事故で意識不明になっていたヒロインと、ヒロインの婚約者、婚約者の妹のどこかチグハグで、誰かの悲恋の話。
勿忘草の花言葉…『私を忘れないで』『真実の愛』
カストラート…少年の歌声を保つため、去勢した男性歌手。
最終更新:2025-03-21 17:06:16
6482文字
会話率:39%
「リラ・プリマヴェーラ、お前と交わした婚約を破棄させてもらう!」
公爵家主催の夜会にて、リラ・プリマヴェーラ伯爵令嬢はグイード・ブライデン公爵令息から言い渡された。
「お前のような真面目くさった女はいらない!」
ギャンブルに財産を賭ける婚約
者の姿に公爵家の将来を憂いたリラは、彼をいさめたのだが逆恨みされて婚約破棄されてしまったのだ。
リラとグイードの婚約は政略結婚であり、そこに愛はなかった。リラは今でも7歳のころ茶会で出会ったアルベルト王子の優しさと可愛らしさを覚えていた。しかしアルベルト王子はそのすぐあとに、毒殺されてしまった。
夜会で恥をさらし、居場所を失った彼女を救ったのは、美しい青年歌手アルカンジェロだった。
心優しいアルカンジェロに惹かれていくリラだが、彼は高い声を保つため、少年時代に残酷な手術を受けた「カストラート(去勢歌手)」と呼ばれる存在。教会は、子孫を残せない彼らに結婚を禁じていた。
禁断の恋に悩むリラのもとへ、父親が新たな婚約話をもってくる。相手の男性は親子ほども歳の離れた下級貴族で子だくさん。数年前に妻を亡くし、後妻に入ってくれる女性を探しているという、悪い条件の相手だった。
望まぬ婚姻を強いられ未来に希望を持てなくなったリラは、アルカンジェロと二人、教会の勢力が及ばない国外へ逃げ出す計画を立てる。
仮面舞踏会の夜、二人の愛は通じ合い、結ばれる。だがアルカンジェロが自身の秘密を打ち明けた。彼の正体は歌手などではなく、十年前に毒殺されたはずのアルベルト王子その人だった。
しかし再び、王権転覆を狙う暗殺者が迫りくる。
これは、愛し合うリラとアルベルト王子が二人で幸せをつかむまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:31:52
119036文字
会話率:39%
しがない楽器職人の父と元酒場の歌手だった母に愛され、小さな村で幸せに暮らしていたオリヴィアは、流行り病によって突如、天涯孤独の身となった。
遠縁の女性に引き取られたオリヴィアは、そこで美声を持つ少年リオと出会う。
歌が大好きなリオと過ごす
うち、オリヴィアもまた亡き母と歌った記憶を思い出し、音楽への情熱に目覚めてゆく。
だが教会の聖歌隊で歌えるのは男子のみ。充実した音楽教育をほどこしてくれるナポリの音楽院も、一般的には男子の入学のみ許可されていた。
オリヴィアはリオをうらやましく思うが、声に恵まれたせいでリオには危険が迫っていた。
この時代――18世紀のイタリアでは、ボーイソプラノの高い声を保つため少年に去勢手術をほどこすという恐ろしい習慣が存在したのだ。
大人たちの計画に気付いたオリヴィアはリオを守ろうと誓う。
しかし守られているのはオリヴィアの方だった。
リオの深い愛に気付いたオリヴィアは彼と共に歩むため、またナポリの音楽院で高度な音楽教育を受けるため、男装して歌手を目指そうと決意する。
やがて才能を開花させたオリヴィアは、リオと二人、ヨーロッパ中の劇場で名声を得ることとなる。
そして二人が声を合わせて歌ったとき、聖なる力が声に宿るという事実を知っていく。
愛し合う二人の歌こそが、中世の錬金術師が残した悪魔召喚術を蘇らせた悪魔崇拝者たちから、この世を救うことになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 12:24:54
166438文字
会話率:45%
ハーティエ教会の教皇・クレモンテ1世が暗殺された。教皇庁の衛兵・ジョエル隊長が捜査に乗り出した。
そしてカストラートと呼ばれる去勢された男性歌手に暗殺の疑いがかかった。
しかしカストラートはまるで天使のようで_____?
中世ヨーロッパ風
異世界×ボーイズラブ×ミステリー短編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 02:11:54
4794文字
会話率:34%
勇者エレナ・カストラートは十七歳、可憐な容姿と健気な人柄で人々に希望の光を点す未来の英雄。
・・・・・・という設定のテーブルトークRPGが始まるはずだったのだが、初心者プレイヤーが可愛らしい容姿だけをキャラクターシートに書き込んだばかりに
、この世界に現れた彼女は品性下劣で傍若無人、ずる賢いくせにアホの子というどうしようもない女だった。
表向き可憐な勇者を演じるエレナはテーブルトーク初心者のゲームマスターとプレイヤーのおかげでひたすら酷い目に遭わされるが、当然ながらキャラクターである彼女に拒否権は無い。
彼らの魔の手を逃れ、勇者エレナは今日を生き延びることができるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-09 13:33:03
5817文字
会話率:60%
幼い頃に去勢され、声変わりをしないまま成長した男性ソプラノ「カストラート」の登場で熱狂的な音楽の流行が起こった時代。一人の「カストラートの道を蹴った吟遊詩人」が、その長い人生の中で様々な人々に出会い、成長した、手記形式の短編連作。
時に
人に傷つけられ、時に人を傷つけた。
暗黒時代の中世ヨーロッパをモチーフにした、美しい声で鳴く一人の鳥をめぐる群像劇。
誰もが彼の歌声と穏やかな美貌に魅了される。
(一部グロテスクな表現、暴力的な表現、同性愛的な表現、性的な表現があります。)
※中世ヨーロッパに実在したモチーフが出てきますがあくまでもファンタジーです。実在の吟遊詩人やオペラの歴史とは全く関係ありません。
※この作品はカクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816452220936020996)、ノベルアップ+(https://novelup.plus/story/360026312)、個人サイト(https://plus.fm-p.jp/u/ankokunogrove/book?id=4)にも掲載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 09:36:41
40531文字
会話率:41%
ある事情で修道院にやってきた少年と、年老いた修道僧の交流を描いた作品です。
カクヨム、エブリスタ、ノベルアップでも公開しております。
最終更新:2021-10-22 21:13:04
5705文字
会話率:34%
夏の暑さで頭がやられた作者が三十分で書いたモノ!
最終更新:2021-08-02 12:00:00
1842文字
会話率:22%
今回は趣向を変えて、パルコのおすすめ小説を紹介します。
遥彼方さま主催『イラストから物語企画』参加作品です。
最終更新:2020-11-24 23:31:47
4882文字
会話率:19%
カストラートという実在した天使をご存じだろうか。
彼等は歴史が産んだ天使。
異なるものを一つにまとめる点では、錬金術の成功例と言えるのではないか。
最終更新:2018-04-05 21:48:10
2160文字
会話率:0%
場末の娼婦から類稀なる美貌を持って生まれたエミーリオは、将来、特殊な声を持つ歌手となることを母親に期待され、声変わりのしない体にさせられる。しかし華やかな歌手になるよりも先に、金のために特殊な性癖を持つ者の家に出入りさせられるようになる。
そんな日々を繰り返している中、貴族の家で賓客として宿泊していた若き皇帝ローデリヒの目に留まり、彼に引き取られることになる。
宮殿でエミーリオはローデリヒに寵愛されて暮らしていたが、未婚の皇帝が少年を愛人としている現状をよく思わない皇太后がエミーリオそっくりの皇后候補を用意し、ローデリヒがその娘を受け入れたことで、二人は離れ離れになる。
二人が再会するまでには何年もの年月を必要とした。ほんの少し足を伸ばせば顔を見ることができるぐらい、すぐ近くに存在していたのに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-29 20:00:00
41933文字
会話率:35%
『あの歌声は――
聴くものをみな魅了し
そして狂わせる。
あの歌声は――
もうこの世にあっては
ならないものなんだ――』
かつては神童と呼ばれた伝説の
ボーイソプラノ結城丈児(ゆうきじょうじ)。
再起をかけ、全寮制の聖マリオン学院
音楽科に編入した彼が出会ったのは――。
奇跡の歌声を持つ、絶世の美少年
岬恵介(みさきけいすけ)だった。
彼には隠された過去があった。
そして彼の歌声には――
音楽の歴史をも超える、驚愕の秘密があった。
禁断の恋と知りながら。
丈児は岬をただ一途に愛し始める。
全寮制の音楽学校を舞台に繰り広げられるダークファンタジー。
そして。
たったひとつの運命の純愛。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-09 21:30:02
107739文字
会話率:37%