大人の男になったら、ギフトが発現した。
地位も後ろ盾も何もない天涯孤独な貧民として十数年、文化レベルと街の景色は中世ヨーロッパによく似た感じの異世界で、何の夢も希望もなく唯々その日の生活に追われ過ごしてきた俺が、新たな世界の扉(?)を
開いた。
けど。最強でも無敵でもなく、巨万の富とも強大な権力とも無縁なまま、なのは相変わらずだった。
ただいま絶賛、何かが違って異性からモテモテというには違和感が半端ない、未体験の常識的にはあり得ない特異な状況に、困惑中。
自分自身に何が出来るか自問自答しながらにはなるが、人生のハッピーエンドを目指して強く生きて行けたらなぁ、とシミジミ思う今日この頃、の俺であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 07:00:00
36402文字
会話率:16%
勇者は異質だ。勇者は異端だ。あれは何かがおかしい。でもそのことに気づかない周りもおかしい。認められない。あれが英雄だなんて、絶対に認めない。あれはただの偽者なのに。
仲間は足手まといでしかない。ふざけてるんじゃなくて、それがこの世界を生
き残るための術なのたから。
「ヒーローが必ずしも正義だとは限らない」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-13 18:31:40
4229文字
会話率:28%