僕は束縛されている。
いや、ただ自分の感情を押し付けている子供なのかもしれない。
ある日僕は、親に全てを全否定された。
「夢がある。」「将来なりたい職業がある。」
僕はある日、精一杯の勇気を振り絞って親にそう告げた。
親は直ぐに眉間にシワを
寄せ、僕の頬を思いっきりひっぱ叩いた。
『パチン!』
大きな手がまだ育ちきってない幼い顔にぶち当たる大きな音。
僕の夢は作家だった。
人を感動させるような、読んでもらえた人を驚かせるような作家になりたかった。
だが、現実とは残酷なものだった。
僕には芥川龍之介や、太宰治の様な文才力を持ち合わせていなかった。
親はその事を知っていた。
もとより、出版されたとしても食っていけるかどうかも怪しい職業だ。
親は猛反対。
元々親の言うことに逆らえない僕はコソコソと1人小説を書くだけに留まっていた。
夏のあの日、あの時もし君に出会えなければ、僕がこうして小説を書くことなど夢のまた夢だったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-21 14:02:09
8712文字
会話率:30%
描けば描くほど黒くなる。白は消え、色も消える。どうして、どうして……。私は、何色?
黒い絵しか描けなくなった少女の物語。
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こちらは無頼派の代表される文豪、太宰治さん、坂口安吾さん、織田作之助さんのお三方の生誕を記念する
小説です。そのため、前中後編で別れております。
太宰さんと坂口さんの誕生日が離れているため、中編の更新は大幅に遅いのですが、ぜひ見ていただければと思います。
なお、これは本人との関係は作品とは関係ありません。
また、生誕記念小説のシリーズ『私と紅茶と小説と』では、色々な短編小説を入れております。ぜひそちらもどうぞ。
前編の投稿日→6月19日
中編の投稿日→10月20日
後編の投稿日→10月26日折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-19 23:00:57
1685文字
会話率:13%
変わってしまった私と変わらない彼の話。超短編。
最終更新:2017-05-13 12:00:00
1906文字
会話率:48%
売れない作家の僕は彼女に食べてもらいたかった。
本が大好物の彼女に、ある日、僕は奇策を繰り出した。
最終更新:2017-05-12 17:28:27
2788文字
会話率:38%
話題の映画「君の名は。」の非公式スピンオフ。感動すること間違いなし!
最終更新:2016-10-10 00:06:54
1847文字
会話率:8%
もしも太宰治が異世界に転移したら。そのままです。気が向いたら長編で更新します。
最終更新:2016-10-07 05:45:55
1433文字
会話率:43%
東京から大阪へ帰る新幹線の中、なんと! 太宰治が新幹線に乗っていた。なぜ、平成の今ここに? そして目的は何なのか?
最終更新:2016-08-23 08:08:20
4590文字
会話率:42%
ダメ人間な〈俺〉が太宰治の生き方を真似たら、作家先生になって人生一発逆転できるんじゃないかと、現代において試みる!
最終更新:2015-08-03 18:47:17
13996文字
会話率:33%
とある科学者の独白。鍵括弧を使わない小説です。全五回です。ホラーなのか自分でも分かりませんがとりあえずホラーにしておきます。芥川龍之介の河童をモチーフにしました。太宰治の駈込み訴えにも影響を受けました。夢野久作の作品にも影響を受けました
最終更新:2016-06-03 16:48:35
31032文字
会話率:0%
僕が高校生の時に現国の講師が授業中に言い放った 『俺は昔太宰治に萌えた。これは太宰萌えだ!』 この言葉は今もなお僕の心に深く刻み込まれています そんな太宰治に萌えた1人の青年の物語です。
もちろん完全なるフィクションですのでよしなに
最終更新:2016-05-16 13:29:26
2485文字
会話率:25%
デザイン学科に通う大学生唯恵(ゆえ)は母親と折り合いが悪く、家に居場所が見つからない。母や姉への報復の気持ちもあり、不仲の姉の婚約者、聖一を誘惑し、関係を深めていく。
母親はアトピーの治療と称して、小学生の唯恵に混み合った海水浴場で全裸での
甲羅干しを強要したり、初潮を迎えた唯恵を「背が伸びなくなる」と責め立てたりと、人の気持ちがわからないところがあった。次第に唯恵は不眠や抜毛症に悩むようになる。しかし彼女は交換留学選抜試験を目指し努力を続けていた。
恋人との別れ、てんかんを患うクラスメートとのふれあい、姉の死産、そして自死、夢の挫折、家族との訣別を経て、唯恵は大人になっていくのだった。
二重投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-21 15:14:04
93924文字
会話率:55%
突然ですが、私、井伏鱒二の小説が苦手です。
最終更新:2016-04-10 05:00:00
444文字
会話率:0%
太宰治、坂口安吾らに影響を受け書き始めた小説。破滅的。
最終更新:2016-04-08 14:01:50
56107文字
会話率:30%
かりそめの 人の情けの 身に沁みて 眼潤むも 老いの始めや(太宰治)
最終更新:2010-10-29 13:44:30
200文字
会話率:0%
天才作家の孫が作家を目指すも、挫折する話です
最終更新:2016-03-27 23:36:36
890文字
会話率:24%
太宰治の人間失格について書きました。
キーワード:
最終更新:2016-02-29 21:20:43
408文字
会話率:0%
太宰治「走れメロス」のルンバ編。仲間のルンバが人間によって殺された。激怒したメロスがとった復讐の行方とは……。
最終更新:2016-02-11 20:00:00
1040文字
会話率:0%
ちょっと素直じゃない14歳の少女。母親は仕事で忙しく、妹と二人で過ごすことが多い、ちょっと寂しい家庭。久しぶりに家族三人で食卓を囲み、団欒の後、少女は寝室に向かい、ベッドに入る。家族三人の幸せな一日を終えようとするも、少女は頭の中で、世の中
に対するうんざりした思いを巡らせてしまう。
※補足情報
女性一人称で、不安定な心と少女の気持ちを描いてみたくて、書いてみました。五千字目標が、九千字くらいになってしまいましたが、わざとくどくどしく書けたので、楽しかったです。練習で執筆したので、校正は一回です。誤字脱字、違和感があるかも知れません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-25 20:57:04
9056文字
会話率:6%
走れメロス本編(太宰治作)から1年。急速に人気を伸ばすセリヌンティウスの石材店にメロスがやってくる。何と、彼が結婚することになったという。しかし以外と見えっ張りなメロスは虚勢を張ってしまい、多額の金が必要になってしまう。
最終更新:2015-12-22 12:34:38
3011文字
会話率:43%
太宰治、ロシア文学的世界にあこがれて書いた、自殺する人間の心理を考えてみた習作。
添削、推敲等していない一次稿そのままなので、荒が目立ちます。
具体的にいうと、語り手が語っている内容なのか、登場人物の独白なのかがわかりにくい、文章が陳腐すぎ
る、誤字脱字が目立つ等。
小説、というより文字を並べただけのものです。
創作をする上で未完成品を提出するのはあまりよくない事だとは思うのですが何か一度ピリオドを打てるものを公に出したく投稿させて頂きます。
全六部予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-04 14:22:04
11357文字
会話率:0%
ある天才科学者は呟いた。
「俺は太宰治が好きだ。
太宰の新作が読みたい。
そのために太宰を再生させる」
その裏に隠された壮大な計画とは・・・
最終更新:2015-10-27 05:00:00
1560文字
会話率:10%
「走れメロス」を、王様側からの視点で書きました。
最終更新:2015-10-14 00:11:54
1126文字
会話率:19%