断罪エンドを迎え、悪役公爵令嬢レティシアは幽閉塔送りに……それは彼女の優雅な生活の始まりだった。
幽閉――貴族にとってそれは社会的な死。けれど、好みの内装と設備(貴族牢)、三食お茶付き(身分的配慮)、専属管理人付き(看守)、セキュリティ万
全(警備兵)、お庭と図書室つき(逃亡防止結界有)……なにこの高級レジデンス!
八歳の時、小説の悪役令嬢に転生したと気がついて、レティシアは計画を練った。
断罪エンド後、王太子はヒロインと結ばれ小説は完結。その後はない。
“いい感じの処罰”でおさめて婚約破棄し、義務からも解放されたのに、なぜか元婚約者の王太子が訪ねてくる。
「レティシア、君の名誉は回復したよ。出てきてくれないかな?」
エンド後、ヒロインの家の不正を暴いたからって呼び戻しにこられても困る!
物語は終わっても人生は続く。
どこにいても国に貢献してしまう公爵令嬢と、愛が重い腹黒王子のお話。
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mixi2:異世界恋愛作家部・氷雨そら先生の、「愛が重いヒーロー企画」参加させていただきました。企画タグにて他先生方の作品も楽しめます!
よろしくお願いいたします〜!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 20:47:42
16148文字
会話率:35%
「シモーニ公爵令嬢、ジェラルディーナ! 私はお前との婚約を破棄する。この宣言は覆らぬと思え!!」
婚約者である王太子殿下ヴァレンテ様からの突然の拒絶に、立ち尽くすしかありませんでした。王妃になるべく育てられた私の、存在価値を否定するお言葉で
す。あまりの衝撃に意識を手放した私は、もう生きる意味も分からくなっていました。
婚約破棄されたシモーニ公爵令嬢ジェランディーナ、彼女のその後の人生は思わぬ方向へ転がり続ける。優しい彼女の功績に助けられた人々による、恩返しが始まった。まるで童話のように、受け身の公爵令嬢は次々と幸運を手にしていく。
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 20:00:00
103617文字
会話率:42%
ヴィハレラ王国の王城のテラスにて、公爵令嬢「ミーシャ・フィレラム」と第2王子「リュシー・ア・ヴィハレラ」は上品にお茶をしていた。
普通の人ならば、「優雅な2人のことだ。そんじょそこらの人にはわからない話をしているのだろう。」と思うだろう。し
かし実際はー
上品さにはほど遠い、物騒な話をしていたのである。
これが本来の(裏の)2人の顔。
表のリュシーは、優しく紳士で仕事もそつなくこなす完璧な王子、ミーシャは、聡明かつ誠実な愛され公爵令嬢。と、なっている。
裏はとんでもない腹黒、表は皆の憧れの的な(多分)良い意味で裏表の激しい令嬢と王子の忙しい?日常の物語。
「R15」と「残酷な描写」は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 19:54:15
582文字
会話率:50%