シルクロードの、1999年の旅行記です。 昔の雰囲気を味わって下さい。
最終更新:2021-10-21 10:33:31
5127文字
会話率:0%
先日、「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」にオリジナル眼魂を採用して頂きました! 詳細は別の作品に書きましたので、宜しければご覧下さい。
〈詐術〉――。
それは嘘を真実に変え、人知を超えた現象を引き起こす秘
術
〈詐術師〉――。
それは〈詐術〉を操り、砂漠に雨を、雲の下に日差しを降らせる種族。
〈姫〉――。
それは〈詐術師〉たちの頂点に立ち、畏敬の念を集める少女たち。
約五〇〇年前。
〈詐術〉の恩恵を受け、急速に文明を発達させた〈詐術師〉は、現代と遜色のない社会を築き上げていた。反面、人間より数の少ない彼等は、文明的には劣る相手の目を避け、〈隠れ里〉と呼ばれる超空間で暮らしている。〈詐術〉を使う姿を鬼や悪魔と揶揄され、人間に迫害されることも少なくない。とは言え、目立った争いが起きることもなく、多くの〈詐術師〉は平和な毎日を送っていた。
〈隠れ里〉の一つ〈ロプノール〉で暮らすタニア・ミューラーもまた、他の〈詐術師〉と同様に穏やかな日々を過ごしている。時折、タクラマカン砂漠で倒れた観光客が町を騒がせることはあるが、伯父夫妻との生活は半ばローテーション化していると言っていい。そして〈姫〉を目指すタニアにとって、粛々と努力を続けられる環境はむしろ歓迎すべきものだった。
だがよりにもよって愛読する月刊メルヒェンの発売日、波風のない日々は終わりを迎える。砂漠で伯父が拾って来た、行き倒れの少女によって。
お人よしな伯父夫妻は、身寄りがないと語る少女シロを家族の一員として受け入れる。期せずして始まったシロとの共同生活は、タニアの運命を大きく変えていくのだった。
砂の大海原に潜み、平和を脅かす〈砂盗〉たち。
雅な電子音声は怪人を呼び、怪人は悲鳴を呼ぶ。
圧倒的な暴力の前に、優しい人々は蹂躙されるしかないのか?
いや世界一涙を憎む少女は、皆の叫び声を聞き逃さない。
薔薇の香りを引き連れ、砂漠を駆け抜ける嵐は、人々の胸に立ちこめる暗雲を星空に変える。
〝墓怨・墓怨・恨墓怨(ボーン・ボーン・ウラボーン)〟
〝離墓怨(リボーン) 種根薇(シュネヴィ) 喪屡幻離々憑(モルゲンリリック)〟
今、生きた葬儀場が古代の死霊を呼び覚ます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-21 21:40:43
340847文字
会話率:19%
今から20年前、中国はウイグルの砂漠で密かに核実験を繰り返していた。
世界の知らないその事実と深刻な影響を密かに調査していた共産党の幹部が、ウイグルで消息を絶つ。
彼の集めた「恥の資料」と行方を追って、タクラマカン砂漠に派遣された公安局の男
。彼は資産家の家族を血祭りにあげてその跡継ぎの座を手にした野心家だった。
成果を手にホータンにたどり着いた彼は、そこで人民解放軍学院で共に学んだ「鉄の女」と出会う。彼女は意に反して砂漠で「女」としての訓練を受け、ある秘密を抱えて彼の前に立った。
ダークでセクシーな、大人のハードボイルド・サスペンスラブストーリー。15R。
前作「酔 迷 宮」のスピンオフですが、これだけでも読める作りになっています。酔 迷 宮におけるヒール(悪役)二人が主役になっています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-23 13:40:01
46170文字
会話率:49%