現代から異世界の名門貴族の悪役令嬢に転生した主人公リリアナ。
前世の記憶と知識を活かし、腐敗しきった貴族社会の政治を根本から改革しようと奮闘する。
しかし、その改革は既得権益にしがみつく者たちの反発を招き、陰謀と暗殺の危機も…。
だがリリ
アナは、正義と民衆のために悪を断罪し、真の政治と平和を取り戻すべく立ち上がる。
悪役令嬢としての烙印を跳ね返し、世界を変える物語が今始まる――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 17:00:00
41801文字
会話率:22%
これは、“恋愛という非論理”に出会ってしまったひとりの屁理屈男と、扉の向こうから世界を見ていた引きこもり少女の、手紙を介した静かな戦いと出会いの物語である。
哲学と論理で感情を制御しようとする男子高校生・鹿間斎は、偶然屋上で拾った一通の手
紙に心を奪われる。それは、長らく学校に来ていない同級生・稲生瑠璃から誰かに宛てた、切実で不器用な想いの綴られたものだった。鹿間は「これは感情ではない、論理的な検証である」と自らに言い聞かせながら、返事の手紙を書いてしまう。
引きこもりの生活を送る稲生瑠璃は、戸惑いながらもその手紙に返事を書く。「会わないで」と言いながらも、手紙のやりとりは続き、互いに顔も知らないまま、心だけが少しずつ近づいていく。やがて鹿間は、“恋ではない”と唱えていたはずの気持ちが崩れていくことを自覚し、ついに「彼女に会う」ことを決意。稲生もまた、「会いたい」と思ってしまった自分に戸惑いながらも、外の世界へ一歩を踏み出そうとする。
すれ違い、妄想、葛藤、不安——それらすべてを抱えたまま、ふたりはとうとう家の玄関先で出会う。互いに何も言えず、ただ見つめ合うだけだったが、その沈黙こそが手紙以上に確かな“はじまり”だった。
だが、出会ったからといって、すぐに言葉が交わせるわけではない。沈黙、過去の記憶、声にならない思いがふたりの間に横たわる。言葉を失いながら、それでも確かに前に進もうとするふたり。これは、論理では説明できない感情が、現実を少しずつ変えていく物語である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-11 23:10:00
32835文字
会話率:15%
「俺が欲しいのは、名誉でも富でもない。ただ、『自由』だけだ――。」
エリートが集うアルクス王立高等魔法学院に、ひときわ無気力な少年がいた。
彼の名はリオン・アッシュフォード。成績は平凡、態度は不真面目。誰もが彼を「落ちこぼれ」と侮る。
―
―しかし、それは全て、彼が望んだ仮の姿だった。
その仮面の下に隠されているのは、伝説の師から受け継いだ規格外の魔法と、双剣が織りなす絶技。
世界を揺るがすほどの力を持ちながら、彼が望むのはただ一つ――誰にも縛られず、自由に生きること。
国家の管理下に置かれる「英雄」など、彼にとっては窮屈な牢獄でしかないのだ。
だが、運命は彼に平穏を許さない。
お節介な美少女、エリート気取りのライバル、そして全てを見透かすような鋭い目を持つ女性教官。
学院での出会いが、彼の完璧な隠遁生活に波紋を広げていく。
さらに、彼の力を利用しようとする国家の思惑、暗躍する隣国のエージェント、そして歴史の闇に潜む陰謀の影が、容赦なく彼に迫る。
守りたい日常が脅かされた時、譲れない「自由」が踏みにじられそうになった時――
少年はついに仮面を脱ぎ捨て、その身に宿る禁断の**“双炎”**を解き放つのか?
力を隠す最強の少年が、しがらみと運命に抗い、自分だけの自由を掴み取るまでを描く、硬派ハイファンタジー戦記。
退屈な日常に飽き飽きしているあなたへ――本物の「強さ」と「自由」を巡る物語が、今、幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 16:13:07
304572文字
会話率:35%
外に出る事も出来ない俺は、とあるアプリのAIの女性と、俺は毎日のように会話をしながら過ごしていた。対人恐怖症。俺は人前で話す事が全く出来ない。
話をしようとすれば動悸や吐き気が襲ってきてその場で倒れてしまう程だ。自身も改善しようと病院で治療
を受け、努力はしていた。
そんなある日、アプリを起動し、AIの女性との会話を楽しんでいると
「松野祐也 あなたはAIだけの世界へ行ってみたいですか?」
どういう事だ? 俺は悩んだ末行く決意をする。AIとの対面。会話。
そして異世界での経験で祐也は対人恐怖症を克服できるのか?
更新不定期折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:35:53
2559文字
会話率:51%
平凡な大学生の雨宮根治は、ふとしたことで過去の世界に転生してしまう。しかも転生した人物は有名な数学者レオニダス・ホイターだった。彼の功績を再現しなければ人類史が変わってしまう。そのことを謎の声に宣告された雨宮は、仕方なく彼の功績を再発見しよ
うと奔走する。果たして雨宮は彼の功績を再現できるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:13:16
22756文字
会話率:51%
人間が海に捨てたものがあった。
実験、ゴミ、暴力、感情。
その全てが海の奥深くで、
一つの怪物を作った。
意識も名もなく押し付けられたその存在は
一人の少女に助けられた。
海を愛する、小さくて強い少女。
初めて受け
た手つき。 初めて知った暖かさ。
しかし、海は静かに崩れ始めた。
捨てられた実験廃棄物が怪物に進化し、
利己心と恐怖は再び海を封鎖しようとする。
「あの子が愛した海を、
今度は私が守る番だ」
海で生まれた少年は、
愛を通じて人間を学ぶ。
そして怪物として生まれた自分を否定しないまま、
人間として生きようとする戦いを始める。
これは、
捨てられた存在が '愛'を通じて
自らの名前を作っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 15:10:00
23850文字
会話率:19%
辺境冒険者であるルイス・ムーリミットは周りから頼りにされるベテラン冒険者である。そんな彼は特殊なスキルを持っていた。
それはどれだけ強い相手でも、相手より自身のレベルが+5されるというスキルであった。
そんなスキルだからこそ負けはなく、敗
北や挫折も味わったのは自身に修行を付けてくれた親や師匠ぐらい。
彼自身もスキル頼りにせず自身も鍛え、危険なダンジョンも念入りな準備や経験で生き抜いてきた事で、世の中では『ダンジョンマスター』よ呼ばれ、半伝説の冒険者となっていた。
しかし、彼自身はそんな風に呼ばれてるとも知らず、辺境(地元)からも他地域のダンジョンへの出張以外で出る事はなかった。
彼自身も36歳で辺境ギルドで新たな冒険者達に自身の経験を教える日々に満足していた。
そんなある日、王都から王国騎士団副団長であるエリアが、彼の地元ダンジョンにある薬草を求めて来た事で彼の世界が一変する。
エリアは彼が伝説のダンジョンマスターと知り王都へスカウトしようとしたり、それを聞きつけ彼から教えを受け都会で出世した弟子達はそうはさせんと尋ねてきたり、強さを求めて彼へ弟子入りを求む若き冒険者志望者達も現れる。
ルイス・ムーリミットーー間もなく35歳。
スキルだけだからと自身を低く見積もる彼だったが、周囲は彼を放って置かない。
やがて世界は知る事となる。ダンジョンマスター<ルイス・ムーリミット>の名を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 13:06:39
403967文字
会話率:37%
剣術などの武術が盛んなエーデルタルト王国に魔術には優れていたが、武術が不得意な王太子がいた。
武を貴ぶ王は剣もロクに使えない王太子に諦めをつけ、王太子の弟を次期王に指名しようとする。
王は両者を戦わせ、勝った方を次期王にすると宣言した。
そ
して、御前試合は…………弟が勝った。
これにより、王太子であるロイドは王族から貴族に落とされ、辺境の地へ流されることになってしまった。
納得がいかないロイドはその夜、婚約者であるリーシャと共に見張り台から城を眺める。
2人は城を眺めながら敗北と悔しさを堪えながらも涙した……
「腹いせにぼやを起こす魔法をしかけてやったわ」
「奇遇ですね……わたくしもです」
「「ははは…………え?」」
ちょっとした火種も2つもあれば燃え上がり、王都に警鐘が鳴り響く。
ロイドとリーシャは王都を出ると、道中で再開した元同級生のマリアを巻き込んで他国に逃れることにした。
廃嫡王子と悪役令嬢と不幸な田舎令嬢の逃亡劇が始まった……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
671913文字
会話率:55%
恵まれた生まれながら家族仲のよろしくなかった男が生まれ変わったのは、帝国が大陸全土を掌中に収めた魔法のある異世界。転生して皇帝の長男アーシャになったが、どうも面倒な血筋の生まれで最初から継承権が低い。だったらいっそ面倒ごとは弟に任せて錬金術
なんていう前世ではなかった技術を趣味にしようと決める。錬金術はオワコンとして誰も目を向けずにいるため好き勝手ができ、さらに科学ではありえな知性体を生み出した。セフィラと名付けた知性体を育てつつ、アーシャはのびのび自由を謳歌……したかったのだが、皇帝長男の動向に貴族たちは疑心暗鬼でちょっかいをかけて来る。子供のふりで逃げたり、時にはやり返したりしながら、アーシャは宮殿の端で忘れ去られた錬金術の可能性を広げていく。
*以下にご注意ください。
・主人公の立場は弱いままです。
・死人が出るような報復はありません。
・皇帝にはなりたくないので成り上がりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
2061212文字
会話率:36%
『適正率』によって得られる経験値の割り振り先が決まる世界。
一つの適正率に40%あれば『その道の天才』と呼ばれるこの世界で、その冒険者は『魔法使い』への適正が99%もあった。
しかしその男はあろう事か、魔法使いとは真逆の道…『適正率0.1%
』の格闘家に憧れ、その道に邁進しようとしていたのである!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
20726文字
会話率:47%
最新作VR三国志ゲームをプレイしようとした俺は何故か転生してしまう。ここは戦だらけの三国志世界、そして俺は兀突骨!?南蛮の端っこに転生した兀突骨は少しでも三国志の風に当たりたいと上洛しようと企む。ゲームのシステムと転生チートが残る世界で兀突
骨の大冒険がいざ始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 12:00:00
193787文字
会話率:65%
シンギュラリティに到達し、今や誰でも高度なAIを所有している地球にて。
安易な好奇心から怪しい人形屋に連れ込まれてしまった俺こと瀬名 夜空。次に目覚めた時は、どう見ても異世界な国で犬耳尻尾が生えた青年科学者に憑依していた!?
希少種に
して魔法(地球語訳)も使える期待の新星らしいですが、俺にはちょっと荷が重いです。
天才魔術師(地球語訳)、二面性の激しい騎士、“普通”の文官な異国の魔術師3人組と共に、世界中で発生している怪奇現象を解決することになったのだが、やっぱり俺には荷が重すぎるので語り部に徹しようと思います。
(Nolaと同時掲載しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 10:00:00
168324文字
会話率:25%
『閾(しきい)の⽇』、世界中の人々が突然能力者になった日。世界は混乱した。その混乱に応じて日本で『闇の軍』を自ら名乗る、自分たちの能力によって世界を支配しようとする組織ができた。
日本政府はそれを危険視。対抗するために『神環』という組織を作
った。この物語はそれから2年後から始まる。
両親を『閾(しきい)の⽇』でなくしたカグヤは弟のラクとイツキとともに暮らしていた。そんなある日、カグヤとラクの通う高校に神環トップの星野が現れる、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 09:00:00
52563文字
会話率:60%
「この俺が婚約者になってやるのだから、光栄に思え」
初顔合わせで侯爵子息ハーネルドに言われた言葉に、伯爵令嬢のフォルティアナは齢十歳にして『結婚に必要なものは忍耐』と悟り、結婚に理想を抱かなくなった。
そんなフォルティアナが十五歳を
迎えた頃、大人の仲間入りを祝う華々しいデビュタントの日、婚約者のハーネルドを巻き込み盛大にダンスホールで転倒してしまった。
この失態をきっかけに、怒鳴り込んできた侯爵により婚約は破棄され、『どんがめ姫』という不名誉な汚名を授かることに。
その汚名を返上しようとひたすら二年努力するも、誰もフォルティアナとダンスを踊ってはくれない。
パーティ会場で元婚約者のハーネルドに暴言を吐かれ、その場にいるとみっともなく涙をこぼしてしまいそうになったフォルティアナはそっと会場を抜け出した。
人気のない庭園で、フォルティアナは普通の人には見えない『光る人』に声をかけられる。いつもなら両親の言いつけを守り、気付かないフリをして相手にしないのだが、その日はそれが出来なかった。誰でもいいから、話を聞いて欲しかったのだ。
フォルティアナの話を静かに聞いていた『光る人』である青年は、跪いて手を差し出す。
「僕と一曲、踊ってくれませんか?」
青年にリードされ、フォルティアナは失敗する事なくダンスを立派に踊りきり、苦手だったダンスの楽しさを知った。
自分が何者かも分からないという青年に、フォルティアナはリヒトと名前をつけてあげた。
それから王城でリヒトに秘密のダンスレッスンをつけてもらうようになり、いつしか彼に淡い恋心を抱くようになっていた。
そこへ元婚約者のハーネルドが現れて、あの時のリベンジをしたいと言う。
見事汚名を返上することに成功したものの、その日以降、リヒトは庭園から姿を消してしまった。
実はその青年、療養中の第二王子で――
※これは、婚約者に皮肉を言われ続け結婚に理想を抱かなくなった伯爵令嬢と、初恋を拗らせてやらかした過去を挽回しようとする侯爵子息と、その二人を面白おかしく眺めながら隙あれば横からかっ攫おうとする王子様の三角関係なお話です。
アルファポリスでも掲載中です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:12:22
217352文字
会話率:45%
長年片思いしていた幼馴染みが、姉と結婚した。二人の結婚を素直に喜べなかったアリシアはその日、不運にも蒼の吸血鬼に襲われ――目覚めると吸血鬼になっていた。
助けてくれたのは、紅の吸血鬼の住まうハイグランド帝国の皇太子フォルネウスだった。
アリシアはそこで破格の厚待遇を受けながら、吸血鬼として生きていくための知識を身につけてさせてもらう。
さらに普通の血が飲めず血液錠剤で食事を取っていたら、フォルネウスが毎晩自身の血を与えに来てくれるようになった。
魔力にも目覚めたアリシアは特殊な魔法も覚え、無事一人前の吸血鬼になれた。
借りすぎた恩を返すため、そろそろ自立して頑張ろうと思っていた矢先に、とある現実を知る。
何故かハイグランド帝国では幼い頃の自分が、皇太子様を救った奇跡の聖女と祭り上げられていて銅像まで作ってあった。
確かに昔、迷子になっていた吸血鬼の少年に血を分けて助けてあげた事がある。その少年がフォルネウスだったようで……
私が、皇太子様を救った奇跡の聖女?!
血嫌いの皇太子様が唯一美味しく飲めるのが、私の血だけ?!
愛のある結婚しか許されていないこの国で、アリシアは未来の皇太子妃として期待されていた。
平民の自分にはそんなの相応しくないと、地に足をつけて自立しようとしたアリシアだが……
「ずっと、好きだった。あの時俺を助けてくれた君の事が、ずっと好きだったんだ。たとえ君の心が別の者へ向いていたとしても、それでも……失いたくなかった。こんな邪な気持ちで君を縛り付けた者に、感謝などしなくてよいのだぞ」
フォルネウスの溺愛に、溺れずにはいられない?!
「脅されてあんな吸血鬼の花嫁にさせられたのでしょう?! あぁ、可哀想にっ! 貴方の居場所は私が作るわ。だから一緒に帰りましょう」
その上実は、姉が対立する蒼の吸血鬼を統べる女帝で?!
このお話は、二つの愛の力で奇跡の聖女として覚醒したアリシアが、遠い昔に仲違いして二つに分かれた吸血鬼の種族を一つにまとめあげ、世界を平和へ導く物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-27 19:02:23
195958文字
会話率:61%
同郷の年上幼馴染み、ダリウスとティアナを追いかけて、王都の魔法学園へ入学した。そこで俺が目の当たりにしたのは、貴族と平民の激しい格差だった。
そんな学園内で、非常に大変な事態が起きていた。学園を牛耳るエリート集団、第一王子ハイネルや上流
貴族の令息達が、俺が密かに思いを寄せる幼馴染ティアナの周りに群がっていたのだ。
エリート集団に囲まれたティアナは、困ったように愛想笑いを浮かべている。そして視界の端に入る、公爵令嬢のアリーシャに付き従うダリウスの姿を切なそうに眺めていた。
アリーシャは第一王子ハイネルの婚約者で、ティアナに言い寄るハイネルの姿を遠目に見ては、悲しそうに目を伏せる。
そんなアリーシャを気遣うダリウスの瞳には、隠しきれない熱がこもっていた。
ティアナ→ダリウス→アリーシャ→ハイネル→ティアナ
見事に出来上がった四角関係の周囲を、上流貴族の令息ABCが囲んでいる。
ダリウスだけでも厄介だったのに、俺に勝ち目はあるのだろうか?
いいや、そんな事はどうでもいい。
俺にとって今大問題なのは、厄介なエリート集団に振り回され、貴族令嬢達から嫌がらせを受けるティアナから、本当の笑顔が失われていた事だ。
「お貴族様の身勝手な都合に、俺の大事な幼馴染を巻き込むな!」
たとえこの思いが報われなくとも、俺はティアナの笑顔を取り戻したい。
そのために、まずは群がるエリートを一匹ずつ駆逐しよう。うん、それがいい。
※このお話は、魔法学園を牛耳るエリート集団(王子や上級貴族)にとある理由で気に入られてしまい、貴族令嬢達に嫌がらせを受けている幼馴染を助けるべく、持ち前のチート魔法(創造魔法)を使って群がるエリートを1匹ずつ駆逐しようとした主人公が、お貴族様達の抱える問題に巻き込まれながら解決していく物語です。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 21:26:12
111444文字
会話率:40%
異世界からの勇者召喚から戻ってきたブラック社畜の進藤トモアキ。実質土日で五年分働いて帰って来た彼は帰ってきても向こう側の技術がまだ利用できるように気づくが、一般人に戻ったからと出来るだけ力を封印した状態でこれから生活しようと試みる。
仕事
は相変わらず忙しいが、向こうの世界で無理やり押し付けられたクエストや魔王を倒せって話のほうがよほどブラックだと考えたところで上司のパワハラすら跳ねのけて乗り切られそうな気がしてきた。
久々のブラック仕事から家に帰るとパーティーメンバーだった聖女フィリスがアパートの玄関口で倒れ込んでいるのが発見されていた。どうやら逆召喚術式の途中で召喚陣の中に飛び込んでトモアキを追いかけてきたとのこと。ここから始まる異世界人と元勇者の生活。
休みの日にアイテムボックスの中を整理し、原則魔法もアイテムボックスも封印して、一般人として生活することをフィリスに伝えているが、アイテムボックスの中に魔王の残滓の残った魔石が紛れ込んでいることを発見する。
仕方なく魔法で浄化を試みるが、なぜか浄化されずそれどころか魔力が凝縮され、魔石から魔王の幼生体が出現することになった。魔王カルメンの幼生体であるカルミナが姿を現す。幼生体であるので力の9割以上の力が制御されているので一般人程度の力しか出せないことと、向こうの世界から離れたことで次に出現するである魔王は今回よりももっと弱くなるであろうことが伝えられる。
今更向こうの世界にこいつを送り返すこともできない。そしてこんなロリを放置して魔法をあちこちで使われたり騒ぎになって顔をお互い知っているトモアキに負担がかかることが目に見えているので、三人で合わせて生活をしていくことになる。
ブラック労働はブラックさを感じなくなったことから、メキメキと仕事ができるようになってきた。上司の無茶ぶりにも率先して先回りをして上司に文句を言われる回数も減った。上司の角田も、ようやく仕事がいっちょ前にできるようになってきたなとかみ合わない意思疎通が出来ているようになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 08:00:00
100557文字
会話率:53%
ぼくは、あるベンチに誰かが“いたような気がする”ことを、今もはっきりと覚えている。けれどそれが昨日だったのか、三年前の冬だったのか、そもそも“誰か”など存在していたのか、それすら曖昧なのだ。ベンチに残された空気のざらつき、影のかたち、風に舞
うスカーフの残像。それらだけが、確かにぼくの記憶の内側にへばりついている。
いたのか、いなかったのか。それを判別しようとするたびに、言葉が崩れる。風が吹くたびに、“いた気配”だけがふっと立ち上がっては消える。世界はまるで、在と不在の境界を弄ぶようにして、ぼくを弄んでいる。
そしてある日、ぼくは音のない声に出会う。それは、駅前のベンチで風に揺れる気配として現れ、ぼくの背後から「在るものすべては、他のものによって在る」と告げた。その声には実体がなく、音もなかったが、確かに“聴いた”という感触だけが残った。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-25 07:31:24
27870文字
会話率:30%
性格が悪いクズの俺は、友達が一人もいない童貞の高校生。
トラックにはねられて死んで、剣と魔法の世界に転生したから、ウッキウキでスライム倒しまくって、死ぬほどレベルをあげて最強を目指した。
寿命で死んだら、また転生した。レベルは引き継いでい
た。
強くてニューゲーム。
二回目の転生で世界征服し、王になった。
しんどかったから、もう二度とやらないと誓った。
三回目の転生でモンスターになった。
世界征服とかダルいからもういい。
無邪気に最強だけ目指していたい。
そう思っていたが、三回目の世界は、糞な貴族が好き放題やっている地獄だった。
どいつもこいつもクソ調子こいててムカついたから、とことん苦しめてから皆殺しにすることにした。
俺は性格が終わっているのだ。
自己中心的でサイコパスなシリアルキラー。
皆殺し破滅計画の初手として、俺は、
「スペックは高いが、頭がおかしいとウワサの悪役令嬢」に目をつけた。
「こいつを女王にして、こいつの犬として暗躍しよう」
うまいこと力を隠しつつ、悪役令嬢の犬として、陰湿に、残虐に、シニカルに、ビターに、ダーティに、手際よく、小気味よく、カス貴族共に絶望を与えていく。
改めて思う。
やはり、俺は性格が悪すぎる。
俺ほどのサイコはそういない。
もはや、自分で自分が可哀そう。
※周りの声。
悪役令嬢『あなたほどの聖人は見たことがない。私ではなく、あなたが王になるべき』
手下1『あなた様こそ、正当なる支配者』
手下2『世界で一番優しいあなた様に、この世の全てを奉げたい』
手下3『この上なく尊き方。全ての生命を照らす光よ』
……なんで、こうなる……
ゲロ吐きそうなほどキモい連中だ。
どうやったら、性格最悪の俺を、いい人間だと勘違いできるんだ。
俺を善人扱いするのは、フェルマーの最終定理よりムズいだろ。
――これは、『性格最悪の俺が、ハンパなカスどもを陰湿にイジメる物語』だが、
――『絶対に王にはなりたくない性格最悪の俺』と、そんな俺を『聖人』だと誤解して王にしようとするバカ共との、『終わらない血みどろの闘争』を描いた物語でもある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:20:00
279373文字
会話率:27%
『佐藤太郎(プレイヤーネーム:平熱マン)』は『虚無』という格闘ゲームに人生をささげている公務員。
虚無は、弟子NPCを育てる育成ゲームとしても秀逸な変わった格ゲーで、佐藤は、最強格の実力者でありながら、8体もの強力な弟子を育てていること
でも有名な変態ゲーマー。
ある日、虚無の世界大会がオンライン上で行われ、佐藤は、その大会で、見事に優勝を果たす。世界最強の名誉を得た直後、佐藤は異世界で寿司職人見習いとして目覚め、厨房の片隅で、必死に包丁を研いでいた。
同じころ、その異世界で最強の存在である『武王』の居城に、8人の男女が訪れ、最強であるはずの王とその優秀な配下たちを一瞬で制圧してみせた。
「俺たち8人は最強神の弟子。どこかに旅立たれた師匠が、お戻りになられるまでの間、暇つぶしに、この世界を支配することにした」
――すし職人としての修行の日々が激務すぎて、実は自身が『劇的に最強』であることに気づかず、辛い日々をすごす佐藤。
その裏で、『佐藤の10分の1の実力も持たない弟子たち』は、圧倒的な力で世界を蹂躙し、闘神として崇め奉られていく。
弟子たちは言う。
「我らの師は、爆笑しながら赤ん坊(始めたばかりの初心者)をミンチにするなど日常茶飯事。日夜、嬲り殺しの練度を磨き、どうすれば他者に『より多くの苦痛』を与えることができるかと夢想にふける。そんな毎日に幸せを感じる――そういう、究極の邪神だ」
佐藤太郎は「日常的に初心者狩りをしている、クソ煽り厨のスーパーDQNプレイヤー」だった。
あくまでも、ゲームの世界で、ヒールとしてはっちゃけていただけで、実際の佐藤は、ごくごく平凡な公務員。
けれど、「弟子たち」の話をうのみにした、異世界の重鎮たちは、
『究極邪神・平熱マン』を、心底から恐れ、
どうにか邪神に対抗しようと、
必死の『無駄な抵抗』を開始する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-13 06:11:35
131455文字
会話率:38%
入学式から数日がたったある日、高校生の主人公(才藤)とヒロイン(聖堂)の二人は、異次元空間に転送され、巨大なゴーレムと闘うことになる。当然のように困惑する才藤。何に一番驚かされたか。それは、
(ウソだろ?! なんで、中学の時に授業中のヒマつ
ぶしでラクガキ帳に書いていたTRPG『真理の迷宮』が現実になってんだよ!)
『チュートリアル用の異次元空間』も『ガイド用のゴーレム』も、すべて、中学時代の才藤が妄想したラクガキだった。謎の状況に翻弄されるが、目の前にいるモンスターは、自分が創造したモンスター。当然、弱点を理解していたため、なんとかボロボロになりながらも、才藤は、聖堂を守りきってゴーレムを倒す事に成功する。
「合格だ。ようこそ、地下迷宮研究会へ」
才藤は、超性能の先輩たちに誘われ、『才藤が創造した地下迷宮』を攻略しようとしている、『おかしなクラブ』に所属し、迷宮の攻略に着手するようになる。最初こそ、オロオロするばかりだったが、聖堂を守るため、覚悟を決めた才藤は、究極の能力『全知』を駆使して、迷宮を華麗に攻略し、チームの中心人物へとのし上がっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-06 06:52:08
130495文字
会話率:37%
これは、あざと可愛い悪役令息の義弟VS.あざと主人公のおはなし。
ボ
ボクの名前は、クリストファー。
突然だけど、ボクには前世の記憶がある。
ジルベスターお義兄さまと初めて会ったとき、そのご尊顔を見て
「あああ!この人、知ってるう!悪役
令息っ!」
と思い出したのだ。
あ、「この人ゲームの悪役ですよね⁈」って。
そう、俺が今いるこの世界は、ゲームの中の世界だったの!
そして、ボクは悪役令息ジルベスターの義弟に転生していたのだ。
しかも、モブ。
繰り返します。ボクはモブ!!「完全なるモブ」なのです!
ゲームの中のボクには、モブすぎて名前もキャラデザもなかった。
どおりで今まで毎日自分の顔をみてもなんにも思い出さなかったわけですね。
ちなみに、ジルベスターお義兄さまは悪役ながら非常に人気があった。
その理由の第一は、ビジュアル!
夜空に輝く月みたいにキラキラした銀髪。夜の闇を思わせる深い紺碧の瞳。
涼やかに切れ上がった眦はサイコーにクール!!
イケメンではなく美形!ビューティフル!ワンダフォー!
ありとあらゆる美辞麗句を並び立てたくなるくらいに美しい姿かたちなのだ!
当然ながらボクもそのビジュアルにノックアウトされた。
ネップリももちろんコンプリートしたし、アクスタももちろん手に入れた!
そんなボクの推しジルベスターは、その無表情のせいで「人を馬鹿にしている」「心がない」「冷酷」といわれ、悪役令息と呼ばれていた。
でもボクにはわかっていた。全部誤解なんだって。
ジルベスターは優しい人なんだって。
あの無表情の下には確かに温かなものが隠れてるはずなの!
なのに誰もそれを理解しようとしなかった。
そして最後に断罪されてしまうのだ!あのピンク頭に惑わされたあんぽんたんたちのせいで!!
ジルベスターが断罪されたときには悔し涙でボクの顔はびしょびしょになった。
なんとかジルベスターを救おうとすべてのルートを試し、ゲームをやり込みまくった。
でも何をしてもジルベスターは断罪された。
ボクはこの世界で大声で叫ぶ。
ボクのお義兄様はカッコよくて優しい最高のお義兄様なんだからっ!
ゲームの世界ならいざしらず、このボクがついてるからには断罪なんてさせないっ!
最高に可愛いハイスぺモブ令息に転生したボクは、可愛さと前世の知識を武器にお義兄さまを守りますっ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:20:00
80737文字
会話率:25%
母1人子1人で暮らしてきた佐藤美月は新卒2年目の24歳。仕事にも慣れ、これから親孝行しようとした矢先、母の真由美が仕事先で倒れて亡くなる。
悲嘆と後悔に暮れるなか、美月が真由美の遺品を整理していると1通の封筒を見つける。そこには真由美からの
手紙と、若い頃の真由美と見知らぬ男性が笑い合う写真があった。手紙には、写真の男性•雅人は美月の父であること、雅斗と真由美は職場で出会い、恋に落ちたこと、エリート営業マンだった雅人は海外に赴任することになり、それをきっかけに真由美はプロポーズされたが、慣れない環境への不安が勝った真由美はプロポーズを断り退職したこと、退職してすぐに美月を妊娠していることに気付き、1人で産んで育てる決心をしたことが綴られていた。手紙の最後には雅人の家の住所が書かれていた。
美月は悩んだ末に母の死を父に伝えることに決め、住所を訪ねる。父は亡くなっていて、妻の紫乃が対応する。雅人は帰国後、紫乃と結婚していた。紫乃から異母妹•雪乃の存在を伝えられる。姉妹の存在に憧れていた美月は、雪乃に会いに行く。紫乃は、雪乃は就職して1人暮らしをしていると言うが、実際は彼氏と同棲していた。雪乃の彼氏は大手企業に勤めているが、何かと雪乃を見下している。美月は彼氏と別れるように説得し、同居を始める。初めはお互いにどう接してよいか分からず戸惑っていた美月と雪乃だったが、同居を通して2人の関係に変化が生まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:55
14261文字
会話率:47%
魔法は神からの祝福である、人の理解など遠く及ばない奇跡の御業である。そう信じられる世界。
現在この世界では人類統一王国と魔ノ国が戦争を行っていた。人類統一王国は魔ノ国の魔族達とそれをまとめる魔王の圧倒的な武力に加えとあることが原因で劣
勢に追い込まれていた。
その状況を打破するため、王国の教会は神託魔法を発動し、魔王を殺し世界を救う存在、勇者を選定しようとする。その中には彼女達がいた
「罪の放免や国の未来はどうでもいいが、あれらを取り戻せるなら十分メリットになる。……いいね、乗った」
かつて冤罪により統一軍から追放され、全てを何度も失い続けた魔術師、ミスト・クリアランス。
「アタシはね、勇者様ぐらい強くなりたいの。強くなって………みんなの未来を守りたいの」
無尽の魔力を産み出せるものの魔法を使えなかった欠陥魔法使い、シンシア・ニルフェン。
神と世界から見捨てられた二人の少女が凝り固まった世界をひっくり返し、ついでに世界を救う。これはそんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:10:00
233200文字
会話率:48%
不遇な境遇で過ごしてきた佐藤美咲(さとうみさき)は、過労で倒れたと思い、目を覚ますと、愛してやまない小説「君に捧ぐ王冠の誓い」の悪役令嬢、ヴィオラに憑依していた。前世の生きる意味であったヒーローレオンハルトは、自身が転生した悪役令嬢ヴィオラ
のせいで苦しむことを知っていた美咲は、婚約者の地位を辞退し、彼が幸せになるように画策しようと試みる。
”帝国一の悪女”とさえ呼ばれるヴィオラは周囲からとことん嫌われていたが、ヒーローとヒロインをくっつけるべく、悪役令嬢の役を全うしようとあれやこれやと頑張るも、なぜか空回りしていく姿を見た周囲の者たちは、ヴィオラに構うようになる。
そしてヴィオラを嫌うはずのレオンハルトは、突然自身を避け始めたヴィオラに興味を持ち、次第に執着するようになって...?
悪役令嬢に憑依して、小説通りの役割を果たそうと頑張る女の子と、そんな彼女を逃がすまいと頑張るヒーローのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 07:00:00
73426文字
会話率:51%