「奴隷を買いたいんですか? それでは、絶対に食事は与えてください。お風呂も与えてください。部屋も与えてください。それと、何かあったらすぐに病院に連れて行ってあげてください。その他諸々書いた書類も用意していますので、それにも目を通していただけ
ると」
「はぁ? なんだそれ。奴隷風情にそこまでやらせんのかよ。やっぱいいわ。別のところで買う」
「あ、ちょっと!」
スレイは全く売れない零細奴隷商人である。訳あってやりたくない奴隷商人をやっているのだが、商品である子たちへの愛情が強いばかりに客には相手にされない。同業者にすらバカにされ、スレイの地位は低いものだった。
「スレイ! また売れなかったの?」
「全く、あなたは奴隷に甘すぎるのよ」
「だ、大丈夫ですよ。また、えっと。次があります?」
「……奴隷たちに励まされている奴隷商人なんて聞いたことないよな」
挙句の果てには奴隷である獣人のミーア、吸血鬼のイヴ、エルフのレイレイに励まされている状況である。しかし、スレイにとっては彼女たちが幸せになってほしいと願ってしていることであった。だが、そう上手くはいかない。
スレイが奴隷商人をやっている理由の一つとして、両親が抱えていた借金を返済するためという事情があった。更に、奴隷たちに快適な生活を送ってもらうために費やしたお金で更に借金は膨らみ続け、最終的に「この日までに返さないと首が飛ぶぞ」と言われていた日を迎える。
このままでは自分の首が飛ぶ……!
考えたスレイは借金取りから逃げるために辺境へと逃げることにした。いっそのこと、辺境で愛している奴隷たちと幸せな生活を送ろう。そう誓ったわけだが……逃げた辺境は魔物だらけ悪人だらけの荒れ果てた土地。
もう終わりだ……と死を決意したスレイだったが――あれ、奴隷たちが全てを蹂躙していってるんだけど?
え、というか俺が育てた魔族たちが最強種ってマジですか?
これは、奴隷を愛する駄目商人が実は最強種だった奴隷とともに辺境でスローライフを送る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-09 20:30:00
56886文字
会話率:45%
憧れの上司にバレンタインデーにチョコをもらった。部署のみんなに配るような明らかな義理チョコだったけど、俺の覚悟を固めるには充分だった。
ホワイトデー当日。チョコのお返しをきっかけに告白するつもりだったのだが……そう上手くはいかないらしい(泣
)
年下部下(♂)×年上上司(♀)の恋愛ものです。
※バレンタインの恋物語企画参加作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 19:09:42
3279文字
会話率:39%
教会で料理人として働いている男ディスティマ
彼は教会に拾われた恩として日々働いているが彼の役割はそれだけでは無い
時には街の荒事も解決するのが彼の役目である
しかしただの人間ではそう上手くはいかない
彼には特別な『力』があった
物を分
解したり、物をくっつけたり
そんなこんなしながら彼は誰かとの出逢いを求めながら、様々な人と関わっていく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 12:00:00
37804文字
会話率:51%
ある冬の日。大学二回生の『私』は、運命の出会いを求めていた。
しかし、現実はそう上手くはいかない。
何日も、川岸で出会いを待ち続ける日々は流れていく。そんな時、一つの瓶が川に流れてきた。
最終更新:2025-03-31 20:02:00
1520文字
会話率:0%
「ユルト、お前は少々懐事情というものを知るべきだ…」
剣士ユルトは最強である。数々の凶悪な魔物を打ち滅ぼし
無名ながら実力は世界トップクラスだった。
しかし、性格に難あり。
ギャンブル、趣味娯楽…その他諸々。
パーティーのメンバーに秘密
で、日々遊びまわっていたのだ。
そんなユルトは、ある日金遣いの荒さから
パーティーを追放されてしまう。
唯一の持ち金も微々たるもので
今日の飯もありつけるか。そんな極限の状況下であったが
妹のセルリアから聞いた【討伐配信】を耳にする。
魔物討伐の依頼の際、それを全世界に
配信することで金を得られるらしい。
どうにか食い扶持を確保する為に始めた討伐配信。
『馬鹿かよお前…』
『こいつ死んだな』
己の実力から億万長者も夢見たユルトだったが
現実はそう上手くはいかないみたいだ。
金を得る以前に、そもそも登録者自体が集まらない。
でも、それは俺が強すぎるせいらしい?
これは、自他認める最強の剣士が
億万長者になることを夢見る物語である。
【2500文字から3000文字を目安にしています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 18:22:41
41231文字
会話率:44%
この世のありとあらゆる生命を持つものは生まれ持って"魔素"を源に生きる。
魔素の性質に合った潜在魔術を精錬する為に世界各国には育成機関が設立されている。
ノアフォルトス・セレシルヴァ(通称ノア)は世界初にして最古、帝国内
随一の魔術士育成機関-フィスラティア魔術学院-の中等部生として入学した。
身分を問わず8歳から19歳までの生徒達が共に過ごすこの学院は例外なく全寮制。
潜在魔術や最低限の共通魔術を習得するべく、学業に専念出来るようにと外との接触は遮断されている。帝国が立ち上げた学院だけあって学院敷地内にはありとあらゆる施設が完備されていた。
学院の教育方針は学院生徒の自主性。各分野にて自身の潜在魔術を活かし学院に貢献する。
そして結果を残し、将来自分の魔術士としての未来を切り開く。
中等部1年生の授業は学院側によってクラス内でランダムに組まれる7人制のチームメイト活動がメインになっている。
学院側から与えられるテーマを調べ、レポートに提出すると言う課題学習を通して様々な事を知っていく目的で行われるこの課題。1人で行うには簡単すぎるこの課題学習も常に7人で協力となるとそう上手くはいかない。
さらにノアと同じチームになった生徒達は、ノアのルームメイトの第2王子、常に行動を共にする双子、いつもどこかで眠っている魔術騎士科の少女、フードを深く被り人をより付けない少年、初等部から飛び級で中等部に入学した第3王子…と全員学院内でも有名な曲者ぞろい。
当初はバラバラだったチーム活動も先輩達からのアドバイスを受けながら、共に日常を過ごしていくにつれてまとまる…かもしれない。
ノアを中心に描かれるあらゆる魔術士達の黙示録。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 18:30:00
57480文字
会話率:52%
僕が好きになった女の子はクラスの委員長と付き合い始めた。しかし彼女は夏の終わり、浮気をしたという。ビッチと呼ばれた彼女はクラスで孤立。居たたまれなくなった僕は彼女に告白をする。
よくある寝取られモノの導入に使われてざまぁされるだけの捨てヒ
ロインに告白する話。
『浮気女』の読み方は語呂がいいので多分『恋した彼女はクソビッチ』だと思います。
3部に分かれてますが、途中まででも一応、作品としては完結してるつもりです。なので、最後まで読んでもいいですし、途中まででもいいです。
あと深夜テンションで書いてるので雑です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-06 00:12:35
13406文字
会話率:48%
この作品は、「アルファポリス」にも掲載しています。
小説になろうさんでは、10話まで一気に投稿した後放置の予定です。
4月9日現在、アルファポリスでは、50話まで投稿済みです。
https://www.alphapolis.c
o.jp/novel/267719978/29727418
また、原稿はコピペなので、所々見にくい点があるかと思いますが、修正する予定は今のところありませんm(__)m
「学園生活で、子爵家以上の家柄の相手と婚約しなさい。もしくは、輝かしい結果を残し、魔剣士の名家クロスフォード家の名声を広めるか。そのいずれかが出来なければ、貴様の様な無能に、以後クロスフォード家の名を名乗らせる訳にはいかない。話は以上だ、アイン。」
王都の魔剣士学園への入学式前夜、父が俺に、重々しい口調でそう告げた。
「分かりました父上。クロスフォード家三男として認めて頂けるように励んで参ります。」
俺は、あたかも覚悟を決めたといった雰囲気を醸し出して、父の言葉への返答を返した。
・・・が。
(ヤッホォォォオッ!!!これってつまり、魔剣士学園での3年間で、婚約者が出来ない上、魔剣士として活躍も出来なければ勘当するぞって事だよなっ!!ラッキーッ!!勘当ばんざーい!!!下手に貴族の三男で居るよりも、自由で気ままな冒険者になった方が100億倍マシだバーカッ!!!)
アイン・クロスフォード、14歳。
彼は、父、ジルクニアス・クロスフォードから、勘当予定を告げられ、歓喜に満ち溢れていた。
「学園では、そこそこな悪評を広めて、勘当を確実なものにし、クロスフォード家の三男なんて辞めてやるっ!!フハハハハハッ!!!」
自室のバルコニーから月に向けて、明日からの意気込みを語り、高笑うのであった。
しかしながら、そう上手くはいかないのが世の常である。
物語が進むにつれ、明らかとなるアインの凄惨な過去。
目まぐるしく変化する周囲の状況。
そして時に、アイン独特の思考回路によって、斜め上な展開を繰り広げていくことに・・・ッ!?
これは、そんなアインの成長と奮闘を描いた物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 21:00:00
24257文字
会話率:43%
会社ではクビになり、現実はそう上手くはいかない。生きてるのが次第に辛くなり、苦しくなり始めていた。……そんな時、思ったのだ。 すごろくで人生を決めてしまおう!! と。ーー何を言っているのかわからないかもしれないが、残念ながらそのまんまの意味
だ。このすごろくには、『〜マス進む』以外にも日常の一コマのような行動が書いてある。そして、俺はその止まったマスと同じ行動をすることにした。そうすれば、楽しく生きれそうだからな! だが、そんな素晴らしい生活を続けていたある日……ついに事件は起こってしまった。そこには『スタートに戻る』と、書いてあり……それを人生に置き換えるということはーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 16:05:13
3700文字
会話率:3%
どうやら天界の不手際で死んでしまったらしい。じゃあ転生チート貰えるんじゃね!? 異世界で無双してモテモテになるぜ!
神の遣いにごり押しして異世界に転生させてもらった少年は、自分のステータスを見て衝撃を受ける。「お、お、女になってるーー!?」
チートは貰ったものの、世の中そう上手くはいかない。前世でアホの二つ名をつけられていた中の人と、伯爵家令嬢としての教育のおかげで、お嬢様言葉のアホ男子(性別は女)が爆誕してしまった。しかも八歳で両親は亡くなり強欲な叔父に政略結婚させられそうになる。果たしてシャルロッテお嬢様は夢のハーレムライフに辿り着けるのか――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-03 02:04:24
163788文字
会話率:34%
これは、異能嫌いのひねくれた一人の少年が紡ぐ、能ある鷹が爪を見せる(?)系ヒロイック・ローファンタジー────
学園都市オウカ──特殊能力研究のために太平洋日本領海内に建設された円形人工島。立法や行政が日本政府とは別に行使されており、事
実上独立国家である。
また、その名の通り、特殊能力を持つ者『異能者』の育成を目的とする数百の学校が集まって構成されたこの島は、総面積約600平方キロメートルで、その中におよそ200万人もの人々が住んでいる。
そして、人口の約75%を学生が占め、そのほとんどが日々学業と能力向上、そして他校との戦闘に励んでいた。
特殊能力研究と科学技術の最先端を行くオウカ。しかし、ここでの研究は最高機密であるため、情報・技術漏洩には細心の注意を払わなければならず、時には表沙汰には出来ないことをしてでも情報・技術を守らなくてはならない。
そのために存在するのが、学園都市オウカの最高意思決定機関『連邦理事会』直属の暗部組織『第〇室(ファントムルーム)』。
有栖川 湊(アラスガワ ミナト)は中学二年の時に、珍しい特殊能力【時空神の眼(クロノス・アイ)】を買われ第〇室へ入隊する。
しかし、そこでの仕事は血塗られたもので、精神的な苦痛が耐えなかった。
そんなとき、いつも支えてくれたのがミナトと共によく仕事をするパートナー『天野 瑠衣(アマノ ルイ)』。
ミナトはそんな瑠衣に密かに恋心を抱いていたが、高二の冬、仕事中に瑠衣が死亡してしまう。
「異能なんて……クソくらえだ」
ミナトは高校卒業後、第〇室を脱退。異能に関わる全てから足を洗おうと思っていたが、連邦理事会はそれを許さない。
第〇室を脱退させる代わりに、生徒が六人しか存在しない廃校寸前の学校『一星高等学校』をどうにかしろと、そこの教師にさせられてしまう。
おまけに、その高校には瑠衣の妹までいるという。
ところがミナトは教鞭を執る気など一切なく、完全放置で廃校になるのを待つことにした。
しかし、生徒達が必死に廃校を阻止するために動く姿を見ている内に、ミナトの錆び付いていた心も動き出す。
そして────
「久し振りだね、ミナト君?」
突如ミナトの前に現れた瑠衣の幽霊。
ミナトは、瑠衣と大切な生徒と共に、遭遇する数多の事件と理不尽を乗り越えていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-11 18:08:53
65623文字
会話率:41%
にゃんこさんシリーズ第2話
童話の金の斧銀の斧をモチーフにした作品です。
ネズミのおもちゃを池に落としてしまったにゃんこさん、そこに神様が池の中から現れて落としたのは金のネズミ?銀のネズミ?それとも普通のネズミ?と尋ねます。正直者のにゃ
んこさん、その話を聞いたお隣のおじいさんは、自分も金銀を貰おうと池に行きますがそうそう上手くはいかないみたい。
そして、にゃんこさんと若者が得たものは・・・
この作品は『にゃんこさんの恩返し』の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-08 06:31:02
6607文字
会話率:34%
母親にも、自分を守るべき大人にも見放された男は異世界に憧れた。
ついに憧れた異世界に転生することが出来た。
自分にも強い能力が!と思ったが、どうやらそう上手くはいかない様だった。
最終更新:2021-03-18 00:01:22
9713文字
会話率:24%
これは初恋の物語。
主人公の新島透は地元の中学に入学し、そこで笹月凛と出会う。少しずつ距離を縮めていく二人だが、そう上手くはいかないのが恋愛の難しいところ。
作者の実体験に3割だけ「こうだったらよかったな」を混ぜた7割本当、3割嘘の物語。
最終更新:2020-05-18 17:29:15
2161文字
会話率:42%
今日のテーマは大掃除。
部室を掃除するのが目的ですけど、まぁ、そう上手くはいかない訳です。
最終更新:2019-12-12 18:01:43
5699文字
会話率:53%
目が覚めるとそこは異世界──しかも俺が書いた小説の異世界だった!
俺が考えた最強主人公になった俺は、俺の好みのヒロイン達と一緒に、俺が書いた小説の世界を救う旅に出る。
っていっても楽勝だろ。次に起こるイベントも、敵の弱点も全部知ってるん
だ。魔王だって瞬殺できるぞ。しかもヒロインはみんな主人公を好きになる──つまり俺を好きになるってこと!
さあ、さくっとクリアして夢のハーレムエンディングまで一直線だ!
……って、思ったんだがなあ。世の中そう上手くはいかないようで。
これは自分の書いた小説に転移した主人公が、作者だけが知っている知識を使ってなんやかんやで世界最強になって世界を救うお話です。
※初投稿です。残酷描写はありにしましたがたぶんほとんどないです。バトルありラブコメありのさくっと読めるライトな話を目指していきます。大体週一更新。※タイトル変更しました。旧「ろくでもなくてご都合主義な、俺が書いた世界だとしても」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 12:00:00
387355文字
会話率:32%
ある探偵事務所にハイネ・ペリーヌという探偵がいた。ハイネ・ペリーヌは、人がちょくちょく来るので、仕事はあった。だが、退屈していた。いつも一日で解決できるほど簡単で、もと足りないからだ。しかし、その物足りなさを解決してくれそうな奴が現れたが、
そう上手くはいかないのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-06 19:04:31
367文字
会話率:47%
ある時、うっかり前世の記憶を思い出してしまった少女、ヴィヴィアン・エアルドット。
そこそこ美人、権力と財力のある侯爵家の娘として生まれた彼女はしかし、それゆえにわがままで傲慢、上の者には媚びを売り、下の者を見下して、勉強よりもドレスや色恋に
うつつを抜かす、いわゆる典型的な悪役令嬢だった。
前世を思い出した彼女は、それまでの自分を振り返って全力で穴に埋まりたくなりながら思う。
――私、このままじゃ絶対に不幸になってしまうわ!
かくして、彼女の彼女による彼女のための自分改革の幕が上がった。
……のはいいのだが、よくよく周りを観察していくにつれて物事はそう上手くはいかないと言わんばかりのとある事実に気づいてしまうのだった。
これ、乙女ゲームの世界じゃないかしら、と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-27 22:00:00
119364文字
会話率:28%
主人公、夢見 望は妄想癖の持ち主である。
しかも結構、夢見がちな。
そんな彼女の妄想が本当に起きたらどうなるのか……!?
そして現実はそう上手くはいかない!!!!
主人公と愉快な仲間たちが王道のような王道では無いような物語を繰り広げる!!
!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-27 04:10:17
2109文字
会話率:10%
人生はそう上手くはいかない。
上手くいくのは一部の、成功者と呼ばれる人間だけ。
だから、自分が今の地位にいるのは仕方ない。
そうやって諦め続けて、逃げ続けて、やがて死ぬ。
そういう人生だ。仕方ない。
そのクソみたいに退屈でつまらない、だけど
楽な生き方は唐突に終わりを告げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-22 06:00:00
275268文字
会話率:51%