ダンジョンの存在する世界でクライシス・グリスは今日も迷宮に潜る。目的は軽くお小遣いを稼ぐためだ。中には自分たちのダンジョンに挑んでいる最中を配信してお金を稼ぐ者もいるが自分には無理だと諦めていた。
そんなクライシスだがダンジョンに潜っ
ている最中、モンスターを連れて逃げている人と出会う。眼の前の人からは逃げてという声とモンスターの怒号。それらを見てクライシス・グリスは逃げるのではなく前に進んで迎え撃つ。
そして響き渡る悲鳴をうるさく思いながら撃退したクライシスは呆然としている逃亡者を無視してモンスターのドロップを回収して撤退する。
「今日からあなたも配信者になりませんか!?」
「は?」
後日、モンスターから逃げていた人から配信者にならないかとスカウトされた。
最初は遠慮してたが、お金を稼げるし成績も上げれると聞いてクライシス・グリスは配信者となる決意をする。
※作者は配信活動に関して詳しくは知りません。変なところがあっても笑って流してください。
※ストックがキレるまで毎日20時に予約投稿します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 05:40:00
488200文字
会話率:48%
小輪雁夏水は美少女である。そりゃもう圧倒的な美少女である。清楚で可憐、小柄で巨乳、勉強そこそこ運動苦手、特技は料理と手芸……何の威圧感も無い美少女なのでそりゃあモテる。ヤバいくらいモテる。
そんな美少女の目下の気がかりは、クラスメイトの四方
木礼祀である。見た目は地味で成績は凡庸、休み時間にはいつも寝ている一人ぼっちの少年だが、うっかり彼に悪意を向けた生徒は次々に行方不明になってしまうのだ。
彼を孤立させてはいけない。彼をクラスに馴染ませなくては。これは一人の少女の善意が余計なトラブルを引き起こす物語である。
『霊能少年、ブチキレる』https://ncode.syosetu.com/n0337in/の
その後の小話。なんとなくヒロインのいる恋愛モノっぽいものを書いてみたくなって思い付きで初めてみた、不定期でだらだらやる予定の蛇足な駄文です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:57:19
8702文字
会話率:38%
四方木・礼祀(よもぎ・れいじ)は霊能力者である。霊能力を博打や投資に使ってだらだら生きている父親を反面教師にして、地球の平和を守るために夜な夜な悪霊を退治したり妖怪の愚痴を聴いたりしていた。例え学校では「休み時間に寝たフリしてるだけの友達
いない陰キャ」と陰口を叩かれていようが、礼祀はそれで自己満足に浸れる充実した日々を過ごしていたのだ。
気紛れで礼祀に興味を持ったクラスの美少女のせいで、スクールカースト上位気取りの連中が余計な騒ぎを起こしてしまうあの日までは……
調子に乗って人を見下してる輩が、心の中だけにしとけばいいのにワザワザ行動に移して、ヤバい奴を怒らせるという有りがちな懲悪エンタメです。ホラー的不条理さのため勧善ではないです。
全20話で、最後まで書き溜め済み。最初のざまぁまで一気に投稿した後は、毎日1話づづ更新する予定です。
カクヨムにも投稿してますが、なろうの方が早いです。
過去作含め、評価・感想まことに有り難うございます。今作が一段落したら随時返信させて頂きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 07:28:44
40198文字
会話率:41%
ブラック企業に勤める社畜木野草也は色々あって過労死し、世界樹に転生した。ただしどんぐりから。
「異世界転生スローライフ!」
転生して意気込んでいたものの、周りの人は優しいが世界は割とハードモード。
神は気まぐれ、精霊はすぐキレる。
エル
フは脳筋だし同類の世界樹は自分を敵視してくる。
異世界なので常識もあまり通用しない。
他の種族に命を狙われ、成長は遅く、木なので自由に動けない。
唯一の味方のエルフ族はいるものの
他の世界樹やドラゴン、魔族などの種族に囲まれて、命や世間体の危機が次から次にやってくる。
それでも世界樹という最高の素材(自分)を切り売りしハードモードの転生をなんとかかんとか乗り越えていく!
基本は他力本願の異世界転生物語。
※カクヨムで「転生したらどんぐりだった」というタイトルで連載していた作品の加筆修正したバージョンを掲載しています
先が読みたい人はそちらで検索して読んでみてください折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 20:02:58
534427文字
会話率:43%
異形の力――それは、かつては忌むべき呪い。
だが今や、火薬と魔力が支配するこの世界において、
《変異進化(メタモーフ)》は国家・武装結社・裏社会すら欲しがる「究極の武器」となった。
銃火器と魔導兵装が標準装備、
マグナガンをぶっ放し、異形
が街を闊歩する無法の時代。
正義と悪は腐り落ち、
力と混沌こそがすべてとなったこの世界に
ひときわ異常な男が、今日も拳ひとつで殴り込む!
その名も――バルド・バンディット!
異形形態《炎魔暴神(フレイム・ブロウ)》
全身から炎が噴き出し、拳であらゆるものを砕く超脳筋モード。
戦車? ぶん殴れば粉砕。銃撃? 燃えてるからノーカン。
頭も燃えてる。理性も燃えてる。隕石直撃しても朝まで寝れば治る。
通り名は「炎頭のバルド」。
でも本人は「燃え頭って言うなァァァッ!!」とキレる。
銃社会に拳で挑み、
戦略国家にギャグで挑む!
爆発する都市、暴走する機械兵、
宙を舞う銃弾をギャグで受け流し、理不尽な戦場を正面突破!
この物語は、
銃と魔と拳が交錯する異世界で、ただ一人笑って突き抜ける男の伝説である――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 17:25:55
7965文字
会話率:39%
記憶喪失のイケメン筋肉あごひげヒューマン、可愛いけど過去に重いトラウマを抱えたロリっ娘エルフ、プライドが高くてやたら打たれ弱いエリートホビット、王になりたいぶっ飛び残念なドワーフ美女、キレると怖い獣人オネエの5人が冒険者ギルドに集まり、パ
ーティを結成する。
ドワーフ美女の活躍で、結成時から期待の新人冒険者として注目を集めるが、その結果ギルドからとんでもなく厄介なクエストを立て続けに依頼される。依頼を受ける中で、やがて彼らは「魔神教」という封印された魔神を復活させる宗教集団の大きな陰謀に巻き込まれていることに気付く。
※実際に作者が自作TRPGでシミュレーションした結果を元に小説を作成しているので、どのような展開になるかはサイコロ次第。ご都合主義は一切なく、サイコロの目次第では容赦のない展開になります。伏線を沢山散りばめていますので、丁寧に読めば様々な発見があるかもしれません。ハラハラドキドキしたい、ご都合主義の小説に飽きた、鬱展開大好き、カッコいい戦闘シーンが見たい、心理描写がしっかりと書かれている作品が好き、という方にお勧めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 12:29:13
1308622文字
会話率:35%
「きゃははは! なあ、どこ隠れるー?」
「お、こことかよくね?」
――来るな。
「えー、微妙じゃね?」
「てか、公園の外に隠れるのあり?」
――こっちに来るな。
「いいだろ。ダメって、ルールねーし」
「でも、あいつキレるとめんど
くせーからな」
――行け。向こうに行け。
「戻るか」
「オッケー」
よかった……。もしこっちに来ていたら、おれは終わりだった。おれが殺してしまった、この男のせいで……。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-12 11:00:00
3999文字
会話率:48%
総理大臣の毎日の短編作品!
なんと今回は全く本編と関係ない!
そしてカブト虫食法というカブト虫食を勧める法律だーーー!カブト虫大好き少年がキレるやつだわ。
という気持ちで見てください。
ではどぞ
最終更新:2025-06-09 17:23:56
540文字
会話率:58%
いわくつきアパートで、心霊現象の基礎的なことが毎日起こる。やがて22歳の男子大学生のあなたは幽霊にキレる。
※変態的な内容です。過激なセリフがあります。内容の一部について、侮辱の意図はありません。実際には真似しないで下さい。エロ本が部屋
にあるみたいです。
ジャンルはホラーにしようと思いましたが、途中から恋愛要素が強くなり、最後はギャグ主体になってしまったため、コメディーにしました。
ウイはフランス語で、はい、を意味する単語です。
キーウィは外国の飛べない鳥です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 16:21:16
2738文字
会話率:37%
新しいギルドが作られる事になった。
その場所は不便な立地の村や町の中心地に作られる事に。
そこで働くギルド職員達の日常のお話。
清掃をバカにされるとキレる主人公!
正当な理由や賃金が無く残業させようとする奴、マナーの悪い奴をぶっ殺す受付嬢の
ヒロイン!
異世界転生者や転移者みたいなイキリ散らしす奴を許さないギルドマスター!
道具を大切にしない奴らに中指を立てるギルドのアイテム屋!
チョットおかしな人々の日常のお話。
不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 16:38:17
9892文字
会話率:48%
中川小夜子は女神の不注意で、35歳という短い生涯を終えた。
怒り狂った小夜子は女神から数々のチートスキルをもぎ取り、異世界で新たな人生を歩む事を選ぶ。
もう我慢はしない。私は思うままに生きる。
礼には礼を、無礼には無礼を。
腹が立つ事は取り
合えず力でねじ伏せる。
人知を超える力を手に入れた小夜子の、見切り発車の異世界旅が始まる。
主人公はキレると狂暴になりお行儀も悪くなります。
何でも許せる方のみどうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 01:00:00
706693文字
会話率:46%
明智学園高等学校でアイドル的存在で男子生徒にモテモテの生徒会長である2年生の琴宮梓颯、同じく2年生で表向きは根暗でアニメや漫画好きのオタク系男子に見られているが、本性は推理力抜群で頭のキレる堀坂向汰、そして1年生で生徒会副会長になり校則違反
をしている生徒に厳しい如月瑠衣の3人が裏クラブという秘密組織を結成して学園内の問題を密に解決していく学園ストーリー。
学園が運営しているSNSのあるアカウントに悩み事を依頼することで、裏クラブの活動がはじまる。琴宮梓颯の生徒会長権限と情報調査、堀坂向汰の抜群の推理力と頭脳、如月瑠衣のパソコン知識の3つを活かして教師や保護者には解決できない生徒の問題を裏クラブは解決していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 03:22:42
327818文字
会話率:80%
ふだんはおとなしくしている校正者の、心の叫び。
キーワード:
最終更新:2025-05-15 08:30:39
1823文字
会話率:15%
ねえ、ちょっとだけ、ボクの話、聞いてくれない?
この世界には、魔法が使える“魔法使い”と、魔法がまったく使えない“異世界人”が住んでる。
ボクは異世界人の"トキ"。ある日、異世界からぽーんって飛ばされてきて、気がついたら
ここにいた。
気づいたときにはもう、元の世界にも、家にも、帰れない。魔法が使えなきゃ何も出来ない世界なのに、魔法が使えないんだから、いきなりクソゲー確定だ!
でもね、スキルって呼ばれる能力を持ってたんだ。ボクのは<boost(強化)>。なんでも殴って壊せるチートみたいなやつ。ぶっちゃけ界王拳。
今、ボクはサクっていう頭のキレる相棒とコンビ組んで、「無印商売」っていうなんでも屋やってる。
看板には“トラブル請負”ってでっかく書いてあるけど、ようするに困ってる魔法使いを助けて、ちょっとばかし報酬をいただくお仕事。
魔法使いはなんでも魔法で済ませるし、異世界人は道具扱いされてる。
そんな、ギスギスしたこの世界で、ボクらは“記録に残らない自由”を使って、ちょっとした穴を突いて、お金を稼いで、生き延びてる。
そう――生き延びてるだけ。今はね。
でも、ボクには夢があるんだ。異世界人がちゃんと暮らせる町を作ること。
異世界人が誰かに買われたり、捨てられたりしない、安心して暮らせる場所を、ボクの手で作りたいんだ。
そのために、お金を稼いで、力を蓄えて、仲間を増やして、前に進むの。この世界が、少しずつでも変わっていくようにって、そう願いながら。
これは、そんなボクとサクの、ちょっとヘンテコで、ちょっと痛くて、でもきっと楽しい、トラブルだらけの物語。
ね?ちょっとだけ、読んでみたくなったでしょ?
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はじめてでさいごの長編小説です。
五章各八話の構成です。ジャンルは恋愛小説。
完結までお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 17:50:00
142001文字
会話率:38%
偉そうで涙もろい才女・椿と、鈍感副部長・晴人。
「クリスマスに屋上ドームで二人の観望会!」と意気込む椿だが、部活は崩壊寸前。当の相手はやる気がなく、思惑は空回り──。
▼キレる ▼怒る ▼惚れる ▼泣く
感情ジェットコースターは1年間を駆け
抜ける。冬の港と星空が照らす、涙の等身大ラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 13:09:16
11696文字
会話率:29%
元悪役令嬢と魔法使いの娘に生まれた子の話。
五つ姉妹の末っ子であるが、魔法使いの素養に恵まれて生まれていないので、放置子にされてキレる。
上の姉は才能ありなので周りからも親からもちやほやされる。
末っ子の評価を周りが気にする度に、母親からや
ればできる子なので許してあげてなどと我が子を擁護する健気な演技で周りに言っているのがムカつく。
魔導書の精霊のガルフと末っ子のノイラの祖国や血筋を語る話。
「末の子のお嬢さん、大丈夫?」
「ええ、お気遣いありがとうございます。家族一丸となって乗り越えて行きますわ」
「……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:22:05
3102文字
会話率:15%
スライムにメチャクチャ愛情注いでる、頭キレる系の青年が、育ててる途中で獣人とかエルフ、さらには赤龍まで登場する話だよ。ACGとか映画のネタをガッツリぶち込んでてさ
最終更新:2025-04-09 20:38:11
81170文字
会話率:31%
某コンビニチェーンでスーパーバイザーに就いている青年、喜土 便(きど よすが)は、勤務の途中、トラックにひかれて死亡してしまった。
目が覚めると、ルミナという美少女に【救世主】として、召喚されていて、彼女曰く、「授かりし異能をもって、滅び
かけているこの世界を救ってほしい」とのこと。
世界を救うには、この世界の神様的な存在である世界樹を蘇らせる必要があり、そのためには、幸福の感情から生み出される【マナ】というものを一定量貯めなければならないらしい。
戦争も起こるし、魔物もいるようなこの世界で、便が授かった異能は【コンビニ召喚】。コンビニの店舗や商品を、【金を払って】取り寄せる能力だ。
「異世界で現代商売やれって言うんかい‼」
やけに現実じみた制限付きの能力にキレる便だったが、……あれ。ひょっとして簡単に元の世界に帰れるんじゃね? と思い、異世界にコンビニを開業することに。
魔法はあれども、文明が未発達の世界に突如として現れたコンビニエンスストア。
狙い通りに順調にマナが貯まる一方、そこには別の落とし穴があって——?
戦わずして世界を救う。チートはあるが復興は現代商売で!
コンビニを中心に始まる、世界復興ファンタジー。
仕事が忙しく毎日更新は難しいのですが、読んで頂けると幸いです。
※R15タグは念のため設定しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 16:11:04
44475文字
会話率:41%
とある島国の間で、一つの噂があった。
北、南、東、西、何処だろうと挑まれれば駆け付け喧嘩し、助けを求められれば力を貸すべく喧嘩する。
例え東日本最強と謳われたチームだろうと、例え相手が裏の世界で名高い極道だろうと、関係無い。
誰が相手だろうと戦い、そして、一度の敗北すら無く、彼らは昇りつめた。
チームの人数は?
100人?
10000人?
否、彼らに協力する者はおれど、そのチームに所属している真のメンバーはたったの5人。
曲がった事を嫌い、騙すことも不意をつくことも騙ることもしない。
どんな相手とも正々堂々、正面からその身一つで戦い、多くの者から羨望の眼差しを浴びるカリスマ。
チーム『ステラバルダーナ』の頼れるリーダー、海原恭弥。
色欲の権化ではあるものの、その実力は自由奔放なチームのまとめ役を任せられる程。
どんなに入手困難な情報も彼の巧みな人心掌握術の前には公開されているも同然。
チーム『ステラバルダーナ』の参謀兼副リーダー、伊佐敷遥斗。
その身なりや喋り方は伊達じゃない。
彼の前では巨岩ですら一太刀の元に沈む。
弱者を守り、悪を斬る。
チーム『ステラバルダーナ』の侍、須賀政宗。
2メートルを超える身長!!
体重は100キロを優に上回る!!
そのでっぷりとしたお腹は伊達じゃない!!
普段はおっとりマイペース。しかし、キレると鬼神の如く。
チーム『ステラバルダーナ』の末っ子、山川太一。
1に機械に2に機械、3、4に機械に5に機械。
彼に直せぬものは無く、彼に壊せぬものも無い。
改造大好きエンジニア。
モンキーレンチを片手に、いつでもどこでも改造三昧。
チーム『ステラバルダーナ』の修理屋、雷堂修。
どんな時でも彼らは5人で挑み、そして、5人で乗り越えてきた。
そして、そんな5人が今、『異世界』に召喚される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-03 10:30:00
377392文字
会話率:42%
小さな村の少年。15歳になったアル。
身長は165cmの細身、黒髪で右手の甲にはは太陽のマークが刻まれている。
朝起きると鶏にキレる。
アルは人口50人しかいない村に住んでいる。
大人が10人かかってもそれを振り払う体術を持っている。
アル
はそんな毎日に退屈していた。
この村は良い意味で平和主義過ぎて争い事が起きないから。
海から流されて来たシワシワの英雄伝の本。
誰かを救うことに憧れを持っていた。
英雄の名前はルルン・スピアーズ
能力はなく拳一つで国を収めた話が刻まれている。
6歳の頃に浜辺で拾い毎日読んでいる。
いつか人を救う人物になるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 03:08:25
497文字
会話率:0%
「もう我慢できない! あんたなんて、出ておいき!」
「なんだい、なんだい。後から入ってきた女が、息巻いてみっともないよ。ちょっとは我慢も覚えな」
「出てけー!!!」
あらら、追い出されちまったよ。
わたしの母さんが死んで、す
ぐ家に入って来た女、モアールの性格が悪いのなんの。顔は可愛いし声も高いけれど、化粧はケバいし香水付けすぎだ。くしゃみが出るよ。
まあ女らしい体つきは、大抵の男が喜びそうだけどね。
父さんが居ない間に出かけては、服やら宝石やらを買ってくるし、時々一緒に連れてきた従者? とよろしくやってるし酷いんだよ。
まあそれなら、100歩譲ってギリギリ我慢もできる(父さんの目利きが失敗しただけだ)が、使用人に手を出されたら無理さね。だから言ってやったんだよ。
ちょっとは我慢しなと。
ここは、お貴族様の屋敷じゃないんだよと。
そう言ったら、キレやがったんだよ。
ずいぶんと辛抱が足りないよ、大人なのに。
父さんが貿易に行っていない間に追い出されたわたしは、ここの商家の娘でレノアさ。まだまだピチピチの5才だ。
使用人達が慌ててついて来ようとしたが、悪いけども戻って貰ったんだ。だって今のわたしには金がないからね。給金が出せないんだよ。
みんな家族がいて、生活しなきゃならないしね。
と言うことで、一人で家を出たのさ。
キレるとどこかの喧嘩師のように、何かが乗り移ったように口汚く叫ぶレノア。その時のことをレノアは、よく覚えていない。ただ猛烈に怒ったと言う以外は。
◇◇◇
「うーっ、うーっ」
テクテク歩いて行くと、森の入り口で大きな灰色の犬が苦しげに唸って踞っているから、手持ちの薬を振りかけたんだよ。
そうしたら途端に元気になって、わたしの後をついてきた。
「わん、わんっ」
わたしの周りを元気にクルクルとまわっている。
「悪いけど、餌なんてないんだよ」
そう言うんだが、言葉の壁が邪魔をして通じない。
はーっ、はーっ言ってついてくる。
まあ、腹が減れば行っちまうだろう。
こうして1人と1匹旅が始まったんだ。
という感じで始まった、レノアの小さな冒険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 21:58:26
18142文字
会話率:34%