ある日ふと、自分の名前を不思議に感じたタケル。
商店街の裏にある古びた廃屋で、彼は“カイ”という別の名前をもつ自分の写真を見つける。
ぼくは、本当にタケルなのか? それとも、別の誰かだったのか?
アスとともに「自分とは何か」をめぐる、不思議
で切ない旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 20:00:00
147576文字
会話率:38%
アスがぽつりと語った、「時間が止まった町」の噂。
それは、どこか懐かしく、でも少しだけこわい話だった。
週末、タケルとアス、そして兄はその町を訪れる。
静まり返った街並み。ゆっくりと揺れるブランコ。
そして現れた、どこかで見た浴衣の少女――
。
“時間”とは、ただ流れるものではなく、
「気づく」ことで生まれるという不思議な真実に、タケルは少しだけ触れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 11:20:56
1359文字
会話率:27%
春、新しい転校生がやってきた。
どこか光に透けて見えるその子は、何かを“視て”いるようだった。
風の止まった教室、夜に逆流する風。
世界はほんの少し、ゆらいで見えることがある
これは、タケルが“ゆらぎ”に気づいた日の物語。
最終更新:2025-06-03 20:33:13
1577文字
会話率:49%
「ねえ、拾ってきた」「……卵を!?」――すべては姉のひとことで始まった。
公園で拾った謎の巨大卵。孵化したのは、まさかの赤ちゃんドラゴン。
名前はゴンちゃん。火を吹くけど、人懐っこくてちょっとおバカで、とんでもなくかわいい。
2DKペット
可のアパートで、社会人のぼく、ノリが良すぎる姉、そしてゴンちゃんのドタバタ同居生活が始まった!
ごはんの好みは肉一択、くしゃみでティッシュを燃やし、お手も覚える優秀ペット(?)。
火事寸前のハプニングも、すき焼きをめぐる争いも、全部ひっくるめて――
今日も騒がしくて、やさしい、ぼくらの毎日。
ゴンちゃんは今日もすくすく育ってます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 00:00:00
18261文字
会話率:42%
『かわいいぼくら』
──“かわいい”は、誰かのためじゃなく、自分が好きって思えるためのもの。
お化粧が好きな男子高校生・青江くんは、「可愛い」ことを貫いて生きてきた。
そんな彼が出会ったのは、すっぴんでも圧倒的に可愛い、でもどこかクールな
村崎さん。
“可愛い”と“格好いい”が交差する高校生活で、彼は友情や葛藤、そして恋と向き合っていく。
「僕は、君に恋したい」──これは、好きなものを好きって言う勇気の物語。
多様性と自分らしさをまっすぐに描く、青春恋愛ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 20:42:46
11865文字
会話率:42%
紛争の絶えない国から日本へと疎開してきた少女。
彼女は行方不明となった家族との再開を目指し、数年後には再び海外へ飛び立つ。
日本で出来た力強い仲間たちと共に…
そんな日本人達が世界を行脚し、世界を救うまでを描いた物語です。
世界から見た日本
人ならではの役割に気づき、立ち上がる姿。
日本という国を飛び出し、異世界当然のような舞台で暴れる10代の若者達の揺れる心と振り回される運命に抗う姿を描きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:00:00
1059452文字
会話率:39%
『それは、まだ「好き」と言わない。―両片思いアンソロジー―』
恋が始まる、ほんの少し前の気持ち。
惹かれ合っているのに、気づかないふりをする。
気づいてしまっても、伝える勇気が出ない。
幼なじみ、先輩後輩、クラスメイト、敵対関係、バイト
仲間。
さまざまな関係性の中で、それぞれの“好き”がすれ違い、交差していく。
これは、付き合う一歩手前。
まだ「好き」と言えない、だけどそれでも、確かに恋している物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 20:00:00
17043文字
会話率:41%
幼なじみで恋人のつむぎと渉は互いにオメガ・アルファの親公認のカップルだ。
順調な交際も六年目――最近の渉はデートもしないし、手もつながなくなった。
「もう、おればっかりが好きなんやろか?」
馴ればっかりの関係に、寂しさを覚えるつむぎ。
その
うえ、渉は二人の通う高校にやってきた美貌の転校生・沙也にかまってばかりで。他のオメガには、優しく甘く接する恋人にもやもやするつむぎ。
嫉妬をしても、「友達なんやから面倒なこというなって」と笑われ、遂にはお泊りまでしたと聞き……
「そっちがその気なら、もういい!」
堪忍袋の緒が切れたつむぎは、別れを切り出す。すると、渉は意外な反応を……?
倦怠期を乗り越えて、もう一度恋をする。幼なじみオメガバースBLです♡
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 23:59:58
5729文字
会話率:42%
新庄孝則はゲーム・ディレクターとして数々の有名タイトルを手掛けた。そんな彼が大手メーカーを辞め、新しいインディー・ゲーム制作会社を立ち上げたのが、このお話の始まりである。
ゲームのネタを探している時、彼は過去に通っていた小学校のことを思い
出した。それは彼が小学4年生の頃、その学校が来年廃校になるため、ゲームにして思い出に残そうとした記録が大量に見つかったのだ。大人になった新庄は今までの経験を活かし、子供の頃の志を受け継いで、そのゲームをなんとか完成させようとする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 19:00:00
24869文字
会話率:59%
冬夢(ふゆめ)くんの書いた小説がぼくらを非日常へと誘う……そして待ち受けるものは……
最終更新:2025-07-10 16:17:27
16143文字
会話率:58%
銀縁メガネの可愛いさん達と3人の僕らの地下世界冒険譚
最終更新:2025-07-08 15:40:37
36672文字
会話率:54%
中学一年生の少年、弓月には、人からどう見られるかを過剰に気にして生活態度を厳しく律する母親がいた。息苦しさを感じる毎日。夏休みくらい母親の目から逃れたいと、日中は学校の裏庭で過ごすことに。
そこへ同い年の少女、晶が現れる。他校生らしい彼女は
、水を撒いて虹を作り、それを写真に撮りたいという。弓月は興味を惹かれ、協力することになる。一緒に過ごすうち、お互いの家庭環境や悩みがわかってきて……
(pixivにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 07:14:36
48358文字
会話率:47%
「丑三つ時にこんばんは! 異世界巫女Vtuber・ルーナちゃんだよっ☆」
深夜に再生された、再生数ゼロの謎動画。
画面から飛び出してきたのは――異世界から来た巫女Vtuber!?
目指すはチャンネル登録者100万人。
その手段は「除霊」
して、「視聴者の悩みを解決」して、「配信でバズる」こと!?
成り行きでマネージャーにされた俺は、
押しかけ同居の巫女とともに、心霊スポットでロケ、幽霊とバトル、除霊配信でバズを狙うことに。
しかも彼女、異世界で孤独だった過去があるようで――
配信の向こう側で、誰かと“つながる”ことを心から願っている。
「やってみようよ。私、こっちの世界で認められてみたいんだ!」
ルーナの言葉は、俺の心も少しずつ変えていく。
これは、SNS時代に生きるぼくらの
ちょっと泣けて、ちょっとバズる、ドタバタ除霊Vtuberコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:50:00
32565文字
会話率:40%
ある都市のダンジョン攻略プレイヤー。
日向 陽平は仲間たちと奇妙な「ダンジョン配信」を開始する。
それは攻略とは無縁の、DIY、アイドル活動、筋肉クッキング、毒舌アート!?
この4人組ときたら、なぜか神様を楽しませるための爆笑カ
オス配信に全力投球!?
ふざけているのか、それとも何か目論見が?
人々の嘲笑と神々の気まぐれな視線の中、彼らは着実に「何か」を積み上げていく。
ダンジョンに秘密基地を建設し、ライブステージを作り、モンスター食材で珍グルメを生み出し、時には辛辣なイラストで神々を唸らせる!
果たして彼らは、気まぐれな神々の加護を得て、迫りくる絶望を打ち破ることができるのか?
個性派配信チーム『アストロ・ノーヴァ』が贈る、笑いと涙と奇跡の100日間戦争!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 00:00:00
39931文字
会話率:47%
子供の頃、秘密基地で感じた安心感やワクワクは遠い記憶。
佐藤由美、21歳。
会社倒産による突然の解雇で無職となり、無気力な日々を送っていた。
そんなある日、コンビニへの道すがら、横断歩道で車に轢かれそうになった少年を助けた由美は、彼を
追って寂れた公園にたどり着く。
そこでお地蔵様に手を合わせていると突然地面に飲み込まれ、異次元の空間へと落ちてしまう。
目覚めた先は、謎の男性、シキが管理する不思議な空間だった。
そこには、現代社会で居場所を失い、それぞれが特殊な能力を持った子どもたちが共同生活を送っていた。
由美は異次元の世界と現実を行き来する生活に戸惑うが、彼らの純粋さや悩みに触れ、忘れていた「自分だけの居場所」の温かさを思い出す。
シキは、子共達や由美に「この空間は、癒しと再生の場」と語るが、彼自身の目的や空間の真実には謎が多い。
由美は子どもたちと協力し、時に彼らの能力を借りながら、空間の秘密を解き明かそうとする。
この物語は、由美が子どもたちとの絆を深め、現代社会の息苦しさから解放され、生きる意味を再発見していく過程を描いた現代ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 17:45:49
19511文字
会話率:42%
地下室に住むぼくらは形を持たない故の自由さと不自由さを行き来していた。
でもある日、ぼくらは見知らぬ世界に迷いこむ。
奇妙な出会いと隠された物語。
ぼくらを巻き込まれ、組み込まれながら、地下室に帰る方法を探す。
最終更新:2025-06-18 00:21:16
134122文字
会話率:53%
非現実要素多めな現実から巻き起こるコメディに、奇妙な青春要素を入れた学園青春コメディ。
あらすじ
春――東城(とうじょう)高校二年生の男子生徒、退屈なことが苦手で刺激的なことが好きな遠山凪(とおやま・なぎ)は、春の嵐の日に教室で桜の嵐(
桜の嵐とは、春の嵐の暴風の中、大量の散った桜の花を窓が開いた教室でばらまくことで発生する嵐のこと、別名ピンクストーム)を起こしたクラスメートの変人少女、北埜奏(きたの・かなで)に興味を持ったことで、それまでの退屈な日常は終わりを告げる。
凪はクセのある仲間たちとともに、刺激的で非日常な青春生活を送ることとなる。
やがて凪は奏の一族の秘密を知ることになるのだが、その際に知りたくもなかった奏自身の秘密も知ることになる。
「〇〇を〇〇すると、〇〇ではなくなってしまう……それがわたしの秘密なのだよ、遠山くん」
奏の秘密を知った凪は、奏の許嫁の裕貴と笑えるような対立し、さらには奏の一族とも笑えるような戦争になり、挙句の果てには通っている東城高校も巻き込む笑えるような衝突を引き起こす。
裕貴との対立や奏の一族との戦争や東城高校との衝突、それはこの凪の言葉から始まるのだった。
「北埜(奏)さんの許嫁が裕貴さんだとか、一族の秘密だとか、高校側の説得だとか、そんなのどうでもいい。
誰がなんて言おうと、18歳になったら、ぼくは北埜さんと結婚しますから。
……そうです、ぼくらは高校生で夫婦になるんです」
現在、物語執筆中。
登場人物
退屈なことが苦手で刺激的なことが好きな穏やかな男子生徒、遠山凪(とおやま・なぎ)。
クリッとした目のキザったらしい変人女子生徒、北埜奏(きたの・かなで)。
ベレー帽を被ったギョロ目の変態男子生徒、黒原彰人(くろはら・あきと)。
彰人に復讐を誓った小柄の生意気な女子生徒、島崎桜(しまさき・さくら)。
今年三十路で婚活がうまくいかない毒舌美人女教師、竹原美麗(たけはら・みれい)。
切れ長の目をした物腰が柔らかな小顔の暴走女子生徒、青柳琉歌(あおやなぎ・りゅうか)。
奏の専属運転手兼許嫁兼クラスメートのハンサムで嫌われ者な30代男性、喜多裕貴(きた・ゆうき)。
不確かで怪しげな情報を仕入れて提供する口が悪い情報屋の女子生徒、馬場叶夢(ばば・かなめ)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:28:47
67306文字
会話率:48%
君は、流灯凛花を知っているかい?
「眠らせ姫」という二つ名は?
知らない? そうか、残念だ。
彼女は、その名にふさわしい異能で戦い、
彼女は、その異能に苦悩し、
彼女は、その異能で人を救った。
そして、おそらくこれからも。
あ、申し
遅れた。
ぼくの名は、法条計介。彼女の相棒だ。
ライト&ロウ、光と法、つまり正義。略して、L&L。
まだ大人になりきれない、高校生にすぎない、そんなぼくらが正しくあろうと決めたバディの名。
でも、それは知られることはない。
やがて知れ渡るのは、「眠らせ姫」という彼女の二つ名。
女神ヶ丘という街で、はびこる異能犯罪者たちが恐れる異名になる。
「流灯。ぼくは、それを否定する」
二度目にその言葉を告げた時、ぼくは彼女にとってのヒーローになれたのだろうか。
残念ながら、それは彼女が決めることだ。
だが、未熟で傷物のぼくが、「放っておかない」と覚悟を決めた瞬間だった。
おっと、気になるって?
だったら、覗いてみるかい?
異能なぼくらの奇妙な高校生活の一幕を。
【作者より】
本作は、「雨のち晴れの事件簿 ~ 性格も好みも真逆の男女バディですが、異能犯罪者は沈めます ~」と同じ世界観のクロスオーバー作品です。
https://ncode.syosetu.com/n7676iy/
W主人公の異能バトル現代ダークファンタジー・クライムサスペンスの連載。
こちらも、お楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 18:00:00
10000文字
会話率:35%
なぜ、ぼくらはそれでも夜更かしをするのか?
最終更新:2025-05-29 22:45:56
230文字
会話率:0%
小学校3年生の仲のいい仲間でつくった少年探偵団、ある日ゲームセンターの両替機に不思議な謎があることに気づいた少年たちは、その調査のためゲームセンターに訪れる。 しかし思わぬことに …
最終更新:2025-05-22 11:55:08
8294文字
会話率:34%
ぼくは伊沢裕也(いざわゆうや)だ。
平凡な小学六年生の男にすぎない。
同級生の海江田亜紀(かいえだあき)はぼくが殺した。
ぼくはお葬式でアキのママに頬をはたかれた。
「伊沢くん! あなたがアキをつれ回したからアキは死んだのよ!」
アキのママは涙を流した。
ぼくも泣いた。
たたかれた頬よりアキとの別れが痛くて。
アキは病院で逝った。
ぼくはアキの死の瞬間ごく普通の小学六年生の時間割りをこなしていた。
遅咲きの桜が散る校庭でボールを蹴った。
同級生と笑い合った。
たったいまアキが死神と闘っているとも知らずに。
海江田亜紀は小柄な女の子だった。
四月のなかばぼくらの教室に転校して来た。
死んだのは一週間後だ。
七日もいっしょにいなかった同級生だった。
アキの死でぼくの小学生は終わった気がする。
ぼくはひと足先におとなになったみたい。
アキはぼくの小学生時代を手に旅立ったのかもしれない。
ぼくは結婚して外国に行ったおばさんから聞いた話を思い出した。
「ねえユーヤ。三丁目の幽霊屋敷でね。夏至の夜に人形が歌うのよ。歌う人形はね探し物をしてるの。なくしたものを見つけてやれば願いをひとつかなえてくれる。そうわたしにささやいたわ。わたしは小学生のとき肝試しでしのびこんだの。そのとき人形に会ったのよ」
幽霊屋敷は三丁目にまだある。
いまでも肝試しの名所だ。
ぼくが想像する歌う人形はおかしな科学者が作ったロボットだ。
科学者が死んでロボットひとりが屋敷を守っているにちがいない。
歌を歌うというから子守の用途で作られたものかも?
ロボットのなくしたなにかを見つけてやれば超科学力で願いをかなえてくれるのだろう。
死んだアキを生き返らせることも可能かもしれない。
ぼくは歌う人形を捜しに三丁目の幽霊屋敷にしのびこんだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 17:09:33
62850文字
会話率:18%
ぼくの肩書きは「臨床工学技士(Clinical Engineer)」──
医者でも看護師でもない、“命と機械のあいだ”で働く、ちょっと地味な裏方職だ。
ICUで聞き慣れたピーピー音。
あれは、機械が命の不調を訴えてる音だ。
ぼくらは、その
音の意味を理解して、調整し、命を守る。
でもその仕事は、誰にも気づかれず、名前も呼ばれない。
「それ、AIでよくない?」
ある日、言われたそのひと言がきっかけだった。
──なら、こっちからAIと組んで、新しい医療を作ってやろう。
そうして始めたのが、AIMEDというプロジェクト。
病院の外から、在宅医療を支えるサービス。
AIとセンサーを使って機器の異常を予測し、不安を抱える家族の声に応える。
誰にも任されてなかった“隙間の医療”に、ぼくたちは手を伸ばした。
初めは誰にも見向きされなかった。
でも、感謝の言葉が届くたびに気づく。
「ありがとう」って、こんなふうにもらえるんだ。
この仕事、やっぱりやっててよかったって思えた。
これは、ぼくが“すみっこ”から抜け出して、
ちょっとだけ前に出て、自分で選んだウインウインな未来の話。
目立たないけど、確かに命を支えてる。
そんな誰かの背中に、そっと手を置くような物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 08:00:00
20988文字
会話率:26%