本土と切り離された島、リュキア島は遺伝子操作の果てに異形となった生物《キメラ》たちの檻であった。その島でキメラ管理者として生きる少女ミアは、繰り返し同じ夢を見ていた。自らをミアの唯一の味方だと言い聞かせる一人の子供の夢を――。
最終更新:2017-08-18 17:00:00
85456文字
会話率:37%
世界は滅びへと向かっていた。
呪われた人間はやがて魔物と化し、その魔物がまた別の人間を呪っていく。その連鎖を断つすべのない人間もまた、滅びの運命にあった。
少年は少女を守るために呪いをうけた。このままでは、いずれ少年も魔物となるだろう。助け
たいと、少女は女神に祈った――たとえ何を引き換えにしても折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-15 22:47:47
11580文字
会話率:34%
大陸の最南端にある、自然に囲まれた小さな石造りの街アクスベリー。この街の片隅に、『おひさま』という名前の魔道具店がありました。時には、お店らしく商品を売ったり。時には、お店に来た客と他愛のないおしゃべりをしたり。時には、魔道具を作成するため
の素材を採りにお店を留守にしたり。少しずつ違っているようで、実はいつもと変わらない、お日様の光のように温かく穏やかな日々。そんな毎日を過ごしながら、一人の少女と一匹の喋る黒猫が今日ものんびり働いているのです。さあどうぞ、遠慮せず中にお入りください。『おひさま』の扉は、もう開いていますよ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-06 21:14:28
45145文字
会話率:58%
キシギディル大陸のドゥラ=キシグ香国のソーランの港町に『飛ぶ羊亭』という小さな食堂がある。
ソコソコ美味しい魚料理とのほほんな店主にひかれて世界中からソコソコな数の常連客がやってくるのである。
さて店主はどんな料理とのほほんな天然ぷりを
見せるのでしょうか?
他サイト様でも公開しています。
(イラスト小話風な感じです)
料理メイン小説でなくほっこりのほほんコメディを目指しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-30 07:43:56
59197文字
会話率:34%
今回も自分が最も愛する畸形文学的なパニックホラーを完結した状態で投稿します。例の如く残酷な描写を含み、心理的なダメージを受けるかも知れません。そのことに関して私は責任を取りません。以上に注意して楽しんで頂ければ幸いです。典型的なパニックホ
ラーとして設定はオリジナルながらも有りがちな感じで仕立て上げ、構成は完全オリジナルです。
前回の第一部の続編、及び同世界観の小説です。二つは別の作品として投稿しましたが、第一部から読んで頂く事を強く推奨致します。この小説から読み始めると、幾つか不可解な点が生じます。
(改めて物語のジャンル、性質上、他のゲーム、アニメ、等のサブカルチャー作品と、酷似している場合がありますが、致し方ない事として黙認していただきたく存じます。(切実))
(このシリーズは第3部を持って完全に完結しました。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 15:23:02
30124文字
会話率:52%
青く、青い景色の中で思い出したのは、世界が赤と黒に彩られる前のことだ。
夕日はきちんと橙色をしていて、彼の瞳はいつも通り柔らかかった、あの日。
なんてことない日常が終わる、ほんの数日前。
すでに遠い昔のようで、だからこそ、思い出して強く記憶
に刻んでおかなければならなかった。
そして、私はようやく思い知る。
彼への想いを。その意味を。
*他サイトとの同時投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-13 23:55:56
11848文字
会話率:23%
『本質的な正義と悪を決めるのは自分自身だが、実質的なそれはいつだって世界が決めるのだ。──魔術師サンジェルマン』
人は答を知りたがる。
自分の正しさを求めて。あるいは悪ではないことを確かめるために。
しかしそのどちらにも属さない者が
いる。
魔術師。
真理を求めてかの者は奔走する。
サイト「ぐりぐり ぐりむ☆りーぱー」からの転載小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-18 21:37:48
16414文字
会話率:37%
少女は最強のハイジアになるはずだった。
放射能に汚染された世界を逃れるため、ヒトは高地へ登り、地下へもぐり、都市を築いた。
地下都市・浅間を守るのは、遺伝子操作を受けた少女たち──ハイジア。
衛生の女神の名を冠し、彼女たちは「ペス
ト」を狩る。
最強になるはずだった失敗作は、その存在理由を取り戻す。
サイト「ぐりぐり ぐりむ☆りーぱー」からの転載小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-18 16:35:07
39391文字
会話率:30%
リメイク版です。
この世界にはルールがある。
だが、私の世界にルールはない。
邪魔であれば躊躇なく排除する。例えそれが人であろうと、人ならざるものであろうと。
私は自由を望んだ。なら、私は自分の思うがままに生きていこう。
私は人の形をしてい
るけれど、人としては扱われない。人の常識は私に囚われない。
この世界にはルールがある。けれど、それは私を縛ることはない。
なぜなら……私は獣だから。
さぁ、自由に生きようか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-31 00:03:24
114984文字
会話率:40%
先日、「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」にオリジナル眼魂を採用して頂きました! 詳細は別の作品に書きましたので、宜しければご覧下さい。
〈詐術〉――。
それは嘘を真実に変え、人知を超えた現象を引き起こす秘
術
〈詐術師〉――。
それは〈詐術〉を操り、砂漠に雨を、雲の下に日差しを降らせる種族。
〈姫〉――。
それは〈詐術師〉たちの頂点に立ち、畏敬の念を集める少女たち。
約五〇〇年前。
〈詐術〉の恩恵を受け、急速に文明を発達させた〈詐術師〉は、現代と遜色のない社会を築き上げていた。反面、人間より数の少ない彼等は、文明的には劣る相手の目を避け、〈隠れ里〉と呼ばれる超空間で暮らしている。〈詐術〉を使う姿を鬼や悪魔と揶揄され、人間に迫害されることも少なくない。とは言え、目立った争いが起きることもなく、多くの〈詐術師〉は平和な毎日を送っていた。
〈隠れ里〉の一つ〈ロプノール〉で暮らすタニア・ミューラーもまた、他の〈詐術師〉と同様に穏やかな日々を過ごしている。時折、タクラマカン砂漠で倒れた観光客が町を騒がせることはあるが、伯父夫妻との生活は半ばローテーション化していると言っていい。そして〈姫〉を目指すタニアにとって、粛々と努力を続けられる環境はむしろ歓迎すべきものだった。
だがよりにもよって愛読する月刊メルヒェンの発売日、波風のない日々は終わりを迎える。砂漠で伯父が拾って来た、行き倒れの少女によって。
お人よしな伯父夫妻は、身寄りがないと語る少女シロを家族の一員として受け入れる。期せずして始まったシロとの共同生活は、タニアの運命を大きく変えていくのだった。
砂の大海原に潜み、平和を脅かす〈砂盗〉たち。
雅な電子音声は怪人を呼び、怪人は悲鳴を呼ぶ。
圧倒的な暴力の前に、優しい人々は蹂躙されるしかないのか?
いや世界一涙を憎む少女は、皆の叫び声を聞き逃さない。
薔薇の香りを引き連れ、砂漠を駆け抜ける嵐は、人々の胸に立ちこめる暗雲を星空に変える。
〝墓怨・墓怨・恨墓怨(ボーン・ボーン・ウラボーン)〟
〝離墓怨(リボーン) 種根薇(シュネヴィ) 喪屡幻離々憑(モルゲンリリック)〟
今、生きた葬儀場が古代の死霊を呼び覚ます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-21 21:40:43
340847文字
会話率:19%
九つの神霊が存在するマスカダイン島。
神霊の加護を受けたワノトギという特殊能力者は、その島の守りびととして日夜奔走していた。
その中の一人として島を巡回する豪傑ゴウテツヤマクマゴロウとその弟子、ギョクロ。
ある日、傷つきたるゴウテツヤマクマ
ゴロウのもとに、一人の美女が舞い降りる。彼女は癒しの能力を持つワノトギ、ポリアンナだった。
慈しみ深い彼女は、治癒能力を病んだもの、傷ついたもの全てに注ぐのであるが……。
マスカダインクロニクルズ企画、第二弾参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-22 01:56:52
4921文字
会話率:35%
※3年以上更新出来ず、申し訳ありません。一人称のみでの更新に限界を感じてしまい、三人称メインで改稿し直すことにしました。止まってしまっているものの、完結はさせたい作品でもあるので、スローペースながらも進めていきたいと思います。
結局新し
く投稿することにしました。投稿してある話まで進んだら、この旧作は削除予定です。(完結ではありませんが、改稿版との区別の為、完結にさせてもらっています)
うっかり工事中のマンホールに落ちてしまった忍。ところが居るのはコンクリートなんてどこにもありゃしない。
鉄筋の建物どころか舗装道路なんてものもない。周りは原生林並の大自然。しかも……ええ?!開けた先で争い勃発してるし!
どうやらどっか地球とは違う所にトリップしちゃったようです。
シン国?アルーダ国?そんな国知るかー!
基本は忍side、他者、三者視点(non side表記)有り。戦闘描写も時折入ります。恋愛になるのはかなり後からです。
※残酷描写有りの表記は保険です。
アルファポリスでも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 12:37:02
266459文字
会話率:48%
彼女は、少年を拾った。このまま、無事に手放せればいい。そう願ったのに、叶うことは無かった。※GMB企画参加作品。※マルチエンド。(ほろ苦い)ハッピーエンドと(消し炭)バットエンド。でも、ボーイにはどっちにしてもメリーバットエンド風味。トゥル
ーエンドはありません。※裄瀬家シリーズを前提にしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 05:00:00
36567文字
会話率:23%
魔王との戦いに敗れ奴隷となった勇者と魔王のお話。注意、三人称の練習用として書いたので結構拙いと思いますがご容赦下さい。意図的な三人称での書き方としては処女作です。感想いただけると嬉しいです。もしかしたら短編から連載になるかもしれません。つか
、勇者と魔王の百合が少ないんだよぉぉおおお!なら、書くしかないじゃない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-25 20:54:39
3622文字
会話率:42%
とある老人と、一人の少女エマ。
何気ない二人の会話に何かが動きだす。
最終更新:2016-05-23 23:40:40
2127文字
会話率:39%
彼女は生まれてからすでに物心がついていた。
彼女は生まれてから、まだ見ていない、聞いていない、体験していないことをすでに知っていた。
彼女は金髪金眼の少女『マリア』。
彼女が生まれた時、家族は決意した。彼女を決して『勇者』にはさせないと……
。『勇者』という呪いのような言葉に巻き込まれながらも、人と神が共にあるこの世界で、マリアは生きていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-02 06:00:00
132656文字
会話率:55%
近未来の話。様々なアイドルが登場しては消えていく、アイドル戦国時代と呼ばれる中、完璧なバーチャルアイドル風音 真歌が登場する。
それと同時期にこっそりとデビューした如月 美彩は、弱小事務所に所属する無名の新人アイドル。
幼い頃に大手芸能事
務所から解雇された経験のある美彩は、一度もステージに立つこともなく高校生になった。そんなある日、「風音 真歌のライブに出ないか」という話が持ち上がり……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-04 22:34:19
19196文字
会話率:19%
放浪癖のある母に連れられ転校を繰り返す雪織は、中学二年の春に猫窟島という島に訪れた。友達ができないことを気にしていた彼女だったが、新しい中学校で出会った五番目のおかげでクラスメイトと打ち解けていく。五月のある日、雪織宛てに届けられた銀色の
封筒にはケット・シーという場所に行くための乗車券が入っていた。青い三日月の夜、乗車券を使ってケット・シーに訪れた雪織は右目を眼帯で隠した少年カミルと出会う。やがて雪織は五番目、カミルの二人と今までにない充実した時間を過ごすが、それと同時に今まで忘れかけていた「いつかこの場所も去ることになる」という不安感を思い出していった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-25 10:58:48
115244文字
会話率:64%
夏休み、祖母と二人きりで療養生活を送る千彩のもとを訪れた姉の綺織。その晩、綺織は夜中に目を覚ますと夢現の千彩が外へ出ていくのを見た。後を追った綺織は千彩と共に空き家だと思われていた一軒家で少年二人が揉めているところを目撃。話を聞いたところ
、彼らは鬼灯宴という五年に一度の宴に出展する予定の鬼灯燈を壊してしまったと言う。彼らと出会った二日後、留守番をしていた綺織のもとに鬼灯宴を知る不思議な美しい少女が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-07 20:00:55
46233文字
会話率:62%
十二歳の少女・淡雪は晴れた祝日だというのに機嫌が悪かった。両親がそろって勤め先に呼び出され、もうすぐ二歳になる弟・真白の面倒を見なければいけなくなったからだ。なかなか泣き止まない真白をすぐに泣き止ませることができるのは飼い猫であるオシキャ
ットのナッツだけ。しかし今日はそのナッツまでもが見当たらない。ナッツを探しに真白を背負って外に出た淡雪が出会ったのは、見知らぬ西洋人の少年だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-22 16:00:00
5879文字
会話率:62%
主人公ギンカはブルディアという国のお姫さま。彼女の周りには不良な騎士と、眼が死んでる魔法使いと、医者のくせに戦闘狂なヤツがいたりして。そんな少女たちがおりなす日常を描いた感じです。冒険したり戦ったりします。(主人公はほぼ戦わないです)
最終更新:2015-09-09 03:27:07
75403文字
会話率:36%
アプリコットは魔法使いの女の子。アマレット王国を支配しようとするアクマを倒すべく、生まれ育った森で強力な魔法の修行をしている。そんなアプリコットのもとにある日、不可思議なケモノの青年が現れて――。※横書き向けの作品です。
最終更新:2015-08-21 08:13:04
37392文字
会話率:19%
辺境の街で暮らす「あたし」カランがある日拾った、記憶喪失の少年。
その出会いが、彼女を遙かな旅路へと導く。
様々な事情を抱えた様々な人との出会いと別れを経て、彼女は自分自身と向き合い、成長してゆく。
やがて少年の素性と、隠された秘密を知った
時、世界の命運を賭けた戦いが、彼女を待っていた。
王道(お約束が多い)RPG調ファンタジー。
個人サイト『七月の樹懶』にて掲載していた作品を少しだけ改訂して、連載しております(サイトでも改訂版掲載を開始しました)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-23 21:06:57
289847文字
会話率:38%
出雲の国の一番東に御代ノという一族がいた。その御代ノ一族の中で一番神々に近い存在を神擬(かみもどき)と言われた。しかし、初めの神擬が何らかのせいで闇に堕ち約四人の神様を殺めた。
それから数百年後、一族は滅び、ただ一人の生き残りで神擬である
少女は、初めの神擬を再封印するという運命に立ち向かわなければならなかった。だが、少女は記憶を無くしてまだ力に目覚めてないごく普通の人間だった。しかし、霪馬(いんば)と鹿威(かい)=二人あわせて『馬鹿』という自称神様(一様神のはしくれ)に出会い、神様としての力を目覚めさせるべく色々な問題(事件)に立ち向かうのだが─────
恋愛事情に家族事情に時には妖怪やら幽霊から依頼が来る中………えっ?同じ神からの依頼もありだって!?
小春と霪馬と鹿威のお人好しお馬鹿三人組が織り成す、なんちゃって江戸時代&神様なお話し。
っと言うストーリーだか何故か何時も話しがズレてきます。
神様ギャグ&シリアスの時はかなりシリアスな物語。
時代物ですが神様に古いモノや新しいモノっと言った感じが無いので現代っぽい言葉が出ます。
主人公の幼少期から始まります。
※神様が出て来ますが古事記とか関係ありません。ほとんどの神様は作者が作ったオリジナルです。主に一人称視点+三人称視点です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-24 23:26:14
313410文字
会話率:61%