物を求めた大犯罪。今日もまた、黒い竜が刻まれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-21 00:24:44
2582文字
会話率:44%
キイチの前世は大魔法使いアラン。魔法のない現世に転生し、唯一残された「電子を見る」魔法でハッカーとなったキイチは自分と同じように転生した妹、ケイを探していた。
ケイの情報を求めて「十年未来の実験都市」という触れ込みの箱庭都市に潜入したキイ
チは、いきなり管制システムのクラッキングによる電車ジャック事件に巻き込まれる。その場に居合わせたサイバーセキュリティ特務課のアンジェリカは大事故を回避するために電車を必死に制御するが、二重三重のトラップが仕掛けられていて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-30 00:10:11
105133文字
会話率:48%
日本の天才ハッカー、神崎零。
彼の務める会社が、ある日ハッキングされた。
神崎は世界中の中継サーバーを駆使してハッキングの犯人を特定し、犯人のパソコンをコンピュータウイルスを発動して攻撃した。
そのときダウンロードしたデータの中に別会社の資
料が入っていた。そのデータから事件は思わぬ方向に発展する。
敵のハッカーとの戦いに神崎の心は踊る。
「極悪非道のウイルス発動……するしかねえな」
神崎はエンターキーを叩く。
彼の実行したコンピュータウイルスは世界中のサーバーを通り、敵のパソコンに襲いかかる。
本作で書きました用語説明は、本作を読むにあたって知れば楽しく読めるものをまとめました。
したがって最低限の説明であり、詳しいものではありません。
また、作者の知識でなるべく簡素にわかりやすく書いたものであり、実際の意味とは若干違いがあるかもしれません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 22:00:00
89380文字
会話率:41%
────“エタニティオンライン”は、プレイヤーに五感が反映されるシステムを採用したことにより、国内トップクラスのオンラインゲームとして話題に上っていた────我々の住む時代より、もう少し便利になった時代。機械技術の発展した日本は特に映像技術
が飛躍的な進化を遂げていた。その映像技術をふんだんに活かすことによって実現可能となった、遠い過去から望まれて止まないVRMMO(仮想現実大規模多人数オンライン)が、社会現象となるほどに流行していた。“エタニティオンライン”は、規約違反のプレイヤーやダメージを被るプレイヤーに対して、五感を十一分一に抑えることで安全性をアピールしている。主人公はゲームが大好きな男子高校生。友人や仲間達といつものように“エタニティオンライン”に興じていた。ところが、あるときログアウト時に用意されるログアウトホールが出現しないことに気が付く。公式は、『ゲーム内でのさまざまな異常は不正アクセスによるクラッキングが原因である可能性』という旨をゲーム内プレイヤーに通達し、更に『クラッキングによりゲーム内で死亡確定すると、意識がネットワーク上に放流され二度と体に戻せない』という、事実上の死を意味することも付け加えて、ゲーム内にて発表した。騒然とする中、資金調達や安全保護に奔走していた主人公は、次第に事件の真相へと近づいていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-11 12:06:52
313067文字
会話率:50%
※どこかのもっともあそぶ西遊記のキャラパロで、SFライトノベル
第二西暦2115年。五歳から脳のコンピュータマシン化が義務付けられているこの世界で、陰陽師として活躍する一人の少女がいた。祓うものは悪鬼や悪霊。マシンである『脳』にクラッキン
グを仕掛けるウイルスである。
京田紅。若干17歳にして陰陽師を生業とする京田家の当主の身であり、同時に(一応)女子高生。
そんな彼女は『四罪』と名乗るクラッキンググループの調査兼殲滅のために中華圏へとやってきたが、そこで奇妙な四人連れの男たちに出会う。
人とつるむのは嫌いだと公言して憚らなかった紅が彼らと共にいた理由。いる理由。そして、皮肉にも、彼らとの出会いが紅の最大の生きる理由であった父親の死への疑問を解き明かす手がかりとなる。
「ものすごくどうでもいいけど、人の食生活に口出すのやめてくださいカイさん」
主に最初は主人公のツンデレ解ししかしてないよ!
ライトノベルだよ!
王道をひた走る気満々だよ!
サイバー関係は一生懸命調べてる素人だよ!
そんな感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-07 22:25:55
21989文字
会話率:52%
近年に省庁や企業をターゲットにしたサイバー攻撃、クラッキングが世界中で常に行われており、誰もがその危険に巻き込まれてもおかしくない世の中。
一見、普通な高校生である古谷淳一は、実は高い技術力を持つ若手ハッカーである。
とある事件に巻き込まれ
たことをきっかけに、技術を駆使して様々なネット犯罪やサイバー犯罪を解決していき、ホワイトハッカーへと成長していくリアルサイバー犯罪捜査ミステリ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-05 21:52:47
6458文字
会話率:37%
高校二年生の夏休み。
幼馴染の晴の部屋でオンラインゲームを楽しんでいたリオン。
そんな彼を傍らにハルは一日中、パソコンのディスプレイと睨み合っていた。
ネットワーク上で見つけた気になるデータ。
そのデータの解析から辿り着いたのは謎
の仮想空間の存在。
その世界へのクラッキングの結果、エラーが発生し、利星が仮想空間に転送されてしまう。
そこで出会った記憶喪失の少女と双子の姉弟と共に現実世界への帰還を目指して異世界での冒険が始まる・・・。
頻繁に更新することは出来ないかと思いますが、よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-31 10:00:00
6912文字
会話率:42%
「誰かが物語を終わらせようとしている――」
好意を寄せていた天文部の部長の自殺事件から、数年後。「私」は二流週刊誌の記者を務めて奔走し、ちゃちなネタを掻き集めては巧みに装飾を施して、いつかは先輩と同じ作家になるのだとか云う夢を未だ漠然と諦
めきれずにいる……、そんな日々を送っていたのだが。
1999年の八月。
「私」は取材先でかつて先輩の恋人だったという一人の女性と再会する。今では作家としてデビューしていたその女性と出会った二日後、彼女が奇妙なメールを残して自殺したことから、「私」は探偵まがいの行動を始めるのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-30 16:13:38
1340文字
会話率:54%