「そなたとの婚約を、今この瞬間を持って破棄させてもらう!」
王立学園の卒業式を兼ねたパーティーで響き渡った非常識な発言に会場内全ての令息令嬢が硬直し、固唾を呑む。
その中の1人、アムド・ライゼン伯爵令息は同窓達とは異なる理由で頭を抱え
る。
熊のようだと言われる厳つい見た目に反して繊細な気質のアムドは卒業式に緊張し、既に腹痛に苛まれていたのである。
運悪く騒動を最前列で見守る羽目になり、加速していく腹痛に頭と腹を抱えるしか出来ない伯爵令息は己の尊厳と名誉の為に耐え切ることはできるのか。
――頼む……耐えてくれよ、俺の……腹……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 18:42:32
7632文字
会話率:3%
王都の音楽院の学生たちは、毎年、王立学園の卒業パーティーで演奏することになっている。
しかし、一昨年、昨年、と続けて婚約破棄が起きるという変事にみまわれて、演奏が止まるという屈辱的な敗北を喫してきた。
傾向と対策を練りに練り、今年こそ、とリ
ベンジを誓った楽団員たちは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-01 12:00:00
3292文字
会話率:18%
この作品は、断罪イベントが面白くて、つい短編を思い付きで書いて投稿したあと、どんどん妄想が膨らんでできたものです。
作者がこの作品でめざしているのは、女の子への応援です。未来にためらう女の子たちが、リーダーへの道を選べるよう、心の栄養剤にな
ってほしい。大丈夫、きっとできる、女性に生まれてきたのは偶然じゃない。
フィエール辺境伯令嬢エイプリルは、資質に恵まれて13歳まで戦姫として育てられた。
13歳の時、王家と元老院の都合で第三王子の婚約者となったが、それは隣国ガリエル皇国への堤防としての役割であると思われていた。
17歳になり、王都の学園に入学。はじめて第三王子と会うが、好意的な対応は得られなかった。
やむなく婚約者の地位にとどまっているエイプリルと、辺境の猿姫と婚約者を蔑み、伝統を嫌い、乳姉妹を妃に迎えたい第三王子。そこにガリエルの思惑が絡んで、婚約破棄に至る。
自己評価のやり直しを経て、王家のひとりとしての仕事を担う決意をする第三王子、これに従って役目を果たそうとする、婚約破棄幇助の側近。
このふたりの動きをスターターとして、150年前侵略されて滅びた帝国の再建が始まる。
注意:第4話は戦役が中心。戦闘シーンの連続、柔らかい表現ではありますが戦死もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 10:45:32
124441文字
会話率:47%
王立学園の卒業記念パーティーで、レオン第二王子殿下は、婚約者であるサラ・シェラザード公爵令嬢に対して、婚約破棄を言い渡し、さらに子爵令嬢であるマリアに対する非道を非難する。
対するサラは、平然と婚約破棄の申し出を受け入れる。
――四つ
ん這いになっているマリアの上に座りながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 12:00:00
4338文字
会話率:42%
王立学園の卒業記念パーティーで、サラ・シェラザード公爵令嬢は、婚約者でもあるレオン第二王子殿下から、子爵令嬢であるマリアをいじめていたことで、婚約破棄を言い渡されてしまいました。
それは冤罪などではなく紛れもない事実であり、更に国王陛
下までいらしたことで言い逃れは不可能。
今まさに悪役令嬢が断罪されている。最後にいじめられていた側のマリアが証言すれば断罪は完了する。はずだが……
じつはマリアは……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 12:00:00
3938文字
会話率:53%
鬼姑にいびり殺された多田正子(享年45)は、異世界に、子爵令嬢シェリル・アーネットとして転生する。
けれど、記憶が戻ったのは、王立学園で婚約破棄をつきつけられた後だった……。
しかし、シェリルはけろっとしていた。
鬼姑の理不尽地獄に何十年も
さらされた彼女にとり、貴族の嫌がらせや罠など、いじめとも思えないほど生ぬるいものだったのだ……。
どんな辛い目にあっても笑顔を忘れないシェリルは、やがて聖女として、多くの男性の関心を集める存在になっていく。その中には、お忍びで近づいてきたこの国の王子も含まれていた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 19:48:48
5361文字
会話率:10%
王立学園の中庭で、婚約者である王太子が女子生徒と親しくしている場面を目撃したイザベル・アルザス公爵令嬢。
クラスメイトによれば、婚約者と女子生徒の関係は市井の若い女性たちの間で流行している小説とよく似ているらしく、イザベルはその小説を読むこ
とにした。
「なるほど、わたくしは悪役令嬢という役になるのね」
婚約者と女子生徒の関係が小説の内容通りに進むのならば、イザベルは嫉妬に駆られた悪役令嬢の役だ。
しかし、前世の記憶を持ち婚約者に恋慕など抱いていないイザベルにとって、嫌がらせはしていないのに悪役にされるのは迷惑でしかない。
悪役令嬢だと断罪される前に、こちらから婚約を解消してできないかイザベルは考えを巡らす……前に婚約者をフルボッコにして新しい扉を開かせてしまう。
*タイトル変更しました。前タイトル【婚約破棄を狙って王子様をフルボッコにしました ~性癖開花編~】変態注意。
*完結しました。追加の話を時々更新中。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 12:31:00
20259文字
会話率:37%
王立学園卒業式の一月前、シュライン・カストロ公爵令嬢は婚約者の王太子から婚約破棄を告げられた瞬間、所謂前世の記憶が甦った。
前世の記憶から、浮気男である婚約者への恋慕はすっぱり消え失せ婚約破棄を快諾する。自由の身になったシュラインだが、王太
后の計らいで新たな婚約者との婚姻を結ぶこととなってしまう。
新たな婚約者となったのは、女嫌いで美少年の恋人を囲う王弟殿下。彼との婚姻を了承する条件は、婚姻後二年間子を授からなければ離縁可。さらに、隣国で仕官出来るように王太后が助力してくれるというものだった。
問題有りな王弟と、二年間の偽装結婚生活をのんびり過ごす予定だった公爵令嬢シュラインの「どうしてこうなった?!」という話。
*本編完結、ヒーロー視点の話も完結しました。
*あるふぁぽりすさんにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-08 12:00:00
129933文字
会話率:38%
王侯貴族の令息令嬢が通う王立学園の卒業パーティーにて、ユーグレース・ザイン伯爵令嬢は、婚約者のリンク・ユシュグライド第一王子に、キリアン・ルーチェ子爵令嬢を虐めたという虚偽の罪で公の場で断罪され、婚約破棄を申し渡される。
リンク殿下とキリア
ン様の周りには取り巻きのように控える騎士を目指す男爵令息、魔導師として将来を嘱望される伯爵令息、宰相閣下の息子である公爵令息、教皇令息が控えていた。
※アルファポリス様でも別名義にて掲載しています。
※思いつきの1話完結です。
※色々頭を緩くしてお楽しみください。
※感想の取り扱いは活動報告を参照してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-01 14:15:03
3218文字
会話率:40%
自らの失言で念願の『もう遅い』を台無しにした過去を持つ寡黙な戦士ロウ。過去のトラウマから逃れるように『もう遅い』からは距離置いていた。
そんなロウの最近のお気に入りは『婚約破棄』シリーズだ。そんなロウたちの元に『王立学園の卒業パーティーへの
参加』というクエストが舞い込む。
そこには王太子と婚約している侯爵令嬢ソフィアが居て……。
以前、投稿した『【短編】寡黙な戦士、追放に同調する~だって、もう遅いが見たかったんだもん~』の続編となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 00:44:15
13874文字
会話率:42%
王立学園の卒業パーティー。
私たち生徒会はこの日のために時間をかけて準備してきた。
しかし順調に始まったかに見えたパーティーは、王子の登場により混乱に陥ってしまった。
突然「婚約破棄」だなんて…なんて馬鹿なことを!
傍観者の立場であるはずの
ヒロインは、なぜか特等席で行く末を見守ることに。
私関係ないよね?ここにいていいのかな?な話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-02 21:00:00
33603文字
会話率:33%
王立学園の卒業式パーティー。
エリオット王子は、婚約者のシャルロットにこう切り出した。
「すまない。真実の愛をみつけたんだ」と。
「真実の愛」ならば応援せねば!
シャルロット、全力で真実の愛を応援させていただきます!!
最終更新:2020-11-26 00:26:23
3938文字
会話率:53%
侯爵令嬢アルディエンヌ=メディチは、王立学園のホールで、婚約者たる王子に婚約破棄を言い渡される。
だが、その婚約破棄は、彼女の守護霊により予言されていたものだった。
その後のアルディエンヌの運命は、修道院送りや、処刑、娼館送りになるとされて
いたが、彼女はそれを避けるために、守護霊の厳しい教えを受け、神速の拳を手に入れるのだった。
血で血を洗う、熱血恋愛小説が今、開幕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 15:39:09
4245文字
会話率:40%
王立学園4年生のヴィオリアは、お相手のウズライザーの不誠実な対応と不貞行為から、婚約白紙にすることになった。
騎士団長であるウズライザーの父親は、お詫びの意味を込めて、辺境伯軍に将来有望であった部隊長カザシュタントを視察という名の、『
未来の辺境伯軍軍団長&ヴィオリアの婿』の面接&見合いとして辺境伯領地へ送り込む。
何も知らないカザシュタントとヴィオリアの恋は始まるのか?
カザシュタントについていく側近たちの未来の選択は?
恋、仕事、仲間たち、領民たち、みんなひっくるめて、幸せになろう!
おかげさまで完結いたしました。
ご意見ご感想、評価などをいただけますと嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 09:00:00
118883文字
会話率:53%
王立学園の卒業パーティーで今まさに公爵令嬢が謂れのない罪で王太子に断罪され婚約破棄を突き付けられていた。そこに一人の人物が割り込んでくる。
「ちょっとよろしいかしら?」
最終更新:2020-11-14 19:00:00
3844文字
会話率:12%
公爵令嬢として生きてきたオリビア・ディアレインは、王立学園の卒業パーティーで王太子からの婚約破棄に直面していた。王太子が傍らに侍らすのは、異様に機嫌が悪い留学生の男爵令嬢。男爵令嬢の本命が王太子ではないのが明らかな中、始まった婚約破棄の行
く末は。
※R15は念のためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-28 16:49:37
11929文字
会話率:51%
王立学園の卒業式典で婚約破棄されて恥をかかされた令嬢は、彼女のことをずっと愛していた男によって救われ、元婚約者たちはざまぁされましたとさ。めでたしめでたし。……とまあ、これは私じゃなくて私の両親の話。悪役令嬢の娘である私には、最近もっと切実
な悩みごとがあるんですけどっ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 07:00:00
3771文字
会話率:42%
王太子の婚約者なのに、当の本人が子爵令嬢に現を抜かされた侯爵令嬢マリナは、王立学園の卒業直前に出会った”女性”に問いかけられた。
『あなたは金の婚約破棄をお望みですか?』と。
最終更新:2020-08-21 20:09:34
7530文字
会話率:43%
ここは、とある王立学園のプライベート・ルーム。
今日の授業も終わり、この学園に通う二人の男女が紅茶を嗜んでいた。
「暇ね……」
「暇だな……」
この学園きっての眉目秀麗かつ博学多才の二人。
シルバスタイン公爵の長女ウラニア・シルバ
スタインと、王国の第四王子フィリップ・アルビオンは現在、暇を持て余していた。
そんな二人と敏腕メイドが織りなす悪役令嬢ごっこ、是非お楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 18:22:38
3478文字
会話率:72%
王立学園の卒業記念パーティーの日。
私は身に覚えのない罪を着せられ、この国の第一王子殿下に婚約破棄、国外追放を突き付けられた。
帰りに馬車が事故に遭って、、、
目が覚めたら転生してて、前前世の記憶も蘇っていた!私は前前世では日本のゲーム会社
で働いていてこの世界は会社の乙女ゲームの世界。しかも前世は悪役令嬢に転生してて、今回はヒロイン!?
驚いている暇はない。前世の自分である悪役令嬢を救わなきゃ!
攻略対象者も邪魔だし、こんなに細かいゲームの設定つくってないよ~~~~(泣)
果たしてヒロインは悪役令嬢を救うことができるのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-18 02:34:09
6776文字
会話率:28%
王立学園の生徒であるヴィクター・トライセンはある日、気が強い公爵令嬢アナスタシアが隠れてボロ泣きしているところを見てしまう。
主要キャラっぽいイケメンのいちクラスメートである男と涙腺がかなり緩い不憫な悪役令嬢(に見える人)のお話
R15
は保険、転生要素は少なめです。
現在書いている作品の息抜きに始めましたので更新はゆっくりめかと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 11:15:24
54662文字
会話率:41%
「リリア・ステート公爵令嬢!貴様との婚約を破棄する!!」
絢爛に豪華な王城のメインホール。
王立学園の卒業記念パーティーをお城で大々的に執り行っている──今現在。
涼やかな爽やかボイスが場を引き裂く──筈はなく。
「──残念ですわね、王
太子殿下(笑)。あなたの浅はかな計画…杜撰すぎると言わざる負えません。」
「なっ、~~ッッ!!?(な、なぜだ…ッ!?声が、声が──出ない!?)」
…結界に閉じ込められた王子様。
告げられた酷な現実──それは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-19 22:56:49
6064文字
会話率:41%