世界には多種多様な種族が存在する。
人間、獣人、エルフにドワーフなどだ。
その中でも最強とされるドラゴンも輪の中に居る。
最強でも最弱でも、共通して言えることは歳を取れば老いるという点である。
この物語は老いたドラゴンが集落から追い出され
るところから始まる。
そして辿り着いた先で、爺さんドラゴンは人間の赤子を拾うのだった。
それはとんでもないことの幕開けでも、あった――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:41:57
490080文字
会話率:69%
生活を豊かにする発明を促すのはいつも戦争だ――
そう口にしたのは誰だったか?
その言葉通り『煉獄の祝祭』と呼ばれた戦争から百年、荒廃した世界は徐々に元の姿を取り戻していた。魔法は科学と融合し、”魔科学”という新たな分野を生み出し
、鉄の船舶や飛行船、冷蔵庫やコンロといった生活に便利なものが次々と開発されていく。しかし、歴史は繰り返すのか、武器も同じくして発展していくのである。
そんな『騎士』と呼ばれる兵が廃れつつある世界に存在する”ゲラート帝国”には『軍隊』がある。
いつか再びやってくるであろう戦争に備えている。という、外国に対して直接的な威光を見せる意味合いの他に、もう一つ任務を与えられている。
それは『遺物の回収と遺跡調査』
世界各地にはいつからあるのかわからない遺跡や遺物があり、発見されると軍を向かわせて『遺跡』や『遺物』を『保護』するのだ。
遺跡には理解不能な文字があり、人々の間には大昔に天空に移り住んだ人が作ったという声や、地底人が作ったなどの噂がまことしやかに流れている。
――そして、また一つ、不可解な遺跡が発見され、ゲラート帝国から軍が派遣されるところから物語は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 19:23:59
340330文字
会話率:70%
惑星歴95年。
人が宇宙に進出して100年が到達しようとしていた。
宇宙居住区の完成により地球と宇宙に住む人間はやがてさらなる外宇宙にも旅立つことが可能となっていた。
だが、地球以外にも当然ながら知的生命体は存在する。
地球人の行動範囲が
広がる中、外宇宙プロメテラ銀河に住む『メビウス』という異星人が突如として姿を現し、地球へ侵攻を開始。
『メビウス』は人型兵器を使い、地球からもっとも遠い木星に近い宇宙居住区を攻撃。実に数千万の命が失われることになった。
すぐに対抗戦力を向ける地球側。
しかし、地球人同士の戦争やいざこざが多少あったものの、比較的平和な時を過ごしてきた地球人類にこの攻撃を防ぐことはできなかった。
さらに高機動と人間を模した兵器は両手による武装の取り回しが容易な敵に対し、宙用軍艦や宙間戦闘機では防戦一方を強いられることになる。
――そして開戦から五年。
日本のロボットアニメを参考にして各国の協力の下、地球側にもついに人型兵器が完成した。
急ピッチに製造されたものの、『メビウス』側に劣らず性能を発揮した地球性人型兵器『ヴァッフェリーゼ』の活躍により反抗戦力として木星宙域の敵の撤退を成功させた。
そこから2年。
膠着状態になった『メビウス』のさらなる侵攻に備え、地球ではパイロットの育成に精を出す。
パイロット候補である神代 凌空(かみしろ りく)もまたその一人で、今日も打倒『メビウス』を胸に訓練を続けていた。
いつもの編隊機動。訓練が開始されるまでは、そう思っていた。
だが、そこへ『メビウス』の強襲。
壊滅する部隊。
死の縁の中、凌空は不思議な声を聞く。
【誰か……この国を……!】
そして彼は誘われる。
剣と魔法がある世界『ファーベル』へ。
人型兵器と融合してしまった彼の運命はどう転がっていくのか――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 21:50:40
9853文字
会話率:50%
かつてそこに存在した「帝国」が崩壊して、幾星霜の年月が経った。
ここは、「メルカッタ」。ウロラ大陸南東部に位置するドメロン山脈を隔てた先に存在するメロウ大湖畔地帯の恵みによって発展した平原地帯である。
帝国がまだ存続していたころ、ここ
は「竜騎兵(ドラゴンライダー)」たちの一大拠点であったが、今やその姿はなく、「七大連盟(セブンス・ドミネーター・コネクション)」によって設立された新たな竜の背にまたがる少女兵。「飛竜兵(ヴィヴィアーナ)」たちの教育・育成が盛んに行われている。
しかしこの地では、今も噂が立つ。「この地の夜には、いまだ亡霊が空を飛ぶ」と。
主人公、オーレリウス・ベルベッドは彼らが言うところの「亡霊」であり、黒殻の魔竜「ストルム・ブリンガ」へ自らの肉体の一部を捧げ「契約者」となった
かつて「竜騎兵」と呼ばれた者の一人だ。月と夜の世界を飛び、表向きはただの冒険者として過ごすオーレリウス。
平和なこの世界では既に「竜騎兵」の居場所なぞどこにもない。当然、竜へその身を捧げ、超常の力を人の身に宿した契約者ともなればなおのことである。
それでも、なぜ生きているのか。
これは、英雄譚として謳われるものではない。
これは、帝国の興亡を謳う鎮魂歌ではない。
これは、一人の敗残兵を取り巻く日常。
死ぬ理由を失い、ただ生きている一人の契約者を謳う哀れな喜劇。
それでも生きる、竜騎兵の歌である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:40:12
148909文字
会話率:15%
……はい、推しが可愛すぎて心臓が死にました(なお、恋は生きています)。
あたし、飛鳥(あすか) ひなたは、恋をしている。
相手は学校一の美人、九条(くじょう) あまね先輩。
透き通るような白い肌、艶やかな黒髪、完璧な美貌――。
先輩は、いつでも無口で無表情。人間味がないほどに整った、憧れの存在。
廊下ですれ違うたびに、胸を高鳴らせて見送るだけの日々だった。
でも。
でもでもでも。
ある日、使われていない旧図書室で、見てしまった。
飲食禁止の場所なのに。
あの先輩が――デッカいおにぎりを頬張っている光景。
ほっぺをぷくっと膨らませて。
唇の端に米粒をくっつけて。
あたしに気づいて、耳まで真っ赤になっているところ……っ!
可愛すぎて、心の中でファンファーレが鳴り響く。
知ってしまったその瞬間から、もう止まれない。
そんな、知らなかった“推し先輩”の姿。
九条先輩の赤くなる瞬間が、私の生きがいになってしまったから。
---
無表情で赤面症な“推し先輩”×暴走ぎみな”恋する後輩”。
甘くて、尊くて、ちょっぴり苦しい、青春百合ラブコメ。
※カクヨム、TALESにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:31:32
60982文字
会話率:27%
ある転生者が戦国時代に生まれました
本来なら、この世に居ない筈の存在
父親や親戚の名前を聞いて、絶望感しかない未来を変える為に戦国時代を駆け抜ける
追記 ある方から主人公と他の子供の登場人物の呼び方や関係性がおかしいと指摘がありました
ので、少しずつ直していきます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:30:07
976903文字
会話率:60%
― 麻雀牌とステージライト、その狭間で生きる姉の物語 ―
かつて、アイドルグループ「GRT48」の0期生として一世を風靡した安川知恵(やすかわ ちえ)。
その端正なルックスと親しみやすい笑顔でファンを魅了した彼女には、もうひとつの顔があ
った――プロ雀士。
大学時代、囲碁サークルの先輩に誘われて始めた麻雀に没頭した知恵は、学業と芸能活動の合間を縫いながら牌の技術を磨き、やがてプロ試験にも合格。
「アイドル雀士」として脚光を浴びる中、27歳でGRT48を卒業。
その後は静かに麻雀の世界に身を置き、確かな実力でタイトル戦にも名を連ねる存在へと成長していった。
現在30歳。
芸能界の表舞台からは退いた彼女だが、今は妹であり、現役GRT48メンバーの安川理恵の“マネージャー”として第二の人生を歩んでいる。
二人は都内の小さなマンションで同居中。家庭的な姉と、天真爛漫な妹――性格は違えど、姉妹の絆は何よりも深い。
そんなある日、運営からの提案で、理恵が出演するイベントに“アイドル経験者のプロ雀士”として知恵をゲスト招待する話が浮上。
迷いながらも了承した知恵は、久しぶりのスポットライトに再び身を置くことになる。
ファンの歓声、麻雀卓の緊張感、妹のステージを見守る責任――すべてが懐かしく、そして新しい。
だが、そんな彼女の前に現れたのは、かつてのライバル、父の旧友、そして芸能界と麻雀界の交錯する“過去の因縁”だった。
――勝負は、卓上だけでは終わらない。
再び握る麻雀牌に込められたのは、“守りたい人のために戦う”という覚悟。
光と闇が交錯する芸能界と、静かに燃える勝負の世界。
姉として、雀士として、そして一人の女性として――知恵は、今ふたたび“自分の物語”を始めようとしていた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-26 23:30:00
32305文字
会話率:26%
【メインジャンル:ホラー〔文芸〕】
【サブジャンル:ミステリー/ヒューマンドラマ/SF要素あり】
――死者が還る島で、“生者の証明”を問われながら、俺はもう一度、生きなおす。
かつて「軍艦島」と呼ばれたその場所には、死者の記憶と魂が今
も囁いている。
そして、そこに“還る”のは――「名前を失くした帰還者《リターナー》」だけ。
国家機密の任務により派遣され、“死亡認定”を受けた調査官・高城蓮司。
五年後、彼は生きて戻ってきた。
だが彼の記憶は曖昧で、自身の名前さえ忘れていた。
唯一、記憶の底に残っていたのは、少女の声――「アカリ」。
忘却。贖罪。再生。
魂の記憶を保存する装置《リコレクト》。
意識そのものを封じ込める禁忌の装置《ソウルロック》。
そして目の前に現れた、“もう一人の自分”。
「命」か、「記憶」か。
蓮司は再び軍艦島に“還り”、少女との“ある約束”を辿り始める。
忘れたはずの過去。殺したはずの自分。
封印された記録の奥底で、彼は“生きてはいけない者”として再び選択を迫られる。
――これは、“俺”を殺した世界の話。
そして、“君”を忘れても、また惹かれてしまう。何度でも、君を助けに行く。
過去と向き合い、罪を背負い、それでも生きなおす――
そんな、ひとりの男と“存在しない少女”の記憶と魂の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:00:00
3910文字
会話率:46%
かつてこの世界には、空を裂き、命を癒し、星と語らう力が存在した。
それは「魔法」と呼ばれ、人々に恐れと敬意をもって扱われていた。だが、魔法戦争と呼ばれる大戦争の末、魔法は禁じられ、使い手は歴史から抹消された。
百年の時が流れ、人々は魔
法を「昔話」として語る時代となる。
その辺境の村に暮らす少年・リアンは、どこにでもいる羊飼いだった。静かな日常を過ごしていたある日、森で光る石を拾った彼の前に、古代語を話す少女が現れる。「その石は、お前の中に眠る力を目覚めさせる」と告げられたリアンは、不可解な夢と幻に悩まされるようになる。
そして村を襲った謎の軍勢によって、リアンの運命は急変する。
焼かれる故郷。消える家族。追い詰められたその瞬間、彼の叫びが「光」となって世界を切り裂いた。
──それは、100年ぶりに発動した“魔法”だった。
「君は、最後の魔法使いかもしれない」
自分の力の意味を知るため、リアンは旅に出る。
道中で出会うのは、帝国に追われる剣士の少女、禁書を守る盲目の司書、かつて魔法使いを裏切った過去を持つ老兵。
彼らの言葉、傷、そして選択が、リアンを育てていく。
一方、魔法を封じた大国「アーデル帝国」では、皇太子がひそかに“魔法の復活”を警戒していた。
封じられたはずの禁呪、世界の骨を揺るがす龍脈の震え、そして「最後の魔法使い」という預言。
世界は再び、混沌に引き寄せられ始めていた。
魔法とは何か。
なぜ滅びたのか。
そして、最後の魔法使いに託された“魔法の終わらせ方”とは?
希望か、破滅か。
「最後の魔法」が放たれるとき、世界は答えを選ばなければならない。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-21 20:00:00
16978文字
会話率:29%
あらすじ(作品の概要)
四つの大陸が広がる広大な世界――それぞれが独自の歴史と文化、そして争いを抱えている。だが、誰も知らない「第五の大陸」が存在する。地図に載らず、語られることすらないその場所の名は――《アルドライ》。
普通の少年「
リース」は、ある事件をきっかけに、世界の運命を揺るがす大きな戦いに巻き込まれていく。各地で王国が滅び、正体不明の存在が都市を破壊していく中、その影の正体は「アルドライ」から来たものであることが判明する。
真実を求めて旅を続けるリースは、戦争、裏切り、そして伝説の存在と対峙しながら、自身の出生に隠された驚くべき事実にたどり着く――。
果たして彼は、この力をどう使うのか?
そして、「影に潜む王国」の謎とは――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:29:45
4169文字
会話率:23%
超常存在たちが住むシェアハウス、錦戸家。宇宙生物に、土地神さまに、吸血鬼!?
人間社会に紛れる人外少女たちの共同生活録!!
最終更新:2025-07-26 23:25:51
536文字
会話率:0%
いつかどこかに存在した、彼の願いの物語。
最終更新:2025-07-26 23:23:11
407文字
会話率:16%
タカこと本郷隆は元の世界であっけなく事故死したが、気づいたら若返って転生していた。
転生先の世界は魔法が使えるファンタジー世界。転生チートを期待するも、転生ボーナスのスキルは微妙な能力のものばかり。
それでもせっかくのファンタジー異世界だか
らと冒険者になってはみたものの、上を目指す事に限界を感じてからは冒険者ランクに応じた安全な依頼ばかり受ける日々を過ごしていた。
そんなある日、素材採取で訪れた廃坑で魔物に襲われていた新人冒険者の女の子を救助する。
女の子はミュリスという名のハーフドワーフで鍛冶師をしている祖父のために危険を侵して素材採取に来たという。
空の彼方から襲来する魔王の存在を神託によって知らされた彼女の祖父は、これを撃退しようと空飛ぶ船を作りに没頭しているらしい。
悪い予感しかしない中、流れで空飛ぶ船作りを手伝う事になったタカだったが事態は彼の予想通りに進んでいってしまい……。
異世界アル◯ゲドン的な話です。
わりとぼんやりした宇宙科学で進める感じですので多めに見てやってください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:17:23
201650文字
会話率:54%
奴隷として育てられ、生きる意味も知らずに過ごしてきた獣人の姉妹。
逃げ出した雪の森で、彼女たちが出会ったのは──「最恐」と恐れられる無口な領主だった。
無愛想だけれど優しいその人が与えてくれたのは、あたたかい食事、柔らかなベッド、そ
して安らげる家。
獣人だからと蔑まれることもなく、仕事を任され、必要とされる日々。
そして、獣人を差別しない人々が暮らす、奇跡のように穏やかな辺境の町。
すべてを諦めていたふたりが、世界一強くて、とびきり不器用なご主人様と出会い、“生きる意味”を見つける物語。
その日々はやがて、ふたりを“守られる側”から、“誰かを守れる存在”へと変えていった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:16:14
38087文字
会話率:26%
【ファンタジー×ミステリー 天才道具師が難事件に挑む】
ある日、騎士団の新人エレナの元に変った事件の話が舞い込んだ。王宮から盗まれた「透明薬」を使い、国宝を奪うという脅迫状だ。準備を整え、犯人を待ち受けるエレナたち。ところが、現れたのは姿
どころか形さえもない“幽霊”のような存在だった。
次々と仕掛けをすり抜け、国宝は盗まれてしまう。
打つ手を失ったエレナは、先輩騎士の紹介で、不愛想で無関心な道具屋・オーランドを訪ねることに。事件に興味のなさそうな態度を見せるオーランドだったが、使われた"道具"の話を聞くや否や、彼の目が鋭く光った。
透明人間の正体は何者なのか? その真の目的とは? 天才道具師オーランドと、真っすぐな新人騎士エレナの、奇妙なコンビがファンタジー世界の難事件に挑む!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 00:53:55
56192文字
会話率:45%
月守沙樹の平穏な日常は、人知れず存在した鬼の襲撃によって一変します。代々月の加護を持つ「月華」としての力が覚醒した沙樹は、一族の「月閃」である幼馴染の鳴神千尋と璋兄弟と共に、戦いへと巻き込まれていきます。絶対的な正義を信じ鬼を討つ千尋、一族
のしきたりに反発しながら真実を求める璋。二人の異なる「月閃」との関わりの中で、沙樹は自身の力と向き合い、彼らへの複雑な感情を抱きます。
そんな中、沙樹は鬼の一人、朔夜と出会い、彼が語る鬼の悲しい背景と「光と闇の均衡」という目的を知ります。月の一族が隠してきた「始まりの月華」の伝説と、自身の力が持つ「調和」の可能性に気づいた沙樹は、千尋と璋の兄弟間の確執も表面化する中で、光と闇の全面衝突に巻き込まれていきます。
沙樹の選ぶ未来は光か闇か―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:10:00
17654文字
会話率:20%
乙女ゲームの悪役令嬢、エヴァンジェリンに転生した私。
この人生で破滅を回避するため、私は「善良な令嬢」を演じ、ヒロインや王子と友好的な関係を築くことに成功した。
その努力が実り、本来なら断罪されるはずだった舞踏会で、王子からまさかの称賛を受
ける。
しかし、私の頭の中には、この人生を何度もやり直している「周回」の記憶が蘇っていた。
過去の人生では、何をしても私は独りぼっちで、誰にも理解されないまま、世界は破滅を迎えたのだ。
「もう、独りぼっちは嫌…!」
平穏な日常と、ようやく見つけた仲間たちとの関係を守るため、私は決意を新たにする。
だが、そんな私の願いを嘲笑うかのように、王国に不穏な異変が起こり始める。
その力の源は、なんとゲームのヒロイン、リリアが持つ「聖なる力」だった。
彼女の力が、世界の破滅を望む「影の魔術師」の魔力を増幅させていたのだ。
世界の危機が迫る中、私はついに、過去の周回で蓄積してきた桁違いの「悪役の魔力」を解放する。
そして、人々に恐れられる存在となり、誰からも嫌われる「真の悪役」となることを選ぶ。
「くだらない演技は終わりだ。この世界を救うのは、私という『悪役』だ!」
悪役を演じる私を信じ、共に戦うことを選んだ兄、王子、そしてヒロイン。
これは、「聖女」が世界を壊し、「悪役」が世界を繋ぐ、新たな救世主の物語。
私はこの世界の『悪役』として生まれた。ならば、この力で世界を救うのも、私という『悪役』の役目だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 22:10:00
17796文字
会話率:22%
美の国、第四王女テレーザ。美しく聡明な3人の姉、天使のほほ笑みを持つ弟である第一王子に囲まれて、いつも目ただない存在だ。十人並みの容姿に控えめな性格のテレーザはいつしか「ついでの姫君」と呼ばれるように。
侍女たちの尽力で「姫君格付けランキン
グ」に出場し、起死回生をはかるも結果は最下位。これでは美の国の沽券にかかわると、王宮はテレーザの抹殺を命じる。侍女の助けで危機一髪異国に逃れたテレーザ。
そこで、剣術の道場主一家の元で住み込みの下働きとしての生活が始まった。
道場主一家は、モラハラの夫に引きこもりの息子、娘はあまったれでだらしなく、末の息子は反抗期。そしてしつけに失敗した犬がいる、
そんな家庭の、うだつのあがらない主婦、瑛子。
自分の事は後回し、家族を第一に考え家族のために日々を過ごす瑛子にテレーザは、苛立ちながらもいつしか友情が芽生えていた。
「あなたの事を、マダムに変える」
そう宣言し、瑛子を変身させるべく奮闘するテレーザ。
そんなころ、テレーザの母国、美の国では国の根幹を揺るがす大事件が起ころうとしていた。
(別サイト、カクヨムでも同時更新しています)折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-26 23:09:01
111924文字
会話率:22%
難病に侵され余命わずかな人間の少女、優花。
ある日、何度目かの危篤状態となった時、
突如、異世界の女神(代行)が表れ
異世界とこの世界の親善交流大使に選ばれる。
そのその大使には異世界からも一人選ばれた。
優花と同じ対価を持つ者、
千年前
のトラウマをかかえる魔法使い、ニキアだった。
毎日が死と隣り合わせで懸命に毎日を生きる優花、
永遠の命を持ち、死が程遠いがゆえに、生への執着が希薄なニキア。
そんな二人がお互い共に過ごすことで生きることの意味を見つけ、死への向き合い方を模索し、ぶつかり合いながらも友情が芽生えていく。
そして、現実世界の優花の病を治せる唯一の存在、千年前に行方不明になった女神を探す旅に出る。
優花の余命はあと1年。女神探しのタイムリミットだ。
そしてその旅はニキアのトラウマの原因でもある「闇との最終決戦」との決着をつけるものでもあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:29:39
145817文字
会話率:21%
伊勢物語、帰り道の薄い三日月、バラ、サイフォンの炎のゆらぎ。その片思い、匂わせ注意……!
シングルマザーの咲子(えみこ)は故郷に出戻り、大学図書館で司書をしている。同じ職場で助教をしている直史(なおし)とは高2からの付き合いで、息子の面倒
を見てもらう間柄だが、恋愛に発展する気配はない。
咲子は高2から直史に片思いしていたのだが、一度のつまずきから、恋人になることを諦め、良き友人でいようとする。思わせぶりな直史に何度も翻弄されながらも、転機にはいつも彼の存在があり、やがて、心の支えになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:05:08
6831文字
会話率:38%
この世界には『人ならざる存在』がいる。
それは決して世間に知られてはならない。
まるで毒のように体を蝕む因果。そう、奴らに出会えばもう逃れられない。奴らが逃がさない。
だから、奴らの痕跡を消している。実在している存在を架空の存在と認
識させるために。
では、その痕跡を消している者たちはどうなるのか?
そう、彼らは自ら、奴らと関わることを選んだ。
お金のため。復讐のため。快楽のため。誰かのため。
理由はどうであれ。彼らはその引き金を引いた。
だからだろうか。異能を駆使して戦う彼らのことを≪トリガー≫と呼称した。
そして、『人ならざる存在』である彼女は一人の≪トリガー≫と出会う。
それは満月が輝く、闇に飲み込まれそうな森の出来事だった。
※更新スピードは週土日のどちらかに一本程度です。
※以前、同じタイトルで投稿していましたが、そちらを呼んだことがある方は感想欄やSNSでのネタバレをするのはやめていただけると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:02:20
318199文字
会話率:45%
大学受験に失敗した星野光一は、紆余曲折を経て九州管区警察局に秘密裏に存在する防犯部へ就職した。そこは、契約した悪魔の力を借りて強行犯が現場に残した思念を消去することを仕事にしている部署で、他の同僚よりも悪魔との親和性が高い光一にとっては天職
とも言える職場だった。
そんなある日、帰宅して晩御飯を食べる光一が目にしたのは、筑後川で変死体が発見されたというニュースだった。
事故か事件か。同僚と共に光一が掴んだ真実とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:02:09
499338文字
会話率:57%
ある日、幻想の存在が世界に降り立った。
幻想の存在だった悪魔が世界を恐怖に陥れた。
何千何万の被害を出したその悪魔はある時を境に姿を消した、しかし。
幻想だった存在が現実に現れた、人々の常識は壊れ、幻想だと思っていた存在の出現を皮切り
に世界は大きく変わっていった。
「――いやぁ、久し振りの空気は上手いねぇ」
そんな大事件から数百年、すっかり変わった科学と魔術の世界に、一人の元凶が舞い戻る。
「……もしかして世界が変わった原因って私?」
……取敢えず、己があの悪魔が現れた原因と言う事は内緒にしておこう、バレたら皆に怒られるからね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:00:22
677993文字
会話率:56%
新たに見つかった電波帯を使い、これまで不確かな存在だった霊体を視覚化しコンタクトに成功。
この電波帯をEG帯と呼び、霊体を自在に操る者たちをEG使いと呼んだ。
大阪で起こった巨大結界事件後、環境が激変した結界内で争うEG使いたち。
その争いに巻き込まれる主人公安倍まゆらと彼女を取り巻くデンタイや能力者、術師たちの話。
EG使い、ユキオンナ、FF、くれいじーモコの三人が高野山に眠る空海の暗殺術式の一つ、『嘘実哭怨』を狙って行動を開始する。
高野山が防衛に当たるが、ユキオンナの前に惨敗する。
しかしそこには応援として来ていたデンタイと波付、四術宗家からも水属性の上水流家の縁の者が来ていたが、それぞれの思惑が食い違い現場は混乱を招く。
ユキオンナの攻撃は抑えたものの、肝心の空海の『密秘』を修行僧である顕正に盗まれてしまう。
個々に絡み合う個人の思惑が見え隠れする中で、デンタイは『密秘』を奪還できるのか、、、?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:00:00
35135文字
会話率:19%
新たに見つかった電波帯を使い、これまで不確かな存在だった霊体を視覚化しコンタクトに成功。
この電波帯をEG帯と呼び、霊体を自在に操る者たちをEG使いと呼んだ。
四ヵ月前に大阪で起こった巨大結界事件後、環境が激変した結界内で争うEG使
いたち。
その中に、主人公、安倍まゆらの姿があった。
彼女が再び結界の中に入って行った目的とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 23:00:00
60835文字
会話率:24%
月光国軍に入隊する直前、ひょんなことから皇帝の秘密を知ってしまった近衛黒兎。前代未聞の重罪人となった彼が裁かれた直後に目覚めたのは、魔法や魔獣が存在するまったく知らない世界だった。
うっかり白雪姫と呼ばれる絶世の美女を生き返らせ、流れで
彼女の継母である女王を倒し、英雄となった黒兎。故郷では重罪人の彼だが、幼馴染みの第一皇女の下に帰る為、仲間と共に大陸一の魔法使いが統治するオズ王国を目指して冒険の旅に出る。
「ちょお待って! 道ないやん!」
黄色いレンガ道はどっちだ?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:00:00
601443文字
会話率:47%
千年前から存在していた妖怪が姿を消した二〇二二年。しかし彼らは、山と結界に囲まれた陽陰町で未だに生存していた。悪しき妖怪を倒す為、それぞれの信念の火花が散る。この世界の歯車は、千年前の間宮家の裏切りから狂い始めていた──。
※シリーズの
全登場人物視点の短編集です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 23:00:00
210000文字
会話率:42%
成瀬颯馬は、たった一人で流星群を見上げていた。けれど、その流星群を一緒に見ようと約束していた竹森理世は来なかった。都会には存在できない人を愛し、都会では見れない星を愛す。幼い頃に見た流星群を愛し、これから見るかもしれない流星群を愛す。彼は
永遠を願う人を愛した。彼女は永遠にはなれない星屑を愛した。
「ねぇ、貴方。一緒に流星群を見に行かない?」
あの日途切れた永遠を、また永遠に紡いで行こう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 00:00:00
9970文字
会話率:55%
紅い毛の人狼──『レッドウルフ』は、再婚先で亡くなった育ての母から手紙と遺品を受け取る。
その中にあった古い鍵は、亡き父の部屋へ通じるという。
父は九歳の時に謎の死を遂げ、死因は事故とされたが、彼女はその真相に疑問を感じ続けていた。
父の部
屋に残されていた謎の上着と、そのポケットの中の赤い指輪を見つける。
母の手紙には父の死後に男児を産み、その子が行方不明になったことが書かれていた。
その子──『ケイド』を探すことが母の遺言だった。
彼女は誓う。
父の死の真相と、弟のような存在であるケイドの行方をたどると。
そして、赤い指輪と共に、彼女の旅が始まった。
↓以下あらすじにあらず。言い訳なり↓
悪役令嬢以外のお話も書いてみました。
ファンタジーを書くならこんな話が良いなと構想を練ること約十年程。
最初はレッドウルフは主人公を助ける脇役として書く予定でした。
ケイドと言うのは仮名だったのですが、頭の中で何回も反芻していたら定着してしまって。
ちなみに父の名前は未だに考え中です。
結構濃厚な恋愛描写があるお話なので、要注意ですね。
ギリ致してる場面は書いてない感じです。
この主人公は、賛否が分かれるんではないでしょうか。
恋多き乙女なんですがね。
ちなみにですが、今後も加筆修正がんがんしてくと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:00:00
61525文字
会話率:35%
皆さまは、とても思い入れのある作品というのはございませんでしょうか。
神ゲーと言われたあの作品、クソゲーと言われててムキになって攻略した駄作、良くも悪くもない凡作。
数多の作品の中に一つ一つ思い入れや思い出が存在するかと思います。
キャ
ラが良かったが、ストーリーがイマイチだった作品。
ストーリーは良かったが、ゲーム性がイマイチだった作品。
全てにおいて文句の付け所がないような作品。
どれもが誰かしらの記憶に乗り、自分の中ではお気に入りと言えるような作品があるでしょう。
今回持ち出す作品も、そんな作品の中の一作の世界でございます。
生まれ変わる彼からすれば、青春を共にし、そして鮮明に思い出せるほどのお気に入りの一作。
もし仮にそんな世界に飛び込み、そして自由にしていいと言われればどんな反応を示すでしょう。
これは、そんなことを体験した一人の少年の物語です。
原作を気にしつつ、それでも順守するか、破壊するかは彼次第。
しかし、忘れてはいけません。
彼の世界はゲームの世界ではございません。
しっかりとした、現実であることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-26 23:00:00
1104055文字
会話率:38%