平穏に暮らしていた女子高生、神納木《こうのき》ほたる。
いつもの塾の帰り道、不審な存在に遭遇したのをきっかけに彼女の“いつもどおり”が終わりを告げた。
突然連れ去られた先は吸血鬼達の世界。
訳も分からぬまま裁判にかけられ、難を逃れた後に宣
告されたのは自身の余命。
生き残るためには、ほたるが過去に関わりを持ったある吸血鬼を探さなければならない。
しかしその吸血鬼は罪を犯し、追手から一〇〇年逃れ続けている大罪人。
罪人を捕まえたい組織と、彼を見つけなければ死んでしまうほたるの利害が一致し、組織の執行官・ノエと共にほたるはその男を探すことに。
その道中で起こる体の変化。刻々と迫る命の期限にほたるの心は弱っていく。
唯一の味方は、利害関係でのみ結ばれた男・ノエ。そんな相手を完全には信用してはいけないと、ほたるの過去のトラウマが蘇る。
だが現実は、ほたるの決意を嘲笑うかのように残酷で――
死の恐怖に翻弄される【前篇】
生きるために奮起する【後篇】
まるで操り人形のように自由のない吸血鬼達の世界に、ほたるの選択が変化をもたらす。
■とりあえず毎日更新■
※下記完結済み作品の改稿版です。大筋は変わりませんが、文字数的には倍の情報量になっています。(ヒロイン一人称縛り→三人称に変えたので改稿前に書けなかったこと全部詰め込んでます)
『マリオネットララバイ 〜がらくたの葬送曲〜』
https://ncode.syosetu.com/n6519hi/
※誤字脱字等言葉の使い方に関するご指摘はありがたいですが、その他部分につきましてはこちらからお願いしない限り不要です。
©2025 丹㑚仁戻折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:29:48
567806文字
会話率:48%
「好き」と伝えた瞬間、すべてがなかったことになる。
国家の不正を暴く天才ハッカー《怪盗エル》の正体は、町のパン屋で静かに暮らす女性・緒方楓。彼女には、“誰かに恋をされた瞬間、世界が巻き戻る”という呪いがかかっていた。
それでも彼女は、失
踪した妹の真相を追うため、力と孤独を引き換えに生きている。
そんな彼女の前に現れたのは、国家公安の捜査官・岬朔弥。
感情を語らず、ただ“見る”男。けれど彼の沈黙は、彼女の静けさを崩していく。
一度目は、彼女が恋をして世界が壊れた。
二度目は、彼に恋されてまた壊れた。
三度目は——恋を避けながら、それでもどうしようもなく、心が触れてしまう。
これは、「言葉にできない想い」が、「言葉にしてはいけない運命」に抗う、
何度やり直しても恋に落ちてしまうふたりの、沈黙と選択のラブストーリー。
10万字規模想定。全40章プロット完成済。
nolaノベルズにも同時に連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-28 06:00:00
24251文字
会話率:40%
45歳の目指す道を諦めたおっさんは不慮の事故で亡くなり
セイガイン王国の公爵令嬢として転生。
結婚するのを回避する為に結婚してはいけない聖女となる。
創造の聖女となったおっさんはその力を使い、周囲のみんなと無双していく物語。
最終更新:2025-07-28 03:13:03
4678文字
会話率:45%
昔から一緒だった幼馴染、紡績こはく(つむぎ こはく)。でもある一言でその関係が壊れかけていた。
幼馴染だからと言って、恋をしてはいけないと言うルールは無い。
主人公とこはくはこれからどういう関係へと、進化していくのか。
最終更新:2025-07-28 00:00:00
67255文字
会話率:40%
夏休み。
都会育ちの高校生・日向翔真は、母方の実家がある山間の寒水村へひとりで滞在することになった。
だがその村には、妙な言い伝えがあった。
――「水に映るものに、挨拶してはいけない」
――「夜、川の音が大きくなったら外に出るな」
あ
る夜、翔真は洗面台の“水面”に、自分とは違う表情の自分を見てしまう。
それを境に、村では奇妙な事故と変死が相次ぎ、やがて水の中に潜む“何か”の存在が明らかになっていく。
すべての水が、翔真を見ている。
水はただの液体ではない。
水は、“心”を映す鏡だった――。
ひと夏の田舎で、少年は“もう一人の自分”と向き合う。
消えた少女の声とともに、水面の奥で静かに待つ“写し”とともに。
これは、自分自身を選ぶための物語。
夏のホラー2025折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 20:00:00
4456文字
会話率:17%
数千年前、宇宙の中心「原始星」で起きたある実験により、全宇宙に「星骸」と呼ばれる異能の結晶が散らばった。
星骸を宿した者は“超常の力”を得るが、同時に「記憶の亡霊」に侵食されてゆく。
主人公は星骸を持たぬ“空虚(ヴォイド)”の存在。ある日
、組織に追われる記憶喪失の少女と出会い、抗いようのない戦いに巻き込まれていく。
これは、存在してはいけない過去と未来をめぐる、“選ばれなかった魂たち”の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-27 15:00:00
7884文字
会話率:36%
アンデルセンの『野の白鳥』をベースにした物語。魔法で白鳥に変えられた十一人の兄王子たちを人間に戻すため、エリサはいらくさで十一枚の肌着を編む。肌着が編み上がるまで決して言葉を発してはいけない。そんなエリサを見つけた北の国の若い国王は城に連れ
帰り、強引に花嫁にするのだが──。※平成5年産。このころから原稿用紙を使うように。本一冊分ぐらいの長さになります。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-27 12:31:07
33194文字
会話率:20%
時は金なり。時間はお金同様大切なものだから無駄にしてはいけない。誰もがそんな言葉を聞いたことがあるはず。
でも、時間って、お金と違って目に見えない。だからいつの間にか、無駄にしちゃう。
「もしも昔に戻れたら……」「過去をやり直すことがで
きたら……」なんて考えたことがある人は一体どれだけいるのでしょう。
「時間のやり直し」そんな喉から手が出るほどの力を使った彼女の、僕を救うための、たった九ヶ月の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:59:35
6675文字
会話率:58%
犬塚真琴が望んでいたのは、ただ平穏な高校生活を送ることだった。しかし、彼の鉄壁の論理と懐疑心は、幽霊が見えるという強烈な同級生、当野玲によって打ち砕かれる。彼は今や玲の「使い走り」で、オカルトクラブの共同創設者だ。
当初、このクラブは面白
いだけの儀式や学園祭の出し物で終わるかと思われた。だが、夏休みが近づくにつれて、真琴は気づく。幽霊なんて、ただの序章に過ぎないと。連続する失踪や恐ろしい死の背後には、計り知れないほど大きな何かが隠されている。それは異世界への扉。そして、彼らの現実を飲み込もうとする、絶対的な空虚という未知の力だ。
世界を救うためには、真琴はありえないことをしなければならない。つまり、これまで頑なに信じなかったことを信じるのだ。なぜなら、存在してはいけないものと戦う唯一の方法は、それしかないからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 21:59:15
2054文字
会話率:18%
体の痛みと心の疲れを抱えたまま、少年は昼の眠りに落ちた。
昨日のツーリングの疲労、そして寝る前に見た「検索してはいけない」──その不穏な記憶を残したまま。
しかし目を覚ました先は、いつもの自室──のはずだった。
ただひとつ、決定的に違うの
は「目が、開かない」。
身体は動くのに、まぶただけがどうしても開かないのだ。
助けを求めると、そこにいた弟は静かに言った。
「……誰?」
夢の中で目覚め、また夢の中へ堕ちていく。
幾重にも重なる“夢の檻”と、“目覚め”という名の幻。
そして目をこじ開けようとするたびに、耳に響く警告のような音。
これは、疲れ果てた少年が迷い込んだ、
夢と現実の境界を彷徨う一夜の記録。
本当に目を覚ますことができるのか──
それとも、目覚めたつもりの今もまだ夢の中なのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:54:04
913文字
会話率:12%
夢のような人だった。
けれどきっと、恋をしてはいけない人だった。
手のひらからこぼれ落ちた、小さな日常の物語たち。
彼女が”香炉”になる前の短編を6つ。
ひとつは少しだけギャグ仕様です。
歪な愛と香に満ちた断章を、静かに綴じました。
【
夢のような人/爪を切る/鳥がお嫌い?/雨が嫌い/髪を梳く/器の見る夢】
気になりましたらこちらも。
香牢本編【https://novel18.syosetu.com/n7672ko/】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 16:41:07
7413文字
会話率:22%
「安寧を綴る無意味の世界」
人外達の「守る為の嘘」と世界の概念を描いた物語。
悪魔の団体「全国悪魔協会」、鬼の団体「鬼遣防衛本部」、天使の団体「神使総員同盟」。この三つの機関と種族は「トライアングル」と呼称されていた。
トライアングルの務め
はただ一つ、「世界を維持する」こと。存在してはいけないモノが存在すると世界は崩壊するためだ。
だがある時、「存在しないはずのモノ」が現れて…。
協会最強「一級」の悪魔達四人を中心に、目まぐるしく変化する「あるべき台本」。
常識が揺らいだその時、彼らはもう「最強」でなくなる。いや、最強で「亡」くなったのだ__。
『さあ、安寧を綴る無意味を始めよう』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 13:02:57
167904文字
会話率:53%
長きに渡る人間と魔族の戦いは、
聖女が魔王のもとへ嫁ぐことを条件に、ひとときの平和を得た。
花嫁衣装に身を包んだ第三王女カティア。
その隣に仕えるのは、ただ一人、付き人として選ばれたイリナ。
だが、イリナの正体は――王国が密かに放った暗
殺者。
魔王を葬ること。それが、彼女の本当の使命だった。
けれど、魔族の王ラグナスはすべてを見抜いた上で、静かに告げる。
「君の手で、私を終わらせてほしい」
カティアとラグナスは、次第に惹かれ合い、
やがて心を通わせ、互いに深く愛し合うようになる。
その愛を、誰よりも近くで見つめ続けるイリナ。
使命と、報われない想いの狭間で揺れながら、彼女はひとつの選択を迫られていく。
愛してはいけない。
殺さなければならない。
それでも、心は確かに揺れていた。
──今日も私は、愛する人を殺す方法を探している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 22:07:11
100864文字
会話率:10%
天界から追放された、天使のクリス。
魔界から追放された、悪魔のリオン。
人間界で姿を隠し暮らすクリスが出会った、人間に擬態した悪魔、リオン。
仲を深めるにつれ、二人は互いに惹かれあっていく。
だが、クリストリオンは互いが人間でないことを知ら
ない。
―――――— " 人間と恋をしてはいけない ”
天界魔界共通のルールに阻まれ、二人は恋心を相手に伝えることができない。
二人が想いを伝えられる日は来るのだろうか―――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 19:38:39
4485文字
会話率:14%
ドリームコア。バックルーム。
存在してはいけない夢と裏の世界。
そこに迷い込んだのは、心に傷を抱えた三人の高校生。
過去と向き合い、何度も死に、また目覚め、そして選ぶ。
これは「生きたい」と願うことさえ、許されなかった子どもたちの、
夢と罪と赦しの物語──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 07:48:03
3034文字
会話率:36%
禁忌は絶対に、犯してはならない。
”ここでは絶対に、○○をしてはいけない”
そのような警句は、
学校にも会社にも、どこにだって溢れているのに。
ごく平凡な日常を送っていたのに。
あっという間に全てが真っ暗な闇へと変わり
異形の者達に囲ま
れているかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 00:56:17
8930文字
会話率:18%
20XX年、突如として宇宙より飛来した「形を持たない敵=ヌル」と呼ばれる存在が地球を侵食し始める。物理的攻撃を一切受け付けないヌルに対抗する唯一の手段は、“深く強烈な負の感情”をエネルギー源とした人型決戦兵器「マイナスドライヴ」だけ。
そ
の兵器を動かせるのは、強いトラウマや自己嫌悪、抑圧、絶望、劣等感といった“陰の感情”を抱えた思春期の子どもたち。
だが、操縦するごとに精神は削られていき、希望を持つと適性が消える──。
つまり、「成長」してはいけない。
「立ち直ったら戦えなくなる」。
それが、この世界の歪んだリアル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 00:00:00
47651文字
会話率:25%
15歳になると誰もが“スキル”を与えられる世界。
だが、高校のスキル適性検査で俺に表示されたのは、
「ERROR:CODE0000──管理不能対象」
スキル適性“なし”。
……と思いきや、代わりに付与されたのは《自由取得モード》──
他人のスキルを見ただけで模倣できる“世界のバグ”。
最強と呼ばれた英雄ですら退場するこの管理社会で、
排除対象となった俺は、ルールの外から“スキル世界”をぶっ壊す。
与えられないなら、奪うだけだ。
――これは、"存在してはいけない能力"を手に入れた少年が、
世界のエラーを上書きする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 00:18:41
3472文字
会話率:41%
海辺の祖母の家には、奇妙なルールがあった。
「夜は、水に話しかけてはいけない」
最初は迷信かと思っていた。
けれどある晩、水道の音が“喋り始めた”。
家じゅうの水が声を持ち、囁く。
「遊ぼう」「まだ、いる?」
絶対に返事をしてはいけない。そ
こから、出られなくなるから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 18:48:44
619文字
会話率:31%
20歳の大学生・**綾瀬 陸(あやせ りく)**は、100種類以上のアレルギーを持つ希少な体質を持つ青年。花粉、食物、金属、温度変化、果ては人の体温にまで反応する体質は、彼の日常を「生き延びる戦い」へと変えていた。
そんな彼が通う大学の先
端免疫研究センターに、新任の女性研究員・**宮坂 楓(みやさか かえで)**が赴任してくる。陸の体に興味を持つ楓は、ただの研究対象としてではなく、陸の「生き様」に心を動かされ、次第に彼との距離を縮めていく。
一方で、陸は誰かと親しくなることを恐れていた。自分に触れることで、相手が苦しむかもしれない。自分が普通の人間のように「恋」などしてはいけないのではないか——そう思い込んでいた。
しかし、楓のやさしさと向き合い、陸は少しずつ心を開いていく。ふたりは“手袋越しの恋”を育てながら、「生きることの意味」をともに模索するようになる。
だが、そんな中で起こるアレルギーショック事故、楓の過去、そして研究所の打ち切りの危機。さまざまな困難の中で、陸は「ただの病気の被験者」ではなく、ひとりの人間として、生き方を問われていく。
「君のためなら、痛くても、怖くても、触れてみたい」
これは、限界の中で希望を探す青年と、それを支える女性の、命をかけたヒューマンドラマである。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-05 23:00:00
35636文字
会話率:23%