体の痛みと心の疲れを抱えたまま、少年は昼の眠りに落ちた。
昨日のツーリングの疲労、そして寝る前に見た「検索してはいけない」──その不穏な記憶を残したまま。
しかし目を覚ました先は、いつもの自室──のはずだった。
ただひとつ、決定的に違うの
は「目が、開かない」。
身体は動くのに、まぶただけがどうしても開かないのだ。
助けを求めると、そこにいた弟は静かに言った。
「……誰?」
夢の中で目覚め、また夢の中へ堕ちていく。
幾重にも重なる“夢の檻”と、“目覚め”という名の幻。
そして目をこじ開けようとするたびに、耳に響く警告のような音。
これは、疲れ果てた少年が迷い込んだ、
夢と現実の境界を彷徨う一夜の記録。
本当に目を覚ますことができるのか──
それとも、目覚めたつもりの今もまだ夢の中なのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 19:54:04
913文字
会話率:12%
この作品はTwitterで投稿している8作目、9作目です。
今日はちょっぴりホラーチックな感じにしました。
まだまだ未熟者でございます。語彙力が。。。。笑
よし。。頑張ります!よろしくお願い致します。
泉ふく
この作品はTwitterにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-08 00:35:07
393文字
会話率:14%