15歳の宇佐美真(うさみまこと)は、高校入学の朝に交通事故で命を落としてしまう。気がつくと、幽霊となった自分が自分の事故を見下ろしていた。
心配なのは双子の妹・希(のぞみ)のこと。呆然としたまま涙も見せない希が気になり、真はそばで見守る
。やがて心からの叫びが希に届き、2人の“絆”は再びつながる。
真は孤独な幽霊生活を送るなかで、猫、別の幽霊・朋美、そして妹の恋人・桜井と出会う。だがその桜井にも、真の姿が見えていた──。
これは「生きたかった」少女の魂が、大切な人の“いま”と“これから”を見守りながら、少しずつ自分の“死”を受け入れていく物語。
喪失の痛みを抱えた人へ贈る、静かであたたかな再生のファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 13:15:26
8405文字
会話率:9%
突然世界中にダンジョンが現れた。
人々はその存在に恐怖を覚えながらも、その未知なる存在に夢を馳せた。
それからおよそ20年。
ダンジョンという存在は完全にとは言わないものの、早い速度で世界に馴染んでいった。
ダンジョンに関する法律が生まれ
、企業が生まれ、ダンジョンを探索することを生業にする者も多く生まれた。
そんな中、ダンジョンで獲れる素材を集めることを生業として生活する少女の存在があった。
ダンジョンに関わる職業の中で花形なのは探求者(シーカー)。ダンジョンの最奥を目指し、日々ダンジョンに住まうモンスターと戦いを繰り広げている存在だ。
次点は、技術者(メイカー)。ダンジョンから持ち出された素材を使い、新たな道具や生活に使える便利な物を作り出す存在。
そして一番目立たない存在である、採集者(コレクター)。
ダンジョンに存在する素材を拾い集め、時にはモンスターから採取する存在。正直、見た目が地味で功績としても目立たない存在のため、あまり日の目を見ない。しかし、ダンジョン探索には欠かせない縁の下の力持ち的存在。
採集者はなくてはならない存在ではある。しかし、探求者のように表立てって輝かしい功績が生まれるのは珍しく、技術者のように人々に影響のある仕事でもない。そんな採集者はあまりいいイメージを持たれることはなかった。
少女はそんな状況を不満に思いつつも、己の気の赴くままにダンジョンの素材を集め続ける。
そんな感じで活動していた少女だったが、ギルドからの依頼で不穏な動きをしている探求者とダンジョンに潜ることに。
そして何かあった時に証拠にできるよう事前に非公開設定でこっそり動画を撮り始めて。
しかし、その配信をする際に設定を失敗していて、通常公開になっていた。
そんなこともつゆ知らず、悪質探求者たちにモンスターを擦り付けられてしまう。
本来であれば絶望的な状況なのだが、少女は動揺することもあせるようなこともなく迫りくるモンスターと対峙した。
そうして始まった少女による蹂躙劇。
明らかに見た目の年齢に見合わない解体技術に阿鼻叫喚のコメントと、ただの作り物だと断定しアンチ化したコメント、純粋に好意的なコメントであふれかえる配信画面。
こうして少女によって、世間の採取家の認識が塗り替えられていく、ようなないような……
※カクヨムにて先行公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:10:00
248955文字
会話率:24%
俺には中学生の頃、ヒヨリという好きな人がいた。
中学校の卒業式で告白した。しかし、無理の二文字で振り切られた。かなり落ち込んだ。
だが高校に入学し、なぎさという可愛い女の子と出会う。
あることをきっかけに俺は彼女に惚れ、やがて
付き合うことになった。
しかし、それを知ったヒヨリが、なぜか俺にしつこく言い寄ってくる。
不快に思った俺は……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:10:00
3373文字
会話率:34%
国でたった一人選ばれる“妖精の愛し子”……妖精を使役することの出来る力を期待されていたのに、力が発現しなかったファータ王国第一王女、エレオノーラ。
そのせいで、愛し子に選ばれた血の繋がらない妹の“身代わり”として育てられ、18歳になったエ
レオノーラが、ついにその役目を果たす時が来たと言われ向かった先には……。
「どうか私と、結婚していただけませんか」
記憶も全て手放したはずの前世、妖精女王・エレオノーラに仕えてくれていた騎士・シエルであり、かつて、ほんのいっときの間の恋人の姿があった。
シエルと再会したことで、前世の記憶を取り戻したエレオノーラは、シエルに言われるがまま彼の治める隣国・ラーゴ王国に迎え入れられて…。
妖精とは、力とは、一体何なのか。
これは、前世は元妖精女王と元騎士、今世は身代わりの妖精の愛し子と国王の、絆と自覚と恋の物語。
*前世からの恋がメイン、タイトル回収は終盤からとなりますのでご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:01:18
6772文字
会話率:30%
魔法に必要なのは、美しいと思う心。
魔女達は美しいと思う心と、針と糸とリボンで魔法を使う。
その集大成たる服を纏うのは、魔女の使い魔《ドール》達―――
私は、「クロスステッチの四等級魔女」。まだ新米だけど、四等級魔女試験に合格したばかり
。
《魔女の夜市》に自分の刺繍を着てくれる《ドール》を求めて出かけた私は、迷い込んだジャンクショップで一体の《ドール》と出会う。
前のマスターにタトゥーを入れられ、片目を失っていても、その《ドール》は美しかった。
そうして格安で購入した《ドール》は、どうやらカタログ通りの普通の人形ではないようで……?
※カクヨム様に同じ内容を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:00:00
945335文字
会話率:60%
大日本帝国海軍連合艦隊所属の夕雲型駆逐艦16番艦『朝霜』は、沖縄へ出撃した戦艦大和の護衛任務中に艦隊より落伍。アメリカ軍の空襲を受け、奄美大島付近にて全乗組員と共に戦没した。
・・・はずだったのだが、気が付くと大破状態のまま不明海域を航行し
ていた。巨大な亀や異形の鳥に襲われている民間船舶を助け、その案内で最寄りの陸地にたどり着くとそこはメイジニッポン皇国という独立国であった。どう考えても大日本帝国と無関係であるはずもないこの国だが、それより問題なのは魔法なる技術によって維持されている不思議な文明の存在であった。とにかく艦の修理と補給を行わねばならないが、部品の入手など望むべくもないので工作は全て手作業。しかし一番の問題は燃料が残り少ないことであった。現地において「ウシアフィルカス」と呼ばれ奴隷以下の存在として扱われている少女シチェルによると、朝霜の燃料である重油に酷似した油が流通しているという。小松島隆二上等兵はその重油の調達任務を与えられ、ガイド業を営む女戦士ジェムザと共にメイジニッポン皇国を旅することになった。果たして、重油『に似た』油は代替品足りうるのか?メイジニッポン皇国と大日本帝国の関係は?そして、駆逐艦朝霜は再び海に出ることができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 12:00:00
115733文字
会話率:66%
「テンプレ構成? 最強ビルド? そんなもん、面白いか?」
フルダイブVRの最高峰と謳われる超話題作《NeoEden》。
感覚、思考、感情すら再現されるこの世界で、高校生ゲーマー・シュウユが選んだのは……運営非推奨、変則ジョブ《転移魔式使い
》。
しかも初期ステ振りは耐久1、技量1の紙装甲。普通なら即死コース。
だが彼にとって、大事なのは「勝ち方」じゃない――どう遊ぶかだ。
攻略サイトなんて見ない。チュートリアル?スキップだ。
テンプレも、効率も、最強装備も興味なし。
“面白いと思ったやり方”だけが、彼のルール。
初期地点でいきなり初心者お断りの危険マップ《始まりの樹海》へ。
魔式とスキルを自分の感覚で組み上げ、無謀を楽しみ、死線をくぐり抜ける。
これは、最強じゃなく「最高」を目指す、異端ゲーマーの自由すぎるVR冒険譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 10:00:00
2687文字
会話率:8%
ブラック企業で過労死したごく普通のサラリーマン、山本カズト。
目を覚ますとそこは、魔法とドラゴンが飛び交う異世界だった!
「チートスキル、お願いしまーす!」
と意気込むも、神様の手違いで与えられたのは――【配達特化スキル】だけ!?
こう
して辿り着いたのは、辺境の田舎村『ソリオ村』
「もう戦いとかいいから、のんびり暮らしたいんだよ……」
そう願って始めた配達屋の仕事だったが──
届ける手紙は恋文、荷物は爆弾、相手はドラゴンや魔王!?
スローライフなはずが、なぜか毎日がトラブルの連続!
それでも、今日も彼は手紙を届ける。
人と人、村と世界を、ゆっくりとつなぐために。
「それじゃ、今日もいってきます。約束の時間、守らないとね!」
笑って泣ける、のんびり×配達系異世界コメディ、ここに開封!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 09:30:00
3315文字
会話率:59%
後漢末期、困窮した筵売りの青年・劉備は、飢えを凌ぐため、そして世直しを掲げる熱気に惹かれ、太平道(黄巾賊)に参加する。そこで彼は、教祖・張角と出会い、強い影響を受ける。
ふざけたタイトルと第一章ですが、真面目に三国志です。
史実に沿って
歴史は進みます。
劉備は天下統一しません。
完結保証。毎日更新でテンポ良く進めていきます。
しばらくは9時と16時の1日2回投稿していきます!
〜第一部:名を上げる旅〜
第1章:黄巾の風
黄巾の乱参加、関羽・張飛との出会い
張角「良いか、玄徳。わしは、人を騙しているのではない。」「民が希望を持てぬ世だからこそ、わしの言葉が響く。役人が信じられぬからこそ、民はわしに救いを求める。この世が病んでいるからこそ、わしが必要とされているのだ。」
第2章:流転と喧伝
反董卓連合軍参加。平原の統治。
劉備「み、見たか! 我ら三人が力を合わせ、あの呂布を退けたぞ!」
ハッタリで生まれた武勇伝。だが、それは、無名の彼らがこの巨大な連合軍の中で存在感を示す、最初の、そして奇妙な一歩となったのである。
第3章:徐州の風雲
徐州譲渡。曹操、袁術そして呂布。
陶謙「ならば、劉備。お前は、今日から漢室の末裔になれ。」「それが真実か否かなど、どうでも良いことよ。この乱世においてはな。重要なのは、『漢室の末裔、劉玄徳』という権威だ。その権威があれば、人が集まる。兵も集まる。お前がこの徐州を治める上で、それは必ずやお前の助けとなるだろう。良いか、ただの劉備では駄目なのだ。漢室の末裔たる劉玄徳になれ。」
〜第二部:寄寓と葛藤〜
第4章:雌伏の時
曹操・袁紹のもとでの雌伏。献帝との対面。
第5章:荊州の沃野
新野での駐屯。諸葛亮との出会い。
第6章:長坂の逃避、赤壁の炎
曹操軍南下。赤壁の戦い。
〜第三部:蜀漢建国と落日〜
第7章:荊州の基盤
荊州南部平定。拠点作り。
第8章:益州入り
益州攻略。蜀の国造り。
第9章:漢中王の夢
漢中王、皇帝即位。そして白帝城の死。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 09:00:00
74274文字
会話率:31%
[あらすじ]
引きこもりの僕、麻倉 渚(あさくら なぎさ)と、人気アイドルの弟、麻倉 潮(あさくら うしお)
同じ双子だというのに、なぜこんなにも違ってしまったのだろう。
時々ふとそんな事を考えてしまうけど、それでも僕は、理解のある家族
に恵まれ充実した引きこもり生活をエンジョイしていた。
僕は極度の人見知りであがり症だ。いつからこんなふうになってしまったのか、よく覚えていない。
本音を言うなら、弟のように表舞台に立ってみたいと思うこともある。けれどそんなのは無理に決まっている。
だから、安全な自宅という城の中で、僕は今の生活をエンジョイするんだ。高望みは一切しない。
なのに、弟がある日突然変なことを言い出した。
「今度の月曜日、俺の代わりに学校へ行ってくれないか?」
ありえない頼み事だから断ろうとしたのに、弟は僕の弱みに付け込んできた。
僕の推しは俳優の、葛城 結斗(Iかつらぎ ゆうと)くんだ。
その結斗くんのスペシャルグッズとサイン、というエサを目の前にちらつかせたんだ。
悔しいけど、僕は推しのサインにつられて首を縦に振ってしまった。
え?葛城くんが目の前に!?
どうしよう、人生最大のピンチだ!!
◇
別サイトで短編として投稿したお話を改稿し、新エピソードを追加した作品です。BLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 09:00:00
37593文字
会話率:55%
外の海の外からやってきた悪魔との戦争が始まってから百数十年。
未だ終わりの見えない戦争の中、第四大陸アメア・ローフィンで戦っていた主人公ラタ・ルリラとその師匠タリラ・ルリラは悪魔ではなく、Vano・Dite教団と呼ばれる集団の聖女によって呪
いのような魔術をその身に受けてしまった。
呪いの解除方法を探す為、教団から離れる為、そして操られる事を危惧した第四大陸の姫様の命により、第六大陸にやってきた。
彼女達は教団に対抗する術を探し、第四大陸の人々を避難民として受け入れてもらえるよう交渉するように命じられていたが、第六大陸"五月雨王朝"も決して安全な場所では無かった。
勢いを増す悪魔の侵攻。
教団の手先の出没。
資金難。
様々な問題に直面するが、ラタにとってそれらは大した問題ではなかった。
ラタにとって重要なのは、師匠が他の女に襲われないか、奪われないかどうかだけであった。
「お師匠様……それ、浮気ですよ」
脳が破壊されるのが先が、問題を解決するのが先か……ラタの恋はどうなるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 02:00:00
4162文字
会話率:37%
俺の名前は桐生《きりゅう》士郎《しろう》 。
少し運動が人よりでき、学校の成績はかなり良い普通の高校生。
放課後はいつも友達グループと何かを賭けたゲームをし、退屈ながらも楽しい高校生活をエンジョイしていた。
そんな日々の中で、少し
強めの刺激を求めて、今回のゲームでは負けた奴は自身が好きな女の子に告白するという罰ゲームをする事になった。
結果、俺が負け、その日の放課後、中学校時代から想いを寄せる朝比奈 凪《なぎ》に告白しようとしたのだが、その一足先に告白現場にやって来たのは凪の親友にして、学校一の美少女と呼ばれる小鳥遊 柊さんだった。
そして、俺は凪が来たと勘違いして、柊さんに間違って告白してしまい。
柊さん。との甘酸っぱい恋物語が……始まるのか? これ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-18 00:00:00
51967文字
会話率:67%
ヒーローそれは英雄的存在。
まさに主人公そのもの、皆んなに愛されている。
彼らのことが嫌いなのは敵とある一人の少女だけ。
「あいつらほんとに許さヒーローが来るまでのつなぎ役でしたがもう辞めます!!」
これはヒーローが来るまでの時間稼ぎをして
いた少女が敵である組織に勧誘されて本来の力を発揮するお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 23:54:03
2810文字
会話率:47%
「ダンジョン × 素材集め × 生産職人」
生産職人と歩むダンジョン攻略!
戦えない仲間のために素材を集めていたら、気づけば最強に──!?
風の精霊に愛された少年ハルは、ある日命を落とし、気づけば赤ん坊にタイムリープ。
今世では、風の加護
をその身に宿す“特別な存在”になったけれど……
本人が夢中なのは、チート能力じゃなくて拾い物と素材集め!
草むらに光るきのこ、ダンジョンの奥に眠る鉱石——
ちょっとドジで心優しいハルが、仲間の職人たちと一緒に“とんでも魔道具”を生み出していく!
今日もハルは進化するポシェットと共に、ダンジョンの奥へと潜っていく!
これは、戦うだけじゃないダンジョン攻略。
拾って、集めて、繋いでいく。
優しさと魔法の素材で描かれる、生産系冒険ファンタジー!
この物語は、いくつかの物語と世界観を共有していますが、本作単体でもお楽しみいただけます。
どの物語から読んでも問題なく楽しめますが、全て読むと、より深く世界のつながりを感じられるかもしれません!
⚫︎ 異世界で手仕事職人はじめました! 〜創術屋ツムギのスローライフ〜
https://ncode.syosetu.com/n3980kc/
⚫︎ハルの素材収集冒険記・序章 出会いの工房
https://ncode.syosetu.com/N4259KI/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 22:03:42
100258文字
会話率:34%
ひととのかかわりを避ける、ひとりの女子高校生。
同じくひととのかかわりを苦手とする男子高校生。
似通う部分はそれだけでなく、ふたりとも少し特別な学校に通っていた。
平凡に穏便に過ごすはずの高校生活は、学校行事で偶然出会ったことで生
まれたご縁から、想像していなかった方向へと進んでいく。
おしゃべりが苦手なのは、言葉の大切さと難しさを知っている、あたたかい心を持っているからかもしれない。
あるものが運んできた、青春と学園の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 20:51:39
132659文字
会話率:43%
異世界から帰還した五十嵐 健斗は、変わり果てた景色に衝撃を受けた。原因不明の高熱化により、地上には人が住めなくなり、真冬でも熱風が吹く砂漠と化していた。しかも時空の歪みのせいで、到着したのは2099年。彼が異世界に転移してから80年後の日
本だった。
有識者は、人類を絶滅させないために地下にすべての機能を移したが、科学力では自然の脅威には敵わなかった。そこで帰還者の叡智を結集し、迷宮を造り利用する計画が進んだ。だがそれも限界を迎えていた。
最終手段が帰還者迷宮。その中でも高い能力を持つ帰還者を集めた『迷宮特区』が、最後の希望となっていた。
主人公は、そんな迷宮特区で、帰還者迷宮の主人となる。彼は自分が暮らしていた頃の街を、ダンジョン内に作ろうと考えたのだが……。
「ケント! 遊ぼっ! チョコむいて」
「おい、ケント、暇だから手合わせしようぜ」
「あたいのピコピコは?」
「新しい眷属を創ってみた。ダンジョンボスにしてくれよ」
彼がいた異世界から、親しい魔王達が遊びに来るようになると、今度はそれを目当てに多くの冒険者が集まってくる。
これは、ドタバタで、ゆる〜いダンジョン街づくりの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:33:03
841857文字
会話率:53%
10年前、マレ・フィランは家族を失い天涯孤独の身となった。皇太子ヴィンセントの婚約者として王城で育てられた彼女は、15歳の誕生日に神を名乗る不審な男に出会う。マレによってズィというあだ名を与えられた彼は、従者としてマレと共に過ごすことになる
。ズィと共に過ごすうちに幼い頃に失った愛を取り戻すマレだが、彼女には命を賭して達成するべき目的があった。
「そなたは私が好きなのであろう?であればもう少し、生きることに執着するべきだ!」
「私の気持ちを捏造しないでちょうだい」
「そうだな好きなのは私ばかりだな!愛しているよ!」
「………」
——これは、神に愛された少女が彼女の復讐を遂げるまでの選択の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 19:26:29
7468文字
会話率:47%
古い鞄を捨てられず、書きかけた紙片を持ち運び、こうもり傘を修理に出す。懐古趣味なのは否定しない。ただ、思い出が後ろを向くことはない。
とある作家は、小さな子供が「よい思い出を作れて嬉しい」というのを聞いて衝撃を受けたそうだが、未来を向いてこ
その思い出であると信じてやまない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:49:12
7801文字
会話率:2%
俺の名前は中原康太
何処にでもいる普通の高2男子だ。
俺には幼馴染と呼んでも差し支えのない彼女がいた。
いた…そう、過去形だ。
今はアレを幼馴染とか友達とか彼女とか思いたくもない。
吐き気すら感じる汚物だ…。
そんな幼馴染だった女の名前
は音無音夢。
音夢には俺から告白して彼女になってもらった。
向こうも喜んでくれていたし、まさかこんな事になるなんて思っても見なかった。
彼女は元々自分をブス、デブと思い込む極度の被害妄想持ちで自己肯定感が極端に低い人間だった。
だが実際の彼女はそれとは真逆、少しの手入れだけで見違えるレベルの隠れ美少女なのだ。
しかし自己肯定感の低い彼女は自分を卑下し続ける。
俺はそんな彼女を幼い頃からずっと支えて来た。
だからそんな彼女にとって俺は唯一の理解者だと、そう思いこんでいた。
しかしそんなのは俺が勝手に思っていただけの幻想に過ぎないのだと痛感する出来事に直面する事となる。
ある日の夜、コンビニで痴女の様な姿の彼女を目撃してしまい、しかもその後ろでニヤニヤと薄ら笑いを浮かべるチャラい男の命令?でとある用途に使う''何か"の入った”箱"を購入していたのだ。
それが何を意味するか、わからない程俺は無知でも純粋でも無い。
現実を受け止められず半ば放心状態のまま家に帰り着くとそこには先ほどまでチャラ男とコンビニにいたはずの幼馴染彼女がいた。
彼女は言う。
「あ…こうちゃんだ……あれ…?こうちゃんもしかして私の事……見えてる?」
と。
当人いわく気付いたら自分が2人に増えていたらしい。
幼馴染は分裂していた。
陽キャな性格のアイツと、陰キャな性格の音夢に。
行く宛のない音夢は俺の部屋に入り浸って(取り憑いて?)しまうのだった。
そうして始まったのだ、俺と音夢の奇妙な同棲生活が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:40:02
75853文字
会話率:26%
この世界には魔王、魔族、魔物、人間がいる。
僕たちは『冒険者パーティー「冬の精霊」』だ。
僕と4人の仲間は4年間ずっと一緒に旅をして一緒に冒険してきた。
ある日の出来事で、僕たちは『勇者一行「冬の精霊」』と呼ばれてしまい、
その流れで僕
たち『冬の精霊』は世界の最果ての魔王城に向かって魔王を倒す、という目標が冒険者パーティー『冬の精霊』にできてしまった。
本当は僕にとって魔王とか魔族とかどうでもいいことだ。
僕にとって大事なのは「冬の精霊」のメンバーだけだ。
でも「冬の精霊」のメンバーは、勇者一行として一緒に魔王を倒そうとイキイキしていて、楽しそうにしているから、僕はみんな楽しいなら、まあいっかと思うようになった。
旅の途中に僕はなぜ自分がこうなってしまったのか時々思い出す。
僕は小さい頃から冒険者を目指していた。
なぜなら、冒険者になれば僕は堂々とたくさんの生き物を殺すことができるからだ。
たくさん殺せば殺すほど、褒め称えられるから、冒険者は素晴らしい職業だと思った。
でも勇者とは違うのだ。
僕は勇者にふさわしくないのだ。
僕の中には勇者のような善良なものは存在しないのだ。
僕の中は暗くて黒くて残酷なのだ。
勇者一行の目標は魔王を倒すことだ。
でも僕の目標は・・・・仲間の目標とは違うのだ。
※他の小説も書いているため、更新は不定期です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 18:10:00
71196文字
会話率:46%