ある日、ブラック企業に勤める社畜だったこの俺、犬飼 武流(いぬかいたける)は、道端でわんこのような美少女と出会う。
裸で座り込む彼女に、俺はヤバい事情があるのかと困り果てる。『このご時世、下手に人に優しくなんかしたら馬鹿を見る時代だ』
見て見ぬふりをするべきなのかと。
しかし、捨て犬のように震え目を潤ませる姿を見た俺は、彼女を拾い家に連れ帰ってしまう。
珠美(たまみ)と名付けた(タマと言っても、猫じゃなく犬っぽいのに)彼女は、何にでも興味を示し、純粋に喜び、見返りの無い優しさを見せるのだった。
その珠美の姿に、すり減っていた俺の心は癒されてゆく。
そして、そこから俺の人生はどんどん好転していった。まるで、わんこ女神の加護を受けたかのように。
同時に、俺を追放したブラック企業は傾き、パワハラ上司は断罪され、犬を虐待したクズは地獄に落ちるのだった。
※プロローグにショッキングな描写があります。動物が虐待されるシーンが苦手な方は飛ばしてください。
※本作品はフィクションであり、現実の人物や団体や事件とは一切関係ありません。
※カクヨムでも公開しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 20:17:47
79153文字
会話率:53%
仮に、誰かに「自分は異世界から帰ってきた」と告白されれば、どう思う?
その人に興味を持つ?
それとも危ない人だと距離を置く?
私はきっと白い目で見られるんだろうなって、心のどこかで警戒して、黙ってしまうんだと思う。
きっと言
わない。
私は異世界に行っていたんだなんて。
だって怖いし、異世界と言っても、自慢できるような経験はないんだし。
きっと私はずっとモヤモヤしたままなんだと思う。
でも、その出来事を“夢”として片づけること自体はどうしてもできなかった。
これって、やっぱり私が変なのかな?
もしかしたらこの事実、私自身が忘れなければいけないってことなのかな。
でも、これってなんか嫌な気がするんだよね。
この作品は、アルファポリスにおいても、「博幸」という名義で、閲覧できるようにしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 14:38:05
83664文字
会話率:25%
「……うげっ」
稀代の悪女と謳われし、セレナ・アーシェンハイド侯爵令嬢は思い出した。
12の時に王太子殿下の婚約者取り決めのためのパーティーで婚約者に指名されたこと。
14の時に義妹ができたこと。
18の時に義妹含む周り大勢に冤罪をか
けられ、冷え冷えとした牢獄の中で高熱に苛まれながら息を引き取ったこと。
そして、今日──王太子殿下の婚約者取り決めのためのパーティーに呼ばれた“あの日”に逆行してしまったこと。
「無理、絶対無理!」
大して情もない王太子のためにかけた半生。
婚約者の選定パーティーなど茶番にすぎない。招待されたときには既に婚約者は決まっていたのだ。
今から回避するのはほぼ不可能と言っても過言ではないだろう──ならば、どうするか?
「あの、騎士様! 私、貴方様に一目惚れしてしまいました! どうかお名前を教えて下さいませんか!」
────と言うことで、逆行悪役令嬢はただいま求婚中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 20:53:08
336974文字
会話率:29%
大崎岩夫は最強の剣聖として世界を救った英雄である。
だが、今は人々から忘れられ田舎町の気の良いおじいちゃんだ。
大崎はある日、"ダンジョン配信"というモノを知る。
「じぃじ、カッコ良い!」と孫に言ってもらいたい大崎
は再び剣を握ってダンジョンに向かった。
人間、何かを始めるのに遅すぎるなんてことはないのだ。
カクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-24 14:09:17
6205文字
会話率:35%
テンペスト・ウェトウィッシュは侯爵家のご令嬢。16歳という貴族の中での適齢期を迎えるが、全く結婚する気は起きない。何と言っても彼女は前世の記憶持ち。前世で16歳と言えばまだまだ遊びたいお年頃だった。
「せっかく生まれかわれたんだから人生
楽しまなきゃ!」
彼女が転生したこの異世界の何を気に入ったかって、魔法の存在だ。しかも彼女はラッキーなことに、魔法に関して天性の才能の持ち主として生まれた。
「私、魔法使いなりたい!」
という前世の願いが転生して叶ってしまった彼女は、新たな夢を見出した。
「私、冒険者になる!」
魔獣を狩って素材を剥がしてそれを売ったり、武器や装備を身に着け、依頼を受けてお姫様の護衛をしたり、兎にも角にもばっさばっさと敵を倒すのだ!
アンラッキーなことに、彼女の家族はその夢を歓迎しなかった。貴族の令嬢として彼女に求められるのは、旦那様に尽くす、大人しく美しい淑女だった。
ある日騙されて連れていかれたのはまさかの自分の結婚式。テンペストの夫となるのは、ウェンデル・ブラッド公爵。血も涙もない冷血な男だと貴族社会で噂になっている男だ。
(はあああ!?)
なりたくもなかった花嫁姿の自分に見向きもしない夫に思わずイラっとしたテンペストは、すぐに人生の計画を練り直した。
幸運なことに、ブラッド領には有名な地下ダンジョンが存在した。冒険者の街としても有名なのだ。そこでテンペストは今こそ冒険者になろう! と、決意する。
「冒険者として名を上げて、大恥かかせたらぁ!!!」
ブラッド公爵家の嫁が冒険者なんて知られたら、あの冷血夫がどんな顔をするか楽しみだと、テンペストはルンルンで今日もダンジョンへ。それに冒険者として生活できるようになれば離婚だ! となったって問題ない。
「自活さえできれば公爵家がなんぼのもんじゃい!」
だが、順調に冒険者を続けていたテンペストには予想外のことが。
「なんて美しい人なんだ!」
変装した自分の夫が、冒険者テンペストを妻とは気づかず惚れてしまったのだ。
「……アホかな?」
夫の浮気判定に迷いながらも、今日もテンペストは人生を楽しみます!
そんなポジティブ自信家生意気ヒロインとポジティブ勘違いナルシストな旦那様のラブコメファンタジー!?
※この作品は他サイトでも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 22:23:20
227106文字
会話率:43%
聖女国家ステラは、その呼称通り聖女で成り立っていると言っても過言ではない国だ。
この世界に存在する聖女のほとんどがステラ出身であり、その数は既に1000人を超えているらしい。
そして、その中でも特に力のある聖女は大聖女と呼ばれている。
大
聖女は世界に10人しか存在しないと言われており、その扱いは王族と同レベルなのだそうだ。
というか今、それを実体験している。
何故ならば、世界で11人目の大聖女に、私が選ばれてしまったからだ……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-23 05:28:10
10554文字
会話率:25%
私立 豊穣学園は、小学校から高校までがそれぞれ同じ敷地内に存在するエスカレーター式の大規模な学校である。
エスカレーター式の学校というものは他にも複数存在するが、小中高大全てが同じ敷地内にあるというのは中々に珍しい特徴と言えるだろう。
そ
れゆえに、この学校では通常の学校ではありえない先輩と後輩の関係が成立している。
場合によっては、歳の差が10歳以上も離れた先輩後輩という関係もあったりするのだ。
そんな少し変わった環境のせいか、普通ではあまりない小学生と中学生のカップルや、中学生と高校生のカップルが成立しやすい環境となっている。
しかし、そうは言っても結局周囲の目が気になったりと課題は多い。
あまりにも歳の差が離れていると、ロリコンだのと罵られることもある。
この物語は、そんな状況下にある少年少女達の青春恋愛物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-23 06:10:00
196531文字
会話率:36%
修学旅行……
それは非モテ男子が経験できる唯一と言ってもいい、男女混合の旅行である。
片思いの相手と半強制的に一つ屋根の下で寝泊まりできる、貴重なシチュエーションとも言えるだろう。
俺もまた、そんなシチュエーションを楽しみつつ、様々な妄想
をしている男子生徒の一人だ。
当然女子の入浴時間なんかは、必然的に想い人の裸体を想像してしまう。
そんなとき――、
「おい、今から温泉覗きに行こうぜ」
悪魔が俺の耳元で呟いた。
「こんなチャンスはもうないぜ? お前、夢枕さんのこと好きなんだろ?」
彼女の裸体を覗き見る、またとないチャンスだと――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-27 05:40:48
999文字
会話率:10%
私たちには、きっと本当の赤い血は流れていない。
大学二年生の神谷碧緒は、申し分ない恋人と過ごしつつも、満たされない心を持て余していた。そんな折、高校三年間、その顔と声を味わうために通っていたと言っても過言ではない同級生、須磨と同じキャンパ
スで出逢う。久々の再会に動揺する彼女に、須磨は恋人と別れてくれれば付き合うと提案してくる。
他人のものを奪うことでしか愛を確かめられない男と、中身など要らずただ官能に訴えかけてくるものだけを求める女。だが、意外な共通点が二人の歪んだ恋愛観を震わせる。それまでの生き方を否定しかねない愛の芽生えに、それぞれが下す決断とは。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-21 22:25:44
18606文字
会話率:37%
危機一髪だった! という人の話を聞くのが好きだ。
愛していると言ってもいい。
もともとスリリングな体験談とかエッセイとか、そういう眉唾もののテレビ番組や特集雑誌を見るのが趣味だった。むしろそこから本が好きになった。気付けば、この世の中
のヒヤリハット事案を探すのが僕の生きがいになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 19:43:57
4369文字
会話率:32%
父親が借金のかたに土地の一部を売却した。
その土地は、二束三文でたたき売られ引っ越してきたのは、常識の通用しないDQN一家だった。
毎日、毎日、繰り広げられる騒音にノイローゼになった母は死に……。
何度、静かにして欲しいと言ってもやめてもら
えず、母の元に行こうと悩んでいた俺の前に現れたの一匹の黒猫だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-16 08:38:26
8290文字
会話率:48%
緑蒼生(みどりあお)は『窓際研究室』を営むれっきとした経営者である。
と言っても建設的な事を何ひとつするでも無く、毎日を事務所でぶらぶらと過ごす事にのみ終始していた。
彼に与えられた仕事は『ただひたすらに妄想する事。』であった。
彼は
今日も仕事に励む? ため、事務所で世迷い事を考えながら、コーヒーを口にしていた。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 19:00:00
166559文字
会話率:21%
~原初の神話~
この世には六人の原初の神が語り継がれている。
炎神、水神、雷神、草神、風神、太陽神。
炎神は炎魔法。
水神は水魔法。
雷神は雷魔法。
草神は草魔法。
風神は風魔法。
太陽神は光魔法を生み出した。
神とは言っても、初めて原初の
魔法を生み出した人間たち。
しかし彼らのおかげで今の世界があり、今の魔法体系がある。
だからこそ、彼らは「原初の神」として崇められているのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 00:05:03
1700文字
会話率:19%
噂と言っても死人が出るかもしれない噂。ホラー怪異。
最終更新:2024-07-14 21:20:15
1004文字
会話率:5%
世界トップ10に入り日本では一番と言われたシェフ成澤由紀(なるさわゆき)
ある日、豪華客船タルサロッサ号で一日料理長として招き込まれ、客員達に料理を振りまわるそれは彼女の幸せであり幸福であった。
しかし、彼女の幸せはそう長く続かなかった。
彼女の乗る客船タルサロッサ号は岩礁にぶつかり沈没・・・
彼女は無人島に流れ着いた、しかしこれは彼女の幸福ではなく悪夢の始まりであった。
この無人島には食料が一切なかった。
いくら一流シェフと言っても食材が無ければ何も出来ず、必死に救助が来るまで懸命に生きたが救助が来る事は無く餓死してしまう
命尽きる前に彼女が願った事は(もし、この世界に生まれ変わりなんて物があれば・・次はこんな思いがしない。季節や気候関係なく育つ野菜、川や海には食べきれない程の魚の大群。そして美味しいと理由で食肉にされた動物達が沢山生息する。そんな夢のような世界に生まれ変わりたいな。)
彼女の願いは叶いは聞き入れられ食料が豊富にある地球に似た世界ストレジに記憶を失い
「ユウリ」として新たに生まれ変わった。
彼女が望んだ夢の様な世界で幸せに暮らした。
と思いきや、彼女の生れた世界ではなんと料理と言う概念が存在していなかった。
そんな世界でユウリが3歳の時に前世の記憶を思い出した。
が、彼女が思い出した記憶は【料理】の記憶だけであった。
彼女は料理の概要が無い世界で料理を普及させることにした。
グルメ×少女×魔法=おバカ?
調理師作者が書く
天真爛漫少女の料理コメディー作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 18:00:00
68045文字
会話率:36%
日下部透には妹がいる。可愛いものと百合をこよなく愛し、百合に挟まろうとする男を許さない過激派百合オタクの妹が。そんなある日、人付き合いの多くない妹が家に女友だちを連れてきた。普段から口酸っぱく「百合に挟まるな」と言われていた透は二人から距
離を取り、見守ることを決意する。しかし、妹の友だちが好きなのは実は透で――。
「あの、お兄さん。……その、水族館っ、一緒に行きませんかっ!」
「今度、ななちゃんがいないときにおうち、言ってもいいですか?」
「連絡先、交換してくれると嬉しい……です」
これは、距離を取ろうとする主人公と距離を詰めようとする妹の友だち、そして二人の仲を取り持とうとする妹。三者三様の思惑入り乱れるいちゃらぶすれ違いラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 20:10:00
100293文字
会話率:37%
「忌々しい子ね、貴女。少し離れて暮らしましょうよ」
「ああ、それは良いな」
「……………」
「アマリリスお姉さま、お元気で」
一言も発する前に、私は田舎の別荘に行くことが決まった。最早気持ちも動かず、ただ応じるだけだ。
何を言
っても覆ることがないのは、知りすぎている。
珍しいことではないが、私は前妻の子で疎まれる存在。
生家の男爵家はわりと裕福で、平民であった後妻フャルルは結婚後贅沢し放題だった。
父が何も言わないので、仕方なく私が苦言を呈すれば
「子供の癖に、何もわかっていない癖に」等と苛立たしい様子で言い返されていた。
それでも次期当主の私。
負けずに改善を求めていたのだが、どうやら父にも裏切られてしまったようだ。後妻の賛同に回ったのだから。
フャルルの子『アイズ』は、父マックの実子だ。
父はアイズに、この家を継がせようとしているのだろう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 22:10:06
17423文字
会話率:27%
魔族に囚われたお姫様
姫を救出しようと試みる国王
しかし、“そこ”は御約束。魔王の城。
中心部分にあたる 貴族専用拘束部屋(所謂 牢屋)だった。…と言っても豪華なベッド。豪華な入浴室に豪華なカーテン。豪華な家具。畳24畳は在る広さの王族御
用達囚人部屋(汗)
……。姫は救助・救出は困難と判断し、自ら脱出を試みようとする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 00:00:00
317053文字
会話率:4%
時にカッコいいナルシスト、時にキモいナルシスト、時にヤバいナルシスト、時にただのナルシストが発揮される。
物語の十割がナルシストと言っても過言ではない、勇者を志すありえないくらいナルシストの青年の物語である。
最終更新:2024-07-06 18:29:13
5694文字
会話率:30%
君はよく笑う
遊んでいるときも試合で負けていたときも周りから悪口を言われてたとしてもいつもいつも笑ってただただ笑って、周りからはいつも笑っていていつも楽しそう、なにを言っても笑ってくれる。そう思われている
けどそれはただ笑って誤魔化してい
るだけ
笑えば笑うほど辛くなっていって追い込まれて泣いて悔やんでどんどん自分が嫌になっていく
そんな君と何に対しても興味が無い俺が恋する物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 11:26:20
657文字
会話率:66%
能登半島地震を見て思う事は、非常に復興計画が難しい(大変)と言えることです。過疎地、海面隆起等特殊な案件に加え、家屋やインフラの破壊度も非常に大きいです。ただそれは、一夜にして忍び寄っただけの話であり、日本の過疎地の未来を象徴するものでもあ
りますから、モデルケースとして色々な制度設計変更やビジョン(コンパクトシティ他)を推し進めるのに最適ではないかとも思えます。公権力と私有財産の狭間で何が将来のために最適かを見つける作業(妥協点や現実解)とも言い換えられます。理想や理屈ばかり言っても何も始まりませんからね。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-02 16:26:12
5583文字
会話率:0%
何故か邪神に転生した。
それは『ワールドエンドゴッド』と言うゲームの主人公で世界を滅ぼすのが目的と言うとんでもない邪神である。
悪役どころか悪そのものと言っても過言ではない存在だ、そんなゲームそもそも何が楽しいのか分からん、それ故に全
くプレイしたこともないゲームだった。
そんなプレイしたこともないゲームみたいな世界に転生したのである。
これはそんな邪神に転生してしまった私の異世界物語である。
果たしてネットでながら見して得た穴だらけのゲーム知識でどこまでこのゲーム異世界を生きれるのかは謎だが…。
まあがんばって生きて行こうと思う。
R15と残虐描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 06:30:00
84492文字
会話率:26%