貧乏令嬢のエミリアは、王子の妃選考に落ちても全く後悔することなく元気にミシティア国王都のパン屋で働いていた。
常連客の忘れ物を届けにいった拍子に、間違えて王子の視察の馬車に乗ってしまい、そのまま盗賊の襲撃を受ける。そしてなんと盗賊レオンに、
山頂近くの彼らの集落に連れ去られてしまう。
エミリアを連れてきたレオンだが、何故かエミリアの前だけでは常に深く被っているフードを外す。金の髪で整った顔立ちをしているその姿は、まるで盗賊なんかじゃなく、王都で暮らす貴族のようだった。
連れてこられた理由も分からず過ごすうち、自分の家が貧乏になった理由やレオンの秘密などを知っていく。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 17:34:52
102868文字
会話率:47%
エミリア・ザイーリ公爵夫人が前世の記憶を思い出したのは、旦那様が愛人を屋敷に連れて来たいと言った瞬間だった。しかも、その愛人のお腹には旦那様の子がいるという。
本当なら、そんなことは許可しない。
けれど、目の前にいる旦那様は気が弱そうでタイ
プじゃなかった。
それなら一層のこと、愛人さんにあげるわ。代わりに公爵家のお仕事をやらせてもらえませんか? 出て行く算段をするから。
悪妻から賢妻へ。ハイスペック奥様が我が道を貫き通した先に待っていたものは……。
※本作は、柴野いずみ様主催「ざまぁ企画」の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-16 17:12:18
9592文字
会話率:52%
伯爵家の長女エミリアは、前世の記憶を持って生まれた転生者である。
手のかからない赤ちゃんとして可愛がられるが、前世の記憶を活かして類稀なる才能を見せ始めると、まわりは驚いた。
大人びた子供だと思われていた5歳の時、エミリアは18歳の騎士ダ
ニエルと出会う。 成り行きで父の死を悔やんでいる彼を慰めてみたら、うっかり気に入られてしまったようで?
歳の差13歳、未来の騎士団長候補は執着と溺愛が凄かった!
出世するたびにアプローチを繰り返す一途なダニエルと、年齢差を理由に断り続けながらも離れられないエミリア。
騎士団副団長まで出世し、団長までもう少しのところで二人に訪れる愛の試練ーー。
乗り越えたダニエルは、いよいよエミリアと結ばれることが出来るのか!?
5歳で出会ってからエミリアが年頃になり、逃げられないまま騎士団長のお嫁さんになるお話。 ハッピーエンドです。
アルファポリス様にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-09 23:27:34
49291文字
会話率:35%
作ってみたものの、この設定で本編かける気はあまりしない。難しそう。小説書きやすい設定と、かきにくい設定の法則を見つけたら、今後の創作にいきる……だろうか。(※重複投稿しています)
最終更新:2023-06-03 12:00:00
435文字
会話率:0%
婚約破棄を宣言された公爵令嬢、エミリア・カスターニャ。
待ってください!殿下!!その人………私です!!!
入れ替え前は淡々としていたのに、聖女になったら溺愛されるのは何故ですか??
素直になれない王子と、入れ替わってもめげない悪役令嬢の話
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 22:03:37
24604文字
会話率:72%
下級貴族令嬢であるエミリア・ゴッドフレイは、前世の記憶を思い出した。
今から百年前、西の国の姫ジェシカは敵国である東の国の王子アーサーと恋に落ちるが、侵略戦争の中で二人は永遠の愛を誓い合って命を落とす。
今もなお「王子と姫の悲恋物語」として
語り継げられるそのジェシカ姫が、エミリアの前世だった。
魔術の研究と開発に明け暮れることに、生き甲斐を見出していた天才魔術士エミリアの元にある日、前世で恋人だったアーサーの生まれ変わりである、自国の王子エルヴィンから結婚を申し込まれる。
「前世での約束を果たしに来たよ! さぁ、今度こそ永遠に愛し合おうじゃないか!」
色恋より魔術優先のエミリアに、イケメン王子の婚約話に乗るはずなく。
相手がアーサー王子の転生後の姿とはいえ、百年も前の約束を果たすなんてどうかしている、時効よ時効と考えるエミリア。
そして幼馴染のように一緒に育った義弟マルクと共に、なんとか前世での約束事を白紙にする為、国王に直談判しようと考えるエミリア。
そこでエミリアの師匠である宮廷魔術士クリフトから、恐ろしい真実を聞かされる。
*カクヨム様にも投稿してます。
*こちらの作品は、まだ書籍化やコミカライズのご依頼は来ておりません。ご縁があれば是非ともよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-07 17:09:42
16902文字
会話率:25%
シスターエミリアは可憐な容姿と慈悲深さで誰からも崇拝され聖女と呼ばれていたが、評判とは裏腹に野心家だった。
病に苦しむ領主を助け、名実ともに聖女の称号を得るため禁忌の森に入ったエミリア。しかしそこで出会った狐獣人ココの非常識な行動のおかげで
彼女の計画は滅茶苦茶になってしまう。
ココはエミリアの食料を全て食べ尽くし、御礼といって魔獣をとってくる。厄介事に巻き込まれたくないエミリア。しかしココはエミリアを慕い、つきまとうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 21:16:20
10986文字
会話率:47%
聖女であるエミリアは王太子の婚約者だ。それは政略的なものであるが、王太子はエミリアを愛していた。そんな二人の結婚が間近となったある日、エミリアは護衛騎士アシュトンから一緒に逃げようと懇願される。アシュトンはエミリアが密かに想いを寄せる人物。
だがエミリアの心は既に決まっていて。
来世に繋がる物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 16:02:51
16200文字
会話率:16%
「――エミリア・シルフィ・ミリオニクス!!お前のような醜悪しゅうあくな女と結婚だなんて冗談じゃない!今日、この時をもって婚約破棄とする!」
あー…アホ殿下がなんか仰っておっしゃってるわ…。
突然始まった断罪にあきれながらも
毅然と言い返
す悪役令嬢(仮)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 21:21:59
17426文字
会話率:32%
花々が美しく咲き誇る、ロズウェル国。この国に悲しき過去に囚われる三人の男女がいた。
ロズウェル国王太子ライオネル、ガバニエル伯爵御子息ゴードン、グランド公爵御息女エミリアである。
三人は心の深い傷を舐め合うように、互いに支え合い必死に生
きてきた。幼いが故に、真実を知らぬまま、大人達の私欲の為に生きる人生に絶望したあの日。復讐を堅く誓ってから、10年の月日が流れる。
『愛は人を変える』と言うがーーー10年前の真実がまさか………。
愛に溺れて、はたまた愛を強く求めて、自らの手を汚す大人達の醜い愛憎劇が、国をも巻き込んで繰り広げられているとは、誰も知る由もなかった。
大人達の醜悪な陰謀に立ち向かい、彼等は愛する者を守る事が出来るのか。
そして、三人の母親がこの世を去った真実を突き止め、漸く復讐の火花が散ろうとした時、三人に幸せは訪れるのであろうか。
愛に翻弄された愚かな大人達と、強い絆で結ばれた友情と真実の愛を紡ぐ物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 10:47:07
351048文字
会話率:24%
「そちらのエミリア嬢を新たな婚約者にいただきたい」
婚約者、侯爵家の令嬢《エミリア》の身代わりに養女エミリアを欲しいと言った王太子。
「エミリアは私の婚約者です!」と叫んだ子息のジェイデン。
真っ向から反対する侯爵夫人。黙り込む侯爵。
そ
れぞれに事情がありますが。そして、身代わりの令嬢は……。
生まれてからずっと誰かの身代わりだったエミリアのお話です。
※ヒロインはエミリア。同じ名前の義姉は《エミリア》と書いてます。
一話ごと視点を変えての短編です。
※この小説はアルファポリスさんでも公開しています(先行中)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-28 10:13:10
71638文字
会話率:21%
エミリアは聖女であり第一王子と婚約していたが、特殊能力が発現していないことを理由に婚約破棄をされて辺境に追放されてしまう。
追放されたのちに、エミリアは転移能力を有していることを知り、すっきりするために小さな復習を計画、実行するのだった。
(注)ハッピーエンドです。ざまぁします。
先日投稿した短編が好評だったので、連載版を製作しました。
加筆していますが、内容は短編と全く同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 07:00:00
7693文字
会話率:24%
エミリアは聖女であり第一王子と婚約していたが、特殊能力が発現していないことを理由に婚約破棄をされて辺境に追放されてしまう。
追放されたのちに、エミリアは転移能力を有していることを知り、すっきりするために小さな復習を計画するのだった。
最終更新:2023-03-16 20:11:44
4719文字
会話率:31%
エミリア・ラドフォードはドゥーナ王国、ラドフォード侯爵家の息女であり、その国の第一王子、クリストファー・ドゥーナレィの婚約者だ。
ある日、珍しくクリストファーに呼び出されたエミリアは、クリストファーに妙なことを言われ、その妙なことを言っ
た婚約者が光り輝き、子犬になるという有り得ない光景を目の当たりにする。
「で、殿下が、殿下が……可愛らしい子犬になってしまわれました?!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 20:48:43
4654文字
会話率:45%
かつて僕は国民から賢者と呼ばれる英雄となった。
だが、王国に嵌められ魔王と恐れられらようになる。
僕は怒りに任せ国を滅ぼし大罪人となった。世界は僕を悪とし、恐れるようになる。
その姿にかつての英雄の姿はない。
僕には
将来を誓い合った女性がいた。勇者エミリア。
彼女とは一度は決別した。……はずであった。
だが、エミリアは一度引き離したのに僕のことを想い続けてくれた。その方法を模索し続けてくれた。
「また来世で!……必ず見つけるから」
だからこそ僕は決めたんだ。
もう二度と君を悲しませないと。
やり直しのチャンスをくれた君のためにこの身を捧げようと。
どんな障害があろうと乗り越えてやると。
※「ハーメルン様」に投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-06 14:08:12
9697文字
会話率:31%
お仕えする令嬢の婚約パーティーという心弾む日に突然、女騎士イリスは忌み嫌っている令嬢の兄で頭脳明晰・容姿端麗だけどシスコン男、ラドルフと婚約者同士にさせられる。
ラドルフもまた、妹から目を離して危険な目に遭わせようとしたイリスに嫌悪感を持っ
ていた。
そんな最悪の相性の2人だったが、互いの思惑のために仕方なく手を組んだところ、いつしか2人の関係性に変化が芽生え……
※【皇女様の女騎士に志願したところ彼女を想って死ぬはずだった公爵子息に溺愛されました】のサイドストーリー。『25.最悪の相性の2人 披露会編3 』〜『49.2人の近況報告 』の間にあったお話。本編を読まなくてもそんなに支障はないです。(本編はページ下部のリンクよりアクセスできます)
※以前投稿していた同作品の15話以降をリライトした改訂版です。
〜登場人物〜
<ラドルフ>
エスニョーラ侯爵家の長男。皇城に勤める天才エリート文官。妹のエミリアを溺愛するシスコン。
<イリス>
エスニョーラ家でエミリアを護衛するドジな女騎士。目を離してエミリアの家出を止められなかった罰を受けた後、エスニョーラ夫人の女騎士に復帰する。
<エミリア>
ラドルフの妹。家族に溺愛されすぎて社交界から隔離されて育った深窓の令嬢。ある日、イリスの目を盗んで家を脱出し、その先でヘイゼル公爵家の長男と出会い婚約する。
<エスニョーラ侯爵>
ラドルフの父。イリスの雇い主。
<ウーリス騎士団長>
エスニョーラ騎士団の団長。イリスの上司。
<本編(完結済)あらすじ>
転生先の深窓令嬢エミリアが、小説の主人公・公爵子息アルフリードを救って皇女様とくっつけようとするつもりが、自分が溺愛されてしまうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-28 12:54:04
60385文字
会話率:20%
ある日、事故に逢い目覚めると読んでいた小説「皇女様の面影を追って」の世界に入り込んでいた私。
次期公爵アルフリードは、幼馴染だった皇女ソフィアナの不慮の事故死を受け入れられず、様々な女性と関係を持つことで心の穴を埋めようとしたが、ソフィア
ナ以上の女性に出会うことができず人生に絶望し、ソフィアナを追って命を絶ってしまう。
それが小説の筋書きだった。
私がなり代わっていたのは帝国の頭脳を担う文官侯爵家の娘・エミリアで、やってきたのはまだソフィアナが生存している時期だった。
アルフリードの自殺というバッドエンドを回避するため、ソフィアナが事故に遭わずに生き残る術を探す。
しかし、アルフリードの同僚であるエミリアの兄ですら小説の中では脇役設定であり、エミリア自身に至っては、その存在すら影の形もないサブキャラ中のサブキャラ。
それもそのはず。彼女は家族に溺愛されすぎて、愛憎渦巻く危険な社交界から隔離されて育った深窓の令嬢だった。
女騎士になってソフィアナを守ろうと何とか彼女が出席する舞踏会に潜入したエミリアだが、なぜかアルフリードに気に入られてプロポーズされてしまう。
ソフィアナを想っているはずなのに、愛をささやく彼は本当にエミリアを愛しているのか?
公爵家とアルフリードの職場である皇城を取り巻くエミリアの予期せぬ新婚生活。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 15:47:51
581144文字
会話率:23%
両親に見放され、強制的に貴族の下でメイドとして働く事かされる事となった田舎の貧民少女『エミリア』
雇われ先では彼女を同情するどころか虐げられる毎日を送っていた……。
しかし、あるきっかけで彼女は別の貴族に引き取られ働く事となる。
そこでは皆
彼女を優しく接し、和気あいあいと生活を送れるようになった。
しかし、エミリアと同じ寝室の寡黙なメイド『ミリアリア』彼女は周りに溶け込もうとせず、常に一人で行動をしている。
そんな彼女にエミリアは何とか彼女と打ち解けようとする……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-27 21:18:18
27278文字
会話率:42%
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われ
て嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、王子とヒロインを翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 06:00:00
160928文字
会話率:39%
公爵令嬢として生まれたエミリアは、生まれたときから次期国王の王子の婚約者として厳しく育てられた。
ある日妹に誘われて街に遊びに行くが、そこで暴漢に襲われてしまう。
目覚めると事件から三年経過していて、妹は自分の婚約者と結婚していた。
眠っている間に前世の記憶――料理に関する知識を取り戻し、日々を充実させていく。
そんな彼女のもとに現れたのは戦勝国の王子だが――
「前世からずっと好きだった。ずっとキミを探してたんだ。絶対に諦められない」
そこに不仲だと思っていた血の繋がらない兄が現れ――
「これからは我慢しない。エミリア、私はお前が好きだ」
いきなり二人のイケメンから言い寄られ、自由を手にし、好きな日本食で人々を幸せにする異世界転生ファンタジー!
***
毎日更新がんばります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 22:33:12
131821文字
会話率:51%
アリアローズは、ロイシエン王国で宰相を務めるバルトレイ公爵家の長女として誕生した。
白金の髪に花緑の瞳の可愛らしい公爵令嬢は、両親や兄、屋敷の皆にも愛され、大切に育てられた。
5歳の誕生日を迎えて間もない日の午後。
母と2つ上の
兄ユーリスの3人で、中庭で楽しくお菓子を食べていた時、突然背中を強く殴られたような衝撃に襲われた。
激しい痛みと恐怖で胸を抱えるようにして椅子から転がり落ちるとそのまま5日間眠り続けた夢の中で、アリアローズは前世の自分を思い出していた。
前世では、王子の卒業の日。
その最中、アリアローズは8歳の時に婚約した王子から一方的な婚約破棄を告げられていた。
「私はエミリアと婚約することにした。よって、君との婚約は破棄する」
冷たく言い放つ王子にアリアローズは応じる事しか出来なかった。
前世での記憶を持った公爵令嬢が今世では生きるために頑張ろうとする話です。
設定とかゆるゆるです。
予定していたよりも長くなってしまいましたが、完結しているので気付いた所を直しながら投稿するつもりです。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-13 18:27:10
94414文字
会話率:36%
〜侯爵、おやめください、これセクハラです!……いや、そんなつもりがないのはわかってます、だって、今の私、男ですから……。
街で剣術教室を開くレイ・スペンサーは十九歳の貧乏子爵令嬢。十二歳で母を亡くし、父親に男手一つで育てられ、ついたあ
だ名は『がさつ姫』。 ある日、侯爵家の子供、パットを家に送ったことがきっかけで、剣の先生兼住み込みの教育係として雇われるが、成り行きで男として雇われることになってしまう。
パットの父、パーシバル・アッシュフィールド侯爵は『氷の侯爵』とよばれる人物だが、それは四年前に最愛の妻エミリアを失ったことによるものだった。
未だにエミリアを忘れられずに苦しむ侯爵にレイは自分が母を亡くしたときの経験から、無理に忘れることはないと教え、ほぼ毎日剣の稽古を一緒にすることで立ち直りのきっかけを与えた。 レイは一途に妻を愛する侯爵にひかれていくが、レイの立場は男性。しかし、侯爵もレイと親しげに話す友人に嫉妬を感じたり、剣をプレゼントしたりと、レイを愛おしく感じ始めていた。
そんな関係が長続きするはずもなく、ある夜、キスを交わしてしまったことで二人の関係は破局を迎えてしまう……。
※一話16400文字で投稿して長すぎて読めないとの指摘あり、分割して再投稿です。構成と表現は一部修正ありますが基本プロットは一緒です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-23 22:08:27
16517文字
会話率:26%
街で剣術教室を開くレイ・スペンサーは十九歳の貧乏子爵令嬢。十二歳で母を亡くし、父親に男手一つで育てられ、ついたあだ名は『がさつ姫』。 ある日、侯爵家の子供、パットを家に送ったことがきっかけで、剣の先生兼住み込みの教育係として雇われるが
、成り行きで男として雇われることになってしまう。
パットの父、パーシバル・アッシュフィールド侯爵は『氷の侯爵』とよばれる人物だが、それは四年前に最愛の妻エミリアを失ったことによるものだった。
未だにエミリアを忘れられずに苦しむ侯爵にレイは自分が母を亡くしたときの経験から、無理に忘れることはないと教え、ほぼ毎日剣の稽古を一緒にすることで立ち直りのきっかけを与えた。 レイは一途に妻を愛する侯爵にひかれていくが、レイの立場は男性。しかし、侯爵もレイと親しげに話す友人に嫉妬を感じたり、剣をプレゼントしたりと、レイを愛おしく感じ始めていた。
そんな関係が長続きするはずもなく、ある夜、キスを交わしてしまったことで二人の関係は破局を迎えてしまう……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 18:07:22
16441文字
会話率:26%