ある日、唐沢純一は妻から“離婚”を言い渡され、家を出て行かれた。元々、妻に強請られて買ったこのマンションも施行主の手抜きにより傾き、僅かに渡された見舞金でここ“エグリム東都台”に住むことになって3日目。やっと留守だった隣家に挨拶に伺う事が
出来た。
初めての独り暮らしは、慣れない事だらけの純一だったが、元々料理や家事は結婚当時からしていたので苦にはならなかったが、仕事から帰ると灯りのついてない部屋になんとも言えない寂しさが彼を覆う。
そんなある日の夜。1日晴れの天気予報だったのに、突然の土砂降り!に帰宅途中襲われた純一は、仕方なくコンビニで安いビニール傘を買い、なんとかしのげ家路へと向かった。
バス停を通り過ぎようとした時、純一はベンチに座り込んでるひとりの少女を見かける。「ね、きみ。びしょ濡れだよ? 大丈夫?」と声を掛けるも無反応で俯いたまま。肩に手を掛け、軽く叩くとその少女はベンチを転がり落ち···折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-11 08:07:20
12776文字
会話率:40%
よく雨の降る昼下がり。
「私」は、父様と喧嘩をしてしまい、家を飛び出しました。
山道を登ると、今は使われなくなったバス停が。
そこで不思議な男と出会い、そして...。
最終更新:2019-06-29 15:52:41
1476文字
会話率:16%
高橋爽太郎は記憶のない青年である。
そして1人の少女に拾われた彼は、少女の家で優しさに触れながら、どこか懐かしい田舎の夏に、自分を見つけ出そうとする。
田舎の畦道、古びた木造のバス停、向日葵畑、青空に聳え立つ入道雲、どこからともなく聞こ
える風鈴の涼しい音、ひぐらしの鳴き声、夏祭りの喧騒、知らない女の子の浴衣姿…
はじめての夏。
田舎の人々と触れ合いながら少しずつ、彼は哀しみの理由に気がついて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-22 19:00:00
2313文字
会話率:41%
あの夏の雨の日に、静かに始まった恋。
好きだけど、言えなかった。
好きだから、言えなかった。
だって私は、だから私は…
療養のために父の故郷へ帰った志保。あるできごとがきっかけでこの町を離れた彼女は、かつての幼馴染、樹が子猫を拾うところを
偶然目にする。よみがえる記憶と淡い思い出。
(ほんの少しでも話ができれば…)そう考えた彼女は、親友である千鶴に相談を持ちかけるが…
※この作品は「エブリスタ」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-16 00:00:00
29452文字
会話率:37%
とあるバス停に、晴天でも雨合羽を着ている青年が居た。
利用者達は皆、知っていた。彼が雨合羽を常に着ている理由を。
けれど、本当は皆、知らなかったのだ。
――何故、その雨合羽を彼が着ているのか。
最終更新:2019-06-02 23:28:21
299文字
会話率:20%
ある日、広渡は友達の家に家族旅行のお土産を持って行くようお母さんに頼まれ、バスに乗る。そこで、降り際に女子生徒が運転手に放った「ありがとうございました」の一言に感化され、帰りのバスでは自分も言おうと決意する。でもいざバスに乗ると胸がどきどき
して、自分と葛藤しているうちに降りるバス停が近づいてきて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-28 14:50:51
6625文字
会話率:18%
一台の車が水溜まりを弾いた。
バス停のベンチ。それを覆う屋根の上で、踊り跳ねる雨粒が子気味の良いリズムを奏でていた。
――やっぱり、雨は嫌い。
六月のとある日。僕がそんな雨の気配に意識を横たわらせながらいると、隣にいた彼女はそ
う呟いた。
*
「僕」と「私」の雨の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-19 02:05:07
2318文字
会話率:40%
私は、人見知りが激しい大学一年生、まだ、大学生活には慣れていない。
ある日、授業終わりの帰りのバスがどうやら、人が多そうだったので、やめて、違うバス停からいこうとしたのだが、しまった、そのバスって待つの……長いんだよな。
最終更新:2019-05-14 23:35:24
5193文字
会話率:28%
古いバス停の時刻表を、私は「バス停さん」と呼んでいた。
最終更新:2019-04-11 20:00:00
981文字
会話率:0%
地方の交番勤務になった新人巡査。彼は夜な夜な交番の向かいのバス停に座る謎の少女に出会う。
最終更新:2019-04-02 20:56:51
17085文字
会話率:49%
博物館や美術館巡りが趣味の主人公はバス停で並んでいたところで勇者召喚された。
そこは魔王なる存在と人類が争う世界で、まるでゲームのようなシステムが存在していた。
共に召喚された勇者達が強力な火力スキルを持つ中、主人公は勇者の基礎スキルしか
持っていなかった。
足手まといになるのではないかと考えた主人公は勇者パーティーから除隊し王都の一角(と言っても路地裏)を借りて美術商を始める。
持前の観察眼と演算スキルで地球の名画や名品をコピーしまくる!
ギャラリー エルサックス Gallery Ersatz ここに開店!!
※当店は現世界に存在する美術品やそれを元に作られた異世界の品々を販売しております。
贋作、盗難品も取り扱っております。
当店では武器の持ち込みを禁止しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 10:00:00
2921文字
会話率:17%
ある晴れた夏の日の午後。積乱雲がもたらした雨により立ち寄ることになったバス停で、彼女は交差する。
最終更新:2019-03-16 03:27:42
4615文字
会話率:99%
いつものバス停で、いつも通り時間は流れる。
最終更新:2019-03-15 14:21:42
435文字
会話率:0%
【matatakiシリーズ】受験帰りのバス停にて。マフラーを忘れた女子高生が、三年間、あまり接点のなかった同級生と一緒にバスを待つお話。
最終更新:2019-03-04 16:35:02
2493文字
会話率:54%
僕と同じ、痣を浮かべる君。
あのバス停でいつも君は待っていてくれた。
透明な僕は、君を救うことができなかったんだ。
最終更新:2018-12-24 01:35:53
2148文字
会話率:13%
とあるバス停にいた黒い玉をお持ち帰りして、一緒に暮らすパロディ時々オリジナル話。
最終更新:2018-12-22 22:33:08
3559文字
会話率:26%
ある学生が木枯らしの吹いた日、外套を隣で同じ小説を読んでいた女学生に貸した。お互い想い想われるようになるのだが…?貸した外套が彼の手元に帰ってくるまでの話。
最終更新:2018-12-14 19:45:58
2809文字
会話率:4%
月があまりに見事だったから、宅飲みのつもりで買ってきたビールでバス停のベンチで酒盛りを始めたのだけれど……?
秋月 忍さんの 『夜語り』企画に乗っかって見ました。
最終更新:2018-12-09 22:00:00
2817文字
会話率:1%
とある二人の男女、エーデルワイズとフラウンはバス停である女性ネイトリリに話しかけられる。二人は彼女についていくことが仕事。彼らは何も聞かされぬまま彼女にとともに布の城と呼ばれる壁の代わりに布が張られた変わった城へ向かう。そこではどうやら長い
こと王子が姿を消してしまっている様子。侍女たちの話によれば王子は城の中心部へ向かったまま出てこなくなってしまったという。この仕事は王子の探索に向かうネイトリリに同行することのよう。城の中心へ向かうための手続きをネイトリリが行っている間、二人は城の中を散策する日々。様々な侍女の話を聞いていく内、この城の秘密が徐々に明らかになって行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-14 13:31:13
150276文字
会話率:100%
フリーライターの陸は、今巷で騒がしている事件を追っていた。その事件の被害者は皆雨の日に喉を切り裂かれその傍らには真っ赤な兎が笑っていたという猟奇的殺人事件だった。
そんな事件を追っていた陸は雨の降る帰り道あるバス停で真っ白な美少女を拾った。
その少女は一際目立つ真っ赤な瞳をしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 11:00:00
5710文字
会話率:35%