凶悪な魔物が跋扈する人外魔境の地の片隅にあるとある隠れ里。
フェリックス(フェル)・トリスタンは幼馴染の少女アンリとともに二人きりで暮らしていた。
毎日のように魔物に襲われる環境で生き抜くため、お互い鍛え合い勝負を重ねる二人だったが、
フェルは一度としてアンリに勝てたことがなかった。
9999回目の負けを刻んだ日、アンリはフェルに"外"へ出る事を告げる。
外へ繋がる"帰らずの谷"には強大な竜がいた。アンリの足手まといになることを避けるため、フェルはアンリに付いていくことを断念する。
アンリと同じくらい強くなったら自分もまた"外"に出ることを誓ったフェルに、アンリは再戦を約束して里を去った。
それから一年。一年前のアンリ以上の域に達したことを確信したフェルは帰らずの谷に向かう。
激闘の末なんとか竜に勝ったフェルだったが、自らの未熟さを痛感していた。
この広い"外"には自分やアンリより強い者がたくさんいる。
そう肝に銘じて、彼はアンリを探す旅を始めた。
彼は知らない。アンリが世界最強の魔法使いになっていることを。そして、彼女に比肩しうる彼は実質的に世界で二番目に強い魔法使いであることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-08 22:09:11
31214文字
会話率:25%
生きる意味がよく分からずに放浪するリッツ、本当の親を探すために旅に出たアンナ、自分の進む道を求めて旅に出たフランツ。三人の目の前には、何故か全く同じ宝玉があった。
それが導くままに旅が始まる……のだが、この共通項のない三人が、一緒に旅に出
たから、問題山積?
内面を全く表に出さないから、陽気でいい加減に見える傭兵のリッツは、常に二人の保護者として金の調達を考えないといけないし、教会育ちで究極のお節介焼きのアンナはすぐに物事に首を突っ込み事を大きくする始末。フランツに至っては体力なしでほとんどいつも足手まとい。なのに口を開けば放っておけ?
巨大な敵が出てくるわけでも、魔王を倒しに行くわけでもないけれど、こんな三人の、ちょっとドタバタあり、シリアスあり、ラブコメあり? の旅を通した成長の物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-11 14:00:00
2234612文字
会話率:48%
勇者は異質だ。勇者は異端だ。あれは何かがおかしい。でもそのことに気づかない周りもおかしい。認められない。あれが英雄だなんて、絶対に認めない。あれはただの偽者なのに。
仲間は足手まといでしかない。ふざけてるんじゃなくて、それがこの世界を生
き残るための術なのたから。
「ヒーローが必ずしも正義だとは限らない」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-13 18:31:40
4229文字
会話率:28%
ゲームの世界にHP5・攻撃力1・防御力2・MP0の最弱キャラとして転生してしまった僕。ステータス上でもあまりに弱すぎる上、容姿だって貧弱そのもの。モンスター相手では真っ先に食べられそうになり、人間相手では完全に通りすがりの村人A扱いで敵と
して認識すらされない始末です。最近は街で僕を拾ってくれたパーティと一緒に旅をしています。このパーティが僕は大好きです。最初は足手まといだったけど、ちょっとしたことから僕はパーティのサポート要員になりました。
※この小説は唯乃なない様の、誰かこんな小説書いてくれ(嘘作品紹介)の「最弱がザコだなんて誰が決めた?」の設定を元に執筆しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-09 20:13:55
11401文字
会話率:43%
古代の封印術式「施錠断術」が入り口に施された、世界中に点在する謎の遺跡・「未踏査域」。未踏査域の施錠を解き放つことができるきわめて高度な技術を持つ者、開錠士として名を馳せる少女・ネフィーは、日々食いぶちを稼ぐべく極めてドライに仕事をこなし
ていた。そんなある日、彼女が出会ったのは、空から降ってきた自称医者志望の少年、ライと、彼の相棒だという喋るぬいぐるみ・ジア……だがしかし、ライは世界中の誰もが使えるはずの術式・「断術」を使うことすらできない、神に見放されたとんでもない存在だった。一見足手まといにしか見えない一人と一体との出会いは、しかしネフィーを『次のステージ』へと導いていく!
第21回電撃大賞小説部門・二次選考通過作を修正・改稿した作品となります。基本は毎日更新の予定。ご意見・ご感想お待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-06 09:00:38
141706文字
会話率:36%
事故にあい死に生まれ、そして自他ともに最弱だと認識され、足手まとい扱いされたり、人質にされたり、子供の突進で死にかけたりと様々なハプニングを乗り越え今日も友人に寄生して戦っております(攻撃力0)
最終更新:2014-11-19 23:23:23
900文字
会話率:0%
「出来ない奴」なんて、人に勝手に決められたくない。僕たちはきっかけがなかっただけなんだ。
やる気がなく、会社の足をひっぱっていたどうしようもない連中があることをきっかけに本当の力を発揮し始める話。
※重複投稿
最終更新:2014-10-10 07:12:41
5124文字
会話率:38%
世界でも有数の軍事大国であるこの日本で、晴れて俺は陸軍兵士になることが出来た。
だが、体力もなく学力だって中の下、銃の扱いに至っては致命的な俺。
そんな俺が初の実践任務で派遣された場所はなんと異世界だった!
勇者一行に拾わ
れてパーティに入れてもらったまでは良いものの、相変わらずの足手まといっぷりを発揮する俺。
おいおい、こんなので本当に魔王を倒すことなんて出来んのかよっ!!
落ちこぼれ主人公と、勇者達が織り成すロールプレイングミリタリーな物語。どうか読んでいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-04 19:10:56
47808文字
会話率:46%
序以降を大幅に改訂しました。本編冒頭に残酷な描写があります。
八歳まで塔に幽閉されていた彼は、ある日漆黒のローブを着た男に「お前は、自由が欲しくはないか?」と問われる。
名を持たぬ彼は、男に導かれ、剣と魔術を教え込まれるが、彼はいつしか本
当の自由を切望するようになった。
倫理を諭されることなく自らの目的のために、手段を選ぶなと教育された少年の、ノワールチックな剣と魔法の異世界ファンタジー。
非人間的な主人公が、人との関わり合いによって人間らしくなっていくが、同時に絶望や裏切りも知る。
※中盤まで基本主人公はぼっちです。また全編通して仲間≒足手まといです。またMOB&敵以外の女キャラはほぼ出ません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-09 20:51:16
8225文字
会話率:46%
逃げ延びたファンティーヌは焼け落ちる生家を遠く離れた丘の上から見ていた。
大切な物全てが失われた。そんな彼女を、逃してくれた護衛の男が優しく労る。けれど彼女はそれを拒絶した。
ずっと恋い焦がれていた男だった。
初めて見せてくれた優しさだった
。
けれど、彼女にはもう返すだけの物が何もない。これから先足手まといになる女など、彼が背負う必要はないのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-01 16:30:38
27060文字
会話率:19%
戦乱の時代。少年ランザは、北方の蛮族によって、家族と住んでいた街を奪われた。彼は叔母に引き取られたが、移住先になじめず、少年たちと諍いを繰り返す毎日を過ごす。街から出たいと望むランザの前に、傭兵隊長アンジェイ・マズールが現れる。彼はランザ
を傭兵隊に引き入れ、ランザに生きる術と戦う技を与えた。ランザはアンジェイの元で戦い、強くなった。月日が流れ、復讐を忘れたことはないが、今の生活に満足を覚え始めていた。そんなとき、立ち寄ったある街で、家族の敵が捕まり、処刑されることを知る。刑場で見たのは醜く泣き叫ぶ敵の姿だった。敵の死によって目標を見失ったランザは、アンジェイから隊を出るように告げられる。ランザはアンジェイに縋るような目で問いかけるが、アンジェイは素っ気なく足手まといだと言う。項垂れるランザの前に、餞別のナイフを残し、アンジェイは姿を消す。ランザは涙を流しながら地面に突き立つナイフを見つめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-31 22:50:09
12153文字
会話率:44%
少年の名前はナイン。名前は無いんだ、そう名乗った少年だ。世界で初めての仮想現実、それを実装したRPG、《Garden》のテスターに選ばれた少年でもある。《Garden》の世界でナインは、仮想現実である事を生かした感覚戦闘、《超能力》・《魔
術》を行使する周りのテスター達に、《魔法使い》であるが故に見下されていた。どれだけ使用しても使えなくなる事が無い超能力や魔術と違い、魔法は従来のRPGを意識しすぎ、MPを消費しなければ使えないためだ。足手まといの烙印を押されたナインだが、けれど彼だけは知っていた。この《Garden》の真実を。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-09 23:30:08
40729文字
会話率:36%
こども向けの絵本として書きました。
タヌ太郎はみんなとサッカ―しても足手まといであることに悩んでしまいます。そこで歌好きなクマおじさんと出会います。
おじさんと出会い"大切なこと"を教えられます。
最終更新:2012-03-03 01:22:35
1773文字
会話率:36%
小学生時代のとある出来事をきっかけに、自分に自信がもてなくなった女子高生・高宮由子。コンプレックスの塊と化した彼女は、クラスで自然に振舞うことができない。
もうすぐクラス対抗のスポーツ大会。足手まといにならないようにと、放課後にこっそり自主
練していたところ、クールなクラスメイトの鍵谷が現れて……。
自意識過剰で挙動不審な女の子が、小さな壁を打ち破るまでの、青春物語です。
喫茶マリエール『自意識過剰少女』収録作品<第12回文学フリマ(2011.6.12)出展>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-05 00:00:00
20284文字
会話率:39%
ある日異世界に飛ばされた俺、関角優也と友人の一之瀬斗真。目の前には女神が立っていた。もしかして俺が勇者に!? と思ったが、選ばれたのは友人の斗真のほうだった。次々に力を授かる斗真。足手まといは嫌だ! そんな思いから力を授けてもらおうとする。
後にそれが大きな出来事に繋がることを知らずに。(まったり、ひっそり、こっそり、たらたらとやっていきます。処女作なので広く長い目でお願いします)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-22 23:54:01
10567文字
会話率:47%
民族学准教授である岩崎学(いわさきまなぶ)に日々パシられている、茶橋行宏(ちゃはしゆきひろ)。岩崎ゼミの院生で、「茶っ葉」と呼ばれるヘタレ野郎だ。悪い意味でマイペースかつ天才な岩崎につき合わされ、東北の山村に二人でむっさい旅に出たはいいが、
そこで火曜サスペンス的な展開に巻き込まれ――――。事件とともに明かされる、知りたくもなかった岩崎准教授の性癖。恐れおののく茶橋。そんな暴発ミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-15 14:30:15
1725文字
会話率:54%
どの盗賊団でも足手まといになるからと子供は掠ってこないルールだが例外があった。稀にしかないその例外が今回の略奪で起こったが……。
最終更新:2008-06-24 20:05:33
1599文字
会話率:45%