空に浮かぶ星々。
その一つ一つは,誰かの思い出,なのだろうか。
亡くなった人はお空に行く?
少年が出会う,不思議なお話。
最終更新:2025-02-22 10:40:24
1211文字
会話率:23%
この世界は隣り合う異界から毎日、異形が送られてきているらしい。異形を世間の裏側から守るのは社交界でも名を馳せる『糸乃家』『針真家』『鋏慈家』の御三家だ。しかし、千年近くも異形から日本を守ってきた御三家にも今、斜陽が訪れようとしていた───。
太平洋に浮かぶ『三日月島』にある『三日月大学』に通う沙倉陽葵は親元を離れ、勉強にバイト、あとは学生の本分である恋愛に全力投球だと息巻く活きの良い大学一年生だ。梅雨入り前のある日、陽葵はだまし討ちのように入会させられたオカルト研究会の仲間である刀矢由威のSOSにより、悪名高い廃病院の探索に付き添わされることになった。ネットで廃病院の噂を眺める限り、どう考えても良い予感はしないのだが・・・まさか己の運命すら変わってしまうとまでは露にも想像できず───。『おかえりなさいませ、姫様。お迎えが遅くなりましたね』。
これは生まれる前に外された枷をもう一度嵌められるかもしれない陽葵の選択のお話であり、世界の裏側に無理矢理引きずり込まれた彼女がすったもんだするハートフル和製ファンタジー。
※R15相当の残酷な表現、センシティブな表現があります。
※思ったよりもガッツリとオカルト・ホラー表現含みます。ホラー表現がある際は前書きにて注意喚起していますので、お気をつけください。
※逆ハーレムものですが、因習だらけの一族達のお話なのでヒーロー達はクセ者揃いです。たまにピュアなやつもいますが、大体は目的のために主人公に迫ったりもします。
※無断転載、無断翻訳は御遠慮ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 19:23:07
99628文字
会話率:27%
空には反重力装置を搭載した乗り物が飛び交い、大陸はゆうゆうと浮かんでいる。技士のセリオスは今日も趣味と実益を兼ねた仕事をのんびりとこなす日々を送る筈だった。
だがアルビノの少女との出会いが、彼の日常を崩し去った。
強気な少女は言った
。自分が逃げられるように助けて欲しい、と。
自分が捕まれば、空に浮かぶ島々が、地に落とされてしまうかもしれないのだ、と。
空に憧れ、見上げるばかりだったセリオスの日々は、少女に連れ出され、空賊を巻き込み、大空の中へと飛び込んでいく。
その一方で、少女を狙う帝国の陰謀に巻き込まれていく。
果たしてセリオスは、未知なる空の世界の中で、何を見るのだろうか。
※アルファポリス、カクヨムにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 08:00:00
385478文字
会話率:55%
恵み豊かなその森に、安易に踏み入れてはならない。森の怒りを買うから。災いを呼び起こすから。森に、喰われてしまうから。
ある日、その人食いの森のバケモノ王を騎士団が捕らえた。しかし、同時に一つの疑惑が浮かぶ。この森の王は、元々国の人間で
はないだろうか、と。
国王が、宰相が、騎士団長が。各々がその森の王の素性を辿ると、一人の故人が浮かび上がる。
エガリエル・バスティーユ。七年前、非人道的実験を実兄より受け命を落としたとされていた、その人だ。
しかし、不審な点も多い。
秘めた過去を知る時、物語は大きく動く。
そして森の怒りを買った王国は、破滅の一歩を歩むのか、豊かな資源と発展を得るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-19 19:00:00
101493文字
会話率:47%
富士山噴火と同時に現れた天空に浮かぶ魔王城。ゲームの中だけだと思っていたファンタジーの世界がこの現代の日本で動き出す。
魔王城出現と共に魔法が使えるようになった覚醒者たちによって新たな秩序が日本で創られようとしていた。
それは日本だけでなく
世界でも…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 18:43:35
957文字
会話率:0%
《ヒポリウスとSayoの魔法の時間》
――これは、知恵と好奇心が紡ぐ、魔法のような物語。
雲海の上に浮かぶ「星の学舎」。
自由気ままに旅をしていたSayoは、そこで賢者ヒポリウスと出会う。
「ねぇ、ヒポリウス。なんで星の学舎は空に浮かん
でるの?」
「ほほう…良き質問じゃな。」
Sayoはたくさんの疑問を持ち、ヒポリウスはそれに知恵で応える。
しかし、旅の中でヒポリウスもまた、Sayoから「知識では測れない世界」を学び始める。
そして、二人は「マフィン家族」という不思議な伝説に出会う。
かつて手作りの魔法で生まれた小さなマフィンたち――。
しかし、人々が「想いを込めること」を忘れたとき、彼らは消え、ただの伝説になってしまった。
「もう一度、マフィン家族を呼び戻せるかもしれない。」
Sayoとヒポリウスは「手作りの祭り」を開き、想いの力を取り戻そうとする。
そしてついに、マフィン家族はふわりと光の中から現れた。
学院に戻ったSayoは、ただの疑問で終わらず、知ることの楽しさを深めていく。
一方、ヒポリウスはこう思う。
「知識と若者の視点が合わされば、最強の探求者になるのでは?」
そして二人は、新たな旅へ――
これは、「知恵」と「好奇心」が織りなす、魔法の時間の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 18:59:43
6173文字
会話率:47%
空に浮かぶ幻想的な島々に位置するエルフの里で、悠々自適な日常を謳歌していた少女カーテネラ。彼女には他のエルフたちと違って羽がなく、両親は幼いころに行方不明に。そんな中でも里の人たちと仲良く暮らしていたある日、突如里に神官が現れて、彼女こそ
が新たなる巫女だと告げる。
里のみんなとの別れを惜しむと同時に、地上にいる人間との出会いに胸をはせていたカーテネラだったが、たどり着いた先の神都で、彼女は思いもよらない事態に巻き込まれてしまう。
意外な形から始まる冒険。魅力的な仲間。個性あふれる人々。暗躍する謎の組織。
長い長い旅路の果てに、彼女は一体何を知り、何を得るのか――。
「お布団気持ちいい……。もう一生ここから出たくないやぁ」
……果たして、何を得られるのか?
※毎週土曜の17時に更新予定。気が向いたら適当な時に追加で更新していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 17:00:00
42859文字
会話率:39%
俺はとある会社に勤めるトップの人である。
そんな俺は昔から一方的に思っていた人がいた。
その人は俺の事を認知していないけれども、ずっと好きだった相手だ。
そんな人を俺はこの度家の中に引き入れて監禁することに成功した。
成功したんだが、その人
の様子がなんだかおかしい、想像と全然違う一面を見せて来る。
どうして、どうやってベッドに着けてあるはずの足かせの長さでは届かない場所にある棚に置いてあったお菓子と飲み物を、俺が気が付かない間に取ってきた上で堂々とベッドの上で飲み食いをしているんだ?
足枷を外されたような痕跡もないし、俺の頭にははてなが浮かぶ。
相手は言った。
「ハッ、それなら、ずっとここにいて見ている位の気概を見せろ、ストーカー野郎。」
その言葉によって急いで取り付けた見守りカメラ(高性能高画質、双方の音声を伝えることができ、Wi-Fiが無い中でも使える優れもの)。
これは、それを取り付けた後の話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 16:20:00
11250文字
会話率:31%
空に浮かぶ船。
そんな噂はいつもどおり酒場から聞こえてきた。
リットはゴーストシップも、海賊の正体も知っているので、そんな噂話を話半分で聞いていた。
だが、空に浮かぶ船こそ海賊の船だったのだ。
しかもセイリンの船だ。
しかし、それは『ボーン
・ドレス号』ではなく、川に停めてあるような小舟だった。
セイリンはイトウ・サンとスズキ・サンの二人以外の船員を、ボーンドレス号ごとゴーストシップの船長であるユレインに奪われてしまったのだ。
空から現れた船とセイリンは、酔って寝ぼけているリットを空の上へ連れ去ると、人間の力が必要になるかもしれないと無理やり協力を仰いだ。
ユレインの目的は『一角白鯨の墓場』と呼ばれる水棲種族の魂が供養されている島の破壊であり、セイリンの目的はそれの阻止だ。
しかし、一角白鯨の墓場がある孤島は、墓守に厳重に管理されており、正式に入口から入ることは出来ない。
そこで、ユレインはゴーストの力。セイリンは人魚と人間と仲間の力を使い、それぞれ別の方法で侵入することとなる。
セイリンは新たな仲間と新たな船を作り、ユレインの陰謀を阻止するため動いているが、ユレインの新目的は、ただ供養塔を破壊するだけではなかった……。
1月20日から2月13日まで、毎日22時に完結まで予約投稿しています。
ランプ売りの青年(本編&他外伝)https://ncode.syosetu.com/s3434g/
惑星迷子(更新中)https://ncode.syosetu.com/n2072fs/
2.1チャンネルスピーカーズ(更新中)https://ncode.syosetu.com/n3192ho/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 22:00:00
124467文字
会話率:48%
この小説は依然どこかで書いていたものです。再編して出すことにしました。
九州の少し北に浮かぶ飯見島(いいみじま)。
かつては少ないながら人が住んでおり、複雑な潮流と島を取り囲む岩礁のため、本土や他の島との交流もほとんどなく、細々と暮らして
いたがある事件を境に無人島となってしまう。
徳川三代将軍の頃と昭和の終わり頃に島民の殆どが姿を消す集団失踪が起きた事が原因だ。
江戸時代の時も昭和の時でさえ島民の痕跡は見つからず、この不可解な事件以来、この島は忌み島と異名をとり人の寄りつかぬ無人島となってしまった。
そして現代、その忌み島へ向かう者達がいる。ホラースポットを求める大学生、番組のロケに来たテレビクルー、島の元駐在だった警官や女子高生。
彼らは島で一人の少女と出会う。さらにはシナズビトと呼ばれる不死の怪物とも‥‥‥。
「彼らは死なない化け物なんかじゃない、死ねない人なの!」
「ここは無人島なんかじゃない‥‥‥」
有人島[シビト達の子守唄]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 12:11:46
85417文字
会話率:40%
「王家の恥」
その言葉から始まる、とある王国の物語。
短編の「序:王家の恥」(https://ncode.syosetu.com/n5947ju/)を序章として扱い、連載版の本作をその続きとして書いていこうと思います。
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思い浮
かぶままに書いた短編ですが、多くの方に楽しんでいただけたようでとても嬉しく思います。
そして嬉しさのあまり、短編を少し改題し、この連載版を書いてみる事にしました。
中編の物語となる予定です。
こちらも楽しくお読みいただければ幸いです。
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Copyright(C)2024-間野ホチ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:45:21
46486文字
会話率:2%
聖暦1916年に生起した旭真戦争は初の本格的な近代戦争であった。
陸上では機関銃が猛威を振るい、空には着弾観測の為に多数の気球が浮かぶ。そして海中にも戦場は広がった。
そんな旭と真の戦いにおいて衝撃を与えたのは、真をここまで強大
にした立役者、宰相にして軍師(参謀長)であった初葛亮孔盟の柔軟な思考から生まれたリヴァイアサンの存在である。
海洋帝国である旭に対し、海上で劣勢な真は潜水艦にその活路を見出す。
だが、孔盟は更にその先を行っていた。
これは、そんなリヴァイアサン討伐に駆けた者たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 21:00:00
25078文字
会話率:20%
~夢を叶えるため、武士の国へと逃げさせていただきます!~
東洋に浮かぶ島国・恒和国に憧れるマグノリアは、「結婚したら幸せになれないランキングNo.1」といわれる伯爵令息から逃げるようにして渡航する。
異国への憧れと期待に胸を高鳴らせて降
り立ったマグノリアが、恒和国で出会った武士・藤倉春之信は真面目一辺倒な男だった。
藤倉家は、恒和国でも有数の港と造船の町を持つ栄海藩の有力な武家だ。その次男坊である春之信の助けを借りながら、恒和国での生活を楽しむようになる。そして、彼女に寄り添う春之信に、心惹かれていくようになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 19:02:13
110983文字
会話率:53%
林シュウエンは皇龍連邦の城壁に立ち、足元で咆哮する妖獣の群れを見下ろしながら、腕に浮かぶ三つの霊気の渦を蒼き光輪へと変えた。測定器が「黄級九階」と表示した時、彼の精神世界で丸まっていた雪霊蛇が龍の瞳を開いたことに誰も気づかなかった。
「こ
れが人類最強の力か?」クレイ連邦から届いた降伏勧告書を踏み潰すと、背後にある虚空の裂け目から九尾火狐の鋭い爪が現れた。六連邦の連合軍が百里先で集結しているというのに、彼の妖獣たちは最後の妖核を誰が食べるかで喧嘩していた。
この世界は知らない──
ノーザ砂漠が禁術で人造妖王を作り出した時、彼が道端で拾った傷ついた小蛇が、一振りで機甲軍団全体を海底に沈めたことを。
デノス連邦が霊媒師を獣使いより劣ると嘲笑した時、彼が三つの渦を逆転させて造り出した神殺しの槍が、白濤連邦の護国巨鯨を氷崖に串刺しにしたことを。
そして最も皮肉なのは──
六連邦が血眼で争う「霊力コア」が、実は雪霊蛇の抜け殻に過ぎないことを。
「人間と妖獣の戦争?」紫薇連邦の交渉団を見やりながら、林シュウエンは肩で霜を吐く雪霊蛇を撫でた。「心配すべきは…」
空間を引き裂く手振りと共に、九頭の妖獣の幻影が背後に現れた。
銀鱗蛟龍が皇龍連邦の誇る龍脈結界を粉砕し、
玄甲地犀がデノス連邦の不落を謳う砂塵要塞を蹂躙する。
そして常にペットと間違われる雪霊蛇は、額の龍紋を輝かせて戦場の妖獣たちを次々と懐柔していく!
連邦上層部は絶対に認めまい──
この「人類反逆者」が妖獣契約紋で彼らの霊力ネットワークを逆侵食していることを。
この「黄級の落伍者」が三霊気渦覚醒時から玄級妖獣を素手で握り潰せたことを。
そして最も致命的なのは──
衛星で追跡中の「妖獣女帝」が今、林シュウエンの寮で滅世龍炎を使って焼き芋を作っていることを!
「追殺令か?」六連邦の秘法が刻まれた霊気の翼を広げながら、林シュウエンは笑った。雪霊蛇が氷晶の剣となって掌に収まる。
剣先が指す先で、クレイ連邦の浮遊島が龍の咆哮と共に崩壊する。
「教えておくが──」ノーザ最強の体術師の残骸を踏み台に浮上しながら、彼は宣言した。「妖獣契約紋を精神空間に刻んだ瞬間から…」
「この戦争の名前は『俺の契約獣征服計画』に変わるべきだったんだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 16:10:22
2502文字
会話率:21%
雲海に浮かぶ王国。その第三王子レオンは、兄たちの影に隠れ、王族としての役割に疑問を抱いていた。
年に一度の選抜式。華やかな祝祭の夜、レオンは何者かに誘拐される。
「お前を借りる」――現れたのは、王宮を憎む謎の少女。
王国の秘密を知るため
に攫われたレオンは、初めて外の世界を知ることになる。
一方、王宮では第一王子と第二王子が動き出す。
“不仲”と噂される兄たちは、それぞれ異なる方法でレオンを追い、王国の隠された闇へと迫っていく。
浮かぶ王国の真実、選抜式の裏に潜む謎、そして兄弟の絆の行方は――?
誘拐事件から始まる、王宮ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 16:44:37
14368文字
会話率:31%
兄子《せとし》は、病弱な妹《まい》の助けになりたくて、お金を稼げないかと調べると、ハイリターンを強調するFXの自動売買のサイトが目に留まる。
EAを作成するが上手く行かない。
空を見上げていると、誰かが、何かを、教えてくれている気がし
た。
その後作りあげたロジックは、もの凄い成績を上げ金銭的な問題は解決した。
でも妹の病が治った訳でもなく、いつ兄子の前からいなくなるか分らない。
妹が生きた証を残そうと、天体観測をして新しい彗星を見つけ、命名権を得た。
だが彗星の軌道は、太陽に接近しすぎる為、消えて無くなる。
彗星は更に木星の軌道付近で二つに割れ、βと識別された方は地球への衝突軌道を突き進む物と天文台の軌道計算で明らかになった。
しかし核が小さく、大気圏内で燃え尽きるとされた。
二人で命名した彗星を観測する為、バルコニーに出てその時を待つと、βが火球となって二人の方へ向かって来る。
燃え尽きた時、光球が軌道を修正し、一瞬の間に妹を襲った。
椅子から滑り落ちた妹の傍に寄った直後、衝撃波が到達し兄子は覆い被さる。
最悪に事態を思うと恐ろしかった。
心肺の状態を確認し妹の部屋のベットへ、全身が熱い、昔から高い熱を出す事が多かった。
熱さましを探し帰って来ると、よほど暑かったのか下着姿で横たわる。
それでも暑いから、服を脱がせて欲しいと言う。兄子は汗を拭く為に応じる。
病院に行こうと問うと、「あは是汝が幸魂奇魂なり」と言う。
言葉が分からない。
して欲しい事があるのか。何でもする。だから病院に行こうと言うと。
「なが身の成り余れる処をもちて、あが身の成り合はざる処に刺し塞ぎたまへ」
解る様に言ってくれと言うと、「あとなと、みとのまぐはひせむ」と言う。
まぐはひ(い)、時代劇で使われていた言葉で、記憶のから想起出来るのはセックス。
まぐはひを終え、眠りにつく妹の頬に触れた時、カッターで指を切った時の様な鋭い痛みがして手を引いた。
妹の顔を見ると、細かい泡がふつふつと湧いている。
泡立ち溶けて行き、直径60cm程度の透明のゲル状の塊となった妹。
球の中央には脳が、脊髄神経を尾っぽの様に垂らし浮かぶ。
失意に嘆く兄子に猛烈な眠気が襲い、【あを愛しく思ひて寝をしなせ】と頭の中で懐かしく感じる声を聞きながら倒れ込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:05:47
268022文字
会話率:62%
イーサン・ナイト――平凡すぎる人生を送ってきたイギリスの若き学生。しかし、彼の運命は決して平凡ではなかった。
彼が突如として放り込まれるのは、「テルセイン」と呼ばれる異世界。そこは大地が存在せず、空に浮かぶ無数の島々から成る球状の世界。島々
には、この独特な環境で進化を遂げた文明が広がり、蒸気技術や航空技術が地球よりもはるかに進んでいる。また、「マイエア」と呼ばれる魔法に似た力――物の本質を直接操る技術――も存在する。
この異質な世界に迷い込んだイーサンは、内戦に揺れる国家の軍事的な争いに巻き込まれることになる。彼の運命はどうなるのか? そして、地球とどこか似ているようで全く異なるテルセインの正体とは? さらに重要な問い――彼はなぜこの世界にやって来たのか? これらの謎は、イーサンを本来関わるはずのない戦争の渦中へと引き込んでいく。
ミステリー、超自然、SFが交錯する物語。アクション、戦い、謎、感情が織り成す壮大な冒険がここから始まる――「エネルゲイア」と呼ばれる力を巡る探索。かつて与えられた「贈り物」の復活は、物語をどこへ導くのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 20:00:58
70216文字
会話率:34%
私は痛くなった腰を伸ばそうと立ち上がった瞬間立ちくらみがした。
目を開けると何故か森の中に居た。
頭の中に
ステータス閲覧機能を解放しました
ステータスと念じてくださいというアナウンス
は?
試しにステータス と念じると
頭の中に
情報が浮かぶ。ずらりと並ぶゲームの様な項目の最後には
スキル習得率アップ アイテムボックスの文字。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 12:07:16
746294文字
会話率:33%
支離滅裂な思考に囚われた「僕」は、暗く湿った部屋で混乱しながら過去を振り返る。そこには泥の足跡が点々と伸び、割れたガラス片や赤黒い染みが散らばっている。誰かが訪れ、言葉の応酬はいつしか暴力へと変質し、気がつけば「僕」は後戻りできない行為に及
んでしまったのだ。雨音にまぎれて断片的に浮かぶ悲鳴や足音、切り裂かれるような記憶の痛み。何が起きたのか、そして「僕」は何をしてしまったのか。残酷な事実に目を背けながらも、部屋にこびりつく血の臭いは消えず、その罪の重さが静かに「僕」を追いつめる。やがて、狂気と沈黙が交錯する夜に、とうとう決定的な“告白”の瞬間が訪れる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 15:19:20
3463文字
会話率:0%
黄昏のビル街で次々と起こる殺人事件。現場には、必ず「満月の湖」を写した絵葉書が残されている。被害者たちは、いずれも過去の詐称や裏取引に関与していた形跡があり、捜査線上に浮かぶ謎の名は“Marion Lake”。赴任したばかりの新米捜査官・真
下ルナは、その事件を追ううちに自らの暗い過去に向き合う。かつて芸術家として名声を得ながらも、陰謀に巻き込まれ、すべてを失った日々。幾度もの裏切りがもたらした彼女の絶望は、冷たい満月の光に照らされて静かに満ちていく。絵葉書に込められた復讐の意思は、都市の闇を飲み込み、徐々に真の標的をあぶり出す。果たして満月の湖が映し出すのは、真実か、それともさらなる狂気か。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 06:28:09
2757文字
会話率:36%
ルイーゼ・ジュノバン伯爵令嬢には物心ついた時から、人の頭の上に透明な板があり、そこにその人について書かれている不思議な言葉が見えた。ねえ、私の上に浮かんでいる『悪役令嬢(破滅する)』って一体何なんでしょうか?破滅を防ぐために善行令嬢になろう
と必死にもがくルイーゼのドタバタラブコメディ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 11:08:23
139399文字
会話率:36%
空に浮かぶ島で暮らす少年レインは、陽の光に当たると火傷してしまう雨雲病を患った妹のシズクと共に森の中で静かに暮らしていた。
獣を狩り、森の中で薬草を取って過ごしていたレインはある日、どんな病気も治す薬の噂を耳にする。薬の材料である命の花
が島の外にあると知ったレインは相棒のドラゴンであるジェシーと共に、死の世界と言われている地上に命の花を採りに行くことを決意する。
ジェシーの背中にまたがり地上へ向かうレインだったが、その途中で謎のドラゴンに襲われ、墜落するように地上に降り立った。
高度数千メートルから墜落したレインとジェシー。二人の前には、吸い込むと肺を蝕む瘴気に満ちた広大な砂漠地帯が広がっていた。
逃げ場も助けもない砂漠の中心で謎のドラゴンに襲われ、絶体絶命の状況でジェシーを庇うように両手を広げるレインだったが、その目の前に一人の少女が現れる。
謎のドラゴンを倒した少女は命の花を手に入れるために地上に来たというレインに、命の花を手に入れるにはこの世界に満ちる瘴気を払う必要があると告げる。
豊かな大地が広がる空島とは一転、死の世界に降り立ったレインとジェシー。二人はこの世界を救い、命の花を手に入れることができるのか。
世界に幸せな日常を取り戻すための冒険が今、始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 15:44:28
41220文字
会話率:49%