ここではない世界、ムーランティスという大陸では身体が欠けた人間が多く住み、独自の文化を築いていた。その中でメトッヒという一人の単眼娘がいた。彼女は娼婦で毎晩男たちに花を打っていたのだ。そんなある日、彼女は一人の少年を拾う。ムーランティスで
は猿と侮蔑されたものであった……。
とびらの様の人外短編企画作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-04 15:46:57
6797文字
会話率:33%
なに不自由のないミラーク・ロンハートの生活はある夜を境に崩壊した。悪意ある人間によって『他人が自分を見て、視界から消えると記憶が消える』という呪いにかけられて究極の孤独の中に身を投げ出される。絶望に浸り自ら人生を終わらせようとした時、運命
の少女と出会う。少女は盲目だった。故に唯一ミラークの呪いの対象にならなかったのだ。
欠けた二人が出会い、補い合って寄り添いあう時、噛み合った運命の歯車は回り始める。
孤独の少年と盲目の少女の温かくも悲しい絆の物語が、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 21:18:15
66368文字
会話率:58%
記憶の欠けた男が赤毛の男を偶々助けたことから始まるものものがたりです。
後半やや残酷な描写あり
最終更新:2020-10-01 08:15:36
18346文字
会話率:49%
人里離れた森で暮らす少女・ラグノアには魔術の才能があった。だが育ての親である美少年・エアの課す修行は理不尽に厳しく、対話の不足と種族の違いとが積み重なり、関係性は行き詰まっていた。
そんな中、文明の中心地である王都から調査に派遣された竜騎兵
・カイルが森に墜落してくる。彼との交流を通じ、ラグノアは森から出たいと口にするも、驚くほどスムーズにその願望は叶えられる。
辿り着いた王都で、王直属の魔術師となったエアとの離別を強いられるラグノア。そこで抱いたのは王への嫉妬であり憎悪だった。うす暗い感情を胸の裡に秘め、彼女はいっそう魔術の修行に励むことを決意する。
登場人物
ラグノア
主人公。育ての親のエアと共に森で暮らしていた。人間社会から隔絶されて育ったものの、天性の愛嬌で滑らかに適応する。常に上機嫌なのは強い意志によるもの。負荷の強い魔術の修行を強いられてきたのもあり、同世代の魔術師の中でも高水準の実力。エアに複雑な感情を抱く。
エア
油断ならない美少年。温厚だが価値観が独特で、共感性に欠けた行動をとる。ラグノアの幸せを一番に考えるが、コミュニケーション能力に不足がある。ざっくりした性格。困難な魔法を軽々と使いこなし、虐待じみた教育をラグノアに施してきた。何も告げずに宮廷魔術師として王に仕える選択をする。
カイル
王都生まれの新人竜騎兵。初めての任務で竜ごと堕ちるトラブルに見舞われた。身体能力、社交性に優れる。教育が行き届いているので弱者に優しい。ラグノアを放っておけない己に最初こそ戸惑ったが、うまく折り合いをつけたように見える。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-24 22:53:28
49519文字
会話率:47%
人格に問題を抱える少年少女によって構成された『クラスE』。世間からは好奇の目を向けられていたそのクラスの生徒達は、割と普通に日常生活を送っていたーーー異世界召喚されるまでは。
異世界の地で異能を手に入れた彼らは暴走する。満たされぬ
欲望を満たし、欠けた感情を手に入れるために。
そんな中、ある感情を持たない氷室奏多はと言うとーーー気まぐれに、自由に生きることにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-26 22:16:06
281175文字
会話率:46%
これはとある青年が欠けたものをとある女の子と一緒に生活するうえで見つけていく話
ー温もりを教えてくださいー
最終更新:2020-08-20 21:00:00
1606文字
会話率:10%
突然眠りについたと思ったら、前世である異世界の記憶と知識をもって長い眠りから目覚めた「アルティ」は、なぜか所々記憶の欠けたまま異世界での人生がスタートしてしまう。
目覚めた体は、異世界の幼い子爵令嬢だった。
混乱しつつも徐々にこちらでの生
活に慣れる中、アルティにはどうしても寛容出来ないものが存在した。
それは…日々の「食事」であった。
「美味しいものが食べたい」
それは前世から一貫して変わらぬ、ただ一つの願い。
そんなアルティにとって、この世界の食文明の低さは許しがたいものだった。
かくして、異世界令嬢の食革命物語が、今ここに幕を上げるのであった。
*不定期更新(予定)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 12:03:36
61490文字
会話率:47%
喜怒哀楽の哀が欠けた世界で、概念の無い感情を持つ青年は、周囲との死生観の相違に苦しんでいた。
最終更新:2020-08-09 18:30:03
10263文字
会話率:57%
※今月旅立ってしまったある俳優さんに捧げる詩です。
あのパフォーマンスを再現できる人はいない。
だれもあなたにはなれない。
その人はあなたに似ているだれかであって
あなたではないから。
唯一無二のあの人は、その辿ってきた軌
跡も全部含めてその人になる。
何か一つでも欠けたらその人ではない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 20:38:22
1180文字
会話率:0%
魔柱という前例の無い現象が突如として大森林の一部に発生した。
その三日後に王国に竜の形をした謎の異形生物が襲来してくる。その圧倒的な強さに、王国の誇る精鋭は完全に斃す事が出来ず、絶体絶命の窮地に陥る。
そんな状況を炎一つで打破した、
太陽を擬人化した様な少年レイア。 彼には記憶の一部が無かった。
欠けた記憶、忘れた使命を取り戻すべく、残酷で謎に満ちた世界に旅立つ。
その過程で、色々な苦悩を抱える仲間達や、敵対する魔王と出会い、記憶は徐々に再生されていく。
そして記憶が完全に復元された時、運命の扉が開く。
──FROM THE NEW WORID──
少し残酷な描写が多々あります。
二部構成(本編+真エンド編)を考えています。
一週間に一度のペースで投稿予定。 マイペースなのでそうはならない可能性が高いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-25 01:00:00
92624文字
会話率:41%
「一番ホームね」
桃花の友人である桜子は、チャットアプリにそんなメッセージを残し、消えてしまった。しかし、この駅にあるホームは、〇番と二番。ただのタイプミスかと思っていた桃花だが、ある朝、〇番ホームで列車を待っていると、菊を名乗る少女が話し
かけてくる。彼女は一番ホームが消えた理由を語り、欠けた数字には怪異を呼ぶ力があるのだと言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 18:23:11
10840文字
会話率:43%
ある日、田中正義はクラスメイトの日向かなめが自殺未遂する場面に遭遇する。間一髪で彼女を助けた正義は、彼女に密かに恋心を抱くようになるが、数か月後にかなめは失踪してしまう。
彼女の行方を探しているうちに、正義は奇妙な土地に迷い込む。
そこ
は、あの世でもこの世でもない土地。自ら命を絶ったものが招かれ、怒りや悲しみを表すこと、生前のことを思い出すこと、恋をすることが禁じられている場所。
正義は無事にかなめを見つけ出せるのか。
恋をしたものがどうして裁かれるのか。
その奇妙な土地はいったい何のために作られたのか。
※既に書き終わっている作品を、少しずつ投稿していく予定です。
※キーワードに幼なじみとありますが、幼なじみ要素は、第5部分の『すなねこの記憶』以降にあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-08 18:00:00
73856文字
会話率:42%
日食の日に思い出す話。
最終更新:2020-07-02 02:11:43
330文字
会話率:12%
比翼とは、片目片翼で、常に並んで飛ぶ鳥のこと。
連理とは、二本の木でありながら枝を重ねて木目を相通じさせた木のこと。
二つとも、男女の契りの深さに例えられる。
最終更新:2020-06-28 20:00:00
842文字
会話率:0%
17歳で両親と弟を失って一人ぼっちになってしまった塔子さん。転入先の高校で大好きだった弟と雰囲気の似ている柊二君に会います。彼女の深い悲しみに触れた柊二君は、大学を卒業するとすぐにその悲しみを癒そうと塔子さんと結婚しますが、事故が起きて彼は
死んでしまい、塔子さんは再び一人ぼっちになってしまいます。親友の残した大切な人と、お腹の中にいる子供のために、拓也さんは塔子さんの面倒を見ることを決意しますが……。
僕の幸せな結末までで書いたせいちゃんの話を親の側から見てかかれた話になります。最後までお楽しみいただけたら幸いです。
2020.05.16 魔法のiランド初出
2020.06.15 小説家になろう掲載
決して満ちることのない月のようだと思う。2人の関係は。
それでも、どこか欠けたままであっても、触れていたかった。掬いあげても掬いあげてもこぼれる水が、それでもいつかこぼれずに、そしていつか月が満ちると信じたかったんだと思う。この時は、まだ、自分は若かった。
柊二の物を初めてあいつから奪いたいと思っていた。
柊二は何も言わない。
あいつ、死んでからもっと澄んだ目になって、ほほえみながら俺を見ている。その目はやっぱりあの朝と同じ。あの結婚式の日の朝と同じ目をしていた。
心のずっと奥のほうに、友人の面影はやはりたたずんでいた。今も。
…本文より抜粋 by中條拓也 32歳
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 07:53:26
93008文字
会話率:50%
人には大きく分けて三つの欲求がある。
「食欲」「睡眠欲」「性欲」
この三つの欲求、この中からどれかを取り除けるとしたら
あなたは何を取り除きますか?
これは、そんな三大欲求のどれかが欠落した少年少女たちの物語。
最終更新:2020-06-23 01:05:26
635文字
会話率:23%
そんなに大きなことも起きない学校生活で、それぞれ何かが欠けた人たちが筆者の試験的な意味で奔走する。一応続けられるような体裁を保っているがあくまでテストで書いているのでそんなに続かないと思うんだ。
最終更新:2020-05-06 21:58:54
7817文字
会話率:53%
この世には神に愛された人間が確かに居る。例えば今年、進学したばかりの周防メアリ。彼女は失敗も挫折もせず、不自然なくらい誰からも嫌われず、それでいて容姿端麗、文武両道と非の打ち所がない女子高生だ。
俺こと檜木創太はそんな周囲に反して唯一メ
アリを嫌う男子高校生だが、お蔭で彼女を好く人間からは徹底的に嫌われ、遂には家族からも嫌われるようになってしまった。
高校に進学しても状況に変化はなく、逃れるように辿り着いたのは鳥居の欠けた神社。
「人の子を見るのはいつぶりか……何故、ここに来た?」
持たざる俺が唯一持っているモノ。それは『人ならざるもの』を視る力。この力だけが俺を支えてくれる。この力がある限り、
俺は決してメアリには屈しない。今日も明日も明後日も、完璧な存在を不完全たらしめる。
※メアリー・スーとは 完全無欠、決して失敗せず、約束された成功の下に生きる存在の事である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-02 08:07:13
728999文字
会話率:59%
親から学んだ簡単な心理学を使い、恋愛相談などを引き受ける少女――大連愛理(だいれんあいり)。
アイリはクラスメイトや教師からの信頼も厚く、成績も上々、何不自由ない素晴らしい日々を送っていたが、しかし少女にとってその日々は『平凡』や『普通』の
塊であり、『退屈な世界』だった。
『特別』や『刺激』を密かに望む毎日。そんなある冬の日――一人の少女が転校生として目の前に現れた。名前は比野翼姫(ひのつばき)。
アイリはどこか『普通』とは違うツバキに惹かれていくが……。
――――
※初めて百合をテーマに書いてみました。
※作中に出てくる心理テクニック等はそれっぽく言ってるだけですので、あくまでフィクションです。
※ノベルアップ+の方でも同じものを公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-28 19:02:03
11039文字
会話率:35%
マンションの壁面に、翼の欠けた天使がはりついていた。
最終更新:2020-03-25 12:00:00
1772文字
会話率:16%