主人公「琴音」は技術至上主義のクラシックから逃げるかのようにピアノから遠ざかっていた。格式に囚われ、いつしか琴音は音楽に対して心を閉ざすようになってしまう。しかし、駅の広場に突然現れたピアノから、ある少女の音が響く。思わず立ち止まってしまう
琴音……過去の傷、音楽への未練が彼女の心を揺さぶる。
ーーー幼馴染と謎の少女、琴音の三角関係、音楽が導く恋と青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 23:07:51
13319文字
会話率:34%
高校生の一途な恋。何が起きても揺るがない想い、それは2人を強く結びつけていく──。
全てに無関心。無表情・無口な超イケメン、和泉。
生きる希望を見出だせず、流されるまま乱れた生活を送る日々。心が動くことなど無かった……のに。
なぜか、時折
見かける『黒髪で笑顔のあの子』が頭にチラつくように。
笑顔が絶えない亜姫は、寝ても覚めても「おっぱい」のことばかり考えている天然少女。人のおっぱいも大好きだが、自身の小ぶりな胸を理想のプルプルおっぱいにすることに全力を注ぐ日々。
彼女はある日、和泉が女性と絡むところを見かけて最低だと軽蔑した。なのに彼の噂を聞くたび、何故つまらなそうな顔をしているのか気になって……。
関わりなど無かった二人が|翌年《よくとし》同じクラスになり、その距離は少しずつ縮まっていく。そして──。
和泉は亜姫と出会い、頑なな心を少しずつ溶かしていった。初めて知る数多の感情に困惑するも、次第にその心と向き合うようになっていく。
『亜姫の笑顔を守る。彼女の幸せを願う』
その想いは強く、彼は別人のように変化した。けれど亜姫への気持ちが揺るぐことはなく、ひたすら一途に想い続けていく。
かたや、男や恋愛に興味が無い亜姫。だが、妙な色気を垂れ流す和泉が近づくとなぜかアタフタ。不意に近づかれたり、時にいたずらっ子のようなからかいを受けたり……そんな時は斜め上の発言や行動を連発して、和泉に笑われてしまう。
けれど彼が自分にだけ見せる笑顔が嬉しくて、いつしか『和泉の笑顔と心を護りたい』と願うように。その真っ直ぐな想いは亜姫を少しずつ変えていった。
これは初恋同士が紡ぐ、高校時代の恋物語。
※過去に中編で出していた作品を長編で作り直したものです。
カクヨム、アルファポリス、Nolaノベルに掲載中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 23:00:00
275109文字
会話率:36%
この話は、"事象の地平線で踊る円舞曲"と平行して進むもうひとつの物語。失踪した妹を助けようとして、自らも異世界へと飛び込んだ姉”小枝”の物語である。
異世界へと転移した小枝がやって来たのは、深い森と接する大きな町ブ
レスベルゲン。彼女はそこで、行方不明になった妹を探す一環として、冒険者になることを決意する。
そんな小枝の正体は現代世界の超兵器。機械仕掛けの化け物だった。
ゆえに彼女は、人々に自身の正体がバレないよう『普通』の人間を装いながら、『普通』の冒険者として、失踪した妹の情報を集めようとするのだが……。作られてからの18年間、人里離れた山奥に住んでいたために、人間というものをよく知らなかった小枝にとっては、そもそも『普通』の人間というものが分からず、気づくと『非常識』の権化と化していたのである。
そんな『非常識』は伝搬するのか、いつしか小枝の周りには気心の知れた『非常識』な仲間たちが集まり……。彼女たちは、毎日のように厄介ごとを引き起こしながら、世界を混沌の渦へと巻き込んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 23:00:00
2594261文字
会話率:49%
強力な魔物や妖魔が跋扈する島 葬刃島
武家の子供である宗葉 蒼は強くなるために 自身の夢を叶えるために鍛錬に励む
しかし蒼には悩みがあった どれだけ鍛えても、どれだけ努力しても、異能を授かる事は出来ず、魔力を扱うことさえ出来ないのだ
いつし
か周りには嘲笑され、同期たちには馬鹿にされ、憐れまれた
父親には失望された そんな出来損ないが島から追い出されるのは、分かりきったことだった...
周りの目が怖かった 同期たちが憎かった 姉の優しさが 憐れみが、心を抉った そして何より強くなれない 何にもなれない自分が嫌いだった..折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 22:08:36
6047文字
会話率:30%
梧桐(ごどう)は東の都の風の司のもとで学んでいる少年。彼は、生き物や植物、そして星が好きで、風の司の弟子になった。生き物好きが高じて、親から見捨てられた翔斗(しょうと)という小鳥のひなを育てている。梧桐は都のはずれにある高い塔で星を観察し
ていて、天の動きが習っている書物と違うところがあるのではないか、と疑問を持った。そして、星の観察をしているときに出会った慧という娘と親しくなっていく。慧は看護の仕事をしながらひとり暮らしをしている。
風の司は、博物学や天文学をおさめ、天候の予想をしたり、災害の被害をおさえるための役割を担っている。都には、則の司を中心に、司たちの会議が定期的に開かれている。
都のはずれには、超能力を持つ不思議な人々が住む「砦」と呼ばれる場所がある。砦の人々は、超能力を持っているが故に追放され、小惑星で暮らすことを余儀なくされた人々で、その小惑星の危機に際して全員で脱出し、この世界に来ることになったのだった。彼らは冷凍冬眠を繰り返し、砦で暮らす者と、遠い北の海に沈めた宇宙船の中で眠る者とが交替している。
その中に、ビューという名の少年がいた。彼は抜きん出た超能力を持っていたが、体が弱く、砦の中だけで暮らしていた。彼は、砦の近くに小鳥と共にしばしばやってくる梧桐に関心を持ち、いつしか友情のようなものを抱くようになる。
都の則の司は、賢く、冷静な男だった。彼の出自に砦の人間がかかわっていることに気づいたのもビューだった。そして、慧もまた砦と関わる人物だった。
砦の人々はこの世界からまた旅立つことになる。司会議との話し合いの場で、梧桐が疑問に思った星の運行の真実が明らかになる。
やがて砦の人々が去り、痕跡を残さぬように砦は崩れた。梧桐は、自分がいつもそこに登って空を見ていた塔の天井に、星空を描こうと決めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:36:55
78559文字
会話率:32%
【第一部】悪役令嬢、理想を掲げて ~破滅の運命を超えて、彼女は革命を目指す~
気がつくと、乙女ゲームの「悪役令嬢」パルメリア・コレットに転生していた。
待ち受けるのは追放か処刑――そんなバッドエンドをただ受け入れるわけにはいかない。
「こ
の運命、私が変えてみせる!」
前世で得た知識を武器に、荒廃した領地を復興し、腐敗した貴族社会に立ち向かう。
その改革の動きは、やがて人々の希望となる一方で、王国全体を揺るがし始める。
王太子、革命派のリーダー、忠実な騎士、幼馴染の青年……
それぞれの思惑が絡み合い、さらなる波乱を呼び起こしていく。
破滅を避けるために始めた行動は、いつしか王国を変えるほどの渦へと発展し、
「悪役令嬢」は、気づけば革命の象徴となっていた。
これは、一人の少女が理想を掲げ、歴史を塗り替える物語。
革命の嵐の中、彼女が選び取る未来とは――?
壮大な改革と駆け引きが交錯する、波乱の異世界革命ファンタジー、いざ開幕!
【第二部】悪役令嬢、革命の果てに ~英雄と呼ばれた彼女が、処刑台に立つまで~
【第三部】悪役令嬢、絶望を抱いて ~滅びゆく世界で、彼女が選んだ結末とは~
※過去に公開した同タイトル三部作の完全リメイク版です。
個人的な思い入れの強いキャラクター・パルメリアを、今作では改めて最初から描き直し、その魅力を存分に掘り下げました。
また、前作で駆け足になってしまった革命期の描写も本作では丹念に描き込み、より迫力ある物語をお楽しみいただけるよう努めます。
新たな視点と重厚感を加えた三部作の進化を、ぜひご期待ください。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:10:00
62467文字
会話率:23%
『悪役令嬢、理想を掲げて ~破滅の運命を超えて、彼女は革命を目指す~』の続編です。
https://ncode.syosetu.com/n0792kc/
革命は、全てを救うはずだった。
貴族の支配を打ち砕き、自由と平等を掲げ、新たな国を築
く――それが、彼女の掲げた理想。
王政は崩壊し、共和国が誕生した。
英雄と称えられ、大統領となったパルメリア・コレットは、民衆のための政治を誓う。
だが、革命後の現実はあまりにも過酷だった。
荒廃する都市、飢えに苦しむ民衆、復権を狙う旧貴族……
混乱を治めるための「力」は、やがて「抑圧」へと変わっていく。
仲間たちは離れ、信じた理想は遠のいていく。
自由のために戦ったはずが、いつしか「秩序」の名のもとに粛清を繰り返していた。
それでも、彼女は信じる。「この道こそが、国を守る唯一の手段なのだ」と――
やがて歴史は大きく動き出す。
理想と現実の狭間で、何を選び、何を守るのか。
革命の果てに待つのは栄光か、それとも破滅か――
光と闇が交錯する壮絶な戦いが、いま幕を開ける。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 23:10:00
109491文字
会話率:24%
気がつくと、乙女ゲームの“悪役令嬢”パルメリア・コレットに転生していた。
待ち受けるのは追放か処刑――そんなバッドエンドをただ受け入れるわけにはいかない。
「この運命、私が変えてみせる!」
前世で得た知識を武器に、荒廃した領地を復興し、腐
敗した貴族社会に立ち向かう。
その改革の動きは、やがて人々の希望となる一方で、王国全体を揺るがし始める。
王太子、革命派のリーダー、忠実な騎士、幼馴染の青年……
それぞれの思惑が絡み合い、さらなる波乱を呼び起こしていく。
破滅を避けるために始めた行動は、いつしか王国を変えるほどの渦へと発展し、
“悪役令嬢”は、気づけば革命の象徴となっていた。
これは、一人の少女が理想を掲げ、歴史を塗り替える物語。
革命の嵐の中、彼女が選び取る未来とは――?
壮大な改革と駆け引きが交錯する、波乱の異世界革命ファンタジー、いざ開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 23:10:00
71835文字
会話率:30%
その異世界に3人の賢者がいました。「この世界は平行である」1人の賢者が言うと、矢継ぎ早に2人目の賢者が、「いや、この世界は球体である」と言い、争いになりました。そこに3人目の賢者が現れました。「この世界は、パズルである」2人の賢者が馬鹿にす
ると、3人目の賢者は言いました。「パズルは、一欠片なら平行だ。しかし、全て合わされば、球体となる」賢者達は争うのをやめました。
3人目の賢者は、とある異世界を知っていました。その異世界の名は、「セレスティアル」
その異世界のどこかに、秘宝であり、奇跡であり、神秘である。「プラネットパズル」が、眠っているとされていました。
しかし、探検家や、考古学者、旅人が探せと探せど、その神物(神により造られし物)は見つかりませんでした。いつしか、その神物は伝説となり、言い伝えとなって、後世に伝わりました。
あまりに荒唐無稽な話に、誰も信じませんでしたが、その話に興味を抱いた少女がいました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:03:10
72426文字
会話率:50%
この世界では人間とデスゴーンという人間を苦しめることが快楽の悪の怪人が存在している。
そのデスゴーンを倒すために魔法少女が誕生した。
主人公は人間とデスゴーンのハーフである。
そのため主人公は人間のフリをして魔法少女がいる学校に行き、
同じクラスになり、学校生活から追い詰めていく。
はずがなぜか魔法少女たちの好感度が上がってしまって、そしていつしか好意を寄せられ……
みたいな物語です。
※カクヨムでも投稿しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:00:00
317442文字
会話率:46%
―――お前が神だと自称するなら、僕の要求はただ一つ。
ドラゴンが住まう理想郷へと生まれ変わらせてくれ!!!
ドラゴンという幻想体に人生を捧げた1人の科学者、竜永 夜澄(たつなが よすみ)
狂気じみた崇拝レベルのドラゴンに対する強い
想いが講じて、長い年月の末、ついに自らの夢を叶えるに至った。
魔法のない現実世界で、ドラゴンを生み出すという偉業を成した夜澄は、誰も知らない孤島を買い取り、そこに移住して生まれたばかりのドラゴンの幼体を育てていた。一匹、また一匹と新たなドラゴンを生み出し、いつしかその島は、龍の巣《エル・ドラド》と呼ばれるようになった。
そして、その名前は夜澄以外の人間にとっても魅惑の存在となった。
龍の巣は各国に襲撃され、夜澄はその身をもってドラゴンたちを守るため瀕死の重傷を負ってしまった。
夜澄は消えゆく意識の中、自らを慕うドラゴンたちに見守られ、静かに命を落とす。
次に目を覚ますと、目の前に自称神を名乗る怪しい人物が立っていた。
―――人の子よ。人の身でありながら、汝の成した偉業を称え、望みを一つ叶えよう。さあ、言うてみるがよい。
「僕の望み…。こういう状況は妻がよく見ていた小説の展開で見たことがある。よくある異世界転生物の定番だったな。なら、僕の望みはたった一つだ。
僕を、ドラゴンが住まう理想郷へと生まれ変わらせてくれ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:00:00
1518139文字
会話率:46%
藤宮周(あまね)の住むマンションの隣には、学校でも一番の人気を誇る愛らしい天使が居る。
天使と呼ばれる程の美貌を持った優秀な少女――椎名真昼と、特に目立つこともない普通の生徒である周は、隣人といえど今までもこれからも関わる事もないと、思
っていた。
雨の中、ずぶ濡れになった天使と出会うまでは。
「借りは返します。ところで、お部屋片付けた方がいいですよ。ひどい有り様でした」
「余計なお世話だ」
傘を押し付けたことから始まる、ちょっと言葉がきびしい天使様との関係。
風邪を引いてしまい看病してもらったり、不摂生をとがめられご飯を作ってもらったり、共同作業(部屋のお掃除)をしたり、二人でお出かけしてしまったり。
最初は素っ気なかったものの次第に甘えるようになる真昼と、最初はめんどくさがりの事なかれ主義だったのにいつしか懐に入れてしまうようになった周。
これは、素直ではない二人の歩み寄りのお話。
※GA文庫様より第3巻9/15発売頃予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 21:00:00
947056文字
会話率:50%
田舎の雑貨屋で働く青年リオンは、幼い頃から「石を少しだけ動かせる」という地味な力を持っていた。大した魔法でもないし、周囲からは「役立たず」と言われ続けてきた彼だが、ひょんなことから王都グラン・エテリオンへ呼び出される。王国の宰相は「もし石貨
を増やせるなら恐るべき脅威になる」とリオンを警戒し、教会は「神の領域を侵す異端ではないか」と監視を強める。挙げ句の果てに、破壊を企む闇組織“暗礁(あんしょう)”までもがリオンを狙い始め、王都は噂と混乱で揺れ動く。
そんななか、地味だと馬鹿にされていたリオンの石操作は、倒れそうな石像を支え、燃え広がる火災から工房を救い、そして人々の命を守るために発揮されていく。職人街の仲間たちや幼馴染の騎士見習いレオンの助けを得て、リオンはついに「石の力」は破壊だけでなく“創造”のために使えると証明しようと決意。だが、それこそが破壊衝動を宿す少女レイラとの衝突を避けられない運命へつながってしまう。
王国を騒がす闇組織と“もう一人の石操作”が巻き起こす陰謀が迫り来る中、リオンは自分の力の真価を信じられるのか? 破壊か、それとも創造か――選択の先には、焼け落ちた工房の再建や王都を覆う闇の謎解きが待ち受けていた。地味と言われたこのスキルが、いつしか王都を救う大きな希望になるかもしれない。
石を巡る運命と人々の思惑が交錯するファンタジー長編。力の使い道を模索するリオンの姿を通して、“世界を壊すか、創り直すか”という選択があなたの胸を熱くする。さあ、地味なはずの石操作が起こす波乱の物語を、ぜひ覗いてみてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 19:00:00
3227文字
会話率:19%
日本の極秘研究所の一室。
いつしか忘れられた研究室で、女性が作り上げたのは感情を持つAIだった。
とある出来事により異世界に転生したAIは、持てる力を駆使して最強を目指す。
全ては一人の少女を守るために!
最終更新:2025-03-12 19:00:00
248901文字
会話率:53%
16歳の永井悠希は、母の再婚相手から、教育という名の暴力に晒されていた。ある日、普通科に異母兄弟の山本凌空が転校してくる。2人の仲は徐々に深まり、いつしかそこには、兄弟愛を超える感情が芽生え始めていた。
最終更新:2025-03-12 18:46:15
122010文字
会話率:41%
冷笑の復讐者と噂の最強冒険者、実は魔物の肉泥棒をしている俺の事なんです!
錬成した武器にスキルを纏わせてダンジョンを踏破する冒険者たち。
この国は次々と出現するダンジョンに棲む魔物の素材を交易して栄えた。
誰もが一攫千金や名声を求め冒険
者を目指している。
主人公カイはギルドが運営する冒険者食堂の料理人。錬成武器は包丁、スキルはみじん切りetc...。
カイは〝富より食、名声より食〟を探求する食いしん坊であった。
究極の食材を求めて夜な夜なダンジョンへソロ狩りに出かけ、笑顔で魔物の肉だけを解体している。
フロアボスですらソロで討伐する彼は、いつしか【冷笑の復讐者】と冒険者の間で噂をされるようになる。
「素材も剥ぎ取らず、倒した魔物を冷笑しながら幾度も切り刻む謎のフード付きマントの男(返り血で汚れないように被っているだけ)は魔物に凄まじい恨みがあるはず」と。
【冷笑の復讐者(実は究極の食いしん坊)】の究極の食材探しが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:10:00
5523文字
会話率:34%
不運続きの人生を送っていた青年、小林遼(こばやしりょう)は、ある事故をきっかけに異世界へと転生する。目を覚ました彼は、最果ての地にある小さな村〈リーベル村〉で発見され、「ルーク」と名付けられ、新たな人生を歩み始める。
記憶を失いながらも、
穏やかな村の生活で心を癒やしていくルーク。だが、ある日、自宅の倉庫の地下室が突如として“ダンジョン”へと変貌していることに気づく。それは、生きて成長する「無限迷宮」――攻略することで村と自身を強くする成長型ダンジョンだった。
村人たちの温かな支えのもと、ルークはダンジョンを探索し、やがて自身の中に眠る力と、隠されていた“運命”に向き合うこととなる。
「最弱の村人」として始まった運命が、いつしか国を揺るがす冒険へと繋がるとは、彼自身まだ知らない。
――これは、最果ての村から始まる、小さな勇気が世界を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:07:57
44584文字
会話率:38%
【基本的に月・水・金の18時更新しております】
リンディ王国には四人の王子王女がおり、それぞれに秀でた才を発揮していたが、自身の出産で王妃である母を亡くした末の姫・エーヴァファリンは、国から王妃を、兄姉たちからは母を奪ったことを気に病み、表
には一切姿を現さず城の奥に引きこもってしまう。
また早産の影響か、王族ならば必ず持っているという〝魔力〟にも恵まれなかった彼女は体が弱く、公務にも出たことがなかった。
そのため誰も彼女の姿を見たことがないことから、いつしか『幽霊姫』と嘲笑からくるあだ名までつけられ、ひとり嘆き隠れるように生きる日々。
──まぁ、表向きだけは。
「エヴァ様! 勝手に城を抜け出すのはおやめください!」
「あらオスキャル。護衛対象に撒かれるなんて護衛騎士失格よ?」
「撒かれてねぇぇーッ!」
これは、実は誰よりもお転婆で破天荒な素顔を持つ末の王女様と、彼女の護衛騎士になったばかりに振り回されていつも不憫な目にあってしまう初恋拗らせ護衛騎士のドタバタとした日常の軌跡である。
振り回されてばかりだが秘めた想いを王女に向ける被害者護衛騎士×いつかする政略結婚の日までは誰よりも自由でいたいと願う王女のドタバタハイテンションラブコメディです。
ラブより気持ちコメディ多め、ですが最後の溺愛までお付き合いくださると嬉しいです。
※ネオページ様先行にて連載しております。
エブリスタ様、カクヨム様、ベリカフェ様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 18:00:00
36099文字
会話率:53%
――王都の外れにある森には、“忘却の魔女”が棲んでいる。
森の中でひっそりと暮らす魔女・フィオナのもとには、“忘却”の力を求めた人々が時折やってくる。
「彼女が触れれば、意図した記憶を消すことが出来る」と人々が信じているせいで。
しかし、
彼女が触れることで記憶を消せるのは、ある特定の条件に当てはまる人間のみだった。
それは、“愛”。
フィオナは「愛した人間から忘れられる」という呪いにかかっていた。
そのせいで、母親に、恋人に捨てられ続けてきたフィオナは、いつしか“愛する”ことを恐れるようになってしまった。
そんなフィオナのもとにある日突然、“忘却”の力を求めた王太子・シリウスがやってくる。
その日を境に、何故か頻繁に訪ねてくるようになった王太子を、はじめのうちこそ鬱陶しく思っていたフィオナだったけれど、彼と穏やかな時間を過ごす内、彼に惹かれてしまっている自身に気がついて――。
愛しているのに、触れられない。
触れてしまったら最後、大切な人の記憶から消えてしまう。
そんな呪いに苦しむフィオナと、愛を貫こうとするシリウスの異世界恋愛物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 17:14:16
57373文字
会話率:30%
【怠惰こそ、最高の哲学である。――そのはずだった】
アルジェント魔導王国の王位継承者ユリウス殿下は、生来の面倒くさがり。魔法学院の卒業試験でも「伝統魔法は無駄だらけで非効率」と言い放ち、誰も見たことのない効率的な魔法陣を作り出してしまう。
周囲はその革新的な思考に感嘆し、殿下の「怠惰哲学」を熱狂的に支持するが、本人はただ「面倒なことはやりたくない」と思っているだけ。
誤解が誤解を呼び、気づけば社会の混乱はどんどん拡大。魔法革命はいつしか社会変革の渦を巻き起こし、やがて世界を巻き込んだ大混乱へと発展していく――
怠惰な哲学者王子の、「効率」と「心」のバランスを探す異世界革命ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 17:10:00
22141文字
会話率:41%
その力を手に入れし者、まさに人智を超えたる王者の一人となれり――。
栄華を極めた帝国が滅び去り、新たなる秩序の誕生した時代。
砂漠の町ジグラト・シティの貧乏修道院で働くアクセルは、日々医術でもって人々の病を癒す仕事に励む少年だった。
だがそんなある日、悪漢に追われる幼い兄妹を助けたことから、想像を絶した巨大な騒乱へ巻きこまれる事態となってしまう。そう、それはシティはじめ、周辺一帯を覆い尽くさんとする不吉な戦の雲……。
否応なく、世界はいつしか速度を上げて暴虐の嵐へ突き進もうとしていたのである。
そして時は乱世、力こそが全ての時代。すなわち戦争の陰には、常にある畏怖すべき物体が存在した。
その脅威的な破壊力もたらす唯一のもの――それが「オーバー・ブレイク」。原理も仕組みも、何もかも全く解明されていない幻想と虚言に包まれた伝説的機械群。
<ほら話の中の馬鹿げたからくり>。
むろん、少年の住まう地に襲い掛かる戦乱にも、その胡乱な姿が陰に陽に見え隠れするのは言うまでもなかった。まるでそれは神が与え給うた試練のように、少年の前に傲然と立ちはだかり、さらに決して消え去ることがない。
――野心と謀略禍々しく渦巻く荒野の中、しかしてある恐るべきひとつの<機械>が、今まさに世界の片隅で静かに目を醒まさんとしていたのである。
それがいずれ大陸に凄まじき大戦をもたらすことになるなど、まだ誰一人知らぬまま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 16:51:20
204737文字
会話率:41%
「この家に弱者は要らん。ここから出ていけ」
能力強度測定の日、主人公クロノ・エルザードは持っていた能力『破壊者』の力で測定器を破壊してしまわないように、力を極限まで抑えたところ測定結果が「0」となってしまう。クロノの家であるエルザード家は元
々勇者の家系で、誰一人として弱い者は生まれなかった。そのため、能力強度「0」という結果を叩き出したクロノは一族の恥だと言われ勇者の里から追放されてしまう。
クロノが家を追放されたその日、丁度古来に勇者が封印したとされる魔神の軍勢が復活する。追放されたクロノもその戦いに巻き込まれ、その中で『破壊者』の力を存分に発揮し、いつの間にか偉大なる人類の五大勢力の一つとして数えられるように。しかし、他の五大勢力が広く知られる中、クロノだけはその正体を知る者は誰一人として存在しない。いつしか五大勢力の中で最も強く謎な存在、“黒の執行者”と呼ばれ尊敬されるようになる。
これはそんな最強のクロノが魔神が封印された後に実力を隠しながら拾ってくれた公爵家の令嬢の付き人として学園生活を送る物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-12 16:21:15
476386文字
会話率:53%