世界を救うため、魔王討伐の旅を続ける勇者エルバートと聖女イレーネ。幾多の困難を乗り越え、共に過ごす中で、二人の間には確かな愛が育まれていた。魔王城を目前に控えたある日、二人の前に世界の創造主である神が現れる。神は、魔王を打ち倒すための**「
最強の武器」が存在すると告げる。しかし、その武器を手に入れるには「大いなる代償」が必要だと言う。聖女の命を捧げねばならないと突きつけられた勇者エルバート。世界か、愛する者か。その過酷な二択の前に、彼は何を選ぶのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 17:13:17
2881文字
会話率:59%
闇の炎。いったいいつからその炎が存在するのか。今では誰にもわからない。歴史書にも記載されていない謎多き炎。ならば、なぜ人々は闇の炎と呼ぶのか? わかっていることは、世界中にさまざまな色を持った闇の炎が存在しているということだけ。
そんな闇
の炎が存在する世界に住む少年ヤミノ・ゴーマドは、平凡に日々を過ごしていた。幼馴染のミュレットとは小さい頃に将来結婚をする約束し、仲も良好。未来も明るい。そう思っていた……だが、その日は突然起こった。異世界より勇者が召喚された。それすなわち世界に危機が及ぶという予兆。そして、勇者が召喚されたことにより世界中から三人の選ばれし者へ神々より神託が下る。
ヤミノの幼馴染ミュレットにも、神託が下り、聖女に選ばれた。いずれ世界を救うため勇者と共に救済の旅に出る。そう簡単には会えない。ヤミノはいつしかミュレットが無事に帰ってくること願って、王都へ向かう彼女を見送った。
まさか、ミュレットを勇者に寝取られると思わずに。サプライズとばかりに王都に行ったヤミノが見たのは、自分にしか向けたことがない笑顔。ヤミノは絶望した。たった二ヶ月でこうも変わるのかと。自棄になったヤミノは、夜の街を駆けた。
「ひょっほー!! 闇の炎様ー!! 俺を抱いてくれー!!!」
まるで闇の炎に魅了されたかのように、躊躇なく、ヤミノは闇の炎へと飛び込んだ。そして、次に目が覚めた時には……可愛い娘ができていた。これは、絶望し闇の炎に抱かれた? 男が、可愛い娘達と共に世界を救いつつ、幸せな毎日を過ごす物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 16:02:24
457927文字
会話率:53%
俺は復讐する。俺の頑張りを、あんな方法で追放した勇者パーティーに!
復讐の炎を燃え上がらせ、パワーアップした俺こと、クルートは寝込みを襲うため月明かりが綺麗な夜に宿屋へと向かっていた。しかし、そんな俺の前に現れたのは幼馴染であり聖女のファナ
。
ちょうど良い! まずはお前からだぁ! 今まで振り回されてきた分も含めて襲いかかるが……拳ひとつで撃退される。
俺、パワーアップしたけど、やっぱり凡人だった。
これは、復讐物語じゃない。復讐を阻止された凡人によるファンタジーラブコメである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-15 10:13:55
29822文字
会話率:44%
俺は復讐する。俺の頑張りを、あんな方法で追放した勇者パーティーに!
復讐の炎を燃え上がらせ、パワーアップした俺こと、クルートは寝込みを襲うため月明かりが綺麗な夜に宿屋へと向かっていた。しかし、そんな俺の前に現れたのは幼馴染であり聖女のファナ
。
ちょうど良い! まずはお前からだぁ! 今まで振り回されてきた分も含めて襲いかかるが……拳ひとつで撃退される。
俺、パワーアップしたけど、やっぱり凡人だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-09 15:30:51
3248文字
会話率:33%
婚約者である勇者を捨て、真実の愛を求めた僧侶と魔法使いの二人。
彼女たちはその代償に全てを失ったが、何も得る事は出来なかった。
失意の中、二人はかつての婚約者である勇者を縋ったが、救われる事は叶わず、相変わらず絶望に沈んでいた。
そのような中、転機が訪れた。
僧侶の少女は葛藤を捨て選択する。それが自由な未来へ続く道だと信じて……。
※この作品は過去作、折れない勇者シリーズの続編(3作目)になります。
当作品は蛇足になりそうだった為にお蔵入りさせていましたが、続編を望んでいる方がいらっしゃるようなので、少し修正を入れつつ公開する事に致しました。
作品としましては2作目で概ね完結しておりますので、さらっと流し読み頂けるだけで幸いでございます。
■折れない勇者シリーズ1
仲間全員を寝取られたが、心は最後まで折れなかった勇者の後日談
https://ncode.syosetu.com/n0760hu/
■折れない勇者シリーズ2
自由な愛を求め、婚約者を裏切った私達の後日談〜聖女になれなかった村娘の手記〜
https://ncode.syosetu.com/n1253hu/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 13:05:28
5397文字
会話率:8%
勇者様と共に戦い、魔王を打倒した私達。
その先には輝かしい栄光が待っているはずでした。自由な愛を手にし、幸せな未来を過ごすはずでした。しかし、その先には……。
※こちらの作品は短編作品『仲間全員を寝取られたが、心は最後まで折れなか
った勇者の後日談』のヒロイン視点になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 11:35:51
20916文字
会話率:29%
「冷静に考えると冒険者ってコソコソ走り回って宝箱開けてるだけで成立しね?」
その一言が世を大忍者時代へ導いた!
『勇者』『剣聖』『賢者』『聖女』――強力なジョブを持つ冒険者たちが界隈を席巻していたのも今は昔。ダンジョンの中を一切戦闘せず
に走り回って宝箱を開けまくってダッシュで帰るのがスタンダードスタイルと化した冒険者業界では『高速移動』『隠密』『鍵開け』の三技能が揃った『忍者』が大人気のジョブになっていた。
そんな『需要>供給』のバブルな冒険忍者界隈に流星のように現れ、流星のように追放されて無職になった爆音忍者四人衆がいた!
必殺技で轟音響かす爆熱忍者。
足音のボリュームが常軌を逸している最速忍者。
鍵開けのたびに怒り狂って全てを破壊する強盗忍者。
なんかずっと歌ってる人。
四人はそれぞれ別々の場所から追放され、しかし類は友を呼ぶというか、ゴミはゴミ箱にというか、そんな調子で一ヶ所に集ってしまった!
パーティのリーダーは、子爵令嬢フェリシー・フェリアーモ――二ヶ月以内に莫大な借金を返さなければ将来設計が終わってしまう彼女は、【急募】【短期間で稼ぎ切りたい方向け】の求人に釣られて来たこんなやつらを見事まとめ上げて人生を続けることができるのか。
普通に考えるとできないし、今更焦ってももう遅い!
それでも知恵と工夫と気合と気合と気合と忍者の超スピードで全部どうにかするのだ!
という感じの勢い系ファンタジー。
□16万字程度(原稿完成済み)
□毎日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 12:03:00
181533文字
会話率:46%
【建前のあらすじ】
秘められた才能を持つ錬金術師の青年ナロー。
勇者のユウに追放された彼の精神は覚醒し、その運命は一変する。
降りかかるのは裏切り、犯罪、危険な愛――そして、隠された真実。
総文字数一万字を超える大ボリュームでお届け
する今世紀最大の感動大巨編。
【本当のあらすじ】
いつも大変お世話になっております。インターネッツ文化保存委員会の者です。
このたびはインターネッツに十年以上滞留しているおしまいの皆様に「久々にワロタ こういうクソ創作が沢山あったのが昔のインターネッツなんだよな」という気持ちになっていただきたくこちらの作品を投稿する次第です。
また、十年前にはまだ戸籍が存在していなかったと噂される伝説のインターネッツ赤ちゃんの皆様におかれましても、こちらの作品で十年前のインターネッツ創作の空気を感じていただければ幸いです。本当にこんな創作が沢山あったんですよ。疑うな。文字が書いてあるから学校の読書の時間にも使えます。コンピューター室でクラス全員の分を印刷して持ち込もう! 明日の国語のテストは100点だ!
【登場人物紹介】
ナロー:
数奇な運命を辿る錬金術師の青年
あなたの分身
ユウ:
ナローを追放した勇者
容姿端麗文武両道のサディスト
セイ:
追放元パーティの聖女
お金のことしか考えてない
ウォー:
追放元パーティの戦士
筋肉のことしか考えてない
康子:
ナローを導く謎の少女
月日を経て変わってしまったバンドのCDをカラスに投げつけている
【想定問答】
Q1. 歴史改竄では?
A1. はい。
Q2. AAのズレが著しいが、サイトの仕様か。それとも素人か。
A2. はい。
Q3. 学校生活が崩壊した。
A3. はい。
Q4. このクソ創作を読むのに費やしてしまった時間がいつまでも取り戻せないでいる。何もかもが失われていく。ひょっとすると人生というのはただ不可逆的な時間経過の中でひたすら終わりに向かっていくだけの営みに過ぎないのか。生誕の時点ですでに喪失への落下は始まっているのか。何もかも取り返しはつかないのか。
A4. 部分的にはい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-27 20:11:48
17173文字
会話率:52%
「オレと結婚してくれ!!!」
聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは20歳の侯爵令嬢、ユーリは10歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差があることを理解しつつも彼のプロポーズを受け入れた。婚約破棄され
て間もない彼女には、少年ユーリの真っ直ぐな愛がとても眩しく見えたのだ。
とはいえこれは夢。叶わぬ幻想であることも理解していた。後にこの出来事は甘酸っぱい思い出となって互いの記憶の引き出しにしまわれるだろうと――そう思っていたのだ。
しかし、2人は苦難の末に結ばれ永久の愛を誓うことになる。『追想の勇者』ユーリ・カーライル。これは彼が生涯思い続けた女性、聖女・エレノア・カーライルの愛と生き様を描いた物語である。
※不躾ながら注意事項※
・エレノアは亡くなります。『ヒロイン死亡エンド』が苦手な方はご注意くださいm(__)m
・遅展開、サブキャラ煩め(登場シーン多め)につきご了承ください。
・ペースは未定ですが、完結だけはお約束します(=゜ω゜)ノ
・初投稿につき生暖かく見守っていただけましたら幸いです。
・他サイトでも連載中。更新ペースは同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 21:32:53
163432文字
会話率:48%
『余命2年の初恋泥棒聖女は、同い年になった年下勇者に溺愛される。』の
ちょっとした小話を掲載!
メインのエレノアとユーリや、
その他のサブキャラの小話を不定期で更新していきます♪
最終更新:2024-09-15 18:30:27
4932文字
会話率:39%
【一途勇者×短命聖女】
「オレと結婚してくれ!!!」
聖女エレノアは慰問先の田舎街で少年ユーリからプロポーズを受けた。エレノアは20歳の侯爵令嬢、ユーリは10歳の農夫の息子。エレノアは埋まらない差があることを理解しつつも彼のプロポーズを
受け入れた。婚約破棄されて間もない彼女には、少年ユーリの真っ直ぐな愛がとても眩しく見えたのだ。
とはいえこれは夢。叶わぬ幻想であることも理解していた。後にこの出来事は甘酸っぱい思い出となって互いの記憶の引き出しにしまわれるだろうと――そう思っていたのだ。
しかし、2人は苦難の末に結ばれ永久の愛を誓うことになる。『追想の勇者』ユーリ・カーライル。これは彼が生涯思い続けた女性、聖女・エレノア・カーライルの愛と生き様を描いた物語である。
※連載版アリ。ご興味持っていただけましたらぜひ…|ω・)チラ
https://ncode.syosetu.com/n4963io/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 19:44:18
14791文字
会話率:49%
届け過去の君へ!
新たな勇者として、魔王を倒すべく旅に出る主人公ネルは、教会で偶然出会ったシスター、ヨネルと仲を築き、いつの間にか片思いをする。
始まりの街を出る日。「心配しなくていい今日を叶える」と旅に出ようとすると、ヨネルはいきなり「
行かないで!」と……?
時空を超え、未来が伝えた真実と、抗う今が混ざる時。その結末は、分岐する。
やり直し系異世界ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 01:44:42
46667文字
会話率:51%
ゲーム「ハーレムキングダム」の世界に勇者召喚された主人公・ユーリ。
……なのに、職業(クラス)は“商人”。
しかも、チートな能力「嫁との愛を深めると、彼女が強くなる」――まさかのゲーム仕様そのまま!?
列強に囲まれ、内乱の火種がくすぶる崖
っぷちの王国。
推しの王妃に、いきなり“子作り”を申し込んでしまい、まさかの大パニック!
勇者じゃないとバレたら即アウト!?
派閥争い、嫉妬、夜伽、命がけの裏工作が渦巻く後宮(ハーレム)で、
生き残る道はただ一つ。
“嫁”を惚れさせるしかない!?
美魔女王妃セリーヌ(未亡人)に、ツンデレ王女リーゼロッテ。
氷の白百合姫、微笑まぬ薔薇姫、誇り高き姫騎士、祈りを秘めた聖女――。
色香と激情、理性と衝動。
想いが交錯する後宮で、ユーリは“嫁育成”と商人スキルを武器に国家再建に挑む!
政略と恋心が入り乱れる後宮で始まる“嫁取り外交”!?
チート商人の成り上がり劇――
日常 × 後宮ラブコメ × 内政ファンタジー、開幕!
背徳と愛が交差する物語をお楽しみください。
※カクヨムでも掲載しています(カクヨムの方が先行投稿してます)
https://kakuyomu.jp/works/16818093094280235379
※本作品は、同著者の作品である『残念貴族のハーレム奮闘記 ~チートな旦那様は貧乏領地の救世主~』をリライトした作品になります。
登場人物や世界観は、ほぼ同じですが、本作品は後宮ラブコメ要素を多めに日常系を目指しております。
【残念貴族のハーレム奮闘記 ~チートな旦那様は貧乏領地の救世主~】
https://kakuyomu.jp/my/works/16818093086711317837折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 07:19:09
51465文字
会話率:22%
聖職者ヒイロは、勇者パーティーを追放されてしまう。
しかもそこは、難関ダンジョンのど真ん中だ。
特別なスキルもステータスもあるわけがないヒイロは、同じくダンジョンで行き倒れていた魔術師ウィズと協力し、何とか生還を果たすことができた。
ダンジョンで生き残れるのは強者だけなのだ。腕力、魔力、財力……、それらを持たない弱者は、救助すらしてもらえない。
「俺達で救助隊を結成するんだ!」
「え? え?!」
ヒイロとウィズは救助隊として、ダンジョンで冒険者たちを助けることにしたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 11:10:00
196203文字
会話率:63%
集団転移(クラス転移)に巻き込まれ、異世界に召喚されてしまったセージ。聖女である女子達以外は必要ないからとセージ含む男子3人は即日放逐されてしまう。
放逐される直前、召喚元から慰謝料を取れるだけとってから。
その際、彼らは消されることを匂
わされたため、遠くへ行こうと決める。
セージ達男子3人は聖女ではなかったが、ステータス上の職業は勇者と賢者がいて、セージだけはそのまま男子高校生だった。そのかわりスキルには何故か【聖女】の項目が。
魔物がいて、剣と魔法がある世界。獣人やエルフ、ドワーフに妖精なんかが普通にいる異世界で、友達、奴隷、幼女、モフモフ、こども達、人形達と状況の流れに身を任せ、やたら使い勝手のいい【異世界ショップ】や【聖女】スキルを無駄遣いしながら、のんびりまったり旅をする。
のらりくらりと異世界の醍醐味感のうっす~い異世界生活がはじまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 06:00:00
725385文字
会話率:27%
「突然ですがシルヴィ、アナタには魔王を討伐して貰います」
「なにを隠そう、アナタは魔王の子だったのです」
「アナタの父親はとても不思議な力――ちぃと能力とやらを持った異世界人でした」
「魔王災害に各国が苦しめられ、とうとう人類が追い
詰められた――というところでアナタの父親が魔王を見事打ち倒したのです」
「しかしながら魔王の血には隠された力があったらしく、一番近くでそれを大量に浴びてしまったアナタの父親が新しい魔王になってしまってしまいました」
「異界のちぃと能力を持った魔王には世界連合の精鋭も歯が立たず、さてどうしようかとなったところで――各国の姫君達の懐妊が判明しました」
「実はですね、魔王化以前のアナタの父親は好色でして、大国の姫君から奴隷まで、色んな女性に手を出しては孕ませていたらしいのです」
「その魔王の子たちはみんな一様に父親のちぃと能力なる物を一部受け継いでいる事が分かりました」
「そうです、ちぃと能力を沢山持つ魔王にはこの世界の精鋭も敵わない……なら、そのちぃと能力を受け継いだ魔王の子達を育て上げ、魔王を討伐させようと、そういう事です」
朝食の席で自らの出自を明かされたシルヴィは、同じく自分と同じ魔王の子である腹違いの兄妹達を集める旅に出る。
目的は言わずもがな魔王――自分達の父親を討伐する為に。
元聖女であったらしい母親から習った規格外の祝祷術と結界術を無自覚に行使しながら、シルヴィは見知らぬ家族に会いに行く。
異世界の少女、合法ロリの姉、裸族の弟など、個性溢れる仲間達をシルヴィは何を考えているのか分からない顔で振り回す。
彼女もまた常識知らずで、自分の事に無自覚で、そして唐突に突飛な事をしでかす癖があった――
この話はなろう系チーレム主人公の子ども達が色々頑張る……みたいな話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 00:00:00
252315文字
会話率:49%
――魔王が|流星《ほし》を降らせた。
その日、その時……人類が詰み、敗北が決定した瞬間だった。
世界最強の軍事国家の大軍も、世界最高の魔法王国の究極呪文も、世界最大の宗教国家の至上法術も魔王を滅ぼせず。
最速の剣聖の刃も、最狂の
賢者の最大呪文も、最優の聖女の神聖術も魔王には届かず。
そんな絶望に抗うべく異界から喚んだ勇者さえも、魔王は止められなかった。
ただただ世界に絶望し、最愛のヒトを奪った世界に破壊のみを齎さんと魔王が放ったその究極呪文は十三の流星を生み出した――否、落とした。
夜になると明るく地上を照らす、至高神の象徴であった十三の月を自らの場所まで引きずり落としたのだ。
中心の至高月に先んじて、その眷属たる十二の流星が大地に触れた時点で……もはや地上に文明というモノは残されてはいなかった。
生き残った人々はただ絶望し、ゆっくりと迫る最期の星を見上げては自らの終わりを指折り数えるしかない。
――どうして自分達はこんな目に遭っているのか?
……その疑問に答えてくれる神は、もう居ない。
ただ生き残った人々はしきりにこう口にする――〝勇者が逃げたせいだ〟と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-28 21:05:26
9037文字
会話率:50%
かつて勇者と呼ばれた男と、
かつて聖女と呼ばれた女。
五十年経って変わるものもあれば変わらないものもあり……。ほのぼの夫婦が織りなすほっこり日常風景。
この作品はX(旧Twitter)にて開催された、とーふ@ThatAreaKa
nata 様主催の「会話文オンリー匿名企画」参加作品です。地の文を排除し、「」で囲まれた会話文のみで構成された作品となります。
またこの作品は恐怖院怨念@KYOFU_in_O 様よりボイスドラマ化されております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 08:39:50
1944文字
会話率:100%
高校生のユージは、ある日突然、クラスメートと共に異世界に召喚されてしまう。「勇者」や「聖女」の友人たちがもてはやされる中、彼のジョブは「蘇生術師」という、聞き慣れないものだった。これが、「自分が死んだら生き返る」だけのジョブとわかると冷遇
され、ついにはジョブのテストのために殺されてしまう。ところが、ジョブの効果で生き返ってみると、様々なパラメータが上昇し、あらたなスキルも取得していた。「これって、ドラ○ンボールに出てきた、あの仕組みじゃない?」 ユージはこのことを秘密にし、国から離れて、自由に生きることを目指すが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 10:59:26
779838文字
会話率:41%
聖女アリスは、魔王討伐の運命を背負い、剣聖ロイド、賢者セドリック、そして異世界からの転生者である「雷鳴の勇者」ユーリと共に旅に出る。
普段は頼りないユーリだが、戦闘では雷を纏い光速で敵を圧倒する最強の勇者だ。旅の中でアリスとユーリは互いに
惹かれ合い、心を通わせていく。
しかし、魔王城での決戦前夜、ユーリは突然「私が魔王になる」と言い放ち、アリスたちの前から姿を消す。残されたアリスたちは困惑と怒りの中、ユーリが魔王として君臨する城へと向かう。
変貌した魔王ユーリは、かつての仲間たちを見下すような冷たい眼差しで迎え撃つ。苦戦を強いられるアリスたちだが、連携攻撃によってユーリを討ち倒すことに成功する。倒れたユーリの口から語られたのは、衝撃の真実だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 12:10:00
5538文字
会話率:20%
ル・バニア皇国。
はるか昔、魔法がこの世界を支配していた頃。
聖女と勇者によって450年前に建国され建国から僅か数年で急速に勢力を広げた大国の名である。
豊富な魔法資源と優秀な魔法師を多数擁し、魔法を中心とした優れたインフラと政治体制を構築
したことで栄華を極めた。
しかし、その栄華の根源はある日を境に衰退を始めた。
そのことは、それまで代替手段としてしか見られていなかった『錬金科学』を揺らぐことのない地位まで押し上げることになる。
ある令嬢の多大な功績によって、魔法は錬金科学にその地位を奪われた。
以降、魔法は急激に衰退の一途を辿ってゆく。
数百年の月日が流れ、魔法の技術は人類から完全に失われることとなったのだった。
今やその栄光に満ちた残滓(残りカス)は各地に点在する故国ゆかりの朽ちかけた遺構と魔法師が残した歴史的価値以外はなんの役にも立たない古ぼけた魔法書のみとなった。
そう、とっくの昔に魔法は衰退したのよ。
今は科学全盛の時代、魔法はおとぎ話の中の話であって、本当に使える人間は誰一人として残っていないわ。
それも全ては、あの女のせいで。
栄華を誇る皇国には一人の才女が居た。
その才女の名はアルスリンデ。
アルスリンデはル・バニア皇国の貴族、セルグート公爵家の長女である。
生まれながらにして比類なき非常に高い知性と優れた身体能力。
多くの優秀な魔法師を擁した皇国内でも歴代最強と言われるほどの魔法適性と尽きることのない無尽蔵な魔力量を持ち合わせていたその才女は、建国の祖となった聖女に並ぶほどと言われていた。
そして、まるで一流の職人によって作られたビスクドールかのような気品溢れる完ぺきな容姿、上品に泡立てたクリームがたっぷり入ったミルクティーのような白く滑らかな肌。
形の良い特徴的な瞳は覗き込めば吸い込まれてしまいそうな、深い海の底のを思わせる碧眼。
つややかなサクラ色のリップから発せられる玲瓏たる声は美しい鳥のさえずりでさえ霞んでしまう。
癖のない長い黒髪は光を受け艶やかに輝き、その様は漆黒の空に散りばめられた星々のように輝いていた。
皇国の公爵令嬢、アルスリンデ=セルグートはその才覚と容姿から「碧眼の才女」と呼ばれていたのだ。
そして、私は「碧眼の才女」を壊すの。
これは、その故国の才女(チート)公爵令嬢アルスリンデの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:00:00
78653文字
会話率:20%
地球で死に、異世界に転生してから十数年、世界を救うわけでも滅ぼすでなく、チートらしいチートも無しでスラムから這い上がり、今では港湾都市で知らぬものはいない商会の長として、そして都市を裏側から守るヤクザとして成り上がり国王にも認められる存在
になった。そんな順風満帆にも似た生活を送っていたある日王に呼び出されるとあることを頼まれる。それは魔王討伐を終えた勇者パーティの聖女であり、おなじ地球から漂流してきた聖女さまと呼ばれる少女を保護してほしいとのことだった。
基本的にタイトルに(表)とある場合は聖女さま、(裏)とある場合は主人公側の視点で進んでいきます。
※※※最初の五話は毎日投稿致します※※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 12:30:00
189708文字
会話率:62%
ある時、魔竜と呼ばれる強大な魔物が現れ、人類は存亡の危機に陥った。
その魔竜を倒して人類を救ったのは四人の英雄。
勇者グレン。
剣聖アンドリュー。
賢者エミリー。
聖女マリア。
だが、本当はもう一人いた。
五人目の英雄は、呪術師コリン。
魔
竜討伐後、彼は仲間たちの裏切りにより殺されてしまう。
死の淵で、コリンは禁断の呪術を発動する。
術は成功し、彼は甦る。ただ復讐を果たすだけの存在として。
しかし――
「えー、やだよ、復讐なんて。面倒臭い。」
本人のやる気はゼロだった。
やる気皆無の復讐者による復讐劇が、仕方なく始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 12:00:00
11674文字
会話率:40%
その世界はとても不安定で、度々『世界の危機』に見舞われました。
世界を管理する女神は、『世界の危機』を防ぎ、あるいは発生した『世界の危機』に対処するために神託を下し、必要に応じて素質のある者に力を与えて『勇者』や『聖女』を遣わしました。
素質のある者がいない場合には、別の世界から『勇者』や『聖女』となる者を召喚して力を与えました。
そして今、聖女の召喚が行われようとしていました。
この物語は、聖女として召喚された主人公が、なぜか最前線でガンガン戦うことになる、そんな話です。
(嘘は書いていない。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 00:00:00
269742文字
会話率:34%
帰宅途中、光に包まれたと思ったら異世界にいた
聖女だと言われた
邪悪なドラゴンを封印してこいと言われた
はあ? 拉致っておいて勝手なこと言うな
王子な勇者に姫な魔法使い
クマ獣人にボーカロイド?
プラスイケメン護衛騎士
勇者ご一行の旅が
始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 19:00:00
157206文字
会話率:33%
乙女ゲーム『聖女と七人の勇者』では、ヒロインが逆ハーレムルートを選んだ場合、悪役令嬢は死刑になる。
そのため、転生した二人の少女はそのシナリオから悪役令嬢アデリナ・カレリナを救い出すことを決意した。
――だがしかし、婚約破棄の会場での流れは
想定とは大きく違っていた。
悪役令嬢アデリナは第一元老アルトゥールの婚約破棄を華麗にかわし、代わりに婚約しようとしたイケメンリチャードの手を取らなかった。
そうして彼女は、愛に潤んだ瞳で『彼』を見つめる。
――次は、間違えない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 22:23:02
162552文字
会話率:31%
勇者と聖者の恩人が処刑されてしまった。
死を希った聖者を廃人と化した隣国に住む勇者を助けるために
自ら聖者殺しの業を被り、処刑されてしまった。
人々に魔女と蔑まれながら、死に絶えた。
それから2年。恩人に恥じない生き方をしようと決めた勇者
と聖女は冒険者として日々邁進していく。
脳筋女勇者と自称聖女の女装聖者の勇者聖女のパーティ。略して勇聖者。
最凶の無口な治癒師と異世界転生者の鍛治師を仲間に世界の悪意を打ち倒す!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-26 21:03:20
69409文字
会話率:42%
剣と魔法が織りなす新世界――ダリミル
そこは嘗て魔族との戦争が続き、一組の人間と精霊によって治められた平静の地である。
英雄の死後、次代の契約者たり得る人間を繰り出すため残された25の石。
数々の勇者が散っていく中、その最後の内の一人と
して喚ばれた天宮湊は〖聖女姫〗の名を冠する少女を助ける。
互いが互いを尊重し、時には衝突しながら成長を続け、そうしていく中で少しずつ世界の真実へと迫っていく。
これは異世界に召喚された勇者と、彼に付き従う王女とを書いた王道ファンタジー。
神の資質を持つ者達が、やがて神へと至り、神を殺す物語……その前日譚である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 19:00:00
324715文字
会話率:38%