かつて“神の宝珠”と呼ばれた果実エネルギーは、世界を変え、壊した。
戦争、終末、そして――ひとりの少女が、檻から解き放たれる。
彼女の名は、"ルアロア"。
謎の転送によってたどり着いたのは――空に浮かぶ果実都市
《トワイライト・アップル》。
◇◆◇
出自不明の機械の少女・ルアは、孤独な逃亡生活の中で、
「いつか、本当の名前を呼んでくれるマスター」との出会いを夢見ていた。
一方、地下四万メートルの奈落に挑むのは、若き天才ノイン・
アークウェイン。
未知の怪異と、英雄たちの残骸、“偽りの黄金郷”――
その果てに眠るのは、世界の分岐を告げる果実【Fruit of Darkness】。
やがて、ふたつの運命は交錯し、少女の物語は動き出す。
これは、まだ見ぬ世界を信じた“罪人たち”が紡ぐ、
機械仕掛けの、果実ファンタジーSF。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 01:10:00
30386文字
会話率:45%
真面目で誠実な孤児のリーナは後宮に就職した。
リーナの優しさや努力する姿勢は出会った人々に様々な影響を与えていく。
現実は厳しい。辛いことが沢山ある。平凡で特別な能力もない。でも、努力すればいつかきっと幸せになれる。そう信じて頑張り続
けるリーナのお話。
*恋愛も物語の進行もかなりゆっくりです。
*リーナ以外の登場人物達の話も途中に沢山あります。
*別枠番外編→「暴君と呼ばれる第四王子の聖夜」(短編)
*別枠番外編→「秋に芽が出て育つ恋」(2019.5.22 完結)
*小話→「近衛騎士ユーウェイン」(短編)
*小話→「アリシアの差し入れ報告」(2020.10.3 短編)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:00:00
4534928文字
会話率:47%
ユーウェインはガートランド辺境領にある第八区を治めているルウォリス男爵の息子だ。貴族であるものの、名ばかりといっていい。幼い頃から家の手伝いをしながら勉学や武芸の向上に励み、小学校を卒業してからは父親の補佐をしている。だが、それだけでは到
底生活できない。畑作業と放牧、森に入って狩猟や採集もする。まさに自給自足の日々を送っていた。
そんなある日、第八区の村が強盗団に襲撃され、壊滅的な被害を出してしまう。そのことを第一区を治めるガートランド伯爵に伝えるための使者として故郷を離れたユーウェインは、なりゆきで陳情のために王都へと向かうことになった。
陳情の回答を待つ間、ユーウェインの身柄を近衛騎士団が預かることになった。客ではない。騎士の見習いの見習いだ。
そして、様々な事情からユーウェインは正式に近衛騎士団に入ることを決意した。騎士を目指すことになったものの、それは更なる差別と試練の始まりだった……。
*「後宮は有料です!」の登場人物ユーウェインの過去話。
*これだけで読めます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 00:00:00
18761文字
会話率:21%
麻薬カルテルに支配された街――サン・ルト。
そこに現れたのは、どの教会にも属さない浪人神父パウロ・ガウェイン。
彼が出会ったのは、過去に夫と子供をカルテルに殺され、地獄をくぐってきた修道女エスペランサ。
彼女は教会に集まった同じ境遇の女た
ちとともに、武装して麻薬カルテルに立ち向かっていた。
一方、男たちはルチャ・リブレに熱狂し、戦うことから目を背けていた。
女たちはそんな男たちに愛想を尽かし、神父はその間で揺れる。
だが、男たちには「伝説の英雄」を待つ理由があった――
太陽のマスク、月のマントをまとう、アステカの戦士クアウトリ・ピリの再臨を。
「ジーザスかコカインか!」
銃弾が飛び交い、マスクマンが躍動する!
マカロニ・ウエスタン風ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 00:10:21
12728文字
会話率:27%
場所は魔法都市ラクス。
その才能から名声は得たが、まだ実績のない魔法使いウェイン・ロイス(17歳)の物語。
彼は戦場での経験から、「魔法だけじゃダメだ」という信念を持っている。
だから習うのだ。剣を。弓を。乗馬を。そして冒険を。
「魔法
」では全く悩まなかったウェインだが、色々なジャンルに手を出すと苦労することが多くなり始めて……
#拙著、「魔法の~」の一部焼き直しから始まってます。
・感想やブクマなどよろしくお願いします。モチベになってますので。
・他サイト「カクヨム」にて重複投稿を行っております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 21:20:00
1170608文字
会話率:56%
『(自称)女子高生ディア15歳(くらい)の奇妙な冒険(仮)』。
#この物語に出てくる登場人物は全員16歳以上です。
ディア・スタイナー(戸籍上の本名はともかく)。15歳(自称)、女子高生(自称)。
アヤナ・フランソワーズ。17歳、女
。
モニカ・マリウス。13歳、女。
ウェイン・ロイス。17歳、男。
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モニカ&アヤナの短編を移動させるためにできたモノです。あまり期待しないで下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 22:18:37
66718文字
会話率:57%
「ムショヅメ」と言っておきながら、この話はムショ(刑務所)ではなく「留置所」の話です。
基本、下ネタや下品、性的な感じで進みます。
#特に女性の方、お気に食わなければそっとウィンドウを閉じて下さい。吐き気がする、とか思ったら、どうか読む
のをやめてください。これは『アスリーが変態』というのが大前提ですので…。
なのでお願いですから、通報しないでください……お願いします!
作者がうんぬんではなく単純にアスリーが(主に性癖が)ちょっとアレなだけなので。
!コレは情景描写をかなり省き、わりと台詞のやり取りを中心に話が進むかも。知らんけど。
!時代設定や地域などそれらも明示していません。容疑者の連行に馬車が使われるか、車が使われるか、空飛ぶデロリアンが使われるか、それは別にどうとでも。読んだ人が決めちゃっていいです。今、頭の中で思い描いた、それで。
刑も、魔女裁判とか銃殺とか絞首刑とか、宇宙空間に永久追放とか、オークの群れに投げ込まれるとか、まあそれも読んだ人が決めていいです。
###一部は現代日本に近い場合もあります###
!作者は「ハコヅメ」も大好きです。単行本、DVD、実写版と持ってます。JOJOも文庫版は全部買ってます。「ガンダム」はいっぱい。
その他、色々リスペクトしてます。パクリや悪意は一切ありません。でもお行儀は悪いかも。
(作者の中での設定)
主人公はアスリー・シーズ19歳、黒髪ロングで黙っていればステキな人です。
この時点でウェイン&アヤナは11歳、ミュールは15歳と位置づけましたが、色々とボロが出そう。
#あくまでフィクションです。現代日本とは異なります(一部が似ているだけ)
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本編「ウェイン・アポカリプス」(ファンタジー)
https://ncode.syosetu.com/n6559ge/
短編集「頑張れ、アヤナ隊長!」(ポンコツ)
https://ncode.syosetu.com/n7281ii/
バックアップ目的でカクヨムに重複投稿いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 21:08:07
33935文字
会話率:63%
伯爵令嬢のアリシアはふとしたことから、婚約者のドウェインが自分の殺害計画を立てていることを知る。
彼はなんと自分の親友であるユーニスと恋仲になり、二人で邪魔者のアリシアを亡き者にしようと企てていた。
残酷な現実に衝撃を受けるアリシア。
し
かし、婚約者と親友に対する感情が憎悪に変わるまでそう時間は要しなかった。
殺害されるより先にドウェインを殺害し、婚約を破断させる決意に至る。
一切証拠の残らない魔法の毒薬を入手して計画を実行に移すのだが、この行動がアリシアを思わぬ運命へと導いていくことに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 18:46:41
12219文字
会話率:36%
――――Kissから始まる、時空を超えた英雄譚。
やがて襲来する脅威・超次元帝国ゲイザーに対抗すべく、秘密裏に組織された特務諜報部隊スレイプニール。エージェントのウェイン・スカイナイトとフィーネ・エクスクルードの二人に与えられた任務は
、国立エーリス魔術学院に潜入し、潜伏しているゲイザーの内通者を見つけ出すことだった。
しかし転入初日、フィーネは皆の前で突然ウェインにキスをして――――。
「見ての通りだ、覚えておけ――――ウェインは私のモノだ!」
学院で出会った仲間たちとの日々を過ごす傍ら、任務をこなしていく二人が駆るのは、巨大な魔導騎士・ナイトメイル。選ばれた者にのみ与えられたその強大な力を武器に、ウェインとフィーネは暗躍するゲイザーの強大な闇に立ち向かっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 19:35:43
444822文字
会話率:39%
――――必ず守り抜いてみせる、貴方だけの守護天使として。
青い髪に金色の瞳、レイラ・フェアフィールドの元にひょんなことから舞い込んできたのは、己が師の忘れ形見たる一人の天才少年を何があっても守り抜けというものだった。
護衛対象たるそ
の少年の名は久城憐。そんな彼の通う学園に新任教師として潜入したレイラは、表向きは教師として振る舞いつつ、陰ながら憐を守る日々を送ることになる。
何事もなく続いていく平穏な日々。そんな仮初めの日常が終わりを告げた時、少年は知ることになる。青き乙女の真なる顔を、彼女と自分の間にある因果を、闇の拳銃稼業としてのレイラの真実を…………。
巨大な陰謀の渦に巻き込まれていく二人の前に立ち塞がるのは、謎めいた巨大企業リシアンサス・インターナショナル社。それを率いるエディ・フォーサイスと、二人の前に現れる、レイラの妹を名乗る強敵……ミリア・ウェインライト。
憐は何故狙われなければならないのか。浮かび上がっては消えていく無数の謎と、そしてレイラに付きまとう消せない過去の象徴、『プロジェクト・ペイルライダー』…………。
銃火が弾け、刃と刃が斬り結び、無数の銃弾が空を切り裂く。そんな過酷な戦いの中で、レイラは少年を何があっても守り抜くという誓いを胸に銃火の中を舞い踊る。彼を守るために、己の何もかもを投げうつ覚悟とともに。
そんな戦いの果てで、二人は辿り着けるのか。行きつくべき結末に、巡り巡る数奇な運命のその先に…………。
ハイスピード・ガンアクション小説、イグニッション・スタート。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 18:05:47
199176文字
会話率:35%
八人の賢者が魔王を封印し、王国に平和が訪れた……。
八賢者を父に持つ青年リュートと、その友人ウェイン。二人は父のような立派な賢者を目指し、王国の騎士団に入団するのだが、ある日突然魔王の封印が破られてしまう。
魔王と対峙するリュート、ウェイン
だが。魔王から「お前達も魔族だ」と、唐突に告げられる真実。
魔王の協力を拒んだ二人は、魔族にも、また王国軍にも「敵」としてみなされ……。
八人の賢者に追われながらも、人として生き魔王と戦う王道ダークファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 20:05:23
6450文字
会話率:40%
魔素適性──
それは、この世界で生きる価値そのもの。
小貴族の家に生まれたリュカ・アルウェインは、
魔素適性ゼロと判定され、家族からも見捨てられた。
絶望の中、偶然たどり着いた遺跡で、
リュカは「完全魔素吸収」という禁断の力を手に入れる
。
追放された少年は、
すべての魔法を喰らい尽くし、
この腐りきった世界を──掌握する。
王道異世界無双、開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 21:00:00
17977文字
会話率:9%
龍神歴450年頃の夏は例年を上回る暑さと、それを帯びた風雨によって各地の農産物は枯れ、酷い飢饉に陥っていた。
年々熾烈を極める王国と帝国の戦いの最中に起こった飢饉は人々を疲弊させ、お互いに勝利も敗北も無くただ人が死んでいく、そんな悲惨な戦
いを展開していった。
王国で暮らす青年、ウェインは例に洩れずそんな戦いを延々と繰り返す国家に疑問の念を抱いていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 07:00:00
4345文字
会話率:30%
由緒正しき魔法学園に通い、良き友たちにも恵まれ順風満帆の学園生活を送っていたはずの主人公エリック・ユーウェイン。だがある日、彼はその友たちに陥れられ妹を、恋人を、何もかもを失ってしまう。
策謀の果てに彼はある"呪い"を
受ける。それはサキュバスの呪い。呪いの影響で少女の身体となったエリックは人買いに攫われ娼館に売り飛ばされる。
絶望の日々を送っていたエリック。だがある日彼の元に"悪魔"が現れ──。
これは全てを失った"少女"となった"少年"の復讐譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 00:00:00
3663文字
会話率:28%
地方生まれの貧乏男爵貴族の令嬢であるルフェルミア・イルドレッドは、婚期ということでお見合いをさせられ、そして大王都カテドラルの中心部に屋敷を構える筆頭公爵家であるグレアンドル家の嫡男ヴァンと婚約関係になる。
両家の了承のもと、婚前同棲を
始めたルフェルミアはグレアンドルのお屋敷で住み込むことになった。
だが、同棲から一ヶ月。突然ルフェルミアは婚約者のヴァンから婚約破棄を言い渡される。
しかしその婚約破棄はルフェルミアが計算した通りのものであった。
何故なら彼女の目的はグレアンドル家の次男、リアンにあったからだ。
その事に激怒したヴァンの母、ミゼリア・グレアンドルは家族会議を開き、当主のドウェイン・グレアンドルらを交えて話し合いを始めるものの、結局ヴァンとの婚約は無くなり、代わりにリアンとの婚約を家族内で発表し、その日はそれ以降話が進展することなく終わりを告げた。
……が、その数日後の深夜。
ルフェルミアのもとにひとりの老紳士のケヴィンが現れる。彼女は彼に『本来の仕事』を終えたことを話した。
ルフェルミアの本来の仕事。それはリアンと懇意になり、犯罪に関与している可能性があるミゼリア・グレアンドルのことについて調べることだった。
実はルフェルミアたちは裏稼業の人間で、任務の為にグレアンドル家へと潜入したのである。
リアンからそれらの情報を聞き出し、今回の仕事を終えたルフェルミアは最後の仕上げとして婚約関係となったリアンを処分して大王都カテドラルを離れようと考えていた。
そんな中、そのやりとりの現場をヴァンに見られてしまう。
仕方なくルフェルミアとケヴィンはヴァンを始末しようと行動するが、ヴァンは想定以上の強さでルフェルミアたちを圧倒してしまった。
気を失ったルフェルミアはその時、前世の記憶を取り戻し、自分が何者だったのかを思い出す。
それからヴァンと共に数奇な運命を乗り越えるための日々が始まるのだった。
※不穏なタイトルですが、どちらかというと痛快ラブコメに近いです。また、ジャンルは恋愛ですがミステリー要素やサスペンス要素も含んでおります。グロ描写や性描写などはありませんが念のためR15指定としております。
※不穏なタイトルですが、めっちゃハッピーエンドです。
※この作品は『アルファポリス』様と同時に投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 22:30:00
171789文字
会話率:49%
魔石師という特殊な力を持つ家系の伯爵令嬢であるルフィーリアは、デビュタントを数日後に控えたとある日、婚約者であるガウェイン第一王太子殿下に婚約破棄を申し渡されてしまう。その隣には義理の妹のカタリナが不敵な笑みを浮かべていた。そして身に覚えの
ない罪を突きつけられ、王宮から追い出されてしまう。仕方なく家に戻ったルビイは、実の両親にも同じく見知らぬ罪に断罪され、勘当され、家からも追放されてしまった。行くあての無いルフィーリアを救ったのは一人の商会を営む貴族令息であるシルヴァ・オルブライト。彼はルフィーリアの不思議な力を見て「共にガウェインに目に物を見せてやらないか」と誘う。シルヴァはルフィーリアの力を見抜き、彼女をオルブライト商会へと引き込んだ。それから月日を重ね、ルフィーリアの噂が広まりだした頃。再びガウェイン第一王太子はルフィーリアの元へ訪れる。ルフィーリアは毅然とした態度でガウェインからの誘いを断った。しかし今後のルフィーリアの身を案じたシルヴァは彼女を王都の舞踏会へと誘い、そこで彼女はオルブライトの正式な婚約者である事を謳い、妙なちょっかいを出されないように釘を刺すと言った。だが、その舞踏会には様々な思惑が交錯しており……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 20:46:11
67771文字
会話率:45%
前作「女神の祝福が少しななめ上だった結果」を書いていた時に、「いや祝福ってこういうものだった? っけ?」という疑問がむくむくわいた先の、短編です。
なので前作との関連性は皆無です。
【あらすじ】
生まれてくるすべての人に祝福は授けられる
。
地味な子爵令嬢ジェミエンヌは地味な祝福「遺失物探索」を授かった。毎週末「ご奉仕」として、教会の一室を借りて行っていた、祝福を使用した失せもの探しで、あれもこれもそれも持っているという有名人サイラス・アッシャーに出会う。彼の失せものは、少し変わったものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 09:01:54
15896文字
会話率:20%
成金の娘レイチェルは、婚約者ドウェインの裏切りを目撃し、婚約を解消。
新たな婚約者を探すためのお見合い会に参加するが、財産目当ての候補者ばかり。
そんな中、飄々としたオリバーとの出会いが、レイチェルの運命を静かに変えていく──
最終更新:2024-12-25 12:25:31
17887文字
会話率:35%
ガウェインは、最強の騎士として知られながらも、親友ランスロットの心の苦悩に気づいていた。ランスロットは戦場では誰より強いが、その力の源は心の闇から来ており、孤独に悩んでいた。ガウェインは彼に声をかけ、言葉でその苦しみを理解しようとする。二
人はお互いに支え合いながら戦場を駆け抜けるが、ランスロットの苦悩は続き、彼の心の中で解けない問いが残り続ける。友情と内面の葛藤を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-04 23:34:59
1683文字
会話率:30%
十数年に及ぶ母の介護を終え、葬儀も済ませたクリスマスイブの夜。父や親類との縁は薄く、恋人にも別れを告げ、美冬は一人帰路に就いていた。その途中、不運にも履いていた靴が壊れてしまい、転んだ弾みに車に轢かれてしまう。死を覚悟して目を閉じるが――
目を覚ましてみると、童話『眠り姫』の主人公エステラ・セレスティアに転生してしまっていた。
妖精の呪いと祝福によって百年の時を眠っていた王女エステラ。共に眠っていた両親や王城の人々の深い愛情に触れ、戸惑いながらも新しい生を少しずつ受け入れていく。けれど、その身に授けられた複数の祝福を巡り、周囲は騒めく。旧王家、現王家、帝国――多方から寄せられる関心に、懸命に応えようとするエステラ。だが、その思いに体が付いて来てくれない。特に、長年眠っていて使われなかった足は、急な変化に耐えられず激しく痛み始める。どうしたものかと悩んでいた時、不思議な力に導かれ、気が付けば深い森の中に誘われた。そこで出会った一人の靴職人セシル・コードウェイン。誰も訪れないような森の中で、〝名前のない靴工房〟という店を営む不思議な青年。剣と魔法を巧みに操り、その洞察力でエステラの正体を見抜く。
『靴は、人生そのもの』と語るセシル。不安定だったエステラの足元を支え、誇り高く歩めるようにという彼の手助けを得て、エステラは少しずつ〝本物の王女〟となっていく。セシルに少しずつ心惹かれていくエステラ。しかし、状況は複雑を極め――初めて得た家族の温もりを守る為、エステラは、帝国皇子との婚姻を決断をする。
すれ違う愛情と、零れ行く時の中で、懸命に生きる人々の癒しと再生の物語。
※投稿サイト『エブリスタ』と同時掲載いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 01:44:06
31925文字
会話率:35%
薬屋を営むウェインは、昔「気持ち悪い」と陰口を聞いて以来、自分が蜘蛛の獣人であることを隠して生きていた。
ある日不思議な冒険者の女性セナが薬屋に訪れてから、ウェインの日常は少し変化が現れて――。
残念イケメンなヒーローと、男前ヒロインの
お話。
※柴野いずみ様主催の「ヘタレヒーロー企画」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 08:27:22
8489文字
会話率:28%
国王も出席する学園祭のパーティーで、第一王子ウェインがアメリア・ラザフォード侯爵令嬢を婚約破棄した。しかしアメリアは特にショックを受けたわけではない。ある程度見当の付いていたことであったから。そしてウェインはアカデミーの平民特待生ハナを新た
な婚約者に指名した。これもまたアメリアの予想通り。事態はアメリアとハナによって誘導されるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 07:43:17
5472文字
会話率:25%
世界を救ったと言われる『絶対的神』〈ゼウス・エクスマキナ〉からさまざまな『英雄』が誕生し続け2000年。物語にある英雄に一歩でも近づこうとする青年ウェインライト・オルケストラが最底辺と蔑まれながらも、『世界』と『物語』を救う英雄譚が、今ここ
から始まる!
「今のお前は何処にもいられない!ただの端役だ!」
「いや、ここからは僕のステージだ!」
最底辺設定は最初の方だけで、少ししたら強くなります。また、これが初作品なので誤字脱字等勝手がわからない部分もありますが、どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-04 14:48:42
8648文字
会話率:35%
公爵令嬢のフィオレンサ・ブリューワーは婚約者のウェイン王太子を心から愛していた。しかしフィオレンサが献身的な愛を捧げてきたウェイン王太子は、子爵令嬢イルゼ・バトリーの口車に乗せられフィオレンサの愛を信じなくなった。ウェイン王太子はイルゼを
選び、フィオレンサは婚約破棄されてしまう。
深く傷付き失意のどん底に落ちたフィオレンサだが、やがて自分を大切にしてくれる侯爵令息のジェレミー・ヒースフィールドに少しずつ心を開きはじめる。一方イルゼと結婚したウェイン王太子はその後自分の選択が間違いであったことに気付き、フィオレンサに身勝手な頼みをする────
※この作品はアルファポリスにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 17:16:38
62373文字
会話率:43%
死んだ記憶はないけれども。異世界転生をした日本人の「わたし」の記憶と知識を持っているブラングウェインは。異世界ログレスで七歳の時に神殿で下された神託で巫術師。シャーマンをしている。
巫術師はこの異世界ログレスではなりたくない仕事ワースト第
一位。でもそんな不人気職な巫術師だけど。日本人の「わたし」が若かりし頃に拗らせた中二病の知識が役に立ち。ブラングウェインは周囲から白き手のブラングウェインと呼ばれる腕利きの巫術師になっていた。
そんなブラングウェインにはやはり七歳の時に神託で勇者であると告げられたアーサーという名の幼馴染みが居る。
大陸の果てに居る五百年前に七つの国を滅ぼし。多くの種族を根絶やしにしたという無貌の魔王を退治する為に旅をしている幼馴染みを故郷の村から応援していたブラングウェインには不幸体質なパラメデスという友人が居た。
口から上を面布で覆い隠し。外套のフードを目深に被った怪しい出で立ちをしているけれど誰よりも優しい気性のパラメデスが誰もが恐れる無貌の魔王であることをブラングウェインが知ったとき。物語が大きく動き出す。
「ブラン、ブラングウェイン。小さき我が友よ。私は貴女と共に生きて貴女と共に死にたい。どうか私に掛けられた不老不死の呪いを解いて欲しい。他ならぬ貴女が。」
これは不老不死の呪いを掛けられてしまった心優しい貌の無い王さまと。その呪いを解こうと奮闘した巫術師。シャーマンの女の子の物語。
この感情は友情?それとも愛情───?
要約すると。
でっかわいい魔王さまと天然田舎娘がお互いにでっかい矢印を向けながら無自覚に溺愛しあう話です。
この作品はpixivにも別名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 13:36:46
120069文字
会話率:25%