伯爵家の令嬢であるリリアナは「役立たずの落第聖女」と言われ、聖女の学校で落第した落ちこぼれだった。
さらに実母が死んでから父が娶った後妻と一個下の義妹のせいで、家でも不遇の扱いを受けていた。
そんなある日、遊び呆けている父親が久しぶりから
縁談話が持ち込まれた。
相手は隣国の辺境伯で、代々聖女を娶っているのだが、現当主のシリウス・ルンドヴァルは「聖女が大嫌いだ」と明言している。
それでも断ることも出来ないリリアナは、縁談を受け入れ隣国の辺境伯まで嫁ぎに行く。
その道中、魔獣に襲われて騎士が怪我を負う。回復魔法は聖女にしか出来ないのだが、「役立たずの落第聖女」であるリリアナが、簡単に騎士の怪我を治す。
リリアナが落第した理由は、義妹に魔力をずっと奪われ続けていたからだったのだ。
さらに伯爵家でも「雑用の仕事」と任されていたのは財政管理の仕事だった。
ルンドヴァル辺境伯家に嫁いだリリアナは、シリウスに直接「聖女である君を愛するつもりはない」と言われたが…。
徐々に二人の距離は近づいていき、シリウスがなぜ聖女が嫌いなのか明らかになっていく――。
「君が好きだ」「えっ、契約でお互いを愛さないって……」「あれは破棄する、無効だ」「えっ!?」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 22:45:05
131762文字
会話率:43%
ハーシェル伯爵家の次女シャノンは、地元の学校に通いながら付与魔法師として働いている。父親が投資に失敗をして貧乏になったため、王都の貴族学院に入学できなかったからだ。それから三年、貧乏からは脱出したものの「引きこもりのチビ令嬢」という社交界の
悪評が災いして、卒業間近になっても結婚が決まらなかった。仕方がないので両親は執事のハリーと婚約させることにした。ハリーに片想いしているシャノンは大喜びだが、どうやらハリーは姉のベティを好きだったようで……。そんなある日、侯爵家に嫁いでいたベティから離縁すると連絡が入る。おまけに「ハリーと再婚したい」と言い出した。二人の幸せを願うシャノンは身を引くことを決意し、『冷酷』『変人』と噂の若き公爵カイル・エルドンとの縁談のため王都へ向かうのだった。しかし会うなり「君とは結婚できない」と言われてしまう。実はカイルが求婚したのは、ベティだったのだ。愛し合う二人を引き裂くことはできないと思ったシャノンは、カイルに説得を試みるのだが話は思わぬ方向へ――。逆に「君の瞳は、ピチュメ王国の王家特有の『虹の瞳』だ」と指摘され、徐々に出生が明かされていくことになる。自分は母親の不貞で生まれたのか? それとも……。
出自を隠すため領地で育てられた伯爵令嬢が、結婚して幸せになるまでのお話です。
※全35話+閑話5話と番外編があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 06:30:00
150635文字
会話率:41%
クラリスは、ロアーユ王国の王女である。精霊王の末裔であるこの国の王族は皆、立派な魔法を授かって生まれてくるのに、クラリスだけが「魔法なし」だ。しかし、「メガネ王女」「三本足の王女」と蔑まれているのは、魔法を持たないからではなく、分厚い丸メガ
ネをかけ、杖をついているからだった。そんな王女の婚約者選びは難航している。縁談を打診された一番近しい専属の護衛騎士にまで「お先真っ暗」などと嫌われる始末。かつての婚約だったレオナールを今も慕っているが、彼は妹フルールの婚約者に内定していて…………。
報われない恋を忘れたいけど忘れられない王女様が、幸せな結婚をするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-05 10:04:03
19330文字
会話率:27%
アンジェリカは、ネーブ国の第一王女だった。母親は身分が低すぎて妃になれず、王宮の片隅の小さな離宮で慎ましく暮らしてきた。母を亡くし、喪が明けた十二歳の時に、アンジェリカは正妃と側妃の迫害を逃れるようにドゥッチ侯爵家へ降嫁する。しかし、他に愛
する女性がいたカルロは「あなたを愛することはない」とアンジェリカを拒絶し、結婚初日に屋敷を出て行ってしまった。その三年後、白い結婚を理由に離婚を言い渡されてしまう。王宮に出戻ったアンジェリカは、王命によりトエ帝国に嫁ぐことになった。皇帝のジスランは既に七人の妻を持つ三十歳以上も年の離れたオジサンである。意気消沈するアンジェリカだったが、母方の血筋である星見の一族の能力を開花させ、『祓い清めの神』であるシンナを召喚する。祖父のガイオから託されたシキガミのユッカも仲間に加わり、差し向けられる刺客を躱して、王妃たちを改心させることに成功した。トエ帝国へ向かう途中、野盗に襲われるアクシデントに遭いながらも護衛アルバーノとボルツィ辺境伯の助けを借りて無事に帝都へたどり着く。しかし、正当な手続きで取り決められたはずの縁談に影が差し始めて…………。そんな時、二年に一度の剣技大会が開催されることを知る。優勝者には皇帝から望む褒美が与えられると聞き、アンジェリカは自由になるために優勝を目指すことにするのだった。
シキガミ使いの能力を持つ不遇のお姫様が、幸せになるために頑張るお話です。
テーマが「白い結婚」なので、『閨事』『初夜』などのワードはありますが、性的描写も残酷シーンもございません。
冒険もののような壮大な物語でもありません。のんびりと気楽に読んでいただけたらと思います。
※全45話で完結します。その後、番外編を書く予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-25 07:23:58
137957文字
会話率:33%
貧乏子爵家の当主キース・レッドフィールド。彼は自身が抱える『とある事情』によって、結婚適齢期であるにも関わらずお一人様を謳歌して...いられる訳もなく、今日も今日とて問題事と問題児しかいない領地の運営に頭を悩ませていた。そんな彼の元に、とあ
る報せが届く。
「は?結婚だと?王都の女と?御免被る!!」
特産品も無い、金も無い、観光スポットもない、娯楽も無い。無い無い尽くしの領地に嫁ぎに来るのは、由緒正しい公爵家のお嬢様。大変面倒臭そうな縁談に消極的なキース君24歳の未来はどうなる!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 00:21:34
39777文字
会話率:56%
※Ꭱ15は念の為です。
婚約者である第三王子を、美しい外見の親友に盗られたエリン。まぁ王子のことは好きでも何でもなかったし、政略結婚でしかなかったのでそれは良いとして。なんと彼らはエリンに「新しい縁談」を持ってきたという。その嫁ぎ先は“獣
人”の住まう国、ジュード帝国だった。
人間からは野蛮で恐ろしいと蔑まれる獣人の国であるため、王子と親友の二人はほくそ笑みながらこの縁談を彼女に持ってきたのだが────。
「憧れの国に行けることになったわ!! なんて素晴らしい縁談なのかしら……!!」
動物を心底愛するが故、獣人であろうが何だろうがこよなく愛の対象になるちょっとポンコツ入ってる令嬢と、その令嬢の新しい婚約者になった狼の獣人である皇弟殿下のお話。
短編『婚約者を親友に盗られた上、獣人の国へ嫁がされることになったが、私は大の動物好きなのでその結婚先はご褒美でしかなかった』の連載版です。
ゆるく更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 21:04:59
121559文字
会話率:44%
婚約者である第三王子を、美しい外見の親友に盗られたエリン。まぁ王子のことは好きでも何でもなかったし、政略結婚でしかなかったのでそれは良いとして。なんと彼らはエリンに「新しい縁談」を持ってきたという。その嫁ぎ先は“獣人”の住まう国、ジュード帝
国だった。
人間からは野蛮で恐ろしいと蔑まれる獣人の国であるため、王子と親友の二人はほくそ笑みながらこの縁談を彼女に持ってきたのだが────。
「憧れの国に行けることになったわ!! なんて素晴らしい縁談なのかしら……!!」
動物を心底愛するが故、獣人であろうが何だろうがこよなく愛の対象になるちょっとポンコツ入ってる令嬢と、その令嬢の新しい婚約者になった狼の獣人である皇弟殿下のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 00:43:54
13291文字
会話率:43%
ジャガイモを市場で売るルミは、王宮で執事を務めるエリオに目をつけられる。「ジャガイモをすべて買おう」売ったジャガイモを運ぶため、仕方なくエリオに付いて行くルミ。着いた先は王宮。そこで腕利きのメイドに、ジュリエッタ王女そっくりに仕立てられる。
「王女の替え玉になってくれないか?」しかし、転生者であるルミは、金持ちが大嫌い。一度は断ったものの、大好きな両親のため、仕方なく受けることに。贅沢を満喫してやろうと思ったが、王女としての暮らしは思いのほか大変だった。頑張るルミのことを、エリオは次第に気にかけてくれるようになる。そんな中、ジュリエッタ王女の幼なじみ、ウルフが別人なのではと疑い始める。また、王女不在のまま、隣国の王子、リックとの縁談話も持ち上がる。本物の王女はどこへ? 早く戻ってきてー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 14:36:13
96339文字
会話率:52%
アルバン・オードラン。
傲慢、不遜、そして――怠惰。
あらゆる負の要素を凝縮した、最低の悪役。
彼は権力と才能に溺れるクズだったが、ふと自分が「いずれ破滅する運命の悪役貴族」だと気付く。
このままじゃ駄目だ!と思い立ったアルバン。
破
滅回避のため、努力を始めるのだが――そんな彼の下に縁談の話が舞い込む。
嫁いでくるのは、なんと婚約破棄された悪役令嬢。
悪行のあまり行き場を失った問題児だと聞かされ、困り果てるアルバンであったが――
「あれ? なんかめっちゃできる良い嫁じゃない?」
これは『怠惰な悪役貴族』と『婚約破棄された悪役令嬢』が出会った結果、最凶の夫婦になってしまう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-14 12:00:00
633514文字
会話率:35%
魔法の名家アチュゼール伯爵家の令嬢カタリーナは異世界転生者。
魔力が皆無という理由で家族に冷遇されてはいたが、前世で習っていた空手の練習に励み、ヴァレンタインという少年に稽古をつける充実した日々を送っていた。
ヴァレンタインからの可愛ら
しいプロポーズを微笑ましく思ったりもしていたが、二人で空手に励む日々は三年で幕を閉じてしまう。
8年の歳月が流れてカタリーナが23歳になったとき、かつて魔王軍を撃退したフォルジェ公爵家から三男ニコラスとの縁談が舞い込む。
嫁いでみるとニコラスから白い結婚を宣言された上に、メイドのエルマの苦悩を目の当たりにすることに。
そして再会を果たしたヴァレンタインから、実は自分は魔王子だと明かされる。
数々の問題を解決するために、カタリーナが思いついた案は───。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-13 22:50:14
16232文字
会話率:33%
※この物語は「聖騎士ロザリーは再び舞台に返り咲く(https://ncode.syosetu.com/n5143hw/)」の後日談となります。先に前作をお読みいただくことを推奨します。
ルートヴィッヒと結婚し、ブラムヘン領の辺境伯夫人と
なったロザリーは、『サン=ヴェロッチェ』を復興させ念願の初公演を開催する。だが、公演に追われる日々は、ロザリーとルートヴィッヒの二人の時間を奪っていく。ロザリーは舞台役者として大成しつつ、辺境伯夫人としてふさわしくありたいと思い悩んでいた。
一方、エルメルト家の跡取りエゴールは西部領主の令嬢アヴリルに縁談を申し込み、ルートヴィッヒにその仲介を頼むため妹のフロレンツィアと共にブラムヘン領を訪れる。一筋縄ではいかないアヴリル嬢とエゴールの縁談を成功させるべく、ロザリーがとった手段とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 21:04:48
39549文字
会話率:54%
救国の英雄ジャンヌが救国の褒美として与えられたのは、崖の城の引きこもり姫と名高い、第八王女ラヴァルとの婚姻。
元は貧民出の剣闘士だったジャンヌは、姫君が自分など受け入れるはずがないと、降って湧いた縁談に否定的だったが、どうもラヴァルは普通の
姫君ではないようで……?
搾取され続けて来た青年が、初めて与えられる側になるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 06:00:00
17090文字
会話率:64%
異世界転生貴族社会で生きるには、政略結婚はあたりまえ。
だがしかし。
「名門であるシュバインフルト伯爵家からのご縁談のお話ではありますが、当家の次男であるベイルは王都の近衛騎士団で身を立てたいとのこと、今回のお話は断腸の思いではありますが
、お断りさせていただきます。シュバインフルト伯爵家の今後のご発展及び良縁が結ばれますことをお祈り申し上げます」
先代が亡くなり、爵位を継いだが、そんな企業就活のお祈りメールのような手紙をもらってひっくり返った。
前世でさんざん読み散らかしたネット小説では、婚約破棄は当たり前のようにあったのに、婚約破棄にすらならない。
婚約の打診を断られてばかり。
そんなわたしにもロマンスが! そう思いきや。
「僕達結婚するんだから大金、貸して」
……ロマンス詐欺じゃん。クソが!
先代が亡くなったことで、曾孫を見せることもできないのだから、結婚はもういいか~。
そんな結婚話に縁のないわたしに、イケメン公爵様がプロポーズ?
これだけ縁談を断られて結婚詐欺にあう自分にそうそう美味しい話があるわけがない。
あ、お見合い攻勢を防ぎたい、なるほど、わたしの役割はイケメン公爵様の虫除けですか!
なのに、なんか甘くない!?
カクヨムにも転載予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-11 20:00:00
98175文字
会話率:35%
■主婦の友社のヒーロー文庫様にて書籍化!2020/8/31に4巻が発売します。
リーデルシュタイン帝国の皇帝は末娘、ヴィクトリアを呼びつけた。16歳にしては幼い末姫に躊躇いながらも告げた。
「本来ならもう少し、自由にしてやりたかった
のだが……実はの、其方に縁談を考えている」と。
戦争の褒賞として第六皇女ヴィクトリアを降嫁させるというもの。
相手は戦争で武勲を上げたアレクシス・フォン・フォルクヴァルツ伯爵。
アレクシス・フォン・フォルクヴァルツ伯爵といえば、第七師団の師団長。軍務省の出世頭の超エリート、ドラゴンすら屠ると言われる剣聖。若き元帥閣下。黒騎士。
という人物評価なのだが、社交界や軍属してない貴族の間では、仕事はできるけど、女の扱いは苦手らしく、その風貌は滅茶苦茶コワモテで、女子供はもちろん世間知らずの貴族の子息ならば、泣いて逃げ出す。そのくせ幼馴染の妻に長年懸想してるという噂もまことしやかに流れているらしいのだが……。
そんな彼に第六皇女殿下であるヴィクトリアは告げる。
「わたしが、貴方の婚約者です。末永く、よろしくお願いしますね、黒騎士様」
見た目は幼くあどけない姫様と無骨で朴念仁な黒騎士の、年の差、身長差、政略結婚、姫嫁系なお話です。
悪役令嬢ざまぁな展開はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 19:00:00
387210文字
会話率:49%
リーチェはやさぐれていた。
初めの結婚は白い結婚、次の縁談は破談。ずっと政略の道具になるぐらいなら修道院に行って引き籠もってやる!こんな男はいないだろうという条件をだしたら家族がある男を連れてきて。
政略を受け入れて先へ進もうとしたけど諦
め切れなかった二人とその周りの話。恋愛要素は薄いかもです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 22:20:00
54030文字
会話率:41%
歴史だけはあるが貧乏な伯爵家に産まれた双子の姉妹。
鮮やかなプラチナブロンドの髪を持つ妹は両親から愛され、一方で黒髪に産まれた姉は両親から疎んじられている。
そんな姉に『悪魔大公』と呼ばれている大公家から縁談話が来た。
一人大公家へと
嫁いで行く姉と、それを見送る妹の会話。
両親同様に姉を疎んじているような態度の妹の本音とは。
※この作品はエブリスタにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 07:30:08
1361文字
会話率:39%
十五歳の時、政略結婚のため、セイ・コルテクはある人物と婚約した。ゾア・コスモ。王族にも口が利く、上級貴族の中でも、特に発言権がある家だ。名前しか知らない相手と、しかも身分の差がある状態での婚約。セイは他者から後ろ指を指されても、家のため我
慢し続けた。しかし婚約者のゾアはセイに全く興味を示さない。しまいには、逆らうと婚約を破棄すると言い出した。それでもセイは一生懸命彼を支える。
一方で王族の娘、レイは心を閉ざしていた。その理由は自分の中にある、得体の知れない力だ。自分の意思と関係なく、心が強く動いたら発動してしまう。そのせいで人を傷つけてしまったことから、レイは人を避けていた。やがて縁談の話が父からくるが、自分は引きこもり。相手が権力を得るだけのダシであることは理解していた。
それぞれの物語は、やがて壮大な婚約破棄の物語へと繋がっていく……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-09 18:52:20
80759文字
会話率:39%
結婚直前に婚約者に浮気され、婚約を破棄された侯爵令嬢ゾフィー。その上侯爵家の庶子であった彼女は、激怒した侯爵によって勘当されてしまう。行き場を失った彼女。しかしそんな彼女に同情した婚約者の父親が、新たな縁談を探してくれる。ただ新たな嫁ぎ相
手として紹介されたのは街道沿いの食堂の料理人だった! なんだかんだあって、料理人のフランツの妻でなく、食堂の給仕係となるゾフィー。彼女はぶっきらぼうだがフランツに惹かれていく。けれど彼は「もっと良い人がいるはずだから」と首を縦にふらない。そんなある日、ゾフィーを振ったはずの婚約者が彼女を迎えにくるのだった。元気で押せ押せな少女と、熊みたいな料理人が繰り広げる美味しいロマンスです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-07 12:11:33
7572文字
会話率:54%
働き者の女中・小春には秘密がある。
そのせいで縁談には恵まれないけれど、多数の陰陽師を輩出する倉橋家という働き口があって幸せだと思っていた。
十年前に家を出て修行していた坊ちゃん・暁臣が嫁探しのために帰還した。
その矢先、小春を見初めてきて
…
「一生そばにいるって約束だ」「そうでしたっけ!?」
坊ちゃん育ちの旦那様(独占欲強め)× けなげなあやかし女中の和風シンデレラ物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 19:30:00
9757文字
会話率:32%
政略結婚してすぐ未亡人となった私――垣之内薔子は、孤児の双子・蕾と咲を引き取って育てた。
それから六年。二人が良い縁談に恵まれるよう、先に身を固めるべく再婚話に乗り出したら、それまで良い子だった双子の態度が急変!?
策士な双子に手を焼く私と
、薔薇に恋した純情な双子のお話。
#ヤンデレ推進委員会0531 参加作品です。
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 21:00:00
14658文字
会話率:35%
銀河連邦首都、リマノの令嬢、サーニ・ナルシオン・ダ=リマーニエは、父の勧める縁談を蹴って家出する。頼った先は、リマノで最も格式の高い離宮、月の宮。
サー二は首尾よく就職に成功するが、月の宮には何やら色々と問題が?!
時空の狭間に建つ、自我あ
る邸宅で巻き起こる騒動の顛末は、どこへ向かうのか。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-04 19:30:00
347265文字
会話率:27%
狐の里に暮らす「山吹」は、ある日里長に縁談を受けるよう命じられる。しかもそんじょそこらの縁談ではなく、名門狼一族の次期里長「青藍」との縁談。しかも条件付きのその縁談は、一週間の間狼の里で暮らし、青藍が期限内に正式に婚姻を申し込まない限りご破
算になるのだという。狐の里長は喉から手が出るほど狼一族の後ろ盾を欲しがり、青藍を篭絡せよと山吹に命じる。嫌々ながらも逆らえない山吹は狼の里へと向かい、そこで青藍と挨拶を交わすもどうも相手はそっけない。これは負け戦だと困った山吹は、その日の夜、青藍と従者の会話を耳にしてしまうのだが、それは山吹にとって思いもよらぬ展開で……?
「糸目でしなやかな外見の狐族、したたかで飄々として、計算高く食えない気高さがあって欲しい。それでいて、どこかはんなりしていて、狐里のなまりも愛らしいに違いない」
「……狐族に夢を見すぎでは?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 19:06:14
15563文字
会話率:48%
私、メリーヌ・ドメス辺境伯令嬢は二十九歳。
なんとしても、三十歳までには結婚したかった。
幸い、学園時代から付き合っていた彼氏が、三年前にプロポーズしてくれて、あとはお父様の承諾さえ得られれば、婚約、結婚という流れになっていた。
それなのに
、お父様は難癖ばかりつけて、彼氏との婚約を認めてくれない。
私の姉が他家に嫁いで以来、一向に里帰りしないので、寂しいから私を手放したくない、というふざけた理由で、私の婚姻を邪魔立てし続けたのだ。
三年間、九回にも及ぶアタックが空振りに終り、ついに彼氏は私との結婚を諦めてしまう。
そして、彼はすぐに他の女性ーー私の知り合いの子爵令嬢と、婚約秒読みに入っていく。
それなのに、姉が子供を産んで、初孫を得ると、お父様は打って変わって「おまえも早く結婚して、子供を作れ」などと口走り始めた。
なんなんだ、この無責任な、甘ったれた父親は!?
お父様の気まぐれで、自分の恋路を踏みにじられた恨みを、今こそ思い知れ!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 12:10:00
18932文字
会話率:19%
私、ユリア・ソート伯爵令嬢は、三十歳の嫁き遅れになりました。
病身の母と歳の離れた妹がいたので、その世話に明け暮れて婚期を逃したのです。
それでも、四十歳超えの男との縁談が舞い込んできました。
相手は、貴族令嬢を妻に迎えて箔を付けたいと思う
平民の商人でした。
それでも財力はありましたから、その男と婚約して以降、私の生活は一変しました。
連日、贈り物をもらい、夜毎、舞踏会へと参加するようになりました。
新しく手に入れた何着ものドレスを取り替えて、大きな姿見の鏡の前で、クルクルと舞う日々が始まったのです。
すると、なんでも欲しがる、歳の離れた妹が、「その結婚を私が!」と言いだしました。
さらに、婚約者である商人の方も心変わりして、若い娘の方が良いとばかりに、妹とのことを「真実の愛」と称して、私との婚約を破棄したのです!
やがて、妹がその商人と盛大な結婚式を挙げ、勝ち誇りました。
それから半年、病弱だったお母様が亡くなった後ーー。
母の葬式に顔を出した妹夫妻が、厚かましくも、私を屋敷から追い出そうとしました。
それに対し、私は真実を打ち明けたのです……。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-26 12:10:00
14109文字
会話率:14%
〈鉱石の国〉と称されるバタフ王国に、変わり者の美貌公爵令嬢フラワーがいました。
すべての季節の花を一緒に咲かせる不思議な力を持っていながら、病弱ゆえに縁談が舞い込まず、ほとんど自室にこもり切り。
それゆえ〈呪われの花姫〉と呼ばれていました。
そんな彼女に長年仕えてきた侍女が暇をもらい、代わりに弟嫁が介護係になりました。
その途端、地獄の生活が始まったのです。
外面の良い弟嫁によって、大好きなお花を捨てられ、殴ったり蹴ったりの暴行を受け、自分用の食事まで勝手に食べられてしまったのです。
さらにフラワー公爵令嬢が王子様から求婚されたと知るや否や、弟嫁が陰謀を企み、フラワー嬢が様々な罪を犯したと濡れ衣を着せられてしまったのです。
挙句、王子との縁談を乗っ取られ、ついには弟嫁の実家の養女にされ、平民降下させられてしまいました。
許せないーー!
弟嫁、そして彼女の言いなりになった父親も弟も、その他諸々、みんな痛い目を見るが良いわ!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-10 12:10:00
30319文字
会話率:21%
その美しさから聖女と噂される王女アリスティアは長年自身に仕える騎士キースに片思いをしていた。しかしアリスティアの秘された思いに気づかぬままに、キースは婚約をしてしまう。そしてショックを受けるアリスティアの下にも縁談が持ち込まれるのであった。
最終更新:2025-04-01 18:13:53
7708文字
会話率:42%
吟遊詩人のエデルは、血の繋がらない子供を伴って辺境の地を目指していた。そこで辺境伯に会うことを目的としていたのだが、もうすぐ辺境という街で路銀を稼ぐことにした。一方、辺境伯であるアリアは、中央の貴族たちから持ち込まれた縁談相手を見るために、
同じ街に滞在していた。
『夫と息子が引き取られたら猛獣使いのあだ名が付いた』のアリアとエデルが正式に出会う前の一夜の物語です。全4話の予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 00:10:00
13287文字
会話率:35%