国内外、常に争いの絶えない強国ヴァンロの王族は身代わりになる人がなくてはならなかった。身代わりに選ばれれば命の保証はないが、王族と同じ生活を送れるらしい。スラムで暮らすアビィは髪を切り王宮へ入った。女の身であるアビィは次の身代わりが見つかる
までの繋ぎのはずだったけど――。※注意※嘔吐表現有。ざまぁというよりは復讐系。恋愛要素は少なめです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-15 00:34:34
12781文字
会話率:44%
コヨリの学校の近くには、帰れずの橋と呼ばれる場所があった。名前を聞くと怪談話を想像するが、実物を見るとがっかりするスポットとしても知られている。たしかに巨大ではあるが、橋というより、ただの立体交差路に見えるからだ。
しかし、コヨリは『地域の
噂や伝承の調査するという課題に帰れずの橋を選んだ。親友であり普段、帰れずの橋を使って通学しているアキホに聞けばすぐに終わると考えていた。
コヨリは乗り気ではないアキホをなだめすかして現地に向かうが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 05:40:00
11990文字
会話率:40%
大学三回生。21歳。処女。
若槻鱗は、ひょんなことから自宅アパートの便所で孤独死してしまう。
「 おお鱗よ。死んでしまうとは情けない 」
呼びかけに目覚めると、目の前にはポテチ片手に鎮座するイケメン英国風紳士(身体は七福神恵比寿)。
自
らを〝真実の神〟と名乗る男は鱗に一つの提案をするのであった。
「——表があれば裏がある。表裏一体というよりも、これは〝可能性〟の裏返しだ。
いつ、いかなる存在においても「もしも」という可能性は示され、観測されている。
お前も、私も、この世界を創った「神」でさえも」
鱗が生きていた世界と別の世界。
「一」の世界と「二」の世界と呼ばれる二つの世界。
その狭間に在る「世界境界」は二つの世界を繋ぎ合わせる鎖のような役割を果たしているが、曖昧かつ不安定な繋がりしか保てないため、時おり「一」の世界から一時的なパスを通して繋がりを復元する必要があるのだという。
「…というわけで鱗よ。お前を「二」の世界へと送る。
無論、拒否権はない。すまんが、もう一度だけ生きてくれないか。
生涯最期の景色が便所なぞ——ぶふぅっ!…納得がいかんだろう」
若槻鱗は決意した。
必ず、この邪知暴虐な男にドロップキックを喰らわせると。
「二」の世界。
それは二つの大神と龍とエルフと人が築いた幻想世界。
真実の神から貰った「かえる力」を携え、不思議な少女と共に若槻鱗は‥
「ねえ マ~ちゃん! 「ふぅ~」ってして♪」
‥再び、生きていく?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-05 19:40:08
209093文字
会話率:33%
あちらこちらから水蒸気が上がり、焦げ臭さが充満する火災後の現場。
辛うじて焼け残った家の骨組みは真っ黒に煤け、消火活動で使われた大量の水がポタポタと滴り落ちていた。
通報からすぐ現場に到着したはずなのに、到着した時点で手の施しようが
ないほど建物は炎に包まれ燃え上がっていた。
消火というより、周りの建物への延焼を防ぐので精一杯だった。
名の通った拝み屋が住んでいたと聞くその建物で、拝み屋のお婆さんが逃げ遅れて焼死した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 10:57:26
6449文字
会話率:27%
俺、田中幸希は、県立青南高校二年。
ひっそりと目立たず静かな高校生活を送りたいのだが、ひっそりというより孤立に近い立場にあった。
時に、同じクラスには杜若あやめという美少女がいる。
この杜若あやめは容姿端麗にして品行方正で明るく、高校中の人
気者。
「私、最優等生になるの」
これが杜若あやめの目標であった。
しかしその障害となるのが、杜若の幼馴染である俺であった。
静かに過ごしたい俺と、最優等生を目指す杜若。
それらを両立させるための幼馴染協定。
そのはずだったのだが、最近杜若の様子が少しおかしい。
果たして俺と杜若は、互いの目標を達成できるのだろうか。
「もっと幸希くんと喋りたい!」
……難しそうである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 19:30:00
56355文字
会話率:38%
危険と快楽と欲望が交錯する町、フリーダムシティ。その片隅にあるパン屋「ゴッドハンド」は、店長と新人パン職人チーフの二人で営業している。店長は何でもできるが、パン作りだけは苦手。彼の作るバゲットは固く、食べ物というよりは武器として使われること
が多いほどだ。
ある日、そんな店に強盗たちが押し入って……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 16:18:37
4300文字
会話率:45%
時は現代。場所は惑星『地球』。某高等学校の修学旅行中にて悲惨な事故が発生した。走行中のバスに不運にも落石が襲い掛かり、乗員である生徒教員、バスガイド、運転手合わせ『35』名が死亡。その内、33名を転生させる神は彼らに試練を与える。一方、残る
二つの魂だが、神は訳あって魂の一つを適当に転生させた……というより捨てた。33名の転生が行われ一年経過した後、神は転生者に次なる試練を与える。「ある男を殺して下さい。如何なる手段をとっても構いません」――異世界転生者による壮絶な十番勝負、これにて開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 22:06:16
35010文字
会話率:15%
下級貴族の次女クラリスは結婚適齢期だが、縁談は今まで一つも無し。原因は活発過ぎる性格に加え、腕に巻かれたリボンの下に隠された火傷の痕。
ひょんなことから由緒正しきナスヴェッタ家のお屋敷へ奉公に行くことになったクラリス。
しかしそこで与
えらえた仕事はメイドというよりも……?
約1万字。
(転生・転移無し、魔法無し)
「登場人物」
〇クラリス……18歳。没落寸前・下級貴族の次女。活発。ある事情から腕にリボンを巻いていて、そこそこ美人なのに結婚もあきらめ気味。
●旦那様……金持ち上級貴族のご当主。イケメンの青年。しかしその性格は……。(先代の当主の妾の子と噂されている。)
〇セリア……クラリスの姉。村一番の美人。奔放な性格で、奉公をすっぽかして駆け落ちしてしまう。
〇ゾエ……眼鏡、おさげ。クラリスと同じ条件で旦那様に仕えるメイド。
〇アギャット……初老の女中頭。
〇エルマンガルド様……先代の当主の妻。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-15 17:56:21
10040文字
会話率:45%
私がループものを描きはじめたのは、元々好きなジャンルネタだったからです。
そしてループものの映画も好んでよく観ていたりします。
そんな中で私が面白かったのをいくつかここで紹介したいと思います。
映画の面白さというより、ループと物語
がどう絡んでいるのか? ループの設定がどんな特徴なのかについて語らせてもらっています。
あとあまりネタバレとかしたくないので、軽く映画を紹介するという方向で公開しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 11:10:00
3708文字
会話率:2%
社会人になって少し大人な男性に恋をした。
その恋に破れた事がキッカケで私の冒険が始まる。
饕餮さまの【言葉選び企画】参加作品です。
お花ワードからは【タチアオイ】それとこっそりと他の花もチラリと。
その他のワードからは【電車】【青空】【飛
行機雲】【喫茶店】【珈琲】 を選択して書かせていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-26 17:00:00
3421文字
会話率:16%
あの頃は若かった。今は貫禄というより関節が悲鳴をあげる年齢になった。
あの頃の下宿のメンツが集まるというので、酒を飲む理由ができたとばかりに、ウキウキと出かけることにした。
みんな元気かなぁ?
最終更新:2024-06-02 20:04:47
3610文字
会話率:49%
こんな事あったよーというお話しというよりは手記。
淡々としてるので怖くはないです。
キーワード:
最終更新:2024-05-18 00:57:37
3259文字
会話率:2%
お話しというより手記です。
淡々としてるので怖くはないと思います。
最終更新:2024-05-18 00:50:06
3461文字
会話率:3%
お話しというより手記。
淡々としてるので怖くは無いです。
最終更新:2024-05-18 00:41:22
2567文字
会話率:4%
「生きる」を一緒に読んで。
最終更新:2024-05-17 19:27:14
303文字
会話率:0%
九条の國。そこは、他のどの国よりも法による制限が厳しく、罰則も容赦のないとされている国。
世界一安全な国と言っても遜色のないほどに警備は行き届いている。しかし、誰も好きでその国に住もうというものはいない。
なぜなら、一度入国したが最
後、二度と帰っては来られない場所だからだ。帰って来られないというよりは、帰りたくなくなる、という場合もあるがね。そのどちらかは人様々だが、ギャンブル中毒になるか、借金で一生働き詰めるか、はたまたその両方か。もしくは荒事を起こしてクビをはねらるたか、いずれにせよ、ろくな最後にはならない。
これは、そんな國に挑む男の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 16:52:45
1829文字
会話率:45%
都内にある私立高校に通う、二人の高校生。彼らは、共通する「体質」を持っていた。体質というより、もはや呪いの類とも思われる不思議なモノ。
その呪いせいで、彼らは異性に対する感情のことごとくを失っていた。そんな共通点を持った彼ら出会い、再
び異性に想いを寄せる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 23:26:35
4442文字
会話率:54%
わがままな妹。
「王妃になる」なんてまた無理を……。
そんな妹をもつ兄のお話。
婚約者のいる王太子の妻になるだなんて。そのための勉強もするだなんて。
どこまでも無理なことを考える妹である。
兄は妹とはまったくちがって。
さて、妹の望みはかな
うのか。
兄にはどんな影響を与えるか。
断罪はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 01:10:00
6270文字
会話率:52%
「生きること即ち結界です」
そう言う先生のもとで結界について学び始める「私」
やがて構造主義、実存主義を通して世界解釈、価値、記号へと認識を跳躍させてゆく。
人の根源の衝動と、その衝動が求めるものについての探求が始まる。
令和最初というよ
り、昭和最後の哲学小説。
私達には、まだ希望がある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 12:00:00
100217文字
会話率:28%
とある戦場空域。
単機で侵攻してきた敵の新鋭戦闘機に対して、
スクランブル発進した旧式戦闘機が一戦交えた……
その直後と、しばらくしてからのお話です。
SFというよりラブコメ?
(2020年にカクヨムへ投稿したものです。
いずれ大幅に
加筆訂正するつもりです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 20:47:20
26487文字
会話率:46%
「クスクス。相変わらず地味~な事やってるねオジサン」
「げっ!? お前かよクソガキ」
悪の組織で働く雑用係。ケン・タチバナ。最近の悩みは仕事の多さと、何故か絡んでくるクソガキの対応。
「土下座して頭を下げるなら、幹部になった暁にはあた
し専用の下僕に取り立ててあげるよ!」
言ってろメスガキムーブのクソガキめ。大人とはこういう事だ。
この作品はハーメルンでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 11:07:13
291353文字
会話率:47%
「クスクス。相変わらず地味~な事やってるねオジサン」
「げっ!? お前かよクソガキ」
悪の組織で働く雑用係。ケン・タチバナ。最近の悩みは仕事の多さと、何故か絡んでくるクソガキの対応。
見てろよメスガキムーブのクソガキめ。大人とはこう
いう事だ。
これは同名作品『悪の組織の雑用係 悪いなクソガキ。忙しくて分からせている暇はねぇ』の一話目にあとがきを加えたお試し版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 00:11:42
3710文字
会話率:42%
大好きだった悪役ヤンデレ王子の婚約者に転生していた。嬉しいというより……この婚約者って学園に入る前に死んでしまってるんですけど……?
回想で少し語られるだけのその存在は、死亡原因さえ不明。しかも、ヤンデレ王子はその婚約者が大好きだったんだよ
!羨ましい!!
いや、死んでるわ!詰んでるじゃん。
いやいや、大好きな推しの婚約者だもん。推しにヤンデレる程に愛されてみたい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 14:11:04
23953文字
会話率:19%
「我が愛しのフロルティアに対し、君が嫌がらせをしていたことはわかっている! 男爵令嬢カルシェアーナ! 君との婚約は破棄させてもらう!」
「いったいどんな嫌がらせをしたというのですか?」
「中庭の噴水に突き落としたこと! 階段を降りようとして
背中を押して転ばせようとしたこと! 彼女の教科書を水でびしゃびしゃにしたこと! 全てわかってるんだ!」」
「待ってください。それはおそらく呪いなのです」
男爵令嬢カルシェアーナは、学園の夜会で婚約破棄の断罪を仕掛けられた。
しかし彼女は呪いの魔法の扱いに長けていた。
自分の持ち物がよく無くなるので、盗んだ者に災いが降りかかるようにしていたのだ。
つまりカルシェアーナは加害者というよりは被害者だったのだ。
断罪の正当性を失われた。それでも伯爵子息ルビアーシュは婚約破棄を撤回しようとはしなかった。
果たしてこの婚約破棄はどうなってしまうのか?
この婚約破棄の全てを画策した黒幕の真意は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 11:40:00
9809文字
会話率:35%
ムギオのハーレムラブコメ。
数々の女性の悩みをムギオが包み込む。
多くの濡れ場、出会いと別れ。
…というより、単なるギャグです。
※GWを前にして浮かれ酔った勢いで書きました。
※黒歴史確定ですが、せっかくなので後悔します。
最終更新:2024-04-27 10:04:28
1640文字
会話率:34%