こことは違う世界。世界の始まりの神の庭アウラ。そこに主人公は生まれ落ちた。
大陸の大半を占める広大なヴァイデンライヒ王国の国境沿いにあるゲーアノルト山脈の裾野にあるクルゼ村。よくある辺境の寒村にいる村人達は皆、茶色い髪に茶色い瞳。しかし
その少女だけが白銀の髪に青銀の瞳。
彼女は村長一家の虐待から家出をし、しばらく白狐の友達と山で過ごしていたが、ある日村人達に捕まって奴隷として売られてしまうところから物語は始まる。
彼女には前世の記憶があった。決して幸せではない記憶。でも生きていくには申し分ない教訓。
この世界の不条理にはもう我慢がならない。
私は私の心に従う。邪魔をするならば容赦はしない。だからこれは……私の欲なの。
少女は何故転生したのか?何故前世の記憶があるのか?どうして家族に恵まれないのか?どうして人は誰かを愛するの?
敢えて空気を読まない不遜な幼女が“常識”に凝り固まった王国人達に波乱を巻き起こす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 13:00:00
896378文字
会話率:40%
夏休み前日、俺は女子小学生に捕獲された。
自由研究として大人の観察日記をつけ、その馬鹿さ具合を大人に客観視させることが目的らしい。大人を舐めているとしか思えない凶行である。
そもそも、十七になったばかりの俺は大人のサンプルとして適切なのだ
ろうか? まあ、小学生からしてみれば、十七も二十も大差ないのだろう。ならば、俺も大人として悠然と振る舞う所存である。
……だからこれは、要するに大人と子供の心温まる物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 21:18:17
244823文字
会話率:31%
先輩に恋する私。
高校2年の冬、春になれば卒業してしまう先輩に、バレンタインの勢いで、手作りチョコを渡そうと画策する。
手段は、古風な手紙で。
場所は、人の少ない校舎裏で。
名前も書かずに、呼び出しの要件だけの手紙で。
来て
くれたなら、この恋はきっと大丈夫。
けれども、来てくれなかったなら、この恋はきっぱり諦めよう。
高校と、大学。
たった一年でも、離れるのはとてもつらいから。
きっと、耐えられないから。
だからこれは、願掛け。
想いが通じますようにと。
こちら、本羽 香那さん主催の「一足先の春の詩歌企画」参加作品になります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-20 20:00:00
3754文字
会話率:20%
シュニー・フランツ・フォン・スノールトの名を知らぬ人間は、バルクハルツ帝国広しと言えどもそう多くはないだろう。
12歳にして辺境伯に命ぜられた若き天才。
元王族から奴隷から怪物までどんな事情を抱えた領民にも向き合い、時には己の財も安
全も投げ出し尽力する情の人。
雪と氷に閉ざされようとしているこの世界に抗い続ける英雄。
その活躍を綴った小説は今や帝国全土で親しまれ、民の話題を日々攫っている。
だが、華々しい英雄譚の知名度に反して、己の領地を長く離れることがない彼を実際に知る者は驚くほどに少ない。
だからこれは、彼と領民たちの秘密だ。
シュニーが天才どころか不出来故に実家を追い出された我儘尽くしのダメ貴族だったことも、災厄から世界を守る最前線と称えられていた辺境の地が帝国の不穏因子を処分する流罪の地と化していたことも。
そんな絶望の中で彼が奮起した最初の理由が、民のためなどでなく極めて私的な、年頃の男の子的事情だったこともである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 18:20:00
301338文字
会話率:30%
「終活みたいなものだよ。こんなのはさ」
祖父の言うところによれば、僕らの住む地球は50年も前に壊れてしまったらしい。
かつて世界を支配していた物理法則は遠い幻想に飲まれて消え去って、各国は伝承の中に現れる怪物たちの侵略を受けていた。
け
れどそれも十年前までの話。
少なくとも現在の日本はドラゴン級の撃破に成功して束の間の安寧を享受している。
だからこれは、どうしてかまだ心臓が動いている僕たちが次世代の後輩たちを育てるってだけの、それだけの話でしかないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 12:00:00
3230文字
会話率:44%
成り上がり一家、振興貴族の男爵令嬢。
家庭内のごちゃごちゃが嫌になって独り言を呟いたらうっかり婚約者に聞かれていました。
だからこれは“家族の問題”なので貴方は関係無いんですって……!
最終更新:2024-12-12 21:41:09
42356文字
会話率:55%
私、藤村侑の心は揺れている。
一目惚れをして、ずっと恋い焦がれていた一ノ瀬莉々。
物心付く前からの親友で、一途に慕ってくれている佐野美月。
ちょっと色々あって、私は二人と同時に”友達以上恋人未満”の関係になってしまった。
罪悪感に押しつ
ぶされそうになるけれど、”未満”なんだから悪くない、はず!
……………だよね?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 21:09:46
8407文字
会話率:25%
反論聞きたくないならチラシの裏にでも書いとけって言う人がいるじゃないですか、感想とかリプとかで。だからこれはチラシの裏です。なぜ投稿するのかといえば、投稿するかしないかで執筆への意識が変わるからです。ワンテーマ一話で文章を書く練習。内容はジ
ェンダー的なものをぐるぐる考えている吐出口なので、その手の話題に敏感な人は自衛してください。※※持説を語りたいだけの人は感想ではなくご自分の名前でエッセイやその他に投稿をしてください。噛みつくことがあります。※※チラシの裏なので差別的言い回しなどあるかもしれません。自分では気づかない、もしくは見る人の捉え方次第でハラスメント認定、ってこともあるので。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 16:22:36
67123文字
会話率:5%
~あらすじ~
7年前、街一番の器量よしと言われていた姉が突然連れ去られ、この国の王と隣国の皇子、さらには貴族や商人たちに散々に犯され尊厳を奪われ死んだ。
姉を助けに向かった婚約者のパウロ兄も、顔の形が判別できなくなるほどに激しく殴り殺さ
れた。
俺はあの日、最愛の姉とその優しい婚約者の命を奪った王侯貴族・商人たちを、片っ端から容赦なく皆殺しにすると誓ったんだ。
だからこれは、俺が最愛の姉とパウロ兄の仇をとるための、ただそれだけの、それ以外には何もない、復讐という名の物語。
「貴族だろうが、王だろうが、魔人だろうが関係ない。俺はこの手で、全ての理不尽をねじ伏せる──!」
~~~~~~
完結済みの同タイトルを、2万字の加筆修正、追加エピソード、エピソードの順番を入れ替えるなどして全面改稿しました。
リュージの年齢を冒頭15歳→12歳に変更。
師匠との過去エピソードを追加して掘り下げ。
三人称小説なのに一人称になっていた箇所を修正などなど多数、加筆修正しています。
(*)カクヨムにて完結済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-03 07:10:00
157555文字
会話率:50%
最愛の姉を死に追いやった関係者を全員皆殺しにする復讐もの。
―――――――
7年前、街一番の器量よしと言われていた姉が突然連れ去られ、この国の王と隣国の皇子、さらには貴族や商人たちに散々に犯され尊厳を奪われ死んだ。
姉を助けに向かった
婚約者のパウロ兄は、顔の形が判別できなくなるほどに激しく殴り殺されて。
俺はあの日、最愛の姉とその優しい婚約者の命を奪った王侯貴族・商人たちを、片っ端から容赦なく皆殺しにすると誓ったんだ。
だからこれは、俺が最愛の姉とパウロ兄の仇をとるための、ただそれだけの、それ以外には何もない、復讐という名の物語。
俺はこの手で全ての理不尽をねじ伏せる──!
特に昨今のヌルい「ざまぁ」に飽きた人はぜひどうぞ!
姉の仇を片っ端から容赦なく殺ります。
*カクヨム併載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 21:07:40
121913文字
会話率:50%
【「これは【契約】だからね。契約とは、永遠の約束。だからこれは、君の薬指のサイズなんだよ」あのとき、契約を断っていたなら。私の一生の後悔への猶予は、いよいよアニメーションの世界に迷い込めたのだと確信した幼い高揚心に掻き消されてしまった。「…
…私が、魔法少女になるの?」】
幼心故に魔法少女になり、卒業することも叶わない一人の女性の話です。
(この作品はnote、カクヨム、エブリスタにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 18:04:32
4851文字
会話率:32%
「――つまりこれは、筋書きのある舞台のようなものなのね?」
恋愛シミュレーションゲーム【月光のリーベリウム】における『悪役令嬢』、アーデルハイド・フォン・ヴァンデルヴァーツは、ある日自分を待ち受ける運命を知った。
『主人公』たる異母
妹、レティシア・フォン・ヴァンデルヴァーツをいじめ抜き、そして最後には復讐され、断罪されるのが役所。
「私の『役』は……『いじわるな腹違いの姉にして、人の優しさを解さぬ高慢ちきなお嬢様』?」
未来は、ほんの些細なことで変わってしまう。
きっと、舞台をぶち壊すこともできる。
「よろしい。与えられた役を、演じ抜いてみせましょう」
けれどこれは舞台。
誰かが作った、誰かを幸福にするためのストーリー。
「あー、うちの妹可愛い……めっちゃかわ……はっ、いけない。いじめ抜かなきゃ……」
だからこれは、気の迷い。
台本の行間に記されず、台詞にして語られぬこともあるものだから。
「演じ抜きましょうとも。したくないことをするのには慣れている。そして今度は、自分の心までは裏切らずともよいのだから」
だからこれは、演者に許された裁量の範囲内。
この舞台をぶち壊しかねない素人どもに、未来を変えさせない。
「目標その一、【最後の舞踏会】。目標その二、【断頭台】。ありとあらゆる抵抗を排し、全てをあるべき未来へと」
目標その一、【最後の舞踏会】。
目標その二、【断頭台】。
「そのためにこれまでの全てがあったと言うなら、私の人生も、この血塗られた公爵家の歴史も、少しは報われるというもの」
善良な妹に幸福を。
非道な姉に報復を。
「私の妹に、幸福を贈る。誰にも、邪魔はさせない」
異母妹――自分の地位を脅かすかもしれない、"冷徹非情のヴァンデルヴァーツ"の当主にとっての『敵』を。
血を分けた妹を、本当は大好きな姉がいただけの話。
「お姉ちゃ……お姉様!」
でも、その妹も、姉(私)のことが大好きみたいで……。
目標達成の一番の障害になってるのどうしよう。
・あらすじ圧縮版
悪役令嬢のお姉ちゃんが、妹の幸せのためにゲームシナリオ通り断頭台エンドを目指す。
……でも、妹は姉妹百合エンドを目指しているかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 10:03:34
512634文字
会話率:21%
いつも当たり前のようにいる人たちは、たまたまいるだけで、たまたまいなくなってもおかしくはない。それくらい、それくらいの潔さが欲しい。つぶやきは、誰にも聞こえないから、つぶやき。だからこれは、叫び。
最終更新:2023-09-05 06:30:18
473文字
会話率:0%
夢の世界。それは誰しもが見たことのある、そして誰しもが鮮明に覚えていない世界。
何故鮮明に覚えていないのか…それは幸せなんかじゃないから。幸せだけじゃ、夢は覚めないから。そんな夢は人々を束縛するだけなのだから。それでも夢は生まれるのだ。
だからこれは、夢を見る人々が描く、色とりどりな世界を旅する物語。
様々な出会いの中で、主人公は自分をーー記憶を取り戻していく。けれど同じように、彼女を縛る楔が彼女の夢に打ち込まれていく…。
誰かの願いに生まれた夢の物語が、今始まる…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-19 20:00:00
38882文字
会話率:45%
【頭の中で繰り広げられる物語が、完全なるフィクションだと証明せよ】
ひょんなことから、友人に小説を書いていることがばれてしまった。
「ねえ、その小説のヒロインって、私をモデルにしてないよね?」
突然湧いた疑惑にさらなる疑念が重なって、私の
妄想は強制的に現実へと引き摺り出された。
もう一度、私が安心して物語を書くためには、みんなにちゃんと「物語」と「現実」を分かってもらわなくちゃいけない。
目的はそれだけ。
——だからこれは、復讐じゃない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-29 22:03:15
9441文字
会話率:12%
「pixiv」に掲載済みの作品です。
片思いをもうやめようと、通学路を歩いていた。
冬の通学路、ぱきりと踏んで割れる薄氷が私の恋のようなもの、そう考えて歩いていた。
平川詩春は同じクラスの町谷永遠に恋をしていた。一年生の頃から可愛い
なと思っていた永遠はある日二年生の悪い先輩に絡まれていた所を退けた時から気になり、二年生にはそれが恋だと詩春は感じ始めていた。ただ成績優秀で容姿端麗、運動もできて生徒会副会長でもあった永遠に対し、詩春は成績も悪く友達も少ない。クラスでの友達も永遠くらい。絶望的な差に何度も諦めかけるが、今は高校三年の冬。もう今日やらないとこれからずっとできないと自分を奮い立たせる。
放課後、他の友人と話していた永遠を誘い出し、一緒に下校するがきっかけがつかめない。すると永遠が気を利かせて自分の隠れ家でもある古びた喫茶店に連れて行く。覚悟を決めた詩春は告白するが、永遠は突然の事に困惑し、返事は待って欲しいと言うのが精いっぱい。
優しい永遠の事だからこれは明確なノーだと詩春は泣きながら外へ飛び出す。走り疲れ、冬の寒空の下でうずくまる。すると不意に肩を掴まれ名前を呼ばれる。恥ずかしさから詩春は逃げ出そうとするが、すぐに捕まる。告白を拒否したのになんて残酷な事をするんだと詩春は恨みながら永遠を見れば、頭を下げていた。
「詩春……いや、詩春ちゃん。今は昔みたいにそう呼ばせて」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 11:43:27
14461文字
会話率:44%
私は無知で、何も知りません。
戦場を知りません。
戦地で人を殺すことを知りません。
戦地で殺されることを知りません。
家族が戦地に行き、残されることを知りません。
だからこれは、フィクションです。
ただ、分かるのは。
傷付くのは、いつで
も力のない人達だということです。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-03-03 21:51:12
3810文字
会話率:5%
私は無学なので、他国の職業や軍隊の仕組みなど知りません。
だからこれは、フィクションです。
フィクションですが、訴えです。
何の力もない、知恵もない、知識もない私には、こんなことしかできません。
最終更新:2022-03-02 20:51:59
2144文字
会話率:3%
僕の初恋は姉だった。そして僕が長い一生の中で愛することができるのは、姉だけだろう。でも彼女にとって僕は弟でしかないと、分かっているのだ。だからこれは禁断の恋ではなく、僕の一方的な迷惑な恋心でしかないのだ。それでも僕は、彼女を、高井桜を愛して
いる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-29 19:13:55
3850文字
会話率:50%
ある男のくだらない独白。
きっと百人が百人この小説を捨てられたティッシュだと思うだろう。
だからこれは自分をニンゲンだと思えない自分へ。
最終更新:2021-06-29 04:32:41
1172文字
会話率:3%
異世界ものはお好きだろうか? その世界観に入ってしまいたいと思った事は無いだろうか?
結論から先に言えば、やめておけ。良いこと無いぞ? ハーレムにしろ逆ハーレムにしろ追放ものにしろ碌な事にはならないからな? 復讐ものに入りたいか?
まぁ、私そんな世界観にいないから知らないけど。多分戦記。
ジャンルで例える事ができないのでわかんないけど。転生? 召喚? 良くわからないけど。多分日記。
こっちは戦争やってるらしいっすわ。魔法文明相手に。よく知らんけど。詳しく知りたいとは思わないからね。
ハハッ。私、傭兵らしいですよ。 だからこれはらは傭兵系底辺ネット作家として新たな一歩を踏み出す準備中。ゲームしたり配信したりがんばります。
一切戦う気は無いです。はい。電脳世界だか、異世界だか、その間かで今日も元気に生きる私が狐屋 多楽です。
アバター制作者
銅炳狼《アカガネヘイロウ》様
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 01:36:27
2736文字
会話率:27%
三番目の姫様に仕える者は幸福である。王からの一番の寵愛を受けたお姫様は見た目も心も美しい。何人もの召使いがいて、皆が姫の為に喜んで働く。
『私』はその姫の侍女の内の一人。
※女の子が可哀想な目に遭っている表現が出てきます。苦手な人は避け
て下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 01:19:41
25836文字
会話率:25%