造物主によってつくられた、天界・人間界・魔界。
天界には、聖気を糧に生きる天使が棲み、魔界には瘴気を糧に生きる魔族が棲む。天使も魔族も、その性質のせいで互いの世界に踏み込むことが出来ない。
相容れぬ存在である二者は、人間界を挟んで双方
にらみ合い、気の遠くなるような年月が過ぎ――現世。
しびれを切らした天使が中立だったはずの人間に力を分け与え、己らの代理として魔界へ攻め入るように命じた。
その中でも、第一位階の正天使の加護を賜った人間を、特に『勇者』と呼んで、人間は何度も天使の加護を賜った者たちと一緒に魔界へと向かわせた。
勇者パーティーの最終目的は、魔族の頂点に君臨する、『魔王』の討伐。
しかし、何度挑んでも魔族たちの抵抗は凄まじく、魔王討伐が成功した試しはなかった。
歴史的偉業を成し遂げるため、より強力な勇者パーティーを作ろうと創立されたのが、聖騎士要請学園。
天使の加護を賜った子供らを貴賤なく集め、英才教育を施すその学園に、三人の子供が通っていた。
歴代でも目を見張るほどの素質を持った次代の勇者候補、少年シグルト。
人懐っこく愛嬌のある、慈愛の天使の加護を賜る少女マナリーア。
誰もが認める優秀さと天使のような心根を持つが、病弱故に勇者候補になることが出来ない、美少女アリアネル。
同じ学び舎で同じ目標を掲げて切磋琢磨する親友三人だが、それぞれ、互いに打ち明けられぬ事情があった。
「あ~ぁ……魔王様《パパ》、早く帰ってきてくれないかなぁ」
最も大きな秘密を抱えているのは、病弱少女・アリアネル。
ひょんなことから赤子の時に魔王に拾われた彼女は、魔界で魔族によって育てられ、人間たちの魔王討伐の歴史に終止符を打つため、勇者育成の学園に素性を隠して通っていた。
これは、種族を超えた親子の”愛”の物語――
※カクヨム様にも掲載しています。
※このお話はフィクションです。実在する人物や宗教、団体とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 01:07:53
940104文字
会話率:44%
飲みすぎで泥酔し異世界転移で貰えるチートの変わりにゲームのキャラクターになってしまった男。
説明も聞かず異世界にダイブしたため戦術戦略ゲームまで対象になってしまいすべての技能とアイテムが凍結されてしまった。
自身は考察を重ねに重ねうまいこと
異世界に溶け込んでいるつもりだがすべて的外れ。まわりからはいい加減にしてくれないかなと思われている残念エルフ娘として元気に生きる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 00:00:00
1880296文字
会話率:31%
【第26回 角川スニーカー大賞にて《優秀賞》をいただきました!】
「ねえ、小沼くんの曲、一曲だけ、くれないかな?」
歌声の出ない元天才美少女の、最後の願い――
小沼拓人は、中学生の頃に偶然ライブを見た同い年の天才美少女シンガーソングライ
ター"amane"に強く憧れ、自分も作曲を始める。
だがその半年後、amaneはデビューシングルたった2曲だけを残して活動休止をしてしまう。
意気消沈しながらも、周りには秘密で一人バンド(宅録)をしながら高校生になった時、そこには同級生としてamane(市川天音)が入学していた。
高校二年生のある日、ひょんなことから拓人はamaneのゴーストライターになることになり……?
ぼっち男子×"元"天才女子のバンドもの青春学園ラブコメ!
『1曲目(第54部分目まで)』までで一度完結していますので、ぜひそこまででも読んでみてください!
2019年10月11日、『2曲目』完結しました!
2020年7月25日、『3曲目』完結しました!
※エブリスタ、カクヨムにも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 23:00:00
940619文字
会話率:51%
「…さてと、次はどこで遊ぼうか」
前のめりになっていた体を上げ、手元の機器を操作しながら独りごつ
目の前に広がるモニターに、ある3箇所の映像を映す
許可が降りている次の”遊び”の候補地だ
「…これはやめておこう。面白くならなそうだ」
少し考
えて、向かって右の映像群を消す
映っていたのは大型ショッピングモールの様子だった
1箇所分消したことで空いたスペースで残り2箇所の映像を増やす
「…この二つだとこっちが開放的すぎるか」
残り二つも迷った末、元々真ん中にだけ映っていた映像群を消す
こちらは商店街の様子を映していた
「よし。場所は決まった。あとはシステムを調整するだけだ」
残った場所の映像群をモニター全面に映しながら邪魔にならないようずらしていたキーボードを引き寄せる
前回使った時の設定からどこをいじればいいか頭の中では整理して作業を始める
「人数は…1100に届かないくらいか。なら…白が100、灰が25、黒が25と、100だな。後は効果範囲と…RTを変えて…これでよし、と」
変更点を保存し、椅子に体を預ける
顔を上げ、モニターに映したままの映像群を眺めていると、おのずと口角が上がっていく
どんな動きを見せてくれるのか今から楽しみだが、ここで遊べるのは3時間後となっていた
「あぁ…早く時間が過ぎてくれないかなぁ…!」
最後まで残った映像群、それはある高校を映していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 20:21:19
2749文字
会話率:73%
いつでもどこでも、大体の場所で音楽が溢れている現代。みんなもきっとお気に入りの音楽があるはず。
普段は意識していなくても、ふとした音楽で甦る思い出や誰かへの気持ち。でもそれを伝えるのって難しい。
「とりあえず、この曲聴いてくれないかな?今
の気持ちこれだからさ!」な高校生たちのお話
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 18:48:23
1669文字
会話率:4%
辻尾陽都は普通の高校生だが、風俗店が建ち並ぶ繁華街で食事を配達するバイトしている。それはクラスメイトには秘密だ。
ある日繁華街で酔っ払いに襲われているギャルを助ける。それは変装した同じクラスの超優等生、吉野紗良だった。
紗良は事情があり、学
校で優等生の仮面は絶対に外せない。
でも自分は自分で居たい。そんな紗良は陽都に言う。「私を学校でこっそりと穢してくれないかな」
学校でバイト先で、ふたりだけの秘密の関係がはじまる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-23 11:41:02
503238文字
会話率:39%
部屋に部屋があるなんて言葉破綻してると思う。だけど僕の部屋にはそれを体現していると言わざるを得ない理由があった。
「ねぇ、利光くん。ここは私のおうちですか?」
「自分のものだと主張するのは辛うじて理解出来るが、疑問形なのはまじで意味わからん
ぞ? あと違うので、ぜひ出ていってくれ」
親の仕事の関係で1人。田舎のある高校に通うために一人暮らしをすることになった利光雫(かがみしずく)。そんな雫の一人暮らしは初日で幕を下ろした。今、僕の目の前にはおそらく羊であろう帽子を被った少女がいた。
「利光くん? 良かったらこの部屋から出ていってくれないかな?」
「・・・却下だ。あとこの部屋の所有者は僕だ。君が誰だか知らないが、出ていくとしたら君だ」
「あの、私が言うのもどうかと思うけど、状況の飲み込み早くない?」
「世の中には色んなことがあるしな。朝起きて知らないお…んな?が膝枕をしつつ退去を迫ってきても僕には特に問題はない」
「わーお、正答を探す方が難しそうだね?」
「ていうのは建前で、実際はビビりすぎて腰が抜けて起き上がれないだけだ。・・・とりあえず手を貸してくれ」
こうしてぬるっと始まってしまった半別半同居生活を終わらせるために雫は今日も目の前の羊女に向けて笑顔で告げる。
「ほーれ今日は絶好のお散歩日和ですよぉ」
「雨ザーザーだけど!?」
現住民と先住羊(?)による意味不明の少し不思議な居候ラブコメ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 21:02:08
2450文字
会話率:73%
働きたくない。
それは誰しもが、一度は抱いたことのある想いだと思う。
俺こと葛原和馬はそのことを考えたのは小学生の頃のことだ。
絶対働きたくないとは思ったものの、ではどうすれば働かないで済むのだろう。
そのことに悩んでいた時、俺の前に二人
の女の子が現れる。
二人はとんでもない美少女で、同時に俺の幼馴染でもあったが、相談したところでどうにも…いや、待てよ?
「なぁ、二人に相談があるんだけど…俺、働きたくないんだ。俺のことを養ってくれないかな?」
本来なら絶対頷かれるはずのない生涯寄生発言。
それを受けた二人は十年後の現在、アイドルになっていた。
俺のことを生涯、養ってくれるためになぁっ!
そんな勝ち組確定ウッヒョーイな青春を送っていた俺のもとに、次々と新しい女の子が現れて…?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 12:00:00
273631文字
会話率:44%
生きているだけじゃ平凡にならざるを得ない。あれもダメ、これもダメ、こうしろ、ああしろと、いちいちくそまじめに従ってここまできた。ああ、どっか異世界から美女が来て、僕を連れて行ってくれないかなあ。そしたら僕はきっと誰よりも優しくそして強く
なって、彼女を幸せにしてみせるのに。
〜細かいこと〜
御都合主義とセオリー崩しをもっとうに剣と魔法のファンタジーの世界に繰り出す予定です。
血が出たり、性的描写があったり、暗いテーマを扱ったり、つまらないギャグがあったりしますが、基本は真面目くさった描写で行きます。神官が巨乳の美女(しかも露出の多い)だったり、ロリ属性の魔法少女(しかもコミュ障)がでたりしません。そして主人公は顔も良くないし強くないので、そんなにモテません(たぶん)。最も重要な点として、この物語に登場する名称は実在のいかなる人物・団体とも関係がありません。
そして何よりハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 09:48:54
208439文字
会話率:38%
「どうして……。どうして、君はいつもルチナに酷いことをするんだい?」
「い、いいんです。ラインハート様」
いつも通りに目の前で繰り広げられるヒロインと王太子殿下の茶番。それを悪役令嬢は面倒そうに眺めるだけ。早く終わってくれないかなぁ等と思っ
ていた彼女を助けてくれたのは、本来あて馬キャラの筈のベナットだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-18 18:05:51
12510文字
会話率:42%
ある日、中学二年生の宮森実はクラスメートの花村咲から恋の相談に乗ってくれないかな? とそんな話を持ちかけられた。
最終更新:2024-04-16 18:47:29
6760文字
会話率:16%
主人公の親友とは主人公を陰で支え徹底的にフォローするクソ面倒な役割を持つ主要キャラである。そんな主人公の親友キャラ兼世話係に転生してしまったが、親友キャラの役割は想像を絶するモノだった。主人公を狙うストーカー、メンヘラ、殺人魔から自信を犠牲
にしてでも主人公を守り健気に手を差し伸べる。明らかに尋常じゃないメンタルが備わってないとできないある意味主人公より大変なキャラである。俺は今日も主人公を徹底的に支える。あー、早くヒロイン現れて主人公引き取ってくれないかなぁ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-05 17:39:34
686文字
会話率:77%
斉藤さいとう 真しんは今日も退屈な時間を浪費するため、高校に向かう。充実した高校生活に憧れて春を迎えた真であったが、無事デビューに失敗しひとりぼっち陰キャとなってしまった。空虚な日常に嫌気がさし、隣隣隣町のカフェでバイトを始めた。バイトは思
いのほか楽しく何よりお金が稼げるため有意義な日々を送れていた真だかある日、「チャリリン」とドアベルがなり「いらっしゃいませ」とドアの方を見るとそこにはクラス1の美少女兼人気者の香月かつき 凜りんが入ってきた。真の内心は大焦り、それは学校の外で雲の上の存在の香月さんに会えたからではなく、真や凜の通う学校はバイトが禁止だからである。「ご注文はお決まりでしょうか」と少し声色を変え接客するが、「あれ、斉藤君??」「さ、斉藤?」「え、絶対斉藤君だよね?同じクラスの香月だよ!こんなとこで何してるの まさかバイト!? うちの学校バイト禁止だよね? あ、そういう ふ~ん」「ごめん このことは秘密にしてくれないかな」「いいけど、秘密にする条件に私のお願い聞いてもらおうかな~」終わった。条件ってひょっとしてお金?使いパシリ?暗い未来に絶望している真に香月は「じゃあ最初のお願いは一緒に映画館来てよ!」ん?思ってたお願いとちょっと違う....陰キャでぼっちの真とクラス1の美少女香月さんとの”秘密”の高校生活が今始まる!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-26 20:09:22
2275文字
会話率:34%
末の王子と婚約者の侯爵令嬢は一心同体で「双子みたい」と言われるくらい仲良し。だが王子が突然とある女子生徒に侍るようになってしまった――いいや!王子は抗っていた!魅了の術に!
末っ子王子は兄たちの手を借りてこの状況を打破してみせる!
それと
家族としてしか見てくれないマイペースな婚約者もどうにかしたい!
一心同体でも双子じゃなくて夫婦になりたんだよフィー、そろそろ僕のこと意識してくれないかなあ!?
※王子の家族の絡みが中心の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 21:59:21
45350文字
会話率:48%
思春期の時に、惚れ込んだドラマがあって、目に入るメディアミックスはほぼ籠に入れた。
そうして年月が過ぎて、そのレーベルの別の作品のグッズが目に入った。知らない作品だった。
でも――。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われた
ら申し訳御座いません。
注意事項2
買ったこと、後悔してないですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-05 10:08:31
1013文字
会話率:39%
芸術を理解する。という行為は簡単な様で中々難しい。
この世界の全ての知識を持ってしても、その人の感性に合致しないと理解する事は出来ないのだから。
今回は分かりやすい、ブラックボックス片手に話そうか。
注意事項1
起承転結はありません。
短
編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作り手が傍にいてくれないかなー。
忙しいし、難しいか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 09:10:21
1013文字
会話率:0%
孤児院で自身の寿命を代価に癒しの魔法を使っていたら孤児院に聖女がいると噂になってクソ王子に拉致られ側妃にされてしまった妙齢の女性が、クソ王子達が振るう暴力に耐えながら王宮の後宮で囚われの身になってる自分のことをヒーローが迎えに来てくれない
かなぁと待ち続けるお話で、ざまぁの後にはハッピーエンドが待ってます。コメディー寄りです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-26 21:08:40
17545文字
会話率:62%
これは、作者が書きたかったけど、時間や実力、想像力不足などの色々な理由で書けない話を、まとめたようなものです。
後、誰か続き書いてくれないかな~と思って出している節もあるので、勝手にアイデアを持って行ってくれて構いません。(他力本願)
他にも色々書く気ではありますが、全て出し終わったら触れなくなると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-09 21:50:54
111583文字
会話率:66%
人間と魔人とが存在する、どこか遠くの異世界で。
「悪いけど、俺たちのパーティーから抜けてくれ。」
若き剣士ルクトは、100年振りに魔人国に現れた魔王を討たんとする勇者パーティーから
突然の追放を言い渡されてしまう。その理不尽な理由に怒るルク
トは、それでも世界を守るため
単身魔王に戦いを挑もうと考えていた。そんな彼に、一人の少女が声をかける。
「ちょっと、あたしのお願いを聞いてくれないかな。」
そのひと言がルクトの新たな戦いの幕開けを呼び、そして新たな冒険の始まりを高らかに告げる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 18:18:18
1793507文字
会話率:32%
お願いだから、俺のお小遣い少し上げてくれないかな?
最終更新:2023-11-25 03:00:00
1715文字
会話率:52%
君に僕の物語の一部になってくれないかな?
僕の【人生の物語】を僕は作る事にしたんだ!
最終更新:2019-11-17 03:00:00
2053文字
会話率:47%
私、アダリーシアは、転生者だ。前世は喪だった上に、恋した相手が既婚者で騙されていただけという悲しい人生。きっと恋に恋していたからそんな人生だったのだわ。だから今世では恋はせずにお見合いでも何でもして、堅実な方と結婚して、前世で体験できなかっ
た家庭というものを手に入れたいの。
ねえ、聞いている?ヴェルナー。
私はあなたに関わって、この世界という、恋愛趣味レーションゲームの進行に巻き込まれたくは無いの。モブとして放っておいてくれないかな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 19:12:45
67550文字
会話率:31%