「わたしは先生に、その時計の針が指す方へ行けと言われた。あなたは、その時計を絶対に手放すなと言われた。――それってつまり、二人で行けってことじゃない?」
大陸の北東に位置する町・ロク。人が消える死の領域「零域」にほど近いこの地で、少年サク
は”モノを修復する力”を持つ、不思議な少女アサヒと出会う。
彼女はその力を「魔法」だと言い、さらに二年前に亡くなったサクの父を「魔法の先生」と呼んだ。
不器用だった父が手品師のはずがない。それならば、本当に「魔法」が存在するというのか。父の秘密を明かすべく、アサヒと共に旅に出たサクを待ち受ける真実とは――。
※最後まで書き上げたものを、推敲しながら少しずつ上げていきます。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 19:35:28
231023文字
会話率:41%
村娘のエマには、前世の記憶があった。
前世の王女エマリスとしての人生は呆気なく幕切れしてしまったが、そのときの護衛騎士に対する想いをずっと引きずっていた。
ある日、エマは森の中で倒れている第二王子のレオナールを発見する。
そして、衝
撃の事実が判明した。
レオナールの前世は、王女エマリスの護衛騎士であり、想い人でもあるレオだったのだ。
前世では《王女》と《護衛騎士》。
今世では《村娘》と《王子》。
立場の違いから身を引こうとしたエマだったが、レオナールが逃がしてはくれなかった。
それならばと、村娘のエマとして、王子であるレオナールのそばにいることのできる立場を目指すことに決める。
けれど、平民であるエマが歩く道は、決して平坦な道ではなかった。
それでもエマは諦めない。
もう一度、大好きな人のそばに立つために。
前世で蓄えた知識と経験は、やがてエマの存在を周囲に知らしめていくーーー…。
前世の記憶に翻弄されながら、逆境に立ち向かう成り上がり恋愛ファンタジー。
*アルファポリスさまでも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 12:31:22
291295文字
会話率:43%
猫に襲われている生き物を助けたら、なんと妖精だった。妖精は恩返しをしてくれそうなことを言っている。それならば、怠惰な生活で悪化している健康診断の結果を何とかしてもらおうかとお願いしてみたが…。
※ 特定の商品を連想させる表現があります
が、表現上必要なためです。連想しちゃった方、お試しの際は自己責任で。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 15:00:00
5907文字
会話率:42%
世界に突如ダンジョンが現れ、モンスターの脅威に怯える日々に終止符を打つように現れた存在”冒険者”。
彼らは新たに得た力:レベルやステータス、スキルでダンジョンにいるモンスターという脅威から人々を守った。
そんな彼ら冒険者は、数10年たっ
た今、最も人気な職業となり、全人口の5割を占めていた。
富、名声、力、上のレベルで有名な冒険者となっていくにつれその全てが手に入る。一攫千金も、歴史に名を残す偉人にも、ダンジョンを攻略すれば叶う。そんな夢を見て人々は口を揃えて言う、『いつか最高最強の冒険者に』と。
主人公|雨宮 渉《あまみや わたる》もそんな人々と同じ夢を持ち、冒険者として活動する一人。彼の夢は、妹に楽をさせること。そして、あわよくば最上級の冒険者になることであった。
だが一年でそれは幻想だと気づいた。どんなに頑張っても、どんなに努力しても、彼のステータスは軒並み平均以下、スキルもなく、レベルも最底辺の1。
そんな自分を変えたくて、たまたま張り出された上級ダンジョンの荷物持ちクエストを受ける。少しでも臆病で弱虫な自分を変えたくて。
ダンジョンへと突入、そこで隠し部屋を発見するパーティー、好奇と思い入ると突如見たこともない巨大なモンスターが現れパーティーを蹂躙する。
撤退を余儀なくされ、生き残りで部屋を出ようとするその瞬間、渉の真下で爆発が起きる。
何事かと思い正面を見ると、パーティーメンバーがこちらへと魔術を放っていた。
怒りと混乱が混じる中、それでも逃げようと走り出す。無数の魔術が飛び、襲う。扉まであと一歩のところで隠し部屋の床が魔術の余波で抜ける。
深淵のような深い穴へと落ち渉は強く地面に体をぶつけ気を失った。
死を覚悟した彼だったが目覚めればなんと無傷。体のどこを見てもおかしいところはない。
ならば好都合、それならばここを出なければ、、!
彼は再び歩き出す夢に近づくため、そこがどこであろうとたとえ深淵のそこであろうと、夢を果たすまでは進み続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 11:03:36
73602文字
会話率:30%
魔王軍と神の使いである人類が戦争している『ありふれた』世界。
パートナーであり、相棒であり、片想い中の彼女に「こんな世界がありふれてもらっては困る」と小突かれる。
それもそうだ。
同時にこうも言った「アナタが何度もしてくれた与太話も本当
なら、……羨ましい話ね」
羨ましい?──それは欲しているモノを手に入れることが困難な場合に出る感情。
きっと彼女は諦めてしまっている。平和な世界が訪れることを。
それならば俺のやることはたった一つ。
世界を救う。ただそれだけのことだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 18:00:00
27967文字
会話率:52%
ベランダから飛ばされた紙飛行機は、上手い事風に乗って寮の敷地外へと飛んで行った。
「あのカレンダー今月の!」
「見たくなかったのよ」
憂鬱そうに言うルームメイト兼親友のセリーヌの相談に乗ると、どうやら彼女は卒業式の後のプロムで婚約破棄を
されるらしい。
怒り心頭の私は彼女に尋ねる。
「ねぇ、婚約者に未練はある?」
「もう情もないわ。ただ家族の為にも破棄ではなく解消にしたいのよね」
それならば、と、私はある提案をすることにした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 01:42:23
1000文字
会話率:68%
ゴッドレジェンズ』それは神々の戦いである。
先祖代の神は新時代の神に席を渡さず、そのまま居続けることを決定しようとしていた。
しかし、それを阻止すべく新時代の神達は抗議の声を上げる。
それならばと、壮大神『ジェルエルド』は『ゴッドレジェンズ
』の開催を宣言する。
負けた者はその場から消えてもらうルール。
新時代は先祖代に勝てるのであろうか。
※出てくる神は、すべてオリジナルです。
それが嫌な人は、ブラウザバックをお勧めします。
ノベルアップ+・カクヨムにも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 19:34:38
11667文字
会話率:45%
ある夜、優花のもとに、驚きのニュースが飛び込んできた。
20年以上前に解散したV系バンド、Blue Roseのボーカル・璃桜の不祥事だ。
彼の大ファンだった優花は、このニュースのせいで、うっかり階段から転落。
目を覚ますと、20歳の春に戻
っていた。
1998年? Blue Roseは、解散どころかデビュー前だ。
それならば……「追うしかないだろう!」
バンギャ魂に火がついた優花は、過去の後悔もやり直しつつ、2度目の推し活に手を伸ばす。
スマホが無い時代?……マジか。
ご当地グルメ……もぐもぐ。
行けなかったライブ……行くしかないでしょ!
これは、過去に戻ったバンギャが、もう一度、自分の推しに命を燃やす物語。
<V系=ヴィジュアル系=派手な髪や化粧や衣装など、ヴィジュアルでも音楽の世界観を表現するバンド>
<バンギャ=V系バンドが好きな女性のこと(ギャ、バンギャルともいう。男性ファンはギャ男)>
※毎日投稿予定
※R15は念のため設定
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-14 21:02:02
94508文字
会話率:15%
大好きだった夫に、『子どもを産めなかったから』と処刑された。
目覚めると、なぜかプロポーズの瞬間。
――――え? これって。
状況から考えると、逆行という可能性が一番近いようだった。私は死に戻ったのだろう。
それならば復讐しよう、と考えてい
たが――――。
******
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価とうしていただけますと、作者が小躍りします!ヽ(=´▽`=)ノ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-13 07:11:07
8175文字
会話率:46%
侯爵家の娘でありながら、剣の腕を見込まれて王女の護衛騎士になって十年。王女が外国に嫁ぎ、そろそろ独り身で生きることを考え始めたジュディットは、酔った年下の第三王子ルシアンに冗談で嵌められた〝王子妃の指輪〟が抜けなくなってしまう。
それは指に
嵌めると、自動的に王子の婚約者になるという王国中の女性の羨望と夢の詰まった指輪。『一度嵌めると一生取れないなんて、どう考えても呪いの指輪。唯一、指輪を外す方法は、王子が死ぬしかない。それならば』と覚悟を決めて王子を暗殺する機会を狙う中、王子が別の暗殺者に狙われていることを知る――。
これは、呪いの指輪を外して婚約破棄したい生真面目過ぎる女騎士の物語。
■この作品はカクヨムにも投稿しています。週末中心の不定期更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-11 19:00:00
175851文字
会話率:47%
依頼人は呉服問屋・山城屋のおかみのおふじ。彼女はある人物に強請られていた。強請の種はおふじの火遊び(不倫)である。
強請っているのは坊主で、しかも高僧と名高い静謫(じょうたく)上人という人物に強請られているという。
こんな奴が名高い高
僧の訳がない、絶対に贋物だから強請り坊主を懲らしめるためにこっちも贋物の静謫上人を、と依頼してきた。
雪之丞たち贋物屋はこの依頼を受けることにするが、さてそこで問題が起こる。誰が贋坊主に化けるのかという問題が。
舞台上の坊主役となればカツラで済まされもしようが、実際に成りすますとなれば別である。つまり、誰かが実際に頭を丸めなければならないということなのだ。醜い押し付け合いが始まるところであったが、ひょんなことからその贋坊主役として近所に住む放蕩坊主が名乗りを上げた。
この放蕩坊主、名を静寛と言い、喧嘩はする酒は飲むというとんでもない坊主だったが、試しに贋坊主の衣装を着せてみれば中々に堂に入っている。それもそのはずで彼こそが本物の静謫上人その人であった。
自分のニセモノが現れてハバを利かせていると知っても特に何をするわけでもなく冷笑を持って傍観していたのだが、それが脅迫まがいのことまでしているとあっては放置しておけないというわけだ。
とにもかくにも、その贋物ぶりに気を強くした山城屋のおふじはさっそくこちらこそが本物と連れ歩いた。
強請り坊主の方は大慌てとなったが、相手もまた自分と同じく贋物であると気づく。強請り坊主は寺社方の役人に手を回し、静謫上人の本物比べを画策。
さて、本物比べの当日。後見役の雪之丞と助三(変装済み)が付き添った。だが、その日は埒が明かず結論は次回に持ち越された。
帰り道、静寛が曲者に襲われるもこれを撃退する。静寛は、用心棒についていた助三と雪之丞の出番がないほどの腕の冴えで、助三と雪之丞が訝しむ。ここで初めて静寛が本物の静謫上人であることを二人が知る。それならばそれでやりようがある、と雪之丞たちは悪だくみを始める。
そして、再び開かれた本物比べの席上に座頭の惣右衛門が立派な武士の姿にて乱入。静謫上人は元々が武家の出で、その生家である旗本の用人が首実検しに来たという仕掛けである。正体がバレて観念した強請り坊主は這う這うの体で江戸を逃げていったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 11:57:56
28385文字
会話率:35%
歴史ある箏の川崎流本家に産まれた凪は、23歳にして次期家元として披露されている。
ある日、父である家元の指示で5歳上のバイオリンユーチューバーの東雲晃輝とお見合いすることになった。
愛の無い結婚を考える凪に、直弟子の山田優成は怒りを露わ
にし、それならばと自らも婚約者候補として名乗りを挙げる。
神々しく男性的で即物的な晃輝と、優しく中性的な容姿で品行方正の優成、凪が選ぶのは……?
演奏への熱い想いと深い恋情の入り混じった恋愛小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 21:32:24
113752文字
会話率:56%
転生したら馬でした。異世界転生とかじゃなくただのサラブレッド。しかも重賞にも出たことがない条件馬じゃ将来はよくて乗馬、下手すれば馬肉。時代遅れの晩成の長距離馬じゃそこそこ活躍したくらいじゃ種牡馬になんかなれやしない。それならば最強馬になって
やろうじゃないか。
前世の記憶に目覚めた条件馬が最強馬目指して成り上がる。
※種牡馬を含め実名を使っていません。すべてフィクションであり、実在の馬・人物・団体などとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 13:51:43
88906文字
会話率:15%
異世界に勇者として召喚された菅原翔太は魔王を討伐し、元の世界に帰還したはずだった。
しかし、そこは戦国時代の京の都、いきなり本能寺の変に巻き込まれてしまった。
どうやら、この世界の秀吉は若い頃に死んでしまったらしい。このままでは歴史の流れが
変わってしまって俺のいた時代には戻れないようだ。
それならば俺が秀吉の代わりに天下を取ってやろうじゃないか。異世界での勇者としてのスキルはそのまま使えるみたいだからな。その後は、家康にまかせるからよろしく頼むぜ。
ヒロインは茶々です。
※当時の習慣とは違い、ほぼ武将名は現在一般的に使われている名称を使ってます。また会話が現代調なのは主人公の異言語会話スキルでわかりにくい言葉が勝手に翻訳されるためってことにしておいてください。
時代考証は、ほぼ気にしてません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-15 08:49:56
50541文字
会話率:32%
婚約者である王子が婚約破棄をしようとしている。
それに気がついた令嬢は前世の世界で愛読していた小説の内容と似ていると思い、それならば小説の主人公のように優位に立とうとした。
そして王子が惚れ込み禁忌である魅了の魔法を使えた少女、メアリーを必
ず撃破して皆の目を覚まさせようとした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-03 11:30:00
4646文字
会話率:0%
ダンジョンができてから早50年多くの者たちがダンジョンに挑みダンジョンに還っていった。
しかしそれでもダンジョン探索を国が止めることはなかったなぜなら「おいしいから」である
未知の資源、未知の燃料、未知の技術様々なものがダンジョンから得るこ
とができた。主な資源が「魔晶石」燃料にも人間に魔力を与えることのできる石。この石を集め、または使い探索者たちはダンジョンのより深くを目指していくそのため国は「探索者」と言われるダンジョンを探索し資源を持ち帰る者たちの支援に乗り出した。
名のある探索者は多大な影響力を有し、世はまさに大ダンジョン時代
そんな中一人の少年がある壁にぶち当たっていた。
約100回。彼が失明するまでに潜れるダンジョンの回数
彼はダンジョンに入るたびに視力が弱くなる奇病に侵されていた
それでも彼はダンジョンが好きだった。未知との遭遇、金銀財宝、一攫千金、そのどれもがダンジョンにはあった。それならば潜ろういつまでも、どこまでも…これは少年が探索者のハシクレとして成長しいずれは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 17:00:00
3672文字
会話率:54%
転生したら前世で読んでいた小説に出てくる悪役令嬢になっていた。
それならばと、その立場を利用して推しキャラだった婚約者に降りかかる不幸を消して、ヒロインとのハッピーエンドを迎えさせてあげようと思ったのに、何故か号泣されてしまう。
最終更新:2024-09-22 23:30:25
3358文字
会話率:38%
異世界転生したのだとある日気付いた少女。
しかも小説の中で、断罪され、王都から追放される予定の子爵令嬢に。
だがしかし。
少女は悪役令嬢でもない、ただのモブキャラ。断罪されるのも、家が没落するのもとばっちりみたいなもの。それならば、断罪され
るとわかっていて同じルートを辿るわけがない。
関わらない方向で主人公は早々に領地に引きこもる。この世界である意味最強の存在である人物を味方につけて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 00:00:00
8197文字
会話率:41%
お友達と遊ぶ約束をした前日の事。
待ち合わせまでに時間がある事に気が付きました。
ええ、それならばと思い立ったのです。
モーニングを頂こうと。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
紆余曲折を経て、運命的に来ることになりました。
モーニング食べるぞーーーー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 09:05:07
1034文字
会話率:0%
今なら話しても良いかしら?
私、前世の記憶があるの。ええ輪廻転生という奴よ。
前は何も出来なかったから、今度こそ、せめて親しい人には幸せになって欲しいの。
それならばひっそりと消えてしまっても構わないわ。
これこそが彼女の意思。例え彼女が
この場に居なくとも、引き継ぐ者が居ないと思わないで欲しい。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
転生元の人格が霞んできた時の話。
似せている様で、やっぱり何処か違う。
だってデータじゃない、血の通った人間だから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 06:58:15
1267文字
会話率:23%
彼女の名は、シルキー。
青白い肌をした、白いドレス姿の女性の姿をしている。彼女は人間達が暮らす、フィリオルフローネという国で、召喚契約の儀式に応じて現れた召喚獣と呼ばれる類のモンスターだった。彼女はもともと、他者を傷つける術や能力には秀
でていない、回復と支援の魔法的な能力を得意とする類の、召喚獣だった。
だが、彼女はその契約の儀式に応えたことで、想像もしなかった運命を辿ることになった。
シルキーの運命の歯車の狂いは、彼女と契約し、召喚師となった者に、既に他に約束した召喚獣がいたことから始まった。召喚師が一度に召喚できる召喚獣は一体のみで、それは即ち、シルキーはあて馬のごとく、ずっと召喚されることのない契約だけに縛られる存在になることを意味していたのだ。
故に、シルキーは、それならば、と、召喚師に契約の解除を求めた。それは当然の思いで、だが、召喚師は、シルキーとの契約の解除がフィリオルフローネでの召喚師認定の取り消しに繋がらないかと、受け入れなかった。
そのひどい扱いにシルキーは当然腹を立て、結局召喚契約の解除には応じられたものの、同時に、まだ実戦経験のないシルキーには危険すぎる、険しい山脈の奥の、広く危険な谷間に棄てられるという憂き目にあうことになった。
ここにきて、シルキーの未来が、明らかに召喚獣としてのそれではない、捻じれた、まったく別の道へと逸れたことが確定したのだ。
深い谷間に棄てられたシルキーは、それでも、何とか生き延びるだけの幸運を得た。しかしその間の経験は、心身共に健常なままでいられるものだったとは、とても言い難いことも確かだった。
シルキーの歩く捩じれた道。それは、彼女を、別の何かに、変貌させてゆくのだった。それでもシルキーは進む。怪物への、道を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 20:00:00
140381文字
会話率:37%
転生したら貴族だった。どうやら異世界に転生したらしい。この世界には魔法があるそうで、私も使えた。大変喜んだが、どうやら魔法兵としての基準を満たしていなかったようだ。時期が来れば平民落ちをすることが、確定してしまったが、せっかくの異世界なんだ
。魔法に関わって生きていきたい。それならば、魔法屋をするのはどうだろうか。のんびりと魔法屋をやって行こうと思う。では準備をしようか。魔法屋になるための準備をな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 17:00:00
1207055文字
会話率:33%