Fランクという中堅冒険者として、様々な依頼にかかわっていた中年男ナック。小国の建国の際にそれを助け、小規模な支部を立ち上げてギルマスをしていたこともあったが、成績はパッとせず「Fラン」と馬鹿にされるような冒険者だった。
ところが、転生
したら150年後で、世界地図は塗り替わっていた。かつてかかわった小国がナガイル帝国として権勢をふるい、ナックをはじめとする建国を助けた冒険者が、建国12勇士としてたたえられていた。
魔法研究はどこかへ行き、魔法は信じられないレベルまで弱まっており、大国ですらも敵対するのを嫌がったほどのギルドも弱体化・縮小化していた。結果として、精鋭の代名詞ともいえるAランク冒険者の質は、かつての中堅冒険者レベルになっていた。
敏腕Aランク冒険者として冒険を始めたナックは、自由の気風のギルドを潰して管理しようという国の野望に逆らいながら、ギルドを立て直してゆく。
************
「主人公が『現実世界』から『異世界』へ転生もしくは転移する要素が存在し、主な舞台が『異世界』である。」
という、ガイドラインに記載された「異世界転生/転移」の条件のうち、「『現実世界』から『異世界』へ」の要素をみたしていないと考えられるため、「異世界転生」キーワードを登録していません。
ですので、厳密に言えば、なろう的には「異世界転生」モノではなく、言わば「異世界『で』転生」モノです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-17 19:25:08
6118文字
会話率:30%
人型高速機動兵器、アーマード・アウトフレーム(AOF)が開発されるようになった近未来。世界は2つの勢力……統一連合、そしてASEEと呼ばれる組織に分かたれていた。
かつての冷戦にも似た緊張状態は、誰もが短期終息するだろうと予測していた。
圧倒的な経済力と物量、資源、そして軍事力を併せ持つ統一連合と、小規模なASEEでは差がありすぎるからだ。しかし緊張の糸は、当初の予期に反して長期化の一途を辿っていた。
そしてある日、太平洋に浮かぶ島:第六施設島。
平和であるはずの島で起こった1つの爆発が、日常と非日常のドアを音を立てて蹴破った。新型のAOFが強奪されたとき、世界は急転を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-04 21:00:00
438085文字
会話率:31%
「ゲームで勇者でも、現実ではただの人」
初恋をした高校2年生の男子、新広久留亜(くるあ)。
しかし恋をした涼華(すずやか)は親友の宗像(しゅうぞう)のことが好きで、宗像はまた別の女子が好きだという状況。
平凡普通、主人公の友達ポジショ
ンの久留亜は、気持ちを隠して恋模様を見守るだけだった。そんな彼の秘密、それはゲーム界隈では有名なプレイヤーだった。
どんな不利な状況でも勝利していく姿は多くのゲーム好きを虜にしていた。そんな久留亜にゲーム内フレンドの要求でクランの救出をすることとなった。
小規模のクランを取り囲むのはYouTuber〔コタロ〕とその視聴者たち。盗賊、バンディットプレイをするプレイヤーの換金場所として利用されていたクランに対し、腹を立てたプレイヤーが取り囲んでいたのだ。
正義はあちらにあり、敵は十倍以上、慣れないゲームに久留亜も手詰まり。周辺クランに助けを求めて回るも、どういうわけか追い払われてしまう。絶望的な状況下で久留亜は、何故か余裕の笑みを浮かべていた。
現実では、宗像がソワソワしながら相談してきた。
告白しようと思う。その子が涼華じゃなかったことにホッとしながらも、いつもはハードボイルドな親友の修造がこんなにも臆病になっている。動揺しながらも勇気を振り絞り告白する姿に感銘を受け、自分も負けず涼華に告白する覚悟を決めた。
みんなで遊びに行き、涼華と二人っきりになる久留亜。ゲームの時のように画策するも、それはもう、むごたらしくフラれてしまう。
次の日、YouTuber〔コタロ〕たちがクランに総攻撃が開始される。久留亜はとてもブルーな気持ちで防衛戦が始まるのだった・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-01 19:00:00
57995文字
会話率:42%
日本の誇る、私大の雄―早応大学。その早応大の工学部、生物情報科第134代目首席の高宮京介はエリート研究者として世に名を馳せる予定だった。しかし、彼の大学(+大学院)人生全てをかけた研究成果を持って提出した、特別研究員申請はまさかの落選となっ
てしまった。親の仕送りも止められ、月日は12月、彼はエリート研究者コースから一転、無職プータローコースへ…
そんな、彼のもとに、廃業寸前の小規模酒蔵―桜酒造の女性杜氏、桜琴音がてをさしのべる。
果たして、高宮は転落した人生を巻き返せるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-30 22:47:01
441文字
会話率:0%
このお話はソルという少年が主人公です。彼はクラランの街にあるエリゼという教育施設で、他の子らと一緒に暮らしていました。(実際のクラランでは、教育ではなく共有といいます)
エリゼは学校と寄宿舎の一体となった建物と、それに付随した医療施設や
ストアなどもある、小規模ながら完結した城郭都市(じょうかくとし)のような場でした。
クラランの市民である子らの体のまわりには、いつも「カンオン」が浮かんでいました。それは小さな黒い球体で、小衛生のように体から一定の距離を保ち回っていました。クララン市内に行けば、市民らが飴の黒玉みたいなのを引き連れて歩く姿が常時見られます。
カンオンは24時間働き、宿主が眠っても活動を止めません。宿主の健康チェックを怠らず医療機関へ情報を送受信し合い、エンタメから行政まで、あらゆる情報を宿主へ控えめに提案していました。
内部から外部へ外部から内部へ、クラランでは情報は無条件で交換されました。そのような「歴史的同意」と市民らが自負する同意(意思決定)が、半世紀前に直接選挙で同意(議決)されていたからです。その時に、初めてカンオンが実験的に導入されたのも象徴的でした。
学校から脱却した「解放区」と呼ばれるエリゼで、無気力で怠惰な日々を送るソルは、鳥と共に出発する輝かしい朝を夢想しつづけていました。求めるものとてない彼の旅の目的は、ただ出発するために出発することだけでした。
ガリバー旅行記でおなじみのスイフトは、うっぷん晴らしのために、あのお話しを書いたそうです。当時のイギリス・アイルランドの宗教や政治などに対する不満から、自らに降りかかる災厄を回避するため、風刺のスタイルによって書かれました。この物語も同じような動機から、あてこすりを伴侶に、ルサンチマンを糧として書き散らかしたものです。(他のサイトにも投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-06 10:00:00
257393文字
会話率:44%
2028年8月25日、日本海を含む南シナ海を中心とし勃発した第一列島線での海上戦闘、及びほぼ同時期に起きた第5次中東戦争、これらの戦いは後に第3次世界大戦と呼ばれるが、その限定的な規模から一部有識者には局所的な戦闘に過ぎないという意見もあり
、中国とアメリカ・日本及びその他のアジア諸外国との休戦協定が結ばれて間もない頃は第3次世界大戦と呼ばれることは一般的には少なかった...
その一方で、アメリカでは中東での作戦で陸上戦力、南シナ海での戦闘で戦闘艦から始まる海上、航空戦力などの多くに甚大な被害が出たために、強硬手段として陸海空問わずの特殊部隊を中東地域、中国大陸や敵戦艦などの破壊工作を主とした作戦に投入、その結果、作戦は成功するものの、多くの犠牲者が出たために空いた穴を塞ぐため、新たに、特殊部隊の代わりとなる即戦力が必要になってしまう。事態を重く見た軍上層部は、これまでに、あまり表に出ることのなかった情報部所属のテースタ・グレゴリー大佐指揮の元、人格や出自上問題となっていた者を含んだ特務遊撃大隊OWL()通称フクロウが創設される。
フクロウ大隊創設から3か月後、中東地域で反政府勢力による公共施設や民間人、外国系企業を狙ったテロが活発化し、遂にNATO加盟国を中心とした大規模テロ攻撃が準備されていると情報が入る。
この情報を掴んだNATO加盟国はテロの首謀者を殺害又は、拘束するため、中東各地域に小規模の軍を派遣する事を決定、その中には特務遊撃大隊OWL、フクロウ大隊も含まれているのであった…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-05 13:22:45
2360文字
会話率:61%
レグノロ王国は、魔王の襲撃にて窮地に陥っていた。その窮地を脱するため、王家はついに異世界勇者召喚の儀を決行する。
そして召喚されてきたのは、『聖なる魔力』と『強靭な精神』、そして『人間』である事を兼ね備える人間……すなわち、魔法少女であった
。
因みに魔法少女とは、悪人を殺してその首を叩きつけることで政府から金を巻き上げる連中のことである。
違法組織、殺人犯、テロリスト、過激派信者、増え続ける魔法生命体、魔人による無数の小規模組織、
それらを殺して殺して殺して殺して、金を稼ぐ。
端的に言うなら、正義の味方である。
↑みたいな話を書きたいな、って思ったけど時間がないのでオープニングだけ書きました。もしも反響があったら続きを考えます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-02 18:00:00
1869文字
会話率:54%
あらすじ
此処は鎖軀山市(さくやまし)
大きな総合病院を中心とした
医療観光で成り立つ小規模な近郊都市
ヒトのみならず異界の住人もすくなからずいるようで
そんな、都市の中核 鎖軀山総合病院に午前2時に黒い救急車が入ってくる
しかし
、搬入される病人は無く影のようなヒトが数人居るのみ
私、佐奇森 紗理 (さきもり さり)が夏休み中重度の原因不明の貧血で倒れ
母、佐奇森 美梨 (さきもり みり)
が経営する鎖軀山総合病院にそのまま入院してしまった
入院中に体験する怪異・異形・化生(バケモノ)達との邂逅。
病院内に感染する恐怖と怪異
暗躍する異界の住人達の思惑は?
そして、この都市の本当の姿を垣間みた紗理は?
夏休み中に経験した恐ろしく、残酷な七つの奇譚(エピソード)
登場人物
佐奇森 紗理 (さきもり さり) 女性 主人公 15歳
主人公 大金持ちのお嬢様
佐奇森 尊 (さきもり たける) 男性 主人公の弟 14歳
大金持ちの御坊ちゃま
佐奇森 美梨 (さきもり みり) 女性 主人公の母親 33歳 旧姓 (室橋;むろはし)
鎖軀山総合病院の院長兼経営者で、医療観光都市:鎖軀山市の実質的な市長
佐奇森 咲人 (さきもり さきと) 主人公の 父親 故人 享年 35歳
佐奇森 美梨 (さきもり みり)の夫 工学博士
室橋 義邦 (むろはし よしくに) 佐奇森 美梨 (さきもり みり)の弟 30歳
紗理と尊の叔父
高山 零士 (たかやま れいじ) 若手のインターンの医師 25歳
義邦の部下
石山さん 女性
佐奇森家のお使いさん (家政婦ではない)
小鳥遊 璃依奈 (かたなし りいな) 14歳
???
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-27 06:32:00
125360文字
会話率:32%
「首なしストーカー」という何とも陳腐な都市伝説を学生時代からの友人、楠葉美咲に聞かされた樫力継人は小規模なネット記事を配信する会社のアルバイトをしている半人前ライターだ。そんな彼が調べる事になった都市伝説の出所を探るうちに、そこに隠れていた
闇が次第に動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-21 17:23:58
69288文字
会話率:53%
その日、世界は変わってしまった。
全ての始まりは、小規模な隕石の落下だった。
隕石落下による被害はそれ程大きくなかったが、程なくして隕石の落下した地域で、一つの事件が起きる。
それは、「死者が蘇る」という、決して公にされない、不可思議
な事件だった。
蘇った者ーアンデッドーは、驚異的な身体能力、体組織の再生能力を持ち、人知れず数が増えていった。
そんなアンデッドの中で、人知を超えた異能を宿した者を、「リビングデッド」と呼ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-20 23:53:17
1431文字
会話率:25%
小規模事業所で介護士を始めて三年。介護士の仕事にも慣れてきた頃。桜川智広は、新しく事業所利用を開始する西条ヨシというおばあちゃんと出会う。いつものこと、と特別意識せず、普通通りに仕事をしていたが……。
「もしかして……?」
西条さんの家族と
して事業所へやってきたのは、智広が大好きなアイドル声優。思わず話しかけてしまい、それがきっかけで思わぬ展開に――!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-07 20:04:45
108571文字
会話率:27%
富国強兵党の改憲試案
農業にも統制を
最終更新:2019-05-16 18:56:13
688文字
会話率:4%
当に壊れていたのだろう。
そう思ったのは、いつ頃のことだっただろうか。
この世界に顕現してからというもの、むくは、むくではなくなってしまった。いいや、むく本人であることには間違いはない。
むくにも、何を言っているのかはわからない。わからない
んじゃないのかもしれない。わかりたくないのかもしれない。
「だからどうした、というものじゃな」
むくは、誰に言うもなく、そう呟いた。しかし、そこで思ってもみなかったことが起こった。
「そうかい。じゃあ、俺もそうなのかもしれないな」
まず初めに思ったのが、敵かもしれない、ということだった。たが、次の瞬間、その考えは、頭から消えていた。
「ああ。別にイタイ奴じゃないからな?俺」
初めは敵かと思った生物──一人の若い男はそう言って笑ったのだった。
西暦2037年。魔術という不確定要素がつまった、この世界に影響を及ぼすであろう兵器なるものが広まった世界。それをかたくなに否定、隠蔽している国が少なからずあった。その中に『日本』という国があった。
日本は平和だ、とか言っているが、そんなことはなかった。ただ、魔術を知らないが故に、小規模で『悪』が起こっているにしか過ぎず、故に魔術が日本にも広まれば、小規模が大規模になっていくだろう。それを阻止するために──という理由で魔術を隠蔽しているわけではない。ある理由があったのだった。
吸血鬼というものが存在するだろうか。いや、その質問はするだけ意味はないか。現に存在しているのだから。
俺──橘霞は、あの日、あいつに出会った。あの、世界最弱にして世界最強のあいつに。
そこから──いや、その前からなのだろう。足を踏み外した時点で、この物語に関わる重要な人物の一人──主人公になることが決定していたのだ。
「問題ない。平常運転だ」
そう言ったのは、いつ頃だったか。
「平常?カカッ。何を言っておる。頭がおかしくなったかの?平常だなんて、人間と同じにしてはいけないじゃろ。──非常の間違いじゃろう?なあ、我が主様よ?」
そう笑うようにして、俺の隣にいたゴスロリ服の少女が言った。
──あるところに神がおりました。その神は可愛らしい少女でした。
その神は言いました。
「世界が終わる」と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-14 17:50:53
63335文字
会話率:34%
とある一人の天才博士が、カプセルの中に超小規模の宇宙空間を完成させた。
みるみる成長していく宇宙。やがて星が生まれ、命が生まれ、そして……。
最終更新:2019-05-14 00:00:23
856文字
会話率:29%
背中に翼をもつ種族「ウィング族」達が暮らすハイディ村。この小規模で貧しいながらも平和な村に突如失踪事件が起き、灰色の翼をもつリヨンとその兄トマスは事件の真相を追い村の外に旅立った。村の外はドーリアと呼ばれる食糧をめぐって種族どうしの争いが絶
えない厳しい世界。リヨン達は外の世界にとまどいながらも事件の真相に近づいていく。3部作第2章折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-06 02:35:16
103230文字
会話率:51%
”nickelodeon”~20世紀初頭に流行した小規模な映画館。
5セント硬貨一枚で鑑賞できたことからついた俗称。ニッケルはアメリカ英語で5セント硬貨オデオンはギリシャ語で屋根付きの劇場の意。
掌編集です。
最終更新:2019-04-01 17:15:46
869文字
会話率:19%
主人公が地球から持ってきた知識でただただ無双するだけの小説です☆
ある日研究に熱中し過ぎて過労死した年齢=彼氏いない歴の称号を持つ非リアアラサー女子が研究員時代の知識を発揮して異世界の万物を弄りたいだけ弄り尽くし、その副産物として世界の危
機まで救う「異世界研究員兼実質勇者」型よくある無双系異世界ファンタジーです。
※初めての作品ですので文法?ナニソレオイシイノ?な点も見受けられるかもしれませんが、生温い目で見て下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-25 17:21:55
512文字
会話率:32%
『友達は質ですか? 量ですか?』
地域限定の極めて小規模なSNSコミュニティ『ハリネズミ』にそのトピックは立ち上げられた。
最終更新:2019-03-16 13:00:00
1155文字
会話率:19%
迷宮《ダンジョン》。
いつの間にか魔物と宝物が湧き出す迷宮は、金庫や修練場として国に管理されている小規模の物から、数多の冒険者が夢と野望を抱き挑んでは消えていく大規模な物まで、世界中に無数に……という訳では無いが、そこそこの量が存在する不
思議な空間。
これは、最弱と罵られるスライム達と共に、1人の青年が歩んだ迷宮創成のお話。
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【不定期更新】
アイディアが浮かんだり時間が出来たり書きたくなったりしたら書いて、書けたら投稿する。
そんなスタイルで行くので不定期更新となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-24 12:00:00
48243文字
会話率:26%
王国の主要産業である交易品を破壊する中型肉食種のヴォイクたちへの討伐命令がついに(ハンターギルド)狩猟組合から出された。
四討伐隊のうち一つにニッチ率いる小規模ギルド(バンド)が指名される。
実力派揃いのバンドにとってヴォイクの討
伐はたやすいが、討伐を通してメンバーは次第にヴォイクと森の異常を感じ取る。
未曽有の大戦への前日譚が今始まる!
高貴で儚い恋がお好き?それはここにあるよ!
この作品はpixiv小説にも投稿してます
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-18 00:08:56
6256文字
会話率:41%