冬季に開催されるピアノコンクールへの出場について悩む朝倉和斗。彼は人の上に立つことを何よりもの快感とし、自らの性格に不安を感じながらも上手く折り合いをつけ、今まで生きてきた。
しかし、通常なら二つ返事でコンクール出場を了承する彼が悩むのに
は、理由があった。
夏休み目前のクラスにやってきた一人の転校生、北野肇。何でも出来る超人のような転校生が、ピアノを弾けるという噂を耳にした。その日の休み時間、和斗は音楽室で北野の演奏を聞く。北野はピアノの名手で、和斗はその演奏に絶望する。
自分と真剣に向き合わざるを得なくなった和斗。ピアノを弾く理由を無くし、これまで一日たりとも触らない日が無かったピアノから数日間遠ざかることに。その間にも、時間はコンクールの応募締め切りである、夏休みへ進んでいく。和斗は幼馴染の佐渡亮一に心配されながら、しかし一歩を踏み出せずに悩んでいた。
ある日の放課後。昇降口へと向かう和斗は音楽室の前で足を止める。聞こえてきた微かなピアノの音に導かれ扉を開けると、そこに一人の少女が居た。萩野志穂と名乗ったその少女に頼まれ、和斗は彼女と二人きりの放課後の音楽会のため、再びピアノに触れる機会を得る。いつも嬉しそうに自分の音を聞いてくれる萩野の姿に、今まで自分の知らなかった感情を見出した和斗は、自分がピアノを弾く新しい理由を得る。
夏休み二日前。萩野のリクエストに応え、今まで弾いたことの無いジャズに挑戦した和斗。意気揚々と音楽室に向かったものの、そこにいたのは北野だった。彼との話を通して、二年前、コンクールの舞台で自分が北野に敗れていたことを思い出す。だが、和斗は萩野との音楽会を通して、変わっていた。彼の挑発を掻い潜り、最後には北野と和解するに至る。
ようやく手に入れた新しい自分で、和斗は放課後の音楽会最後の演奏に挑む。
こうして、和斗の夏が幕を上げた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-19 18:09:46
20861文字
会話率:36%
荒んだ生活を送る大学生菊池は音楽科の旧友菅原と再会し、以前習っていたピアノに再び触れるようになる。
最終更新:2016-07-17 23:33:32
1674文字
会話率:54%
ピアノが好きな瑞希は、ある歌い手さんのファンでした。
その歌い手さんがもしかしたらクラスメイトなのかも!!
恋になる前の。
ドキドキが起こるもう少し前。
そんな、まだ何も始まらない物語。
最終更新:2016-07-10 20:38:17
7981文字
会話率:40%
夜が明けない街にピアノの音が鳴る。僕たちは語りたくて仕方がない。
最終更新:2016-07-09 01:40:15
749文字
会話率:25%
どんな学校にも、似たような七不思議はある。
トイレの花子さんとか、動く人体模型とか、人食いピアノとか。
でも、そんなテンプレな七不思議とは一線を隔する七不思議が。
俺たちの通う、この新設ピカピカの高校にもあったんだ……
最終更新:2016-07-07 17:19:33
6778文字
会話率:50%
長谷部涼平は生き返る為に、クラスメイトの菅野雪乃を幸福にしないといけない。
修学旅行が終わり、涼平は雪乃への心境に変化があることに気付く。
そして、彼はその不明瞭な感情に苦悩する…
青春群像劇最終章。
公式サイトでも公開中 http://
studio-cg.net/eudaemonics/
第一部 「黄昏に君の笑顔を」http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/719399/
第二部 「誰が為にピアノは響く」
http://ncode.syosetu.com/n8225cx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-07 17:00:00
77829文字
会話率:44%
文化祭を終えた涼平は、菅野と同じ班になり修学旅行に行く事になる。
行く先の京都で、涼平は過去と向き合うことになる…。
公式サイトでも公開中 http://studio-cg.net/eudaemonics/
第一部 「黄昏に君の笑顔を」h
ttp://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/719399/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-04 18:00:00
85844文字
会話率:40%
強かな子供の物語。
自傷癖のあるキャラクター、精神的虐待、ネグレクト、家庭内暴力を受けているキャラクター等が登場しますが、それらが行われている描写はありません。
舞台は高校。傷を知っているから優しい優しい子供たちの隠れ家≪シェルター≫
の「文化部」で繰り広げられるクコと友人や部員たちの日常の物語です。
以下、ネタばれ有りのあらすじです。
あらすじ
不仲な母親と祖父の板挟みになりながら、幼い頃から仲介役をしてきたクコ。物分りのいい優等生だったクコは、家庭内の冷戦やいじめられたこともあり、笑顔を絶やさないが、人と一定の距離を取る、ひねくれた高校生になった。
高校に入ってすぐ、クコは廊下で倒れていた男子生徒を助けたことをきっかけに文化交流部に入部する。通称、文化部と呼ばれるその部は、料理、楽器、美術などの文化系の活動を浅く広く嗜み、学生向けのコンクールなどに応募するべく様々な文化系の生徒がごった煮になっている部活だった。
その通りの部員もいるが、文化部の本質はシェルター。
家庭や学校生活、人間関係や自分自身に訳ありの生徒の避難所だった。
何をするでもなく、何も起こらない、変わらない日々を過ごすクコだったが、マツやユズと一緒に部室で過ごしていくうちに、少しずつ変わっていく。
マツはクコを文化部に誘った一つ上の先輩だ。家庭内暴力とネグレクトによって伸び放題の髪から覗く顔や細い身体には、いつもアザがある。ひとを寄せ付けないところがあるが、なついてきたクコを突き放さないのは、クコを好いているからだ。
ユズはいじめられていたときにクコに出会い、文化部に入った同級生の少女だ。引きこもりの兄が自殺して以来自分を傷つけるようになるが、幼稚園の先生になるために、音楽教師を目指す部員にピアノを習っている。
クコは気付く。死ぬまで家に縛られていくと思っていたが、その気になればいつでも出ていける、自分を縛り付けていたのは自分だったこと。
お菓子作りをしているときに、マツにはお腹にたまるものがいいのではないかと作ってみたパンの世界に惹かれている自分に、マツへの恋心に。
マツ主催のクコの誕生日パーティーのなかで、クコはマツに好きだと伝える。
ままならないままでも、子供は強かに生きていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-04 16:00:00
16567文字
会話率:32%
大中未来がピアノの帰り道、とぼとぼと歩いていたら、天使と出会った。
天使は言った。「ミライがもうすぐ死んじゃうから、お知らせに来たの」
え、嘘でしょ!?
「あくまでも可能性だけど」
やりたくないピアノによる過労死を防ぐため、笑い上戸の天使と
協力して、母親を相手に未来は奮闘する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-03 19:00:00
17414文字
会話率:46%
あるどこかの遠い街、バーの片隅で彼はいつものように、巡り合わせた人たちの記憶を語りだす。
ピアノ弾きと、彼のいつか会えるかもしれない旧い友人の話。
最終更新:2016-06-30 21:35:31
6754文字
会話率:51%
壊れたラジオから流れてくるのは過去の記憶でした。真夜中のビッグバン。万有引力の法則を発見したのはベートーヴェンですが、母なる河ガンジスを飲んだのは私です。ひゅううう、ごろろ。私はヴァレリー。ピアノは染料ではなく友達です。
キーワード:
最終更新:2016-06-30 14:00:00
6038文字
会話率:30%
やがてあなたは僕のピアノになり、その音は破滅していく。
最終更新:2016-06-30 13:10:52
1835文字
会話率:38%
友人の腕のピアノ鍵盤をひくと花が咲いた。
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ブログとの同時掲載です。
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Particle CoffeeのBlog
http://b.dlsite.net
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―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-11 18:00:00
1111文字
会話率:0%
ピアニストを目指している凛。スランプが続いて不安に押しつぶされそうになり早くピアノが弾きたいと家路に向かっている最中に交通事故に遭う。そしてそこで出会った男性はーーー。
最終更新:2016-06-10 01:26:43
11836文字
会話率:37%
何故私はあそこまでピアノを弾かなかったのだろう。最近それをよく考えます。
キーワード:
最終更新:2016-06-06 01:28:02
329文字
会話率:0%
孤独な少女が一人の女性と出会い、ピアノを通じて心をかよわせていく物語。
最終更新:2016-06-03 23:37:51
4650文字
会話率:0%
七不思議ツアーへようこそ!
例えば、走る理科室の人体模型。
例えば、真夜中に響くピアノの音。
例えば、真夜中にだけ現れる、秘密の地下室。
さぁ、あなたの学校に伝わる七不思議を体感しに行きましょう。
最終更新:2016-06-02 21:43:53
19026文字
会話率:42%
鍵盤へと乗せた想いは果てしなく、永遠に君を束縛し続ける
最終更新:2016-05-10 21:57:51
865文字
会話率:0%
yahooブログ「おもいで文庫」に掲載した作品を、再度推敲の上投稿するものです。
今回は、私の最初の記憶とその後のエピソードです。
みなさんの記憶と重ね合わせながら読んでいただけると幸いです。
最終更新:2016-05-01 16:05:29
1290文字
会話率:6%
ピアニストだった凛はイタリアの地でマフィアとなった有馬悠一と恋に落ちた。
彼と生きる為に彼女は選択を迫られる。
彼女にとって唯一無二のどちらかを捨てろと。
最終更新:2016-04-29 20:37:39
1716文字
会話率:17%
音守珪生と翠羽、ふたりは『音楽によって人を癒すことができる』能力を持って生まれてきた双子である。その能力を最大限に活かすために、ふたりは音楽の『種』を探すことを決心する。そして、ふたりを囲む人々とそのひとたちが求める音楽、そしてふたりを支配
する運命…。すべてが絡み合うとき、音楽が共鳴する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-24 21:50:24
1416文字
会話率:0%