王都の中央を貫く石畳を、ひときわ大きな馬車が走っている。深紅の幕がかけられた車体の紋章は、公爵家のものだ。
馬車に乗っているのは公爵令嬢であるエリザベス・クラインだ。
エリザベスは、この国の第一王子であり王太子でもあるアルトリウスの婚
約者であった。
だが数日前、王太子アルトリウスに突然婚約解消を言い渡されてしまったのである。
しかも理由は、異世界から召喚された「聖女」と呼ばれる少女に心を奪われたからだという。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 22:45:36
8994文字
会話率:17%
魔族と人間によって起こった大戦争、フォーク戦争。偉大なる魔女によりその力を封印された魔族は、心に深い傷を負わされ国の片隅に追いやられた。一方、人間もまた深い傷を負い、この惨事を忘れない為に平和の祭典として「スプーン戦争」を作り上げた。五十年
に一度という長い期間で準備をし、行われる祭典は、玩具の武器のみ使用可能な模擬戦争である。そんなスプーン戦争の第四回目が、今年も開催されようとしていた。中央区・エトランゼで父と共に食堂を経営する少女、リゼ・フローレンスは、ある日自分がスプーン戦争における重役「旗持ち」に選ばれたことを知る。責任の重大さに困惑しつつも祭典を楽しみに待つリゼだったが、その日の夜、突然地区が何者かに襲撃されてしまった。それは二百年前のフォーク戦争で力を封印された魔族の生き残りによるものだった。第四回目のスプーン戦争は、平和とはかけ離れた混乱の最中で幕を開ける。平和とは何か、伝えていくとは何か。果たしてリゼは、祭典の本当の平和を取り戻し、地区を優勝へ導くことができるのか。ある17歳の少女の、嵐のような青春譚。さあ、遊び心に満ちた戦争を始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 22:00:00
224964文字
会話率:45%
ある日世界は、突如現れた謎の生命体、セラフ、により人類の七割は死滅し、生存区域は狭まっていくのであった。そしてここに、とある事から逃げ、一人、スローライフを送っていたレイン・ミクロセス。自分の目的を再認識し、嫌々ながらも自分の部隊リベリオ
ンズに戻っていた。そこにはかつての、大切な仲間たちがいた。世界に認められていない部隊だが、中央都市リベリタスの王。タルタス・リベリタスにとある一件を託される。その任務を無事に果たすことはできるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 18:24:36
50241文字
会話率:78%
シャポー・ラーネポッポは魔導師の少女だ。
何度も受けた魔導検定試験を今度こそ通過するため、中央王都でがんばっている。
保護者(?)の精霊やら、お世話をしてくれる執事さんに見守られ、念願であった合格は果たされる。そして、将来を考えている矢先、
魔導研究院にスカウトされてしまうのだった。
魔導師少女が、魔法に囲まれた毎日を送る、物理のような数学のような口笛のような呪文のような、つれづれなるファンタジーです。
※話数が進み次第、あらすじを更新いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 20:23:48
200581文字
会話率:38%
『迷い人』として王子三郎(42)は、右も左も言葉も分からない世界へ迷い込んだ。
修道女『風』なトゥームに芋で餌付けされ、教会に居候しながら勉強と家事手伝いの日々をすごす。日常の中で、徐々に世界とのしがらみが増えてゆく。
中央王都と呼ば
れる都で正式な勇者は召喚されていて、主人公補正の有無による格差を感じつつも、身分証が必要だからと旅に出る。
友獣や精霊や別種族に気に入られながら中央王都へ到着したが、そこは諸王国の思惑が渦巻く案外黒い世界だった。
おっさんはおっさんのままだけど、意外に優秀な仲間・・・もとい、他人の力をかりながら、のたりのたりと苦難を乗り越え、おっさんは進むのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 16:44:09
1201214文字
会話率:32%
王国の最北端の領主の娘である少女には、婚約者がいた。
幼い頃からとても仲が良く、続いていくと思っていた。
しかし、彼は中央地方の学校に行って変わってしまう。仲が良かったことなど忘れたかのように、距離はどんどん開いて行った。
最終更新:2024-12-30 20:10:52
3806文字
会話率:37%
1825年ある勇者が死んだ
死因は、銃を打たれたことである
その出来事は、中央諸国を震撼させた
これまで勇者が銃を持った歩兵にやられることなどなかったのだから
最終更新:2024-12-28 15:00:00
4433文字
会話率:54%
第二次世界大戦からのなんやかんや紆余曲折で分割統治されることになった日本の、中国に統治されることになった東京。通称「中華東京(チュウカトンキン)」。
治安のクソ悪い旧東京都。中央線と呼ばれていた路線の沿線に、その学園はあった。
――という
背景は特に関係ありませんが。
これは、全寮制の女子中学校で暮らす二人の少女に訪れた、ささやかなクリスマスのお話。
五年前に友人と共作で書いたものの、ずっと出す機会を逸してたやつです。執筆五周年を記念して、修正の上公開することにしました。
関係ないけど、本作品は「零の徒花」という架空の現代異能バトルラノベの番外編です。
原作の存在しない外伝ってなんだよ。セクシーコマンドーかよ。
ノベルアッププラス・カクヨム・pixivにも掲載
共同制作:タロー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-25 18:00:00
4397文字
会話率:40%
都会の片隅にぽつりと残るレトロな街並みで、不可解な事件が次々と巻き起こる──。
刑事・二階堂真央は、中央署から“左遷”同然に送られた先の分室で、奇妙な死のニュースに遭遇する。地方の温泉旅館で起きた溺死、廃墟となった洋館での殺人、謎の失踪者。
陰惨な空気が漂う一方、底知れない闇に踏み込みたがるフリージャーナリストの山科や、有能だが生真面目な同僚・東川らと共に、二階堂は真相を追い始める。
温泉地に建つ古い洋館、そして都会の街外れにある廃墟の洋館。時代に取り残された二つの場所を軸に、事件の裏ではあるIT企業や裏社会が複雑に絡んでいるらしい。亡くなった被害者は企業の研究者で、命の危険を感じて逃げ回っていたという。彼と接触したバイトスタッフの失踪、そして同じく謎を抱える海沼家という一族の影が浮かび上がる。
一方、容疑者や証言者たちは一筋縄ではいかない人ばかり。旅館の常連客、財産を狙う者、過去のしがらみを晴らそうとする者──彼らは皆、それぞれに秘密を抱え、嘘をつきながらも真実を求めている。誰が真犯人で、誰が被害者か分からない状況下、あちこちに張り巡らされた伏線がやがて一つに繋がろうとする。
二階堂たちが目を凝らすほどに、事件の背後には古くからの家系と現代のビジネスが結託した驚くべき陰謀が潜んでいることがわかってくる。ある天才プログラマー“マリエ”の存在が、真相解明の決め手となるのだが……。次々に犠牲者が増えていく中で、犯人の影はいよいよ鮮明になり、廃墟に隠された“宝箱”や秘密文書が明るみに出る。
ノスタルジー漂う街並みや古びた洋館にまとわりつく、不穏な静けさとそこに渦巻く人間の欲望。探偵小説ならではの緻密なトリックと、多層的な謎の展開が、読み手をぐいぐいと引き込んでいく。人々の過去や傷が次々に暴かれ、最後に待っているのは壮絶な対峙と意外な結末。闇に沈んだ街で灯る“巡り灯”の正体を知ったとき、きっとあなたはぞくりとする読後感に包まれるだろう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-25 16:30:00
25536文字
会話率:40%
クリスマス・カウントダウンのアドベントファンタジー。
そこは地球がアクアブルーに瞬いて、宇宙の中央に煌めいた時の少しだけ切ない物語。
平凡な田舎町に住む平凡な高校生のキトは悲しみに支配されたときに雪の妖精エイラと出会う。
これは
奇跡なのか? 偶然なのか?
二人が描くキセキとは?
クリスマスの夜空、あなたの心は何を魅る?
キトの成長と妖精の軌跡を毎日1話ずつ、あなたに贈ります。
2004/12/24まで毎日18時投稿です。
カクヨム様、アルファポリス様、小説Nola様でも同時投稿しています。
企画等に参加のため、企画に合わせて各サイトで個別に編集を行うかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-24 19:00:00
33497文字
会話率:23%
叛逆の霊威不正規戦 全式装使用自由「御沼」復活を阻止せよ
三人称の皮を被った私、山田太郎の私小説、それが、この一連の文字列の正体、そういう事になるだろうか。
山田 太郎 (株)大宮中央交通乗務員
秦野 深香 太郎指定のヘビーリピータ
ー 黒ロン
九鬼 公嗣 公安別室「キク」室長 女性
大河内 資正 同、室次長
木食 深香の養父
次長 社会教育実践研究センター総務次長
崇徳 日本三大怨霊
御沼 さいたま市龍神 見沼
現代日本を生きる総ての日本人に、その明日の糧とならん事を祝して、この一編を捧げ奉る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-22 17:58:10
80105文字
会話率:1%
遥か昔、広大な面積を誇る中央大陸に過去の冒険者組織《ラグナロク》によって造られた迷宮、ダンジョンを攻略する存在、冒険者《バベラー》。最強の冒険者を目指す青年、ファルタは数多の迷宮に挑む!
最終更新:2024-12-22 08:00:00
239114文字
会話率:60%
大広場を見下ろす大きな部屋は、少々小洒落た家具で飾られていて、広大なバルコニーまでついていた。その部屋の中央には、男が一人顎に右手を当てて、さながら探偵のように考え事をしている。側には秘書か執事か、口元にちょび髭を伸ばした白髪の老人が立って
いる。なにやら男は秘書らしき老人に相談事をしているらしい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 16:23:58
1205文字
会話率:78%
アルメロの孤児院に保護されたフィルとアンは灰色の髪に琥珀の瞳をそろって持っていた為、兄妹だと思われていた。保護される前の記憶がないため、実際には何歳なのかは分からないけれど、そろそろ成人を迎えて独り立ちをしなければならない年頃だ。そんな時に
、中央の神殿から神官マルクがやってくる。エレスヘデン群島は女神リールが創り出したと言われており、女神は民のために地上へ巫女を遣わしている。その巫女がここ二十年現れることがなく、神官はアンこそが女神が遣わした巫女であると判断をする。そうしてアンを孤児院から連れ去った神官は、雷に打たれて死んでしまうのだった。神官が死んだことにより災いの元凶のような扱いをされるようになったアンは王宮へ連れて行かれ、かつて自分を殺したベルナール王と姉のヘンリエッテと再会する。邪神の末裔だと言われて過去にも殺されたが、今もなお憎悪を瞳に宿らせるヘンリエッテを仰ぎ見て、アンは再度の死を覚悟した。今まで兄として共に生活をしていたフィルは誰だったのか、そしてフィルはアンを助け出すことが出来るのか?女神の呪いをかけた戦いが始まるのですが、二十話くらいでサラッと終わらしたいと思っております!きっと誤字脱字があるかと思いますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです!!カクヨムにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:00:00
258950文字
会話率:45%
西暦二〇二四年九月一日。アフリカ大陸中央アフリカの奥地で、ダンジョンが発見される。それから五十年が経過、人類はダンジョン共存関係を保ち、環境資源のほとんどが賄われるようになる。そんな世界に主人公は一人、記憶喪失のまま、浜辺で目が覚めること
なる。果たして、その後の運命は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 11:47:29
307844文字
会話率:24%
「セルミヤ・ラインレッツ。ルボワ王国第2王子アレックス・ファーガンの名において、貴様に婚約破棄と国外追放を命じる! 俺の決定は絶対だ。セルミヤ、俺が誰なのか答えてみるがいい」
「…………」
(……権力を鼻にかけた史上最悪の恥知らず――アレ
ックズ・ファーガンろくでなし殿下です)
侯爵令嬢セルミヤは、王国ルボワの王子から婚約破棄される。そして、転移魔法によって追放された先は、魔物の群生地帯ウルナー山脈中央部の山だった。
遭難中に出逢ったのは、白皙の美貌を持つ男、アドルフ・シュグレイズ。彼はこの危険な山奥の家で生活をしているという。
かつて彼は、帝国エルシアで、史上最年少にして帝国軍の副総長を務め、『美しき英雄』と名高い世界最強の魔術士だった。――しかし、彼は1年前から失踪中だったはず。一体どうしてこんな場所に身を潜めて暮らしているのか。
謎だらけのアドルフだったが、他にセルミヤには行くあてもなく――ここに二人の同居生活が始まる。
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★天才魔術士×追放令嬢
有能副総長閣下とちょっぴり天然令嬢の、ひとつ屋根の下の年の差ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-19 18:31:06
98793文字
会話率:48%
虹の光を操る少年キラとティアは、医療と浄化の力で栄える青水島に足を踏み入れる。彼らの目的は、この島に隠された「水の遺跡」の謎を解き明かすこと。しかし、島は異変に見舞われていた。透き通る川が濁り始め、浄化の力が失われつつあったのだ。
キラたちは、美しくも孤独な青水侯爵フルーメの依頼を受け、原因を探る調査に乗り出す。導き手となったのは治癒師リュイ。軽薄だが憎めない彼の助けを借り、島を巡る陰謀が次第に明らかになる。川を汚染する謎の装置、背後で糸を引く中央島の皇帝、そして遺跡に宿る青の精霊。青水島は、ただの医療の島ではなく、浄化の力をめぐる運命の鍵を握る地だった。
幾多の困難を乗り越える中で、キラたちは自身の力と使命に向き合い、仲間との絆を深めていく。
果たしてキラたちは、青水島を救い、遺跡に隠された「水の光」を手にすることができるのか?
そして、この冒険の影に潜む中央島の陰謀とは――。
水の流れと虹の光が織りなす壮大なファンタジーが、今幕を開ける!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 17:10:00
20582文字
会話率:43%
かつて大陸全土を巻き込んだ戦争の傷跡は、長い時間をかけてようやく癒えつつある、はずだった。
中央都市に住む少年ベルは、15歳の誕生日に養父が預かっていたというペンダントを手にする。その日を境に、彼と友人たちは切り捨てられた歴史と遺物にまつ
わる事件に巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-12-07 13:39:51
77619文字
会話率:46%
中央に位置する大陸、シンラ。
そこにある小さな村でアサムという青年は平和に過ごしていました。アサムが住む村には5人しか若者がおらずそんな中でお互いに切磋琢磨しながら村のために役に立ちたいという思いで楽しく暮らしておりました。
そんな時、
村長が寿命で亡くなり新しい代表者を見つけなければというところから物語が始まります。
ファンタジーを改めて読みたいと思った時に是非とも読んで欲しい作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-07 03:16:09
2534文字
会話率:43%
さよならさんかく。
またきてしかく。
あたしふたばと、ヤンキー・ミツオ。
それにあたしのモトカレ・ヒトシ。
三人組の恋と部活の青春模様。
「しゃあああっ」
ミツオは吠えた。
吠えちゃいかんのに、吠えた。
ひさしぶりのヒト
シのメールには、こんな台詞が書かれていた。
「試合が終わったら、ふたばにだいじな話がある」
そしてあたしは、心のなかでつっこんだ。
「ナンデソウナルノ?」
試合開始のゴングが鳴った。
体勢を低くしてミツオがつっこんでいく。
それをヒトシが冷静にさばく。
こぶしとこぶしが交錯する。
「うおおおおおお!」
リング中央で最後の力を振りしぼった渾身の右ストレートが……
小説『さんかくボクシング』
あたしたちの恋愛に資格なんてひとつもいらない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 00:18:44
34184文字
会話率:25%
『用意した5カ所のトイレ以外で排泄するのは禁止』。
チョロブリュッ島へ招集したシャーデンに、参加者たちは告げられる。
さらに、暴力行為の禁止と参加者たちが持っている特殊な能力を島に滞在している間は封じられることを条件に出された。
シャーデ
ンに引き返す機会を与えられ、参加者たちは戸惑うが、結局だれも戻ろうとする者は居ない。
説明が終わった後、参加者たちは島の各所に散っていく。
参加者の一名、モラサスが、いざ移動しようとした時、コワラのマチが佇んでいるのに気づく。
モラサスは彼女に声をかけ、一緒に暮らさないかと誘うと、マチは同意した。
その後も、ビャビョウのパーダ、カティンのビョウニャ、ビヤドのイーグレット、ドクガのケンテロッテもモラサスと林の中で行動を共にすることになる。
モラサスたちが催しを感じると、北トイレに移動することにした。
北トイレには少し列が出来ていて、モラサスたちは並ぶことにする。
他の並んでいた者がトイレ裏で用を済ませようとした時、その者が水球に包まれ上空に運ばれていく現場にモラサスたちは遭遇するのだった。
夕方、モラサスたちは、林の中で空腹に不安を覚える。
そんな時、シャーデンから弁当を支給された
モラサスたちは楽しそうに弁当を堪能する。
翌日、朝食の弁当を食べ終えたモラサスたちに、排泄欲が襲い掛かった。
モラサスたちは北トイレより空いている可能性がある中央トイレに移動する。
しかし、中央トイレも混雑しており、順番が来るまで耐えられないモラサスは、ビョウニャに一緒に女性トイレに連れていかれ、危機を逃れた。
翌朝、朝食を済ませたあと、急激に排泄欲を感じたモラサスたちは、空いている可能性に賭けて西トイレに向かう。
だけど、他のトイレ同様、多少の列が出来ていた。
トイレに並んでいると、ビョウニャが垂れられない様子を見せる。
すると、彼女の前に割り込む者が現れた。
モラサスは割り込み者を説得するが、失敗に終わる。
ビョウニャの限界を察知したモラサスは、割り込み者に暴力でどかすことにした。
モラサスは暴力を振るってしまい、水球に運ばれていく。
ビョウニャたちは突然の別れに、モラサスに感情をぶつけるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-28 22:28:16
38354文字
会話率:44%
トトラサという世界のとある地方に、ヌミミコベリアという町があった。
そこにはリサとウェンディ、ステファニーの職場仲間でもあり友達の三人が仲良く住んでいた。
ある日、ゴレムマタの職人がヌミミコベリアで店を開くことになった。
それを聞
いたリサは足に不調を抱えているウェンディにゴレムマタの入手を進める。
ゴレムマタがあれば自由に歩けるというけど、ウェンディは渋っていく。
通貨のブレットが足りるか不安だったようだけど、制度による補助で容易に受け取れると安心させ、新しく出来た店に3人は向かう。
入店すると、店内はゴレムマタ本体やその他部品が陳列されていた。
そして店の奥から一人の男性店員が姿を見せる。
そして肝心のゴレムマタはまだ売れる状態でないことを告げられる。
どういうことか問うと、ゴレムマタの動力源である、マジコアを中央都市エヴェツから届けてもらう予定だけどまだ届いていないという。
店員は嘆いていると、リサ達は少し様子を見てくるという。
申し訳なさそうにし店員は遠慮するけど、ウェンディの問題を早く解決したい思いもあると、リサ達は強く主張していく。
リサたちの主張に折れた店員は彼女たちにエヴィツとヌミミコベリアを繋ぐ道の確認をお願いする。
店外に出た後、ウェンディに負荷をかけたくないということで、リサとステファニーは彼女に留守番をするように言う。
しかしウェンディは自分の問題で迷惑をかけたくないと、一緒についていくと強い意志を見せる。
衝突したくないリサは、ステファニーと一緒にウェンディを補助しながら町の外に出ていく。
リサ達が道を歩いていると、エヴィツ兵と敵対国ヘーユノム兵が争っている現場に遭遇してしまう。
エヴィツ兵は惨敗し、その場で息を引き取っていく。
ヘーユノム兵が次に目を付けたのは、リサたちだ。
彼らは武器を構えながら彼女たちに近づいて行った。
ウェンディの足のこともあり、逃げることができない三人は、持ってきた武器で抗戦する。
しかし人数差があり、苦戦を強いられた。
必死に戦っているウェンディとステファニーとは違い、リサは勝ち目のない戦いだと察すると戦意喪失する。
そんな彼女に兵の攻撃が襲い掛かろうとした。
その時、リサ達の後方から銃撃音が鳴り響いていき、リサを襲おうとしてた兵の腕に銃弾が命中する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 08:15:38
14632文字
会話率:53%