死ぬ瞬間、死んでいたことを思い出した。
断頭台の刃が落ちる、その0.1秒前。
わたくしこと、悪役令嬢ステーシア・ブランドンは前世の記憶を取り戻す。
中嶋さえ子、28歳、シナリオライター、過労死。
そして気づく。
この世界、私が作った乙女ゲ
ーム『聖女と五つ星の恋』やんけ!と。
処刑回避、追放決定、暗黒の森へ直行、目的はただ一つ。
「ラスボスを攻略する」
だって私、制作者だから。攻略法なんて知り尽くしてる。問題は一つだけ。18歳の体に28歳の記憶。精神年齢46歳の悪役令嬢が、恋愛なんてできるのか?
答え:
1、できる。
2、多分。
3、きっと。
4、おそらく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 07:10:00
41932文字
会話率:50%
目が覚めるとそこは異世界──しかも俺が書いた小説の異世界だった!
俺が考えた最強主人公になった俺は、俺の好みのヒロイン達と一緒に、俺が書いた小説の世界を救う旅に出る。
っていっても楽勝だろ。次に起こるイベントも、敵の弱点も全部知ってるん
だ。魔王だって瞬殺できるぞ。しかもヒロインはみんな主人公を好きになる──つまり俺を好きになるってこと!
さあ、さくっとクリアして夢のハーレムエンディングまで一直線だ!
……って、思ったんだがなあ。世の中そう上手くはいかないようで。
これは自分の書いた小説に転移した主人公が、作者だけが知っている知識を使ってなんやかんやで世界最強になって世界を救うお話です。
※初投稿です。残酷描写はありにしましたがたぶんほとんどないです。バトルありラブコメありのさくっと読めるライトな話を目指していきます。大体週一更新。※タイトル変更しました。旧「ろくでもなくてご都合主義な、俺が書いた世界だとしても」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 12:00:00
387355文字
会話率:32%