春休み最後の日、ひかりは、庭でパンジーを食い荒らすカメのような生き物、自称バグを捕まえる。バグは人語を解し、別の世界から来たと言う。バグの力で異世界に放り出されたひかりは、自分の罪を償うため、沙漠に育つという「命の実」を探して旅に出る。
最終更新:2025-01-06 00:00:00
29275文字
会話率:31%
かつて混乱を極めた大陸を制した帝国。帝国は他の三つの国を領属として支配下に置き、その広大な大地に君臨していた。
物語の舞台はその領属国のひとつ、砂漠の国【アランヴィア】。
砂に覆われたその過酷な大地。滅多に降らない雨のため、そこに住ま
う人々は水不足の中それでも懸命に生きていた。
唯一の希望は国が囲う【聖女】。水の聖竜を使役する【聖女】は雨を降らせ、乾きに喘ぐ人々に水を与える。が、それは一部の貴族や特権階級の者だけにしか与えられなかった。
それ以外の人間にはわずかな水しか与えられず、国が定めた高すぎる価格の水を買って乾きを凌ぐしかなかった。
過酷な地に生きる平民には辛い日常。そんな人々の中に、貴族相手に暴価な水を奪い平民に分け与える義賊が現れる。
自らを砂漠の盗賊───【砂賊】(さぞく)を名乗り、貴族相手に戦いを続けるオレンジ髮の少女。
この物語は、砂漠の義賊【砂賊のオランジェ】と、大陸を支配する帝国の皇太子が出会い、ふたりの奇妙な、それでいてどこかしっくりとくる不思議な交流を描いた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 21:57:48
22193文字
会話率:29%
「世界を救う女神か、それとも世界を滅ぼす魔女か?」
教書への信仰がその全てを統べる国、教国。17才の赤毛の少女アイシャは、その容姿から「忌み子」と呼ばれ、辺境の朽ちかけた教会で、神父のガトーと二人で孤独に暮らしていた。
しかし嵐の夜
、教団の者たちに率いられた異教徒の傭兵たちに突如襲われる。ガトーは殺され、アイシャも殺されそうになったが、何故か西方の大国、ガラムートの者たちによって助け出された。言葉も通じぬ彼らは、アイシャのことを赤き女神イシュルの娘、イシスの生まれ変わりだと信じていたのだ。
教国からはこの世界に厄災をもたらす魔女と呼ばれ、ガラムートでは世界に福音をもたらす女神と呼ばれるアイシャ。二つの国をまたぐ野望と陰謀に翻弄されながらも、一人の少女が己の運命に立ち向かい、そして恋に生きる物語。
リムスキー・コルサコフのシャハラザードの調べに乗せて、アラビアンナイト風(当社比)少女の冒険譚を、シリアス全振りかつ、ノンストップででお送りさせていただきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-11 09:35:27
79143文字
会話率:47%
夢。
夢追い人にとって、それは。
美酒であり。
毒酒でもあり。
だが、幻ではなく。
痛いほどの、現実。
最終更新:2021-12-17 15:37:57
324文字
会話率:0%
大国に挟まれた小国ザフラは岐路に立たされていた。大国の使者が傘下にと迫る中、父王の決断を見守るしかない次期後継者のアシュラフ。だが突然、使者が牙を剥き父王は凶刃に倒れる。逃亡するしかないアシュラフが見つけたのは、魔神が封じられているという水
差しだった――。中東風異世界が舞台のアラビアン・ファンタジー。
★登場人物紹介のページにイラストがあります。★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 00:00:00
124656文字
会話率:35%
アラビアンナイトを書いてみようとしました。
誘拐され、奴隷とされてしまった女の子視点。
ヒーローの登場の仕方は……?
最終更新:2013-02-17 08:38:09
870文字
会話率:6%