王立学院の卒業記念パーティーの会場にて、ランジア王国屈指の大貴族であるゴールド辺境伯家の令嬢マリーは、幼馴染にして想い人であった婚約者、第一王子のハイドラから一方的に婚約破棄を宣言されてしまう。
ハイドラの周囲には、彼の取り巻きである幾
人もの若者達の姿があり、そんな彼らに囲まれるようにして守られている見覚えのない女の姿もあったのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-17 10:00:00
126491文字
会話率:49%
日本で理系大学生だった僕はある日トラックに轢かれ、目を覚ますと剣と魔法の異世界に転生していた。王国最北を治めるリエラノーク辺境伯家の次男に魔法の素質を持って生まれた僕は、今日も魔法を研究してたりしなかったり。女顔でお母様が可愛いもの好きだか
らいつも女装しててよく女の子に間違えられるけど、お母様が笑ってくれるから気にしない。お姫さまと仲良くなって多くの貴族に目をつけられたけど、お姫さまといると楽しいから気にしない。ダンジョン丸ごと一つ私物化して魔導会社を設立し、前世の知識を活用しつつ魔導具を売ったら色々言われたけど気にしn──うん、さすがに天災魔導師だなんて呼ばないでほしいな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-11 07:26:46
43057文字
会話率:35%
グラーフ辺境伯家の4男、貴族の息子としては、物静かな一人の少年が、38歳市役所職員の記憶を得て、波乱万丈…ではなく、まったり過ごしていく日記
最終更新:2014-02-16 23:10:49
762文字
会話率:0%
──六百年近く経つ今も謎に包まれている、このガーフィールド伝説の大本とも言えるガーフィールド辺境伯邸の怪事が起こる前夜、邸内に於いてガーフィールド辺境伯の私室から唸り声とも付かぬ魂切るかのような奇怪な叫び声が聞こえた、と言う使用人の証言が記
録として残っている。またこの怪事と関係しているのかは判らないが、一人の使用人の行方がわからなくなっていると言う記述もあるが、これは市井の噂話の域を出ない事から信憑性に関しては疑わしいと思われる――
「中世期イングランド王国の習俗から見るガーフィールド伝説」(2002、弥栄正秀著)
時は百年戦争、フランスとイングランドが骨肉相食む泥沼の戦争をしていた頃、歴史から隠された一幕があった。
イングランド貴族ガーフィールド辺境伯家――譜代の貴族では無い成り上がりであったものの、戦功著しく武名により一時期は辺境伯として叛乱分子渦巻くスコットランドを統治した偉大な貴族家であった。
だが、その名誉アル家は或る一夜を境に忽然とあらゆる歴史から姿を消し、一部の地域で曰く付きの胡散臭い伝承として語られるに留まる事となる。
惨劇の館、呪われし一族――伝承でのみ語られるガーフィールド辺境伯家とは何だったのか。
夏のホラー2013に参加しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 17:25:58
64951文字
会話率:62%