世界は六つの魔法属性に分かれ、神々によって運営されていた――かつては。
しかし、「界越え(鏡界人)」と呼ばれる異邦の者たちの介入によって、世界の理は崩れ始めていた。
異界から迷い込んだ少年・真也は、《模倣取得(リフレクシス)》という特異な
スキルを与えられた。
それは、他者のスキルを一つだけ模倣する力。
だが、そのスキルは万能ではなく、運と知識、そして覚悟を必要とするリスクの塊だった。
“模倣”は、力なき者の逃げではない。
それは、全てを乗り越えるための“意志”である。
異界と神々、そして己の存在すら模倣する少年の、反律叛逆ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 18:00:00
19949文字
会話率:36%
「じゃーあ、先に本屋行って、ぐるっと回って……それから、みよちんの行きたいところ行こっか」
自殺がしたい中学生のみよちんと皐月。
二人がケサランパサランから授かったのは"死ねなくなる"力だった。
しかし、ズレ
た異変はそれだけにとどまらない。
他にも、そこらじゅうの生き物の声が聞こえたり、近世風紳士に付きまとわれたり、かと思いきや堕天使と悪魔に襲われたり——! 二人を取り巻く日常どころか、常識が、世界が、劇的におかしくなっていく。
やがて現れた小天使カミュは、それが、大天使ミカによる人類・陽性変化計画だと二人に告げるのだった——。
「当然、デメリットも存在するわ」
「……どう、なるの?」
「彼女に似て、すこしアホになる」
人の真実の望みは秩序か、混沌か。
万化の果てに、二人が見るものとは——。
蝉時雨。夏休み。
生き"ざるを得なくなった"二人が心の陽気を取り戻す——。
奇想天外、なんでもアリ。ジャンルに分けられない、波乱に満ちた現代ファンタジー。
【登場人物】
ミカ : 天界に住まうとされる天使。前代未聞の大事件を引き起こして幽閉中。
マギ : ミカを捕まえた天使。武闘派。ミカの暴走を未然に食い止めるも、何かを目論んでいることを悟っている。
リツ : 日和見の気ままな堕天使。キャスターと週刊ブンシュメンの記者、二足の草鞋で『異能力者』の調査に奔走している。
タマ : ミカを慕っていた悪魔。リツと同じく、ミカの後任としてキャスターを務めつつ、週刊ブンシュメンの取材を手伝う。
みよちん : 中学二年。五月生まれ。双子座。十四歳。
皐月(さつき) : 中学二年。十月生まれ。天秤座。十三歳。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 20:55:27
280784文字
会話率:39%
魔導士(キャスター)と技能士(ホルダー)が支え合って、成り立っている国家『アストリア公国』で、海賊(キュアノス)のカズトが魔導師団(セイクリッド・レギオン)の魔導士(キャスター)シャルロット・アムピトリーテーと出会い、海洋を駆け巡る物語
最終更新:2025-05-30 00:54:09
2347文字
会話率:22%
その図書館には、奇妙なうわさがあった。※
ミーミル図書館の壁が人を飲み込むという。
終末へと向かう世界に違和感を覚えたヨルはミーミル図書館に何かあるのではと考える。そこには歪んだ景色が広がり、歪みの中から書記官と名乗る人物が手を伸ばして
一冊の本をヨルに渡す。そして、ヨルに『書き換え』権限を委譲するという。
本をめくると突然声がする。
「チャンスは残り三回です」どこか楽しげに声は告げた。※
意味がわからないまま本を読んでみると書記官HAL9001の日記と論文だった。そこにはHAL9001の過去も書かれている。
「そうして人類は永遠の眠りについた。※」と。
HAL9001は過去に終末を迎えた世界の住人で、この世界が終焉を迎えないために『書き換え』を行っている。その書き換え権限をヨルに渡したのだった。
ヨルは終末回避のための書き換えに、日記の読めない部分に書かれている本のタイトルを見つける必要がある。悩んでいるところで、バンド仲間のイギルが情報を持ってきた。
「グラムロックシティの廃図書館で、鏡の向こう側にいるやつと話せる」
ヨルはそこにヒントがあると考えた。
そして、翌朝。
朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。※
二人はグラムロックシティに向けて出発した。しかし、怪しい宗教団体「永遠の眠り」の本拠地となったグラムロックシティは厚い防壁と警備兵で固められている。潜入しあぐねているところに、終末回避を目指す秘密結社「不眠享楽」のスュンとナリが現れる。彼らのアジトで情報を共有し合い、ヨルは再び日記の確認をする。だが――。
見返した日記には、一ページだけ意味のわからない箇所がある。※
それはどこかヘンテコな物語。果たして、ヨルたちは謎を解き終末を回避できるのか?
●この作品は日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト第1~5回の共通文章に着想を得て創作したものです。(コンテストはpixivにて2020から開催)あらすじの※は共通書き出し文。
●本作はpixivとエブリスタでも公開しています。
●執筆時にGeminiとCopilotを使用しています。
物語の構造整理とアイデアの補強、演出強化、作中の文作成、作詞原案、作中作あらすじ原案、専門用語に関する表現の調整折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 18:53:11
41362文字
会話率:47%
気づいたら、ギターが弾ける体になっていた。
しかもスケールもコードも指が勝手に覚えてるし、耳コピまでできる……これは、もしや「前世ギターヒーロー転生」!?
でも、なぜか誰も自分の「才能」に驚かない。
家族は冷たいし、学校では空気扱い。
唯
一の手がかりは、家の前に置かれていた――焦げ跡のあるストラトキャスターと、塗装の剥げたロシアンマフ。
音を鳴らせば、世界が変わると思っていた。
でも変わっていったのは、自分の心と、忘れていた記憶。
SNSでプチバズった動画。リプで届いた一通のメッセージ。
スタジオで出会う仲間たち。残響に溶ける誰かの声。
これはきっと、「前世」なんかじゃない。
でも今はまだ、そう信じていたい――
“ギターで世界をぶっ壊す(と思っていた)”少女の、音楽と再生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 22:00:00
42128文字
会話率:16%
魔神を倒し伝説の魔法使いとなった俺、アベル・キャスター。
だが今ではおっさんとなり、体は衰えていた。
弟子であり家族同然に育てた勇者からは「年老いたおっさんはもういらないんだよ」とパーティを追い出される。
心身ともに疲弊した俺は、辺
境の街ミョーコゥへと拠点をうつし、誰ともかかわらずに過ごしていた。
ところがある日、森の中で、呪いをかけられ瀕死のドラゴンをたすける。
解呪の魔法をかけ助けた結果、なんと自分にも弱体化の呪いがかかっていたことが判明する。
呪いが解けたおかげで、俺は全盛期の力+勇者の力を手に入れ、史上最強の魔法使いへと進化する。
また、ドラゴンを助けたことがきっかけで、街の人たちから頼られるようになる。
一方呪いをかけていた勇者は弱体化の一途を辿っていくことになるのだった。
↓これの連載版です。
https://ncode.syosetu.com/n0797ip/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-06 18:09:05
314219文字
会話率:43%
魔神を倒し伝説の魔法使いとなった俺、アベル・キャスター。
だが今ではおっさんとなり、体は衰えていた。
弟子であり家族同然に育てた勇者からは「年老いたおっさんはもういらないんだよ」とパーティを追い出される。
心身ともに疲弊した俺は、辺
境の街ミョーコゥへと拠点をうつし、誰ともかかわらずに過ごしていた。
ところがある日、森の中で、呪いをかけられ瀕死のドラゴンをたすける。
解呪の魔法をかけ助けた結果、なんと自分にも弱体化の呪いがかかっていたことが判明する。
呪いが解けたおかげで、俺は全盛期の力+勇者の力を手に入れ、史上最強の魔法使いへと進化する。
また、ドラゴンを助けたことがきっかけで、街の人たちから頼られるようになる。
一方呪いをかけていた勇者は弱体化の一途を辿っていくことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 18:01:04
8695文字
会話率:27%
スキル【限界突破】は、スキルに必ず訪れるレベルの限界を突破することができるスキル。
パーティ“剣の舞”の詠唱手(キャスター)、ゲンはそのスキルでパーティの仲間のスキルを限界突破させた。全員のスキルを限界突破させた後、ゲンはパーティの
リーダーに追放を宣告される。
追放理由は、至って簡潔なもので。
追放されたゲンを拾ったのは竜人の率いるパーティ“オリーブの鱗”。
そこで彼は衝撃の事実を知る。
『スキル【限界突破】は、自らも限界突破することができる』。
ゲンを追放したメンバーはそのことを知らずに彼を追い出した。昔のことは忘れて、これからは新しいパーティで冒険者生活を謳歌する!
追放から始まる、笑いあり涙あり二度目の追放ありのファンタジー長編!
評価・いいね・感想・レビュー・ブクマよろしくお願いします! 誤字報告も是非!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-22 19:56:31
115462文字
会話率:44%
「ライト。おまえはクビだ。出ていってくれ」
所属する冒険者パーティを追放されたライト・キサラギは、途方に暮れていた。
彼の加入を認めるパーティは皆無。権力者の息子である元リーダーの圧力のせいだ。
「どうせおれは、のけ者だよ……」
酒に
溺れる彼に宿の女将が声をかける。
教会を解雇されたシスターがやってきたという。
話をすると回復魔法が使えることもわかった。
「あれ? これパーティ組めるんじゃね?」
どこも仲間にしてくれないなら、自分で立ちあげてやる!
ライトはパーティ結成を決意した。
アウトキャスターズ、のけ者たちの逆襲がこうしてはじまった。
※ピンチの描写あり。ただし、主人公たちが最終的には勝利します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 18:34:44
150050文字
会話率:49%
誰しもが魂のカードをその内面に宿す世界。私、アリサ・スレプテイルは、カードを持たない忌み者、「呪い子」だった。
呪い子として地下に監禁された私は、大魔術師の亡霊のシエルと出会う。魂のない私と、霊魂だけのシエル。私達は二人で地下から脱出し、こ
の広いカードの世界を生きるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 05:47:38
68472文字
会話率:40%
戦歴2236年、技術が大きく発達した人類は未だ戦争を辞めるどころか兵器の性能を更に向上させていた。
その中で開発された人型ロボット兵器キャスター、それは一部の人しか扱えなかった。そのためそのパイロットは人々から魔術師と呼ばれていた。
一年前
に起きた大きな戦争で既存の兵器の性能の枠を大きく超え、各国家は競ってキャスターの性能の向上とパイロットの育成にいそしんだ。
しかしキャスターを操れるのは全人口の三割しかいなかった。
そのため各国は魔術師の確保・育成するため、士気を上げるために相場より高い給与を払った。
だが非魔術師たちはそれに反発し、魔術師を排除し始める。
それに対抗するため魔術師達はそれぞれの思惑の元ある計画を始める。
しかしそれと同様に非魔術師たちもある計画を始めた。
様々な思惑が奔る混乱した世界であの人の幸せを願って。
様々な戦場を駆け巡り大切な人たちのために……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 23:14:22
506673文字
会話率:50%
魔法が実在することが確認された世界で進化していった人型兵器――キャスター。
しかし、ある日一機のキャスターが主人公の友人によって強奪される!
スパイ容疑をかけられた主人公、アルバートはそのまま軍に入れられ戦っていくうちにエースパイロットと
して成長するが……。
美少女の彼女が貴族だったり、敵の美少女と出会うなど本人が予想もしなかった展開を辿っていくせいで、アルバートは思いもしない運命を辿ることになった。
『カクヨム』さんでも連載させて頂いております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-15 00:10:02
94369文字
会話率:47%
金なし、彼女なし、夢も希望もない弱者男性である九森空雄(くもりそらお)は、ある日、雨に濡れてうずくまっていた乃和木風華(のわきふうか)と出会った。傘を渡したことがきっかけで助けを求められ、仕方なく話を聞くとその女性の正体は新人お天気キャスタ
ーであった。言葉選びが下手なのが災いしてクビになりかけだという彼女を空雄はなかば強制的に助言することに。しかし、ポンコツマニュアル人間の彼女は用意した回答とはズレた答えを言って場を混沌とさせる。
“Q.好きな食べ物は何ですか?”
“A.魔導書”
“中二病のヤギかよ”
“Q.好きな飲み物は何ですか?”
“A.雨”
“ワイルドかよ”
偏屈男と天然女、決して交わることのなかったちょっと嫌味な二人が送るズレ漫才ラブコメ。
※カクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 07:15:14
150117文字
会話率:48%
交通事故で命を落とした平凡だけど正義感だけは一丁前な高校生の天海玲樹≪てんかいれいじゅ≫が、人々の生活にも取り入れられる程に魔術が当たり前に存在する異世界へと転移した。
魔術師として生きることを余儀なくされたレイジュだったが、何故だか
天賦の才として授かったニ属性を扱う希少なダブルキャスターであった。
そんな彼が数多の冒険の末に仲間達と大陸を脅かす強大な敵である魔神を消し去り、英雄となるまでのお話。
※王道に近い魔術に特化したハイファンタジー長編作品を目指します。
※ハーレム要素はありますが性的な描写はございません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 14:38:08
12318文字
会話率:45%
自分がカロリー制限されているため、カロリーが表示されていないラーメン屋のラーメンを食べられない男が行った事。
しいな ここみ様主催企画「麺類短編料理企画」参加作品です。
最終更新:2024-10-01 13:00:00
1071文字
会話率:9%
女性キャスターがイケメン俳優と
最終更新:2024-01-05 23:13:57
243文字
会話率:75%
女性キャスターには、ある過去があった
最終更新:2024-01-04 00:00:00
334文字
会話率:78%
ボクは知能がある物理法則を召喚するために生まれてきた。
そのため、間違って人類の女と番いにならないように、人間の女にフラれるために強さを捨てている、のかもしれない。
人1人の力なんて強くてもたかが知れてるし。
鍛えても強くなれる気がしない
。どうせ衰えるし。
ボクは戦士というよりキャスター(言霊師)だと思う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-15 10:56:44
228文字
会話率:0%
https://novelpia.jp/novel/4270
【出典】2023
【クラス】キャスター(ライダー)
【真名】TKHSYUSK(2021)
【性別】男性
【身長体重】181cm・82kg
【属性】秩序・中庸 ・星~人
【ステー
タス】筋力:E+ 耐久:E++ 敏捷:E++ 魔力:C 幸運:D 宝具:D
【クラス別スキル】陣地作成:E++ 道具作成:D+ 二重召喚:B 対魔力:E++ 騎乗:E++
【固有スキル】地獄耳:A 風避けの加護:C 蔵置の司書:B 自己暗示:A 人間観察:A
【宝具】
【元ネタ】史実
【クラス】バーサーク・アルターエゴ
【マスター】?
【真名】TKHSYUSK[2018]・オルタ
【性別】男性
【身長・体重】181cm・80kg
【属性】秩序・狂→混沌・中庸 ・星→人→天
【社会性】型:A 品:B 忍:A 法:C 善:C 優:C
【性各類型】INTJ-T
【ステータス】筋力:E 耐久:E+ 敏捷:E+ 魔力:C 幸運:D 宝具:D
精密:B 清潔:B 技量:B 知能:B 自重:B
魔術回路(量):D
魔術回路(質):B
魔術:C
【クラス別スキル】
気配遮断(空気化):C++
陣地作成:D++
道具作成:C
狂化:E+
メルトウイルス:E
【固有スキル】
地獄耳:A
精神感応:A
【宝具】
『()』
ランク:E
種別:対人宝具
レンジ:1
最大捕捉:1人
【Weapon】
スマホ
【解説】
https://w.atwiki.jp/dark_messiah/pages/16.html
https://w.atwiki.jp/crysis_saba/pages/17.html
https://w.atwiki.jp/crysis_saba/pages/17.html
https://w.atwiki.jp/crysis_saba/pages/16.html
https://w.atwiki.jp/dark_messiah/pages/18.html
https://reikongaku.com/category/videos/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-28 12:35:37
30812文字
会話率:4%
朝の生放送メインキャスターという自身のキャリア史上絶好のチャンスが舞い込んでいたアナウンサー伊原善行は、朝早くひとりで起きられない体質だった。困り果てていた伊原の前にパン屋の娘、旭こむぎが現れる。
お互い仕事のメリットの為、まだ朝とも呼べな
い早朝に起こし起こされる関係となった二人が他人から(恐らく)恋人同士になるまでのお仕事ドラマを目指した話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 08:14:24
79018文字
会話率:48%
溶けた雪は元のようには凍らない。燃えた煙草の吸い殻は無気力に落ちるだけ。あるいは、彼らも。
年が明け、2年ぶりに地元に帰ってきた青年。雪が降り積もる中彼の前に現れたのは、高校時代の元恋人だった。幾許かの気まずさを胸に、年を重ねた彼らは何
を語るのか。
気付けば年が明けてもう1ヶ月経ちましたが。去年大学のゼミで書いたのを改稿した作品です。よければご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 18:12:59
9343文字
会話率:46%
十年に一度の寒波です。
キャスターの方々はそう仰いましたが、私の周囲はとても平和で余り実感が湧いておりませんでした。
でも冬はとうに訪れておりました。
本日はそれに気付かせて戴いた話。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われ
たら申し訳御座いません。
注意事項2
平和が一番です!!(寒いの駄目な人)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-29 13:53:56
905文字
会話率:0%
仮想空間とバーチャルアバターを駆使した、新時代の動画配信者……通称『仮想配信者(アンリアル・キャスター)』、人呼んで『URキャス』。
この『ユアキャス』ブームに乗って一旗揚げようと……俺は脱サラして貯金を叩いて融資を受けて、それはそれは大
規模な投資と入念な準備を行ってきた。
そんな中で迎えてしまった、初配信当日。少々トラブルこそあったものの……後にして思えば、あれはあれで大成功だったのかもしれない。
ただひとつの誤算といえば……その初めての配信の直前に、あろうことか俺自身の身体が可愛らしいアバターそのものとなってしまったこと。……それくらいだろう。
これは……『心優しく愛らしいエルフ族の少女』『様々な魔法を操る熟練の魔法使い』『お姉さんぶりたいお年頃だけどちょっとポンコツ』等々、ちょっとあざといくらい詰め込んだ設定(と言う名の呪い)をその身に受けてしまった元・三十路男性のおれが、本来の顔である仮想(?)配信者として支持者を増やしながら、奇しくも手に入れてしまったその『呪われた力』で、現代社会にじわじわとはびこる侵略者を『どうにかしないと……』とあたふたする……
そんな複雑、かつクドい味付けのお話です。
……え、よくわかんない?
しょーがねーじゃん……おれだってよくわかってないもん……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 00:56:31
1811703文字
会話率:41%