――僕が君を守る。約束する。
滅び行く地球から生命の種を持ち、新たなる生命の楽園を築くべく外宇宙へ出た七人の天才達。その中の一人、アーティス・オズマンドが出会ったのは、夢のように美しく、でも船内には決して居ないはずの少女だった。だが次に
冷凍睡眠に入って目覚めたとき、その少女は……。
※2010年WIND工房(現・呑気屋本舗)にて発行された同人誌の再録です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-05 21:00:00
136144文字
会話率:52%
天と地。地球に君臨していた人類はいつしか二つの勢力に別れる。空に魅せられ天に昇った者達。母なる大地を愛し地に留まった者達。それらは互いに互いを理解し尊重し合い、手を取り合い更なる頂を目指すと、天に昇った者達は長い年月をかけ外宇宙探査拠点【オ
ーヴィタル・ライン】を建造する。対し地に留まった者達は量子集束【クウォンタム・フォーシング】を実用化に成功した。二つの成功を元に天と地の民は、未来永劫に渡っての人類繁栄を願い【神の領域】へと手を伸ばす。天は機械種【サイバネティック】、地は生体種【バイオニック】と名付けられた、全く異なるアプローチによって造られた人工生命体を産み落とす。それが崩壊への鍵だとも気付かずに。
気の遠くなる時が過ぎた時代。
天に昇った者達は深淵の宇宙へ消え、地に留まった者達は過去の繁栄を忘却していった。
人類は見上げる。
太陽を。
月を。
星を。
そして遥か空に浮かぶ【オーヴィタル・ライン】を。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-28 12:55:21
18737文字
会話率:36%
猫の王様は働かない。なぜというなら王様だからだし、猫だからだ。ときは未来、人々が探査船に乗り組んで広い外宇宙を行き来する科学の時代にあって、忘れられた魔法の逆襲が始まった。厳重なセキュリティをすり抜けて航行中の宇宙船に忽然と姿をあらわし、乗
組員を全滅にいたらしめることさえある魔法のねずみ。かれらに対抗するため、宇宙船には猫をのせることが定法となった。/自サイト等にも転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-09 21:24:35
10109文字
会話率:9%
君がぼくから離れていった時、船もまた銀河の渦状腕から離れようとしていた。
人類の不毛な争いを逃れて外宇宙に繰り出したはずのぼくらは、飽きもせず人類にありふれたすれ違いを起こした。
本当にどうしようもなく愚かで、馬鹿馬鹿しいぼくたち。
最終更新:2016-10-02 23:40:45
1846文字
会話率:3%
地球の文明崩壊から五万年の時が過ぎたある日、宇宙の果てに存在する未知の球体『リンボル』の中に五つの生命が静かに動いていた。誰も近づくことが許されないこの外宇宙に生きる彼らは永遠と呼ぶに等しい時を経て、いつしか神のような存在となっていた。
ところがある時、リンボル内部に謎の侵入者が現れ五つのうちの二つが命を奪われてしまう。冷静な判断により危機を防いだ彼らのうちの一つは突如として侵入してきたその『人間』の謎を解き明かすため、内宇宙にある地球という星へ旅立つのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-08 18:38:12
196188文字
会話率:51%
世界に降り注ぐ流星。それは人類を進化させるプロメテウスの火か、それとも災厄を招くパンドラの箱か。
青くて丸い星に、いくつもの流星が落ちてくる。天に浮かぶ金色の星に数多の靨(えくぼ)を作り出した流星は、神々の拳のように容赦なく命を刈り取
っていくだろう。だが、星に生きる者たちはただ淘汰されるのを黙ってみてはいない。
彼らは神に抗う術を持つ。はるか神話の時代、楽園エデンにおいて知恵の実を食し神に近づいたように、与えられた火によって神以外の支配者を作りだしたように、天使エグリゴリから知恵を授かったように。人間は外宇宙に潜む神々(エイリアン)の意思に対し、反乱を起こした。
人間が使う武器は機械巨人。タロス、モックルカールヴィ、魔人などと呼ばれる機動兵器は、人間の内より現れし電力(エネルギー)を糧に動きだす。皮肉にも、神々が与えた力が、革命の力となる。
抗え、人の子よ。
時代は近未来、科学的っぽく見えるスーパーロボット小説を目指して執筆開始。予定上15万文字程度で完結する見込み。数々のロボット作品から影響を受けているので、様々な要素を交えつつ人間の戦いを描いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-04 13:32:41
116865文字
会話率:32%
その日、地表からいっさいの人工的な輝きが消えうせた。
《グレートリセット》……後にそう呼ばれる災厄によって、頂を極めようとしていた人類科学文明が崩壊したのである。
「仕方ないじゃない。自分ルールが一番楽なんだもん」
自然法則……人
類が認識していた森羅万象の理が、外宇宙生命の恐るべき《大魔法》によって別の法則体系に書き換えられてしまったのだ。
宇宙からやってきた魔女っ子エイリアンにこの世の法則を書き換えられてしまった地球人類は、新たな時代を歩き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-11 17:18:58
274099文字
会話率:30%
外宇宙へ向かう、少年達を乗せた船。
火星での砂漠の探査。
木星での友達との自由時間。
謎の禁書。
最終更新:2016-02-25 04:58:12
8214文字
会話率:13%
西暦2544年。太陽系全域に跨る巨大な文明圏を築き上げるほどに発展した人類は、ついに恒星間を行き来するために必要な技術である超光速航行技術を編み出す事に成功した。そしてそれから十四年が経ち、完成した十四隻の宇宙船が人類未踏の地である外宇宙に
向けて旅立った。
そんな十四隻の宇宙船の一つであるシャピロアン、その搭乗員の一人が航海一年を迎えた日から書き始めた日記があった。
そこで経験した夢と期待に満ちた日々と、抗いようのない絶望を記した日記が――――
小説投稿サイト『ハーメルン』『カクヨム』にも掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-01 15:39:39
16872文字
会話率:0%
外宇宙生命体の技術により、生活圏を驚異的な速度で拡大した人類はその過程で出会ってはならぬ生物と邂逅してしまう。乗っ取られた外惑星連合の奇襲攻撃を機に、奴らとの種の存亡を賭けた戦争が始まる。人類を守るために人を犠牲にしたその戦争は、100年
以上にも及んだ。
終戦から5年。凶悪犯罪などの様々な火種が存在する未だ平和の見えない世界で、圧倒的武力により犯罪を取り締まる『広域平和維持機構』が設立される。犯罪者の徹底的な殲滅を行う彼らを人々はこう呼んだ。『殲滅課』と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-22 22:26:18
187379文字
会話率:49%
地球が崩壊してから幾年の月日が流れ、人々は外宇宙に新天地を求めて旅立った。
地球連合軍に所属するレオン・ハワードは、惑星・ユートピアから発信された救難信号を受信し、救助に向かう。
惑星・ユートピアでレオンが遭遇したのは……!
最終更新:2015-11-07 16:50:13
19234文字
会話率:48%
正体不明の異生物によって浸食され、地球を放棄しなくてはならなくなった人類。
だが外宇宙へ行く船に乗れるのは限られた者だけ。
せめて自分の遺伝子を伝えるだけでも――― と受精卵を届ける人々が居た。
そんな一人である「私」は、何とか調達した車で
自分と妻の受精卵を届ける途中、噂になっている凶悪犯の男女に乗り込まれてしまった。
さて「私」は無事届けることができるのか。
「ポニー&クライド」な人達を書いてみたい+ロードムービー的世界+世界の終末で中編、ということで書いたおはなしです。
遠い昔投稿はしたけど、ウイングスので二次どまりじゃなかったかなー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-20 22:38:13
34754文字
会話率:44%
宇宙人とのファーストコンタクト、宇宙人達の代表者は地球人にプレゼントをくれた。
「完璧な自己修復機能と自己増殖機能、使用者の生命維持機能を有した、永続的に苦しみを遮断し、ものすごい快楽を味わえる機械」
この機械に接続してさえいれば、食物を求
める為の労働や苦しみから完全に解放されるうえに、快楽を味わえるという。
機械自体にはメンテナンスは要らず、それどころか材料が無くても自分のコピーを自分で作り出すので、全ての人が所有する事も可能。
最初は信じていなかった人類だが、徐々にその機械の性能が宇宙人たちのいうとおりのものだという事が判明する。
「そんなものにのめり込んだら、社会が崩壊し、子供がいなくなって人類は滅びる!宇宙人の陰謀だ!」
当然、そんな『快楽マシーン』を危険視する意見が出てきた。
しかし、宇宙人の残した説明書や科学的な考証などにより、『快楽マシーン』には「種の保存機能、母星の防衛機能」が存在する事がわかる。
その技術レベルに達するには、地球文明が10億年ほど順調に続かなければ不可能だという事も同時に判明した。
そんな技術力レベルの宇宙人たちが地球を滅ぼす気なら、他の方法で簡単に出来た筈。
宇宙人達はむしろ、幸福を感じる状態で地球人たちを外宇宙の敵から守ろうとしたのだ。
それが判明した時から、人類はいくつもの勢力にわかれ、無益な争いが繰り広げられる事になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-26 06:34:43
3964文字
会話率:32%
宇宙神ア・イデアと地球神ジューショ・クア・キュキ
二つの神的存在の争いは、お互いの分身を介して支配域を浸食し合う代理戦争によって進められていた。
その舞台は地球
彼軍は、外宇宙や異世界等、地球圏の外から訪れる『飛来体』
我軍は、
それらの影響で、存在汚染により超常を獲得した人類
さらには、文明の進化により滅んだはずの『神話領域』や、いくつもの平行世界により紡がれた『可能性郷』からの異能の流入によって、闘争の渦は拡大してゆく。
全ては来たる決着の刻<ア・イデアの晩餐会>に登場するだけの資格を持つ存在を生み出すために。
……そんな感じの物語を作りたいなーと思って、適当に色んなシーンだけ作ったものをネタ出ししただけの軽い断片集です。
『甘辛流小説家ギルドGAIA』さんでも、投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-22 06:00:00
80394文字
会話率:36%
人類が外宇宙に進出してから3世紀以上が経過した開放歴316年。
ハーマン星系第4惑星クレイスト。
開放歴始まって以来の、人類の楽園と称されるこの星で、1つの力が蠢き出していた。
力で世界からはね除けられた者達が、互いに寄り集まり、傷を舐め
合い、生まれた「力」。
これは、平和の礎にされた者達の、愚かな反逆の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-16 02:50:26
1043文字
会話率:12%
近接金属兵士の戦闘をメインに、太陽系以外の外宇宙の人類居住空域は、戦場に変わり果てた。
正規組織の隊長機ビスグルンデを対等に相手する新型の未登録機グサイアー。
秩序と混沌。この二つのどれかを決するための長い戦い。
最終更新:2014-08-31 15:37:52
3282文字
会話率:33%
深外宇宙開発機構――DOXA(ドクサ)は遂に光速の壁を突破した。しかし、人類史上において、宇宙規模だったコペルニクス的転回は、はからずも、新しい争いを生みだしたのだった。既に、小規模ながら惑星や小惑星に建設されていた植民地や科学施設の住人や
、宇宙で生まれ育った宇宙人種たちは、地球人の政治体制に跪くということを望まなくなっていたのだ。太陽系狭しと航行できるようになった超光速航行は、こうした政治的問題を極端に前衛化させたのだった。やがて暗黒崇拝教の暗躍によるテロリズムが激化し、地球軍と暗黒崇拝教は全面戦争へと至った。暗黒崇拝教の勢力は地球軍参謀本部の予想を遥かに凌ぎ、その勢力を拡大しはじめ、火星へと魔手を伸ばそうとしていたのだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-03 03:51:02
250916文字
会話率:51%
今から、およそ100年後の2111年。宇宙空間で放浪生活を続ける1隻の宇宙船(スペースクルーザー)ルーパス号。そのルーパス号を舞台にした未来世界のスローライフをお届けできればと思っています。
ということで、「ルーパス号放浪記」第二話は、2
111年に地球圏外宇宙で開催される『太陽系レース』に初参戦する鷹島市狼と、彼を取り巻く仲間たち、そしてライバル達とのレース模様を、お届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-15 14:20:12
634270文字
会話率:70%
宇宙歴268年、外宇宙へとその勢力を拡大する地球連邦は、ついに地球外人類と接触した。しかし彼らの中には地球と相いれないものもいて……!?
地球連邦所属、日本宇宙軍第2外洋艦隊提督を務める立花恭介(たちばなきょうすけ)は、開拓惑星を巡り地球外
人類の一種族、セレノア人と緊張状態に陥っているアメリカの援護に向かうべく、アメリカ第2星系『ニューカリフォルニア』へと向かっていたが……。
宇宙を舞台とした戦争もの、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-17 20:00:00
38078文字
会話率:33%
星歴234年、人類はすでに数億光年の範囲に拡がっていた。
日本を基礎とした星間国家に成長した大日本帝国は、同じく星間連合国家に成長した、アメリカ連邦や、ユーロ連合と競争するように外宇宙に覇権を求めた。(つまり地球人は今のまま別々に進出した。
)
大日本帝国上層部は、同盟国のアメリカ連邦やユーロ連合の手前、極秘にある計画を画策していた。
それが歴史改変計画だった・・・・。
その任務に当たるのは帝国宇宙軍・外宇宙方面軍第1艦隊旗艦大和のレベル10生体端末だった。
それは本体と同様の戦闘力を持つ。
(パソコンで言うならadmin権限を持ってるということである。)
そんな無制限な彼女が見るもう一つの未来とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-08 21:07:03
15011文字
会話率:32%